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「A」から始まるFX用語
「A」から始まるFX用語について説明します。
ADB
ADBとは、「アジア開発銀行」のことをいい、Asian Development Bankの略称です。
アジア・太平洋における経済成長および経済協力を支援し、開発途上加盟国の経済発展に貢献することを目的に設立された国際開発金融機関です。本部はフィリピンの首都マニラにあります。
ADR
ADRとは、アメリカで発行される預託証書のことで、American Depositary Receiptの略です。
日本語では米国預託証券(米国預託証書)と呼ばれます。これは米国で上場している米国外の企業が、米国で発行する預託証券です。
外国株式などを米国の証券市場で流通できるようにするために発案されたもので、原証券は発行国の銀行に保管され、米国の銀行が同一 の権利内容を英語で表示した証書としてADRを発行するという仕組みです。
Against
Againstとは、相場の動きに対してポジションが損失を出している状態にあることを言います。
これは確定された損失ではなく、あくまで評価損です。逆はフェイバー(Favor)といいます。
Announcement Effect
Announcement Effectとは、アナウンスメント効果のことで、政策当局側の意図を周囲に知らせることにより、経済主体の行動に影響を与えることです。
一例は公定歩合操作のアナウンスメント効果です。公定歩合の変更により金融機関や企業、個人投資家などがその影響を予想して行動し、市場が動き始めるという効果があるものです。
APEC
APECとは、アジア太平洋地域の持続的発展を目標とした、域内の全主要国・地域が参加する、アジア太平洋経済協力会議のことをいいます。1993年以降、各国首脳および外相、経済担当相などによる閣僚会議が毎年1回開催されています。
2007年1月現在の加盟国・地域は21(アメリカ合衆国、インドネシア、カナダ、シンガポール、タイ、オーストラリア、韓国、日本、ニュージーランド、フィリピン、ブルネイ、マレーシア(以上1989年原加盟国)、台湾、中国、香港(以上1991年加盟)、パプアニューギニア、メキシコ(以上1993年加盟)、チリ(1994年加盟)、ベトナム、ペルー、ロシア(以上1998年加盟))となっています。
ASEAN
ASEANとは、東南アジア諸国連合の略です。政治・経済・文化・技術・安全保障において、地域的な協力体制を築いていこうという東南ジアの地域協力組織のことです。
1967年8月に「アセアン設立宣言(バンコク宣言)」に基づき設立され、本部である事務局はインドネシアのジャカルタに置かれています。
アセアンの当初の原加盟国はインドネシアとマレーシア、フィリピンやシンガポール、タイの5カ国で、その後に新規加盟国としてブルネイやベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアが参加しています。
ASEAN+3
ASEAN+3とは、ASEAN(ブルネイ、インドネシア、カンボジア、ラオス、マレーシア、シンガポール、フィリピン、タイ、ベトナム、ミャンマー)に日本、中国、韓国を加えた呼称です。
ASEAN+6
ASEAN+6とは、ASEAN(ブルネイ、インドネシア、カンボジア、ラオス、マレーシア、シンガポール、フィリピン、タイ、ベトナム、ミャンマー)に日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドを加えた呼称です。
Asset Approach
Asset Approachとは、ある一時点の金融資産(アセット)の保有高に注目して、為替の需給関係を見ようとする理論のことです。
為替レートは異なる通貨の資産に対する期待収益が等しくなるように、投資家などの取り引きで為替レートが決定されていくと考える理論です。
ASK
ASKとは、銀行がレート提示する際の売値のことです。一般の個人投資家から見て買値のことです。( =オファー )
ATM
ATMとは、アット ザ マネーと言い、市場レートが行使価格と同じ100円の時の状態、つまり利益がゼロの状態をいいます。
AUD
AUDとは、オーストラリアの通貨単位。Australian Dollar。
通貨の特徴については、『豪ドル通貨の特徴』をご覧ください。
「B」から始まるFX用語
「B」から始まるFX用語について説明します。
BBレシオ
