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超低金利通貨で海外に投資家に人気がある

日本円は超低金利通貨で世界的な安全資産の1つとして人気があります。

しかし、

「取引するにあたり日本円のを知りたい」
「日本円はどんな経済指標に反応するのだろう」

など、疑問を持っている人は多いことでしょう。

そこで今回は、日本円の特徴や値動き、経済指標やリスクなどについて紹介しています。

この記事を読むことで、知らなかった日本円の特徴・値動き傾向を知ることができ、安心して取引できるようになりますので参考にしてください。

日本円の特徴

日本円は、普段から使う自国の通貨ですが、案外特徴は知らないものです。

日本円の特徴を知ることで、相場予測や売買判断、通貨ペア選びもやりやすくなります。

ここでは、日本円の基本的な特徴について確認していきましょう。

日本銀行や政府の影響を受けやすい

日本人にとって最も馴染みのある通貨で日常で使用する日本円。

FXの通貨コードは「JPY」と表示されます。

日本円は発行元である日本銀行、また政府の影響を受けやすい通貨です。

たとえば、円高を止めるための政府の為替介入や金融緩和、また日銀黒田総裁の発言によって、日本円相場は大きく変動することがあります。

他の通貨も自国の中央銀行や政府の影響を強く受ける傾向がありますが、日本円も同様です。

低金利通貨・安全資産

日本円は、低金利通貨の代表的存在でもあります。

政策金利は2008年12月から0.00%〜0.10%ほどで、ほとんどが1%以上である他の国と比べても金利が低いことは明確です。

低金利であるため、海外ヘッジファンドなど外国人投資家の多くが調達通貨に日本円を選ぶ傾向があります。

また、政治や経済が比較的安定していてテロリスクも低いため、安全資産の1つとして認識されている通貨です。

そのため、世界経済の後退や地政学リスクが高まると「有事の円買い」がおこなわれ、円高へ動きます。

金利が低く、安全資産として認識されていることが特徴です。

日本円の値動きってどう?

日本円の過去の値動きを知っておけば、どのような要因で上昇・下落し、どれくらいの値幅があるのかが掴めます。

これらを知っておくことで、より具体的にリスク管理をすることが可能です。

ここでは、日本円相場の値動きについて見ていきましょう。

値動きの特徴

人気通貨ペア米ドル円の約10年間(2008年〜2019年)のチャートを見ると、2008年1月は104円〜112円台を推移していましたが、同年3月には一時100円割れ、12月には一時87円台になるなど下落が続きます。

下落基調は2009年〜2011年も変わらず、2011年8月には一時75円台となりました。

2012年以降は上昇基調へと転換し、2013年5月には100円を超え、2014年11月には118円台、2015年6月には一時125円まで上昇します。

その後、2016年にかけて再び下落し、同年6月には再び100円割れまで円高になりました。

そして、年末にかけ118円台まで上がるも、現在は105円〜115円で推移しています。

上昇要因

米ドル円相場の主な上昇要因は以下のとおりです。

  • 2012年  経済刺激策期待
  • 2013年〜 アベノミクス、量的・質的金融緩和

それまで円高傾向だったのが、2012年衆議院解散を表明した頃から経済刺激策を期待して、徐々に円安に転じました。

また、安倍内閣誕生後は、アベノミクスなどの金融政策により、大幅に円安へと動いています。

下落要因

米ドル円相場の主な下落要因は以下のとおりです。

  • 2008年 サブプライムローン問題、リーマンショック
  • 2009年 ドバイショックやギリシャ危機
  • 2016年 アメリカや中国経済の停滞
  • 2016年 トランプ大統領誕生

