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スキャルピングはFX取引の中でも人気の高い取引手法です。
ただし、FX初心者にとっては
「スキャルピングって他の取引と何が違うの?」
「メリットやデメリットは?」
など、多くの疑問があるはずです。
そこで今回は、スキャルピングの基本的内容や特徴、メリット・デメリットなどについて紹介しています。
この記事を読むことで、スキャルピングのことを理解でき、実際に取引を始めることができますので、興味がある方は参考にしてください。
スキャルピングとはどんな手法?
スキャルピングとは、数秒〜数十秒、または数分間の超短期間で売買をおこなうトレード手法のことです。
他の取引手法よりもスピード重視のトレード手法で、ポジションを長く保有せず、1日に何度もトレードをおこないます。
スキャルピングは超短期トレード
数秒間で売買を完結させるような超短期型の取引です。スキャルピング中は常にチャートを見る必要がありますので、取引中ずっと相場に張り付くことが大前提になります。
スキャルピングのコツ
ここでは、スキャルピングで利益を稼ぎやすくするための、5つのコツについて紹介しています。
これらのコツを把握しておくことで、FX初心者でもスキャルピング取引に挑戦がしやすくなりますので、一つひとつ確認していきましょう。
1.トレンド相場を狙う
スキャルピングで利益を出すコツの1つが、トレンド相場を狙うことです。
保ち合い相場のタイミングでは、売り・買いどちらからエントリーしていいのか予想が難しくなります。
上昇トレンドや下降トレンドであれば、トレンドの波に乗るだけで利益が狙いやすいのが特徴です。
2.ボラティリティが高まるタイミングを狙う
ボラティリティが高まるタイミングを狙えば、スキャルピングにて効率よく利益を出すことが可能です。
ニューヨーク市場やロンドン市場が開く時間帯、重要指標発表後など、ボラティリティが高いタイミングを狙いましょう。
3.買い・売り両方を使う
売りと買い両方からエントリーをすることで、スキャルピングがやりやすくなります。
選択肢が増え、取引チャンスを拡大することが可能です。
買いだけ、売りだけではなく両方の視点を持つことで、より効率が高いスキャルピング取引ができます。
4.取引ルールを守る
スキャルピングをする際は、取引ルールを決め厳守することが大事です。
取引回数が多いため、ルールがないと感情的な取引になってしまい、収拾がつかなくなってしまいます。
スキャルピングはメンタル勝負!
スキャルピングはいかにルール通り冷静に取引できるかが何より重要です。取引回数が他の手法に比べて格段に多くなるので、100戦100勝というわけにはいきません。負けることを前提で取引し、常に冷静さを失わないようにしましょう。
5.スプレッドが狭い通貨ペアで取引する
スキャルピングは取引回数が多いため、スプレッドのコストが膨れ上がり、利益を押し下げてしまいます。
通貨ペアによってスプレッド幅が異なるため、少しでも幅が狭い通貨ペアを選択することで、コストを抑えることが可能です。
スキャルピング向けおすすめ業者ベスト7
スキャルピングをメインに考えているなら、次の3点をクリアした業者を選ぶのがポイントです。
- スキャルピングOKのFX業者
- 取引コストが安い
- 通貨ペアが豊富
まずスキャルピングをNGにしているFX業者は選択肢から外さなくてはなりません。
最近はスキャルピングOKのところもありますが、禁止している業者も多いので注意しましょう。
関連記事:FXスキャルピングはなぜ禁止される?取引できる業者はここ
またスキャルピングは中長期トレードと比べて取引回数が多くなるため、取引コストが低いFX業者ほど優先度が高くなります。
そして最後に通貨ペアですが、スキャルピングはメジャー・マイナーを問わずチャレンジしやすい投資スタイルなので、選択肢が多いほどチャンスが増加。
通貨ペアが豊富なFX業者ほどスキャルピングに適している、というわけですね。
これらを踏まえた上で、おすすめのFX業者を7社紹介していきます。
1.ヒロセ通商 LION FX
ヒロセ通商 LION FXは国内最大手のFX業者で、なおかつスプレッドも業界最狭水準にまとまっているため、スキャルピングトレーダーにとってピッタリのFX業者となっています。
ヒロセ通商 LION FXのスペックと主要通貨ペアのスプレッドは次のとおりです。
通貨ペア数 | 54種類 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