BBレシオとは、出荷受注比率のことで、「受注額÷出荷額」の数値で表されます。半導体業界の受注額の比率を、出荷額に対して示す指標を指します。数値はドル建てで、3ヶ月の移動平均値を使用します。
例えば、BBレシオが1.05の場合なら、100ドル相当の製品を出荷するごとに、105ドル相当の新規注文を受注していることになります。
BIS
BISとは、「Bank for International Settlements」の略で、スイスのバーゼルに本拠地を置く、世界の中央銀行を束ねる「国際決済銀行」のことです。中央銀行間の国際金融政策の協調の場となっています。
元々は、ドイツの第一次世界大戦にかかる賠償支払いの事務を取り扱っていました。第二次世界 大戦後は、各国中央銀行からの預金の受け入れや為替売買、国際金融問題について討論する場ともなっています。
BISの理事会はアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、ベルギーから派遣される職権理事6人、任命理事6人、さらに日本、カナダ、オランダ、スウェーデン、スイスが派遣する選出理事5人の、計17人で構成されています。
BIS規制
BIS規制とは、国際的に業務活動する銀行に対して設定している、自己資本にかかる規制のことをいいます。銀行活動の安定性を確保する視点から、金融機関の8%以上の自己資本比率を求めています。
自己資本比率8%を達成できない銀行は、国際業務を行うことができません。
BOC
BOCとは、カナダの中央銀行「カナダ銀行(Bank Of Canada)」の略称です。
BOE
BOEとは、イギリス連合王国の中央銀行「イングランド銀行(Bank Of England)」の略称です。
1694年、プファルツ戦争の費用を調達するために設立された、世界初の株式組織型銀行です。政府に貸付けを行い利子などを受け取るほか、銀行券を発行して各種の銀行業務も行ない始めました。
大英帝国が世界の覇権を握っていた19世紀ごろは「世界の銀行」とも呼ばれていたほどです。1997年に金融政策の決定権を持つようになり、イギリス政府からの独立性が高くなりました。
BOJ
BOJとは、1882年に設立された日本の中央銀行「日本銀行(Bank Of Japan)」の略称です。日本銀行法に基づき、銀行券の発行業務とともに、通貨や金融の調節を行うことを目的としています。
Bond
Bondとは、債券のことです。国、地方公共団体、政府関係機関、特殊金融機関、事業会社などが資金を調達する際に発行する証書このとです。調達元本の返済や利子の支払いなどの条件を明確にします。
発行者の立場では資金調達の手段となり、投資家からは利殖のための投資対象となります。
BPS
BPSとは、Book-value Per Shareの略で、1株あたりの純資産のことをいいます。企業の安定性を計る指標です。BPSが高いほど、その企業の安定性は高いことになります。
また、純資産は株主に還元されるものであることから、BPSはその会社の解散時の株の価値を表してもいます。
BRICs
BRICsとは、現在の発展途上国の中で、21世紀に大きな経済成長が見込まれる4カ国、B(ブラジル)・R(ロシア)・I(インド)・C(チャイナ=中国)を表します。米国の証券会社「ゴールドマンサックス」が2003年のレポートで用いたのが語源となっています。
そして現在ではすでにBRICs の次に発展が見込まれる国々である「NEXT11」も挙げられています。新興市場国群としてゴールドマン・サックスが2005年にレポートしたもので、メキシコ・ナイジェリア・韓国・ベトナム・インドネシア・バ ングラディッシュ・パキスタン・フィリピン・トルコ・イラン・エジプトとなっています。
さらに、台頭新興国として、2006年、BRICs経済研究所のエコノミストである門倉貴史氏がVISTAを提唱しています。V(ベトナム)、I(インドネシア)、S(南アフリカ)、T(トルコ)、A(アルゼンチン)の5カ国の頭文字で、ポストBRICsの中では最有力候補グループとして注目を集めています。
BUY ON DIPS, SELL ON RALLIES
BUY ON DIPSとは、予想をする時点より下落したときに買う、または、予想レンジの下限で買うことをいいます。いわゆる押し目買いであり、すぐに買うよりは弱い買い意欲の状態のことです。
SELL ON RALLIESとは、予想をする時点より上昇したときに売る、または、予想レンジの上限で売ることをいいます。すぐに売るよりは弱い売り意欲の状態のことです。