米ドル円相場に限ったことではありませんが、2008年のリーマンショック以降、大幅下落(円高)しています。

その後のドバイショックやギリシャ危機も拍車をかけ、1ドル=70円台〜80円台という超円高時代へと突入しました。

その後回復を見せますが、トランプ大統領誕生によって再び円高へと移行し、2017年からはそれほど大きな変動は見せていません。

日本円の経済指標

日本円相場に影響を与える経済指標を知っておけば、ファンダメンタルズ分析がしやすくなりますし、急な相場変動を察知して適切なリスク管理ができるようになります。

ここでは、影響のある主な経済指標や経済状況について見ていきましょう。

日本円相場に影響を与える主な経済指標

日本円相場が影響を受けやすい、主な自国経済指標は以下のとおりです。

経済指標 発表時期 日本発表時間
国内総生産(GDP)★ (速報)四半期、当該四半期終了後。
(確報)4ヶ月半後
8時50分頃
機械受注 毎月上旬 8時50分頃
日銀総裁・定例記者会見★ 毎月中旬 15時30分頃
日銀金融政策決定会合発表★
(BOJ政策金利発表)
年8回 11時30分〜14時頃
景気動向指数 (速報値)毎月上旬
(改定値)毎月中旬
14時頃
経常収支 毎月上旬 8時50分頃
貿易収支★ 毎月上旬 8時50分頃
鉱工業生産(IIP) (確定値)毎月中旬
(速報値)毎月下旬
確定値13時30分頃
速報値8時50分頃
日銀短観大企業製造業景況判断指数(DI)★ 4月初旬、7月初旬、10月初旬、12月中旬 8時50分頃
日銀短観大企業製造業先行き★ 4月初旬、7月初旬、10月初旬、12月中旬 8時50分頃
日銀短観大企業製造業設備投資★ 4月初旬、7月初旬、10月初旬、12月中旬 8時50分頃
消費者物価指数(CPI) 毎月下旬 8時30分頃
完全失業率 毎月下旬か上旬 8時30分頃
有効求人倍率 毎月下旬か上旬 8時30分頃
貿易統計(通関ベース) 毎月中旬 8時50分頃
小売業販売額 毎月下旬 8時50分頃

すべてのチェックが難しい場合は、特に影響力が大きい7つの重要指標は「★」がついています。

また、日本円はアメリカの影響を受けやすいため、できればアメリカの重要指標もチェックをしておきたいところです。

以下10つの経済指標は押さえておきましょう。

  • 小売売上高
  • ISM製造業景気指数
  • ISM非製造業景気指数
  • 新規失業保険申請件数
  • 非農業部門就業者数
  • 失業率
  • 国内総生産(GDP)
  • FOMC政策金利発表
  • FOMC議事録公表
  • 建設許可件数
予想と結果にもよりますが、これらの経済指標発表により、円相場が大きく動くこともあります。

発表前まではほとんど値動きをしていなくても、発表後に急騰・急落することも珍しくないため、しっかりとリスク管理しておくことが大事です。

>>経済指標とは?

日本円の経済状況

2018年10〜12月期の実質国内総生産は前期比0.5%増(年率1.9%増)、2019年1〜3月期は0%前後の成長率に減速する見込みです。

日銀短観など企業の景況感は悪化しています。

海外経済が弱まっていることにより、日本の輸出が減少し、鉱工業生産も弱まっている状況です。

公的需要により内需は下支えとなりますが、輸出や鉱工業は当面停滞すると見るのが妥当です。

2019年は消費税増税もありますし、世界的な景気後退懸念、米中貿易戦争など、マイナス要素が非常に多くあり、経済が回復するようなプラスの要素はほとんど見られません。

多くの評論家も景気悪化、円高基調が続くと見ています。

日本円の政策金利

日本の政策金利は、2007年までは0.15%〜0.5%で推移していましたが、2008年にリーマンショックが発生して以降は、翌月には0.3%へ利下げ、その2ヶ月後には0.1%へと利下げされました。

その後、1度も利上げはされていません。

2019年4月時点でも政策金利は0.1%となっています。

リーマンショック以前も政策金利がそれほど高いわけではありませんでしたが、さらに低金利が続いている状況です。

金融緩和の方向性は、まだ変わる予定がないため、しばらく今の状況が続くでしょう。

日本円の考えられるリスク

ここでは、日本円の考えられる2つのリスクについて紹介しています。

これらの日本円のリスクについて把握をし、日頃からリスク管理を徹底するようにしましょう。

自国の指標の影響が少ない

日本円のリスクの1つが、アメリカへの依存度が高いことです。

実際、日本円相場は、自国の経済指標よりもアメリカの経済指標の影響を強く受ける傾向があります。

自国の経済指標をチェックすることはもちろんですが、非農業部門就業者数などアメリカの重要経済指標やトランプ大統領の発言などを、より注視することが大事です。

ファンダメンタルズ分析をする際は、アメリカの動向をしっかりとチェックしましょう。

為替介入

仮に、日本銀行や政府が為替介入することになると、相場が一気に動きます。

ただし、為替介入をしたからといって、必ずしもすぐに円安に動くとは限りません。

日銀総裁の発言を聞いて大きく円高に動く可能性もありますし、市場予想ほどの介入でない場合はそれほど円安に移行しないこともあります。

また、一時的に円安に動いたあとに円高に戻ることもあるため注意が必要です。

為替介入は早々あるものではありませんが、仮に介入があったとしても、よほどのサプライズがないとマーケットは大きく反応しないことを覚えておきましょう。

為替介入の場合は、事前に告知があるため、日頃から情報収集しておくことが大事です。

その際、保有ポジションや証拠金維持率には気をつけましょう。

まとめ

今回は、日本円の特徴や値動き、経済指標やリスクなどについて紹介いたしました。

最後にもう1度、ここで紹介した大切なポイントをまとめると、次の4点が挙げられます。

  • 日本円は超低金利通貨で安全資産として認識されている
  • 国内の経済指標だけでなくアメリカの重要経済指標のチェックが大事
  • 比較的値動きは小さいが急騰・急落の場合もあるためリスク管理が重要
  • 情報量も多く安心感があるため初心者には米ドル円などの通貨ペアがおすすめ

ぜひ、ここで紹介した内容を参考にして円取引を始めてみましょう。

05 4月 2019

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