米ドル円 | 0.2銭 原則固定※AM9:00~翌AM3:00 |
ユーロ円 | 0.4銭 原則固定※AM9:00~翌AM3:00 |
ユーロ米ドル | 0.3pips 原則固定 |
ポンド円 | 0.9銭 原則固定※AM9:00~翌AM3:00 |
豪ドル円 | 0.5銭 原則固定※AM9:00~翌AM3:00 |
ヒロセ通商 LION FXはキャンペーンを頻繁に行っているのも目玉ポイント。
キャッシュバックキャンペーンや乗り換えキャンペーンが随時開催されている他、特定通貨ペアの取引高に応じたキャッシュバックなども豊富に実施しています。
また多くのFX業者が提供する取引ツールはWindows向けのものばかりですが、ヒロセ通商 LION FXはMac専用の取引ツールも提供しているため、Windows、Mac、スマホ…とあらゆるデバイスで快適なトレードを実現している点もおすすめポイントの1つです。
さらに通貨ペア数が54種類と他社を圧倒しているため、より多くの取引チャンスを活かせます。
「どのFX業者にすれば良いのか分からない…」と悩んでいるなら、まずはヒロセ通商 LION FXを第一候補に検討してみてはいかがでしょうか。
2.GMOクリック証券 FXネオ
GMOクリック証券 FXネオは取引コストに重点を置いた、コスパを第一にサービスを提供している、スキャルピングOKのFX業者です。
スペック、主要通貨ペアのスプレッドをまとめると次のとおり。
通貨ペア数 | 20種類 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
米ドル円 | 0.1銭 |
ユーロ円 | 0.3銭 |
ユーロ米ドル | 0.3pips |
ポンド円 | 0.6銭 |
豪ドル円 | 0.4銭 |
※スプレッドはいずれも原則固定、キャンペーン適用時の数値
スプレッド縮小キャンペーン適用時の米ドル円スプレッドが0.1銭原則固定と業界最低水準に設定されているため、スキャルピングによる取引コストを大幅に抑えられます。
なおキャンペーン外の通常スプレッドでも米ドル円0.2銭、ユーロ円0.5銭とかなり低いため、いつでも取引コストが安いのがGMOクリック証券 FXネオの大きな魅力ですね。
とにかく取引コストを抑えたい!というスキャルピングトレーダーにチェックして欲しいFX業者です。
3.FXプライムbyGMO
FXプライムbyGMOは約定力の高さやキャンペーンの豊富さに定評のある、スキャルピングOKのFX業者です。
スキャルピングで利益を伸ばすためには高い約定力が必須。
FXプライムbyGMOは安定・高速取引を維持するための徹底的な取引環境の整備を行うことで、安心してスキャルピングに臨めるよう配慮しています。
通貨ペア数 | 20種類 |
---|---|
取引手数料 | 無料(1万通貨未満は3銭) |
米ドル円 | 0.3銭 |
ユーロ円 | 0.6銭 |
ユーロ米ドル | 0.6pips |
ポンド円 | 1.1銭 |
豪ドル円 | 0.6銭 |
※スプレッドはいずれも原則固定、キャンペーン適用時の数値
米ドル円のスプレッドが原則固定で0.3銭と最安水準にまとまっています。
またFXプライムbyGMOは、取引額に応じたキャッシュバックを受けられたり、特定の時間に取引を行うとスプレッドが縮小されたり…とトレーダーにとって嬉しいキャンペーンを頻繁に行っているので、ぜひ活用したいところです。
無料オンラインセミナーも豊富なので、FXのレベルアップを目指したい人にもピッタリの業者と言えるでしょう。
4.DMMFX
DMMFXはスキャルピング対応、24時間安心サポートで多くのトレーダーから絶大な信頼と支持を得ているFX業者です。
通貨ペア数 | 20種類 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
米ドル円 | 0.1銭 |
ユーロ円 | 0.3銭 |
ユーロ米ドル | 0.3pips |
ポンド円 | 0.6銭 |
豪ドル円 | 0.4銭 |
※スプレッドはいずれも原則固定、キャンペーン適用時の数値
このようにキャンペーン適用時のDMMFXのスプレッドは業界でトップクラスの狭さとなっていて、取引コストを抑えたいトレーダーにとって優先順位の高い選択肢となってくれます。
通常時でも米ドル円0.2銭、ユーロ円0.5銭とスプレッドがとても狭いので、いついかなるタイミングで利用してもお得です。
もう一点特筆すべきはサポート体制にかなり力を入れている点です。
営業日24時間いつでも電話やメールでの問い合わせに対応している他、FX業界で初となるLINEでの問い合わせも用意しています。