「C」から始まるFX用語
「C」から始まるFX用語について説明します。
CAD
CADとは、カナダの通貨である「カナダドル(Canadian Dollar)」のことで「CAD」と表記します。「キャンドル」とも呼称されます。
CB
CBとは、「転換社債(Convertible Bond)」のことで、転換請求期間内であれば、発行会社に対し株式への転換を請求できる権利の付与された社債のことです。
CBは株式と債券の2つの性格を併せ持っていて、株式よりも値下がりリスクが少なく、利回りが株式の配当よりも一般的に高くなっており、日割りで利息がつくというところが魅力です。
CB-QUICK
CB-QUICKとは、日本の代表的な情報サービス会社、株式会社Quick(クイック)が提供するサービスで、特に転換社債に関する情報をオンラインにてリアルタイムで提供します。
CBO
CBOとは、複数の社債を裏付け資産として発行される資産担保証券(ABS:Aset-Backed Securities)の一種です。
日本のCBO市場は、新規発行社債を利用したCBOが中心です。低格付け企業の社債単独発行が困難な場合でも、CBOに参加することで資本市場からの資金調達が可能となります。信用力の低い中小・中堅企業にも社債発行の道を開いたとして、注目されています。
CBOT
CBOTとは、金融から商品まで様々な先物・オプション契約を上場しているシカゴの世界最大の商品取引所のことです。(=CBT)
CBT
CBTとは、アメリカのシカゴにある世界最大の商品取引所のことです。CBOTとも略されます。
CD
CDとは、Certificate of Depositの略で第三者に譲渡できる定期預金、「譲渡性預金」のことです。銀行が発行する無記名の預金証書で、金融市場で自由に売買でき、期間は2週間から2年と規定されています。
保有者の制限のないオープン市場の代表的な商品の一つで、特にCD3ヶ月物は短期金利の1つの指標となっている。
CDO
CDOとは、社債やローン(貸付債権)などから構成される資産を担保として発行される債務担保証券のことで、Collateralized Debt Obligationの略語です。
CDOは1980年代に米国で初めて発行され、その後2000年代に入って運用対象として人気となりました。CDOの担保となる資産が不透明、流動性が低いなどリスクもあります。
CDS
CDSとは、クレジット・デフォルト・スワップの略称で、債務者のデフォルト(債務不履行)のリスクを債権者が回避する目的で開発された、保険を金融商品化したものです。
例えばA銀行が、株式会社Cに貸付けをします。
A銀行は、株式会社Cの債権が焦げ付いた場合に備えて、B銀行に損失補てんしてもらうCDS契約を締結します。A銀行は、B銀行に損失を補填してもらう代わりに定期的にB銀行へ保証料を支払います。
CDS取引は実際に債務者や債権者とは関係がないところで行われるのが特徴です。
CFTC
CFTCとは、COMMODITY FUTURES TRADING COMMISSIONの略で、商品先物取引委員会のことを言います。米国政府による監視機関としての役割も担っています。
CGPI
CGPIとは、「企業物価指数」のことをいい、企業間で取引される商品の価格を指数化したものです。月次ベースで日本銀行が作成します。日本ではPPIの代替物として利用されています。
CHF
CHFとは、スイスの通貨単位で、スイス・フランのことです。
通貨の特徴については、『スイスフラン通貨の特徴』をご覧ください。
CMBS
CMBSとは、ホテルやショッピング・モール、オフィスビルなどの商業用不動産に対して実施した融資をひとまとめにし、それを担保にして証券化した商品です。
複数のローンをプールし、リスクとリターンに応じて切り分けて証券化されるので、RMBS(住宅ローン債権を担保とする商品) に比べて複雑な金融商品となっています。
CME
CMEとは、シカゴ・マーカンタイル取引所のことで、CBTに次ぐ規模の大きさを誇る商品取引所です。
CNY
CNYとは、中国の通貨単位です。「人民元」を国際通貨コードに照らして「CNY」と表記します。
CP
CPとは、コマーシャルペーパーのことで、信用力のある優良企業が公開市場で割引形式で発行する無担保の約束手形のことです。
短期資金の調達の為に発行され、発行企業は、企業の信用力を反映した金利で、市場から直接、資金調達を行うことができます。
CPI
