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FXのスキャルピングに関する良からぬ噂を耳にしたことはありませんか?
「FX業者がスキャルピングを禁止してるって聞いたけど…」
「FXでスキャルピングをしてたら口座凍結されるの?」
と不明瞭な情報にモヤモヤしている方も中にはいるはずです。
そこで今回は以下のことについて詳しく調査したので紹介していきます。
- FX業者が定義するスキャルピングの意味
- FX業者各社の規約・約款を分析
- FX業者18社へスキャルピングを禁止しているのか電話連絡して聞いてみた
- スキャルピングを禁止していないFX業者
- FX業者がスキャルピングを禁止にする理由
- スキャルピング禁止の条件に違反しやすい取引形態
- スキャルピング禁止規約に違反した場合の罰則
このページを読むことで、スキャルピングが禁止されている理由や取引可能なFX業者がはっきりとわかるようになるので、ぜひ参考にしてください。
FX業者が定義するスキャルピングとは
そもそもスキャルピングとは、英語の「scalping(皮を剥ぐ意)」から来ています。
短時間にたくさんの売買を繰り返し、薄く小さい利益をコツコツ積み重ねていく取引のことを言います。
FX業者が定義するスキャルピングというのは、数秒や数分という短いスパンで取引を行うトレードスタイルのことです。
これを悪用する利用者がいるということで、スキャルピングを禁止している業者も数多く存在します。
スキャルピング禁止の基準は明確化されていない
スキャルピング禁止が噂されているものの、スキャルピング取引には明確な定義がありません。
これは、1日で取引を行うデイトレードや、日をまたぐスイングトレードのような明確な区切りを設けられていないためです。
何秒あるいは何分で決済を完了したらスキャルピング取引に該当するのか。
その定義がない現状は、デイトレードとすらその区分は曖昧な状態です。
取引規約や約款にも曖昧な表現が多い
上に示した表を見ても分かる通り、FX業者の約款のスキャルピングに対する記載は、曖昧なものばかりです。
要は、スキャルピングの禁止は、FX業者側の裁量次第でどのような判断をされても反論できません。
なお、唯一マネックス証券だけは、約款に「スキャルピング」という語を使っているものの、明確な定義がされているわけではありません。
各社の約款を読んでスキャルピング禁止しているFX業者を調査してみた
実際にFX各社の約款を読み進めてみました。
その中でスキャルピングに相当する意味にあたる該当部分をまとめたのが以下の表です。
FX業者 | 規約・約款に記載されている文言 |
---|---|
SBI FXトレード | (16)注文発注時のご注意事項 短時間に、頻繁に行われる注文及び取引であって、他のお客様又は当社のシステムもしくはカバー取引等に著しい悪影響を及ぼすと認められる注文。 |
インヴァスト証券 | 第28条(取引の制限・禁止行為) 高頻度な回転売買等の取引を行い、当社が行うカバー取引に影響を与える行為 |
FXプライム byGMO | 第 30 条 (解約) (6)お客様が短時間での注文を繰り返し行い、他のお客様の取引、カバー取引、あるいは当社の取 引システム等に悪影響を及ぼすと当社が判断したとき |
外貨ex | 第 21 条(強制決済) 2. (7) お客さまが短時間のうちに、または高頻度で取引を行い、それにより当社が行うリスクの減少を目的としたカバー取引に影響を与えると当社が合理的に認めた場合。 |
DMM FX | 第 7 条 (禁止事項) (9) 短時間での注文を繰り返し行う行為 第33条(解約) (9) お客様の取引方法や取引数量等に鑑み、お客様のご注文を当社で許容できないと合理的に判断したとき |
LINE FX | 第21条(LINE FX利用の禁止等) (11) お客様が短時間の取引を繰り返し行うこと等により、他のお客様または当社のカバー取引等に著しい影響を及ぼすと当社が判断した場合(12) お客様がマーケットの流動性の低い状況において多額の取引を行うこと等により、他のお客様または当社のカバー取引等に著しい影響を及ぼすと当社が判断した場合 |
LIGHT FX | 第22条(禁止行為) (3)短時間で注文を繰り返し行う等、当社の価格形成を歪曲化し、他のお客様の不利益に繋がる行為。 |