口座開設キャンペーンや取引量に応じたキャッシュバックなども用意していてお得度が高いため、FX業者選びに悩んだら候補として考えてみてはいかがでしょうか。
5.外為ジャパン
外為ジャパンはスキャルピング大歓迎のスプレッドの狭さが魅力なFX業者です。
通貨ペア数 | 15種類 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
米ドル円 | 0.1銭 |
ユーロ円 | 0.3銭 |
ユーロ米ドル | 0.3pips |
ポンド円 | 0.6銭 |
豪ドル円 | 0.4銭 |
※スプレッドはいずれも原則固定、キャンペーン適用時の数値
外為ジャパンはキャンペーン外で米ドル円0.2銭、ユーロ円0.5銭と、業界屈指のスプレッドを誇ります。
外為ジャパンのポイントとして1,000通貨単位からの取引に対応している点が挙げられます。
国内FXは多くが1万通貨単位を採用しているのですが、その10分の1の証拠金で取引ができるため、初めてトレードする人や、あまり資金を用意できない人、損失を抑えたい人にとって嬉しいですね。
またサポート対戦も万全で、営業日24時間いつでも電話やメール、LINEで問い合わせができます。
外為ジャパンは国内FXの老舗の1つで、実績と信頼が厚く、スキャルピングのコストを抑えたい人はもちろん、安心して取引し続けたい人にもピッタリです。
6.FXブロードネット
FXブロードネットは業界トップクラスのスプレッドで提供されている、スキャルピングメインの人にとって利用しやすいFX業者です。
通貨ペア数 | 24種類 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
米ドル円 | 0.2銭 |
ユーロ円 | 0.5銭 |
ユーロ米ドル | 0.5pips |
ポンド円 | 1.0銭 |
豪ドル円 | 0.6銭 |
※スプレッドはいずれも原則固定
キャンペーン無しでこの低スプレッドは驚異的といえるでしょう。
また1,000通貨単位から取引ができるため、少額取引から始められるのも選ぶポイントの1つです。
仮に米ドル円が100円のとき、最大レバレッジ25倍で1,000通貨を取引するのに必要なのはたったの4,000円!
これならFX初心者でも気軽に実践しやすいですね。
FXブロードネットは独自の自動売買システム「トラッキンレコード」を提供していて、こちらにも注目が集まっています。
スキャルピングとトラッキンレコードの両方で利益を重ねるトレーダーも少なくありません。
低コストと少額投資のスキャルピングを検討中の人にチェックして欲しいFX業者と言えるでしょう。
7.楽天証券(楽天FX)
楽天証券(楽天FX)は誰もが知っている楽天グループで、スキャルピングOK、MT4が使える、楽天ポイントが貯まるなど数多くのメリットを持つ、定番のFX業者の1つです。
通貨ペア数 | 26種類 |
---|---|
取引手数料 | 無料 |
米ドル円 | 0.2銭 |
ユーロ円 | 0.5銭 |
ユーロ米ドル | 0.4pips |
ポンド円 | 1.0銭 |
豪ドル円 | 0.7銭 |
※スプレッドはいずれも原則固定
業界最狭水準の低スプレッドにまとまっているため、取引コストを抑えたい人にとって選びやすいFX業者と言えるでしょう。
なんといっても特徴的なのが、楽天FXで取引するたびに楽天ポイントが貯まるポイントプログラムです。
10万通貨ごとに1ポイントの楽天ポイントが付与され、もちろん楽天市場などのショッピングに利用できます。
楽天系列のサービスを活用している人にとって、スキャルピングでもポイントを稼げるのはメリットですね。
ただしMT4は対象外なので注意してください。
さらに充実のサポート対応や豊富なマーケット情報・セミナーなど、大手ならではの多角的なアプローチも魅力的。
楽天系列のサービスを利用中のトレーダーなら口座開設を検討してほしいFX業者です。
スキャルピング向けFX業者のスペック比較表
スキャルピングに適しているFX業者のスペックを一覧にまとめると次のようになります。
ヒロセ通商 LION FX |
GMOクリック証券 FXネオ |
FXプライムbyGMO | DMMFX | 外為ジャパン | FXブロードネット |
楽天証券 (楽天FX) |
外為どっとコム | JFX | みんなのFX | マネーパートナーズ | |
通貨ペア数 | 54種類 | 20種類 | 20種類 | 20種類 | 15種類 | 24種類 | 26種類 | 30種類 | 26種類 | 34種類 | 24種類 |