CPIとは、消費者物価指数のことで、総務省統計局が毎月発表する経済指標の一つです。全国の一般消費者世帯が購入する商品とサービスの総合的な価格がどれぐらい変化したかを調べます。
CSR
CSRとは、「企業の社会的責任」のことをいいます。Corporate Social Responsibilityの頭文字をとったものです。
様々な考え方があり、世界経済人会議が定義する「企業が従業員、その家族、地域社会、そして社会全体の生活水準の向上のために、これらのステークホルダーと協働しながら、持続可能な経済発展に貢献すること」が一般的見解です。
具体的に言うと、企業が安全で高品質な製品やサービスを提供する際には環境への配慮、社会的公正・倫理にかなっているか、ということに真摯に取り組むことです。日本においてもCSRは今後 さらに重要になってくるでしょう。
「D」から始まるFX用語
「D」から始まるFX用語について説明します。
DAX指数
ドイツの株価指数です。
ドイツのフランクフルト証券取引所の上場銘柄の中から、主要40銘柄を対象として算出された株価指数です。
Delivery Risk
Delivery Riskとは、受渡リスクのことで、時差による決済時間帯の違いから生じる決済不履行リスクのことを言います。信用リスクの一種で、為替予約の決済日に取引相手が倒産したときに起きるリスクでもあり、この場合では決済リスクとも呼ばれます。
Discount
Discountとは、先物相場が直物相場より割安になるケースのことを言います。(⇔プレミアム)
DMA
DMAとは、移動平均線のことで、最もポピュラーで基本的なテクニカル指標としてアメリカの著名チャーチスト、J,E,グランビルの投資法則によって急速に普及しました。
よく使われる移動平均線は、日足(5日、10日、25日、30日、75日、80日、150日、160日、200日)、週足(13週、26週)、月足(60カ月、120カ月)です。
DMI
DMIとは、日本語で「方向性指数」と呼ばれるテクニカル分析指標の一つです。トレンドの方向と大きさを見る指標の代表格といわれています。チャート自体は3本の折れ線が描画されるだけのシンプルなものですが、売買のポイントとなるシグナルがはっきりと出やすいので、チャート初心者でも簡単に分析することができます。
また、チャートから分析できる「売り」や「買い」がサインとしてどのくらい強いのかを見ることも可能です。
Done
Doneとは、取引成立(約定)したことをいいます。Doneに対し、取引不成立の場合はNothing Doneといいます。
「E」から始まるFX用語
「E」から始まるFX用語について説明します。
EBS
EBSとは、電子ブローキング(仲介)・システムのことです。銀行間外国為替電子仲介業者のEBS社が行っています。人を介さず、各銀行などに設置された端末から直接為替取引の注文を出すことができる仲介方法です。
ECB
ECBとは、「欧州中央銀行」のことで、1992年に設立が定められ、1998年より業務を開始しました。本拠地はドイツのフランクフルトにあります。ユーロに関する諸業務と金融政策を執り行う機関として設立された中央銀行の一種です。ユーロ参加各国の中央銀行は、ユーロ導入後も欧州中央銀行の各国支店として業務を続行しています。
ECBが政策金利等の決定を行う金融政策会議は、原則として毎月第1、第3木曜日に開催されます。
ECBの政策決定は、総裁・副総裁のほか4人の理事で構成される理事会と、さらにその理事会のメンバーと参加国の中央銀行総裁で構成される総務評議会で行なわれます。
EMI
EMIとは、「ECB」の前身、「欧州通貨機構」のことをいいます。
EMS
EMSとは、1979年に創設された 「欧州通貨制度」のことです。欧州の為替相場の安定を目的としています。
また、Environmental Management System、つまり、環境マネジメントシステムを指す言葉でもあります。企業などが自主的に環境に関する方針や目標を設定し、環境保全に取り組むことです。
EMU
EMUとは、European Monetary Unionの略であり、日本語では欧州経済通貨同盟のことです。
1999年に欧州11ヵ国参加による通貨の統合が実施され、2002年1月1日からユーロが導入されています。中央銀行の統合により、金融政策・為替政策が統合されました。
ヨーロッパでは通貨統合の動きは古くからあり、具体的な提案は1970年のウェルナー報告ですが、1980年まで提案は実現されませんでした。ユーロ導入まではEC(ヨーロッパ共同体)のヨーロッパ通貨制度(EMS)を通じて行われていました。