マネックス証券 | 第38条(本取引の解約) (7) お客様のお取引が、①端末機器、接続回線またはプログラムに不正な操作や改変を施して発注されたもの、②スキャルピング取引等により、当社のサービス運営に負担を与えるおそれがあるもの、③その他の要因により、他のお客様の通常の取引に重大な影響を及ぼす可能性があるものと当社が判断した場合 |
マネーパートナーズ | 第 29 条 取引の制限、停止 ④十数秒以内に複数回の注文を行う行為 |
サクソバンク証券 | 21. お客様の表明及び保証並びに禁止行為 vii. 同じ銘柄でかつ売り買いの区分が同じである注文を短時間のうちに連続して発注する行為。 |
ヒロセ通商 | 短期取引に関する記載なし 第34条(解約) (19)当社が提供するレート等の不正な取得もしくは利用、または本システムおよびインターネットの脆弱性もし くはインターバンク市場等の混乱等の利用等、不当な行為により取引を行ったと当社が判断したとき 第35条(サービス利用の制限) お客様が本取引を行うにあたり、本システム、通信機器、端末機器、接続回線またはプログラムの不正な操作 または改変等または本システム以外のツール等により、本システムおよび約款等が想定する適切、適正な方法以外の方法による取引または本システムでは通常実行できない取引を行った疑いがあるとき |
GMOクリック証券 | 第 34 条(本サービスの利用の制限) (11)短時間または頻繁に行われる注文または取引であって、当社のシステムまたは他のお客様もしくは当社がお客様に提供する商品に対する当社が行なうリスクヘッジのための取引に影響を及ぼすと当社が判断した場合。 (16) お客様の取引が他のお客様と同調したお取引をしていると当社が判断した場合。 |
ゴールデンウェイ・ジャパン | 第 14 条 (本システムの利用の制限又は停止)(3)数秒間隔で注文を繰り返し発注する行為を行った場合 |
外為オンライン | 短期取引に関する記載なし 第 11 条 禁止事項 (4) 取引システムの欠陥を利用した取引行為。 第22条 本約款の解約 (6)お客様が本取引を利用することが不適当だと、当社が判断したとき。 |
JFX |
短期取引に関する記載なし 第34条(解約) (19)当社が提供するレート等の不正な取得もしくは利用、または本システムおよびインターネットの脆弱性もしくはインターバンク市場等の混乱等の利用等、不当な行為により取引を行ったと当社が判断したとき 第35条(サービス利用の制限) お客様が本取引を行うにあたり、本システム、通信機器、端末機器、接続回線またはプログラムの不正な操作 または改変等または本システム以外のツール等により、本システムおよび約款等が想定する適切、適正な方法以外の方法による取引または本システムでは通常実行できない取引を行った疑いがあるとき |
みんなのFX | 第22条(禁止行為) (3)短時間で注文を繰り返し行う等、当社の価格形成を歪曲化し、他のお客様の不利益に繋がる行為。 |
松井証券 | 第22条(サービス利用の停止・制限) (2) 取引の方法如何にかかわらず、短時間における連続した多量の取引により、安定的で適切な取引価格の提示や当社のカバー取引の実施等、当社サービスの運営に影響があるまたはそのおそれがあると当社が合理的に判断した場合。 |
楽天証券 | 第26条 解約 ⑲取引の方法の如何にかかわらず、当社が、短時間における連続した取引、インターバンク市場の混乱を招く取引、当社のカバー取引に影響を及ぼす取引、または過度な取引等不適切な取引であると判断したときまたはその虞があるとき。 |
このように、多くのFX業者の約款にはマネックス証券を除いて「スキャルピング」という語が使われていません。
ただ、「短時間」で「高頻度あるいは頻繁」に「繰り返し」取引を行い、FX業者へ不利益をもたらす行為は禁止する旨が書かれているのがわかります。
スキャルピングを禁止していない4つのFX業者
ここではスキャルピングを禁止していないFX会社を紹介していきます。
全部で4つの業者があるので詳しく見ていきましょう。
1. ヒロセ通商
スキャルピングを使う人たちの評判が特に高いのが、ヒロセ通商です。
公式サイトでは「当社ではスキャルピングが可能です。」と明記されているうえ、それに特化したクイック注文と呼ばれる発注ツールも用意されています。
PCはもちろん、スマホにも対応している優れた注文機能で、スキャルピングする際の大きな手助けにになりますよ。