取引手数料 | 無料 | 無料 | 無料(1万通貨未満は3銭) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
米ドル円 | 0.2銭 | 0.1銭 | 0.3銭 | 0.1銭 | 0.1銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.1銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.3銭 |
ユーロ円 | 0.4銭 | 0.3銭 | 0.6銭 | 0.3銭 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.5銭 | 0.3銭 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.4銭 |
ユーロ米ドル | 0.3pips | 0.3pips | 0.6pips | 0.3pips | 0.3pips | 0.5pips | 0.4pips | 0.3pips | 0.3pips | 0.3pips | 0.3pips |
ポンド円 | 0.9銭 | 0.6銭 | 1.1銭 | 0.6銭 | 0.6銭 | 1.0銭 | 1.0銭 | 0.8銭 | 1.0銭 | 0.9銭 | 0.9銭 |
豪ドル円 | 0.5銭 | 0.4銭 | 0.6銭 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.6銭 | 0.7銭 | 0.6銭 | 0.7銭 | 0.5銭 | 0.6銭 |
※スプレッドはいずれも原則固定、キャンペーン適用時の数値
スキャルピングを1ヶ月間繰り返した場合のコストを計算してみた
スキャルピングに適したFX業者とスプレッドが分かったところで、次はスキャルピングを1ヶ月繰り返したときの手数料を計算してみました。
条件は次のとおりです。
- 期間は1ヶ月(30日)
- 1日10回のスキャルピングトレード
- 1回1万通貨で米ドル円、ユーロ円、豪ドル円を取引
- 1ドル100円のレート
- レート、スプレッドが変動することなく30日間続いた場合
実際には休場日があるので1ヶ月=30日ではありませんが、ここでは分かりやすくするために30日で計算します。
【1ヶ月スキャルピング取引したときのコスト一覧】
FX業者 | 米ドル円 | ユーロ円 | ユーロドル | 豪ドル円 |
---|---|---|---|---|
ヒロセ通商 LION FX | 6,000円 | 12,000円 | 9,000円 | 21,000円 |
GMOクリック証券 FXネオ | 3,000円 | 9,000円 | 9,000円 | 12,000円 |
FXプライムbyGMO | 9,000円 | 18,000円 | 18,000円 | 18,000円 |
DMMFX | 3,000円 | 9,000円 | 9,000円 | 12,000円 |
外為ジャパン | 3,000円 | 9,000円 | 9,000円 | 12,000円 |
FXブロードネット | 6,000円 | 15,000円 | 15,000円 | 18,000円 |
楽天証券(楽天FX) | 6,000円 | 15,000円 | 12,000円 | 21,000円 |
外為どっとコム | 3,000円 | 9,000円 | 9,000円 | 18,000円 |
JFX | 6,000円 | 12,000円 | 9,000円 | 21,000円 |
みんなのFX | 6,000円 | 12,000円 | 9,000円 | 18,000円 |
マネーパートナーズ | 9,000円 | 12,000円 | 9,000円 | 18,000円 |
スプレッドが0.1銭、0.1pips違うだけで、1ヶ月の取引コストに約3,000円もの開きが出ることが分かります。
取引回数が多いスキャルピングにおいて、どれだけスプレッドが重要なのかが伺える内容ですね。
初心者がスキャルピングに挑戦するメリットとデメリット
FX初心者がスキャルピングに挑戦する際は、ここで紹介するメリット・デメリットを理解しておく必要があります。
何も知らずに挑戦するのは、非常に危険です。
メリット・デメリットを認識したうえで、挑戦するかどうか判断するようにしてください。
8つのメリット
スキャルピングで取引をする主なメリットは以下8つです。
これらのメリットを知っておくことで、他の取引手法とも比較がしやすくなりますし、スキャルピングを効果的に取り入れることができます。