EPA
EPAとは、経済連携協定のことです。FTA(自由貿易協定)と異なり、ただ単に関税を撤廃するなど通商上の制限・障壁を削減・撤廃するだけでなく、経済取引の円滑化、経済制度の調和、協力の促進等市場制度や経済活動の一体化のための取組も含む、2国間以上で結ぶ国際協定のことをいいます。
ERM
ERMとは、ユーロ導入前に多くのEU加盟国が採用していた「各通貨が互いに一定の範囲内で変動する」為替相場機構のことをいいます。EUの欧州通貨制度(EMS)の中核をなす為替相場の安定機構で、EU加盟国通貨間(各2カ国間)に中心レートを設け、「相互に2.25%の変動幅内に安定させる介入義務を負う」というものでした。
EU
EUとは、欧州連合のことをいいます。ヨーロッパの27ヵ国による連合です(2007年1月現在)。経済統合を目的とした欧州共同体から脱皮し、政治面、軍事面、国境を越えた社会全体に及ぶ欧州統合を目指しています。
経済通貨統合を進めるとともに、共通外交安全保障政策、司法・内務協力等のより幅広い協力をも目指す政治・経済統合体です。
EUR
EURとは、欧州連合(EU)の統一通貨、通貨単位のことです。
通貨の特徴については、『ユーロ通貨の特徴』をご覧ください。
ETF
ETFとは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などに連動することを目的に運用される投資信託のことで、「上場投資信託」と呼ばれています。
ETFの登場により、小口の金額からTOPIXや日経平均を買うということが可能になりました。
Exchange Rate
Exchange Rateとは、為替レートのことです。通常の外国為替取引において、外貨との交換レートを指します。
いわゆる為替相場と呼ばれるもので、通貨レートや単にレートとも呼ばれます。基本的に為替レートは市場で参加者や様々な社会現象、政治的意図により決定されます。市場で決定されたレートは MER (Market Exchange Rate) と呼びます。
FX取引はご存知のようにこのExchange Rateの差額を利用して取り引きをするものです。
「F」から始まるFX用語
「F」から始まるFX用語について説明します。
FAK注文
FAK注文とは、発注時に取引を希望価格を指定せず、注文受付時の最良価格で取引が約定する注文方法のことです。つまり、買い注文の場合は「最良売り気配値」で、売り注文の場合は「最良買い気配値」でのみ約定することになります。
ただし、最良価格で全数量が約定出来なかった場合には、その数量が自動的に取り消されます。
FAS注文
FAS注文とは、発注時点では価格を指定せずに、注文受付時の最良価格で約定させる注文方法のことです。つまり、買い注文の場合は「最良売り気配値」で、売り注文の場合は「最良買い気配値」でのみ約定することになります。
その価格で全ての数量が約定出来なかった場合は、約定価格と同じ価格で指値注文となる執行条件です。
FB
FBとは、「政府短期証券」のことです。国庫の一時的な資金不足を補う短期国債で、政府が発行します。
FBは通常、60日程度の割引債券で、発行条件や買取希望額を公募する公募入札方式で発行されていました。FBは2009年1月に発行を終了しています。同年の2月からはTBと統合されて「国庫短期証券(T-Bill)」という名称になっています。
FED
FEDとは、「連邦準備制度」のことです。アメリカの中央銀行に相当するもので、連邦公開市場委員会(FOMC)・連邦準備制度理事会(FRB)・連邦準備銀行(FRB)から構成されます。
本来なら連邦準備制度はFederal Reserve Systemなので、略語はFRSになるはずですが、一般的には Federalを略したFEDと呼ばれています。
FEDウォッチャー
FEDウォッチャーとは、アメリカのFRBのあらゆる動きを専門的に観察、分析している専門家のことです。金融機関、報道機関や調査会社などに所属しており、FEDウォッチャーのレポートによって、FRBの金融政策など意思決定のプロセスやタイミングなど、きめ細かい情報が分析・解説されます。
FF金利
FEDウォッチャーとは、アメリカのFRBのあらゆる動きを専門的に観察、分析している専門家のことです。金融機関、報道機関や調査会社などに所属しており、FEDウォッチャーのレポートによって、FRBの金融政策など意思決定のプロセスやタイミングなど、きめ細かい情報が分析・解説されます。