これまで、オリコンのFX業者満足度調査でスキャルピングトレード部門の1位に何度も輝いています。
それ以外にも、業界最狭水準のスプレッドであったり、ロスカットなどの各種手数料が無料などのメリットがあります。
2. 外為オンライン
外為オンラインも、スキャルピング取引が禁止されていないFX業者の一つです。
キャッシュバックや口座開設から一定期間取引手数料無料というキャンペーンも豊富で、口座開設までの流れも短く初心者にも人気の業者の一つとなっています。
ただ、スプレッドがあまり狭くないので、スキャルピングの際の手数料が若干大きくなる可能性がある点に注意が必要です。
3. JFX
JFXも公式サイトで「スキャルピング取引をしても大丈夫」と明記されている業者になります。
それだけシステムが強靭であるとの裏付けがあり、その他の取引を行う際も安心できます。
また、約定スピードが速い、スキャルピングに必要な注文がフルで揃っているなど、スキャルピングユーザーに適した条件が揃っています。
4. FXプライム byGMO
FXプライム byGMOの公式サイトには、
「スキャルピングOK」
「当社ではスキャルピング取引をする利用者が多い」
「スキャルピングをするなら約定力の高いFXプライム byGMOで!」
という文言が並び、表向きはスキャルピングを公認しています。
ただ、契約締結前交付書面には「短時間での注文を繰り返し行って当社に悪影響を与えたら解約します」と書かれていて、まさに二枚舌な状態。
「スキャルピングをしてもいいけどやりすぎたらアウト」というのがFXプライム byGMOの立場です。
公式サイトにスキャルピングを推奨している業者が少ない中、FXプライム byGMOがはっきりと「ウチはスキャルピングに向いているFX業者だ」と謳っているのはスキャルパーからしたら希望が持てますよね。
超短期売買を大量ロットで頻繁に繰り返さないのであれば、FXプライム byGMOを使うのもありということなのでしょう。
FX業者はなぜスキャルピングを禁止にするのか?3つの理由を解説
FX業者がスキャルピング取引を禁止している主な理由は次の3つです。
- サーバーに負担がかかり他の利用者の取引に支障が出る
- FX業者のカバー取引に悪影響を及ぼす
- FX業者が正常な取引処理を行えなくなる
具体的にどのような状態なのか、それぞれ見ていきましょう。
理由1. サーバーに負担がかかり他の利用者の取引に支障が出るから
短時間の間でより多くのFX取引が完結していくスキャルピング取引は、約定数が短い期間に膨大な数となるとなるため、FX業者のサーバー負担が大きくなってしまい、全体的な取引の円滑化ができないという問題が生じます。
そのため、より多くの顧客の利用を考え、サーバーを安定的に運営していくFX業者はスキャルピングを禁止している場合が多いのです。
理由2. FX業者のカバー取引に悪影響を及ぼすため
短時間に大量の約定と取引完結が行われていくスキャルピングは、FX業者が顧客からの注文を受けた後にインターバンクの市場へ同様の約定を締結して為替変動リスクを抑えようとする「カバー取引」にも影響を与えてしまいます。
つまり、取引の頻度が通常より多いスキャルピングでは、約定から決済までの時間も非常に短く、一つ一つの取引に対してFX業者が対応するカバー取引を行うのが間に合わないということがありがちです。
カバー取引ができなくなると、為替変動リスクによる損失をFX業者が負わなければならなくなるので意識的に禁止されるのです。
理由3. FX業者が正常な取引処理を行えなくなるから
短時間に大量の約定注文が入るスキャルピングでは、一つ一つの注文額が多くはなくても、塵も積もって山となればFX業者のスムーズな決済に影響を与えます。
また、スキャルピングで大口の買い注文が大量に入った場合などは特に、通常通りの決済が滞るケースが起こり得ます。
業者内での注文相殺がうまくいかなくなると、急ぎのカバー取引も約定しづらくなり結果的に業者が負担する金銭リスクが高まってしまうのです。
スキャルピング禁止の条件に違反しやすい5つの取引例
スキャルピング禁止の条件の中でも特に違反と判定されやすい取引方法があります。
知らず知らずのうちにそれらの取引をしてしまうと、最悪口座の凍結など厳しい処置をされてしまう可能性があります。
ここでは、特に注意すべき5つの取引形態の例を紹介していきます。
例1. 【違反必至】自動売買を用いたスキャルピング