ここでは、8つのメリットとその理由について見ていきましょう。
1.損失幅を限定できる
スキャルピングは数秒〜数十秒、長くても数分間で利確・損切りをおこないます。
よって、相場が反対に動いた場合でも素早く損切りができ、損失幅を限定することが可能です。
2.寝ている間の動きを気にしなくていい
中長期のトレードだと、日をまたいでポジションを持つことが多くなります。
寝ている時間帯に重要指標が発表されるなどして、相場が大きく動くことも珍しくありません。
スキャルピングであれば長時間ポジションを保有しないため、「朝方にFOMCの発表があるので大きな含み損を負ったらどうしよう。」と寝ている間のポジション状況を気にしなくてすみます。
3.取引チャンスが多い
上昇トレンド・下降トレンド・レンジ相場、どの相場も常に小刻みに上がり下がりしているため、スキャルピングであれば多くのチャンスがあります。
さらに、売り・買いどちらからでも入れるため、時間を選ばず利益を狙うことが可能です。
4.高レバレッジ取引もやりやすい
中長期トレードになると、相場の変動幅はどうしても大きくなりますし、相場をチェックできない時間も増えるためリスクコントロールが難しくなります。
しかし、スキャルピングであれば短時間で目を離さずに取引ができるため、高レバレッジ取引でもリスクコントロールがやりやすいです。
ある程度リスクヘッジできるのがスキャルピングのメリットでもあります。
5.すきま時間に効率よく稼げる
通勤時間や休憩時間、人の待ち時間、帰宅後の空いた時間や寝る前の時間など、スキャルピングであればすきま時間に効率よく利益を狙うことが可能です。
「仕事(家事)で忙しいからFXができない。」と困っている人でも、1分〜2分のすきま時間があれば、取引ができます。
6.経験を早く積むことができる
スキャルピングはポジションを保有する時間が短いため、デイトレードやスイングトレード、長期トレードに比べて、取引回数が多くなります。
取引回数が多くなる分、トレーダーはたくさんの経験を積むことが可能です。
FXは、参考書やWEBサイトなどを見て勉強することも大事ですが、実際に取引をして自分なりのノウハウを積み上げていくことが成長につながります。
短時間で多くの取引ができるスキャルピングであれば、経験・ノウハウを早く得られるのがメリットです。
7.相場をじっくり分析しなくてもいい
スイングトレードや長期トレードなど、中長期でポジションを保有する場合は、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析により、じっくりと相場分析をする必要があります。
しかし、数秒〜数十秒程度で売買を繰り返すスキャルピングの場合は、チャートの波を捉えて利益を狙うため、じっくりと相場分析をすることは必ずしも必要ありません。
8.どの通貨ペアでも取引がしやすい
中長期のトレードになると、スワップポイントや為替変動リスク、情報量、取引量などから通貨ペアを選ぶ必要があります。
しかし、スキャルピングの場合は、これらを気にする必要がそれほどありません。
そのため、主要通貨ペア・マイナー通貨ペアどちらでも取引をすることができます。
スキャルピングは初心者のうちに経験すべき
スキャルピングは1時間の間に数十回以上取引することもありますので、経験を積みたい初心者にとっては試すべき手法です。更に初心者がつまづきやすい損切りについても、初心者のうちに慣れておくことでその後のトレードに生かすことができます。
7つのデメリット
スキャルピングのメリットだけでなく、デメリットについても把握をしておきましょう。
デメリットを知っておくことで、リスク管理がやりやすくなります。
ここでは、スキャルピングの主な7つのデメリットについて、一つひとつ確認していきましょう。
1.コストがかさむ
FXでは、取引ごとにスプレッドがかかります。
業者によってスプレッドの幅は異なりますが、0ということはありません。
スキャルピングは取引回数が多いため、その分スプレッドのコストがかさみます。
また、スプレッドだけでなく、スリッページによってコストが発生することもあります。
約定力が高くスリッページ発生率が低いすべらない業者を選ぶことで防ぐことができます。
2.スキャルピングが禁止
スキャルピングは人気の取引手法ではありますが、FX業者によってはスキャルピングを禁止しています。
もし、禁止されているにも関わらずスキャルピングを頻繁におこなっている場合は、最悪口座凍結のリスクがあるため注意してください。
関連記事:FXスキャルピングはなぜ禁止される?