外付けソフト等の自動売買システムを用いてスキャルピングをする行為については全業者が禁止しています。
スキャルピングを公認している4社に限っても、口座凍結されるケースが出ています。
この4社に電話で確認したところ、概ねすべての業者が「自動売買を用いたスキャルピングは単なるスキャルピングというより“FX業者のシステムの欠陥を突いた悪質な行為”のため、口座の凍結または解約に至ることがあります。」という旨の回答がありました。
最大の理由としては、業者のサーバーへの負担増があります。
スキャルピングを禁止していないという業者でも、自動売買システムの利用は禁止という所もあることから、サーバーへの負担というのは想像以上といえます。
自動売買システムでの取引は設定を調節するなどして、慎重に行いましょう。
例2. 秒単位での超短期売買
いわゆる秒スキャと呼ばれる手法で、為替の変動リスクを抑えるためなどの理由で使う人もいます。
ただ、スキャルピング禁止の業者はもちろん、サーバーへの負担が大きくなることなどからそれが明記されていない業者でも注意が必要です。
さらに、ティックの動向を常に監視しなければならないなどのデメリットもあります。
例3. 大口取引を短時間で頻繁に繰り返す
大口取引を短時間で繰り返すという行為も、スキャルピング禁止条件違反と認定されやすい傾向にあります。
これはFX業者のカバー取引が追い付かなくなり、損失を負う可能性が高いことが理由の一つのようです。
加えて、どこまでが大口取引と認定するかも業者によってまちまちなので、これもできるだけ避けた方がよい手法といえます。
例4. 自己資金に見合わない高レバレッジ取引でのスキャルピング
スキャルピングは、自己資金に合ったレバレッジでの取引におさめることも大事になります。
自己資金に見合わない高レバレッジ取引でのスキャルピングは、リターンも大きいですが非常にリスクも高くなります。
そのためロスカットの可能性も高くなり、FX業者としてもそのような状況は望ましくないため、条件違反となりやすいのです。
例5. 重要な経済指標発表時などレートが大きく変動しやすい局面でのスキャルピング
アメリカの雇用統計など、重要な経済指標発表時などの直後にスキャルピングをするのも控えておいた方がよいでしょう。
こうしたタイミングは注文が集中するため、サーバーへの負担が大きくなるシーンです。
自分ではそのつもりが無くても、何度かこれを繰り返すと悪質な取引とみなされてしまう可能性があります。
統計の発表などに加え、世界的に重要な人物の発現直後の取引には注意が必要です。
そもそもスキャルピングは違法行為ではないが…
禁止している業者も多いスキャルピングですが、違法行為かと言われればそうではないというのが現状になります。
国が法律によって禁止している訳ではなく、あくまでFX業者間でのローカルルールにより禁止する所があるに過ぎないのです。
その理由としてはカバー取引が成り立たなかったり、サーバーが脆弱でスキャルピングに耐えられなかったりなどそこそれぞれの理由があります。
結局FX業者は直接的に損失を被るリスクを回避したい
スキャルピングはトレーダーにとっては短時間で決済が行われて時間的コストを節約できるのですが、FX業者からしてみると約定が大量に短期間で決済されることによる負荷に耐えられない状況に陥ってしまう可能性があるのです。
前記したとおり、サーバーの負荷増加、正常な為替リスク回避のためのカバー取引が難航することなどの直接損失を被るリスクが高まるため、顧客にスキャルピングするのを避けてほしい、と考えているわけです。
スキャルピング禁止規約に違反した際の罰則
では実際に契約違反した際にはどんな罰則があるのか気になるという方もいるかと思います。
ここでは、特に多いケースを紹介します。
FX業者から警告の連絡が来る
まず、悪質なスキャルピングらしき行為を検知して業者から警告が来るケースです。
特に、スキャルピングを容認している業者でも、数秒間隔で大量取引を行ういわゆる秒スキャに関しては厳しい傾向にあるようです。
一般的にはメールで警告が来ることが多いようですが、場合によっては以下のように電話警告が来るケースもあるようです。
YJFXは1回だけ電話警告来て、次は連絡なし凍結ですからね
確定損失2000万以上あったので余裕だと思ってたのに
スキャルは全員追い出すみたいですよ
ポイントバック無制限の恩恵ってどうやったら受けれるんですかね?