3.集中力が必要
スキャルピングは数秒〜数十秒の保有時間で売買判断し、利確や損切りをする必要があります。
非常に短時間での取引を繰り返しおこなうため、集中力が必要です。
集中力が途切れてしまうと判断スピードが鈍くなり、利益を取りこぼしてしまいます。
4.損切りができないと厳しい
スキャルピングの超短期トレードは、損切りが非常に重要です。
利確は比較的誰でもできますが、損切りをするのには勇気と妥協が必要になってきます。
損切りが徹底できない場合は、大きな損失を負う恐れがあるため、スキャルピングはやめた方がいいでしょう。
5.インターネット接続環境が悪いと厳しい
「買いでエントリーしたけど、ネット接続環境が悪く利確・損切りができない。」となったら大変です。
数秒〜数十秒と保有時間が短いからこそ、インターネット接続環境が悪い場所では、取引することができません。
6.ある程度の経験と知識がないと負けてしまう
スキャルピングは、他のトレード手法ほどじっくりと相場分析をする必要はありません。
しかし、ある程度の経験や知識がないと、ギャンブル的に上がるか下がるかを予想することになってしまいます。
上がるか下がるかの2択ではありますが、知識なくやっていると必ず負けて損をするので注意が必要です。
ある程度、経験・知識があってこそ、スキャルピングで効率的に利益を出しやすくなります。
7.感情コントロールが難しい
スキャルピングは、他のトレード手法より取引回数が多いため、利益を稼ぐことも損失を負うこともたくさんあります。
そのため、ついつい感情的になりがちです。
感情コントロールが難しいため、特に感情的になりやすい人は注意してください。
スキャルピングは業者選びも重要
スキャルピングにとってスプレッドは大変重要になります。スプレッドが0.1銭違うだけで1日に数百回取引することもあるスキャルピングでは損益が大きく変わるからです。また、業者のサーバーが不具合を起こすことも想定し、複数業者を使いこなすことがスキャルピングにおいては重要となります。
注意点
スキャルピング取引をする際は、以下3つの注意点に気をつけてください。
- 超高レバレッジ取引は避ける
- ストップ値は変更しない
- 取引ルールは崩さない
スキャルピングはリスク管理がしやすいため、10倍前後までの高レバレッジ取引いいですが、25倍などの超高レバレッジ取引は避けましょう。
資金的に余裕があり、経験豊富な上級トレーダーであれば問題ありませんが、初心者トレーダーは超高レバレッジ取引はNGです。
そして、取引ルールをもとにあらかじめ決めたストップ値は、簡単に変更しないようにしましょう。
すぐに変更してしまうと、取引ルールが崩れてしまいます。
レバレッジには要注意!