ポイント狙いの外コムも凍結されたし— 「モモタのドル円一本勝負」 (@million_trader) March 11, 2017
突然の電話警告は精神的な負担も大きいので、特に秒スキャをしている自覚のある人は要注意です。
口座凍結される、強制的に口座を閉鎖される
一番最悪のケースとして、口座凍結や強制的に口座を閉鎖されるというものがあります。
取引が特に悪質と判定されてしまった場合、予告なしに口座凍結の連絡が来て、以下のように取引再開が不可能になるというケースもあるようです。
先月GMOクリック証券が凍結されました。
秒スキャなので覚悟はしていましたが、、話題の「同調取引」です。
凍結1社目がGMOとは残念ですが、これも自分が成長している証として
前向きにFX頑張っていこうと思います!!ありがとうございました。 pic.twitter.com/qtXnrid5Z7
— だいFX☆秒スキャ (@dai_fx01) July 8, 2022
こうした罰則はFX業者の規約に明記されているものの、どの程度の決済スパンがスキャルピングに当たるかが明記されていないこともよくあるので、不安な人はメール・電話などで問い合わせるとよいでしょう。
【FAQ】スキャルピング禁止に関するよくある質問
そんなスキャルピング禁止に関して、不明な点がある人も少なくないでしょう。
ここからは、そうした人たちが特に知りたいであろうよくある質問について記述していきます。
Q1. 実際にスキャルをして口座凍結された人はいるの?
ネットやSNSなどを見ていると、実際にスキャルが原因で口座凍結をされたという人は少なくないようです。
そうした人の体験談の中には、短スキャをしていたなどという人もおり、やはり短スキャにはこうしたリスクもあることを再確認する必要があります。
Q2. リスクを背負ってでもスキャルピングをするメリットってあるの?
口座凍結などのリスクを背負ってでもスキャルピングをするメリットの一つに、為替リスクを最小限に抑えることができるという点があります。
ある程度の時間を置いた取引だと為替が変動してしまい、ロスカットになるケースも少なくありません。
そうしたリスクを小さくできることに加え、短時間で利益を出せるというメリットもあります。
仕事などで忙しい人でも空いた時間で利益を出せるので、スキャルピングは初心者向けという側面もあります。
Q3. 結局スキャルピングはしない方がいいの?
そうしたメリットとデメリットを持ち合わせたスキャルピングは、規約で公認している業者で行うのが無難でしょう。
公認している業者であればよほどのことをしなければ罰則を科せられる可能性も低いですし、中にはスキャルピング用のツールを提供してくれている所もあります。
Q4. 口座が凍結されても出金はできるの?
万が一口座が凍結されてしまった場合、出金できるのか気になる人もいるかと思います。
結論としては、出金することは可能です。
口座凍結された場合にできなくなるのは新規の取引なので、口座へのログインや出金ができなくなることはありません。
ただ、業者によって方法などの細かい違いがあるので、不安な人は規約を一読するなどしておきましょう。
まとめ
今回は、FXスキャルピングが禁止されている理由や口座凍結される可能性、取引可能なFX業者を調査して紹介しました。
再度、このページで解説した内容をおさらいすると、
- FX業者の取引約款・規定には曖昧な表現でスキャルピングを禁止している
- 中にはスキャルピングを推奨しているFX業者もある
- 全般的にFX業者や他の利用者に迷惑がかかる取引は禁止されている
の3つが挙げられます。
ポイントは自動売買を使って大量かつ頻繁に売買するのはどこのFX業者でも全面的にNGにしていることです。
そのやり方さえ避ければ、集中してスキャルピングができるFX業者は存在します。
▼スキャルピングを公認している4つのFX業者
「スキャルピングでコツコツ稼ぐのが自分には向いている」という方は、上記したFX業者を利用してみてくださいね。
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