レバレッジを高めると利益が大きくなりますが損失も大きくなります。例えばレバレッジ5倍で取引していて1日に5万円の損失を出した日に、もしレバレッジ100倍で取引していたら損失は100万円です。レバレッジの変更を考えるときは利益のことだけでなく、自分がどれくらいの損失であれば耐えられるのかをイメージしてください。
スキャルピングとpips
「なんとなく」など、感覚でスキャルピングをしても上手くいきません。
あらかじめ、「●pipsで利確」「●pipsで損切り」「1日の目標は●pips」など、明確に数値化しておくことで、自身の取引ルールも確立できます。
FX初心者の方は、以下のpipsを1つの参考にしてください。
スキャルピングのpips数
トレーダーによって、利確のpipsは異なりますが、初心者であれば5〜10pips程度で利確をするといいでしょう。
5pips〜10pipsであれば、数秒〜数十秒間の間に変動しますし、どのような相場局面でも狙いやすいです。
値幅が広くなると時間もかかりますし、FX初心者であれば感情的になり取引ルールの徹底も難しくなってしまいます。
1日平均で何pips獲得すればいいのか
人それぞれで1日に獲得するpipsの目標は異なります。
1日の目標を15pipsにしている人もいれば、30pipsにしている人もいるなど、バラバラです。
目標を高くしすぎると焦ってしまい、無理にエントリーしてしまうためです。
手が届く目標設定をしていきましょう。
利確、損切のラインは厳守する
取引時に決めた利確、損切のラインは守りましょう。特に初心者のうちは絶対厳守です。一度でも取引ルールを曲げてしまうとそこからは容易に取引ルールを破るようになります。取引ルールが機能しなくなると気分で取引することになるので長期的では負けてしまいます。
スキャルピングのエントリーと損切り
どのようなタイミングでエントリーや損切りをすればいいのか、代表的なポイントを知っておくとスキャルピング取引がやりやすくなります。
ここでは、初心者が知っておきたい基本的なエントリーポイントや損切りタイミングについて見ていきましょう。
スキャルピングのエントリーポイント
スキャルピングの基本的なエントリーポイントは、「トレンドのはじまり」です。
上昇トレンド・下降トレンドのはじまりにエントリーをすれば、高い確率で利益を得ることができます。
保ち合いからトレンドが発生するタイミング、トレンドが転換するタイミングを狙いましょう。
損切りのタイミング
スキャルピングの損切りタイミングは、トレーダーによって異なりますが、利確の値幅よりも小さく設定をしましょう。
たとえば、利確が10pips〜15pipsであれば、損切りは5pips〜10pipsなどのように設定します。
スキャルピングに必須の損切り
損切りはトレードにおいて重要ですが、特にスキャルピングにおいては更に重要となります。というのも、スキャルピングは他の取引手法に比べてトレード回数が多いので、必然的に損切りの回数も増えるからです。人によって損切りルールは異なりますが、決めた損切りルールは絶対に守りましょう。
テクニカル指標を利用したスキャルピング
ここでは、初心者でも利用しやすいテクニカル指標の「ストキャスティクス」と「移動平均線」を使った、スキャルピングのエントリーポイントについて見ていきましょう。
このように、自分がよく利用するテクニカル指標の基本的なエントリーポイントを押さえておくと、スキャルピングがやりやすくなります。
ストキャスティクス
ストキャスティクスは買われすぎ・売られすぎを判断できる指標です。
%Kが70%以上の場合は買われすぎで売りサイン、%Kが30%以下だと売られすぎで買いサインと見ることができます。
また、%Kと%Dによるゴールデンクロス・デッドクロスも売買サインと判断ができ、これらのサインが出たらエントリーをして利益を狙うことが可能です。
ストキャスティクスを活用しよう
ストキャスティクスは初心者にも分かりやすい指標です。数字で売買の過熱度を測る指標であり、チャートの形で売買サインを見分けるわけではありませんのでだましに引っかかることがありません。相場は波ですので、売られ過ぎ(買われ過ぎ)たものはいつか買われます(売られます)。当たり前のことですが、常にこのことを意識するようにしましょう。
移動平均線
移動平均線を活用してスキャルピング取引をする場合は、ゴールデンクロスやデッドクロス発生時のトレンド狙いと、移動平均線をサポートライン・レジスタンスラインとして値が戻る際の逆張り狙いがエントリーポイントです。
まとめ
今回は、スキャルピングの基本的内容や特徴、メリット・デメリットなどについて紹介いたしました。
最後にここで紹介した大事なポイントをまとめると、次の4点が挙げられます。
- スキャルピングは数秒〜数十秒、数分程度の超短期トレード
- すきま時間でも取引ができ短時間で稼げる
- 取引ルールの設定と厳守が必要
- 向き・不向きもあるためまずはデモトレードで試してみる
ぜひ、ここで紹介した内容を参考にして、スキャルピング取引を検討してみてください。
自分に合ったトレードスタイルを見つけることが重要
スキャルピングは向き不向きがあるトレードスタイルです。この記事を読んで自分には向いていないと思った人もいるかも知れません。しかし、トレードスタイルはスキャルピングだけではありません。いろいろな手法を試してみて自分に合ったトレードスタイルを見つけてください!
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