FOK注文
FOK注文とは、価格を指定せずに発注し、注文受付時の最良価格で全注文枚数を約定させる注文のことをいいます。
しかし、全数量がその価格で約定出来ない場合は、注文自体が直ちに取り消されます。
FRS
FRSとは、連邦準備制度のことで、米国の中央銀行システムのことです。しかし、FRSは一般的には Federalを略したFEDと呼ばれています。FRSでは株式を発行していませんが、各地区にある連邦準備銀行では株式を発行しています。
連邦準備銀行はアメリカ全土を12地区に分割しています。第1地区のボストン連邦準備銀行、第2地区のニューヨーク連邦準備銀行、第3地区のフィラデルフィア連邦準備銀行、第4地区のクリーブランド連邦準備銀行、第5地区のリッチモンド連邦準備銀行、第6地区のアトランタ連邦準備銀行、第7地区のシカゴ連邦準備銀行、第8地区のセントルイス連邦準備銀行、第9地区のミネアポリス連邦準備銀行、第10地区のカンザスシティ連邦準備銀行、第11地区のダラス連邦準備銀行、そして第12地区のサンフランシスコ連邦準備銀行です。
FTA
FTAとは、自由貿易協定のことをいいます。貿易分野における関税やその他の通商上の制限・障壁などを撤廃し、自由貿易地域の結成を目的とした、2国間以上の国際協定のことです。
すべての加盟国との間で自由にモノ・サービスなどの貿易が自由にできるようにするための国際機関としてWTO(世界貿易機関)がありますが、WTOの枠組を超えた貿易の自由化やWTOがカバーしていない分野でのルールとして、経済外交を補完する機能といえます。
FT100指数
FT100指数とは、イギリスの株価指数のことです。
ロンドン証券取引所に上場されている株式のうち、時価総額が最も大きい100社を対象として、取引所とフィナンシャル・タイムズ(FT)社が算出しています。
FX
FXとは、外国為替保証金取引と呼ばれている、少ない資金でも、通貨売買ができる取引方法のことです。一定の保証金(証拠金)を担保として差し入れることで取引ができ、差金決済で利益を生むことを目的とする。
保証金に対する取引額の大きさをレバレッジといいますが、このレバレッジを大きくすることで、少ない自己資金(保証金)で、大きな売買取引が可能となります。その分のリスクも大きくなります。もっとFXの仕組みについて掘り下げて学びたい方は3分でわかるFXの基礎をご覧ください。
「G」から始まるFX用語
「G」から始まるFX用語について説明します。
G7
G7はGroup of Sevenの略称で、日本語では、「先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議」とも呼ばる、1986年から日本、米国、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、カナダの先進7カ国で、開催される政策協調を行う会合のことをいいます。
世界経済の持続的成長及び為替相場の安定などを達成するために開催されます。
通常は年3回程度の開催で各国が持ち回りで議長国となり、世界経済に重大な影響を与える緊急事態が発生した場合にも開催されます。会議結果は金融市場に大きな影響を与えるので、トレーダーはしっかりと注目するべき会議です。
GATT
GATTとは、「関税及び貿易に関する一般協定」のことをいいます。ブレトン・ウッズ協定により自由貿易の促進を目的とした国際協定です。
GATTには3原則があります。“自由”(貿易制限措置の関税化及び関税率の削減)・“無差別”(最恵国待遇、内国民待遇)・“多角”(=ラウンド、交渉)です。これにより自由貿易をめざしていましたが、1995年1月、国際機関であるWTO(世界貿易機関)へと発展的に解消されました。
GBP
GBPとは、イギリスの通貨単位のことです。
通貨の特徴については、『英ポンド通貨の特徴』をご覧ください。
GDP
GDPとは、国内総生産のことです。同一国内に居住する人々によって一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額をいいます。
GDPは、名目GDPと実質GDPで構成され、名目GDPはその年の経済活動の水準を算出したものです。物価変動の影響を除いた実質GDPのほうが経済の実状を知る上で重要視されています。
GDPデフレーター
GDPデフレーターとは、名目GDPを実質GDPで割った値のことをいいます。
GDPデフレーターの変動は国内の企業の利益や労働者の賃金など所得の変化を示す指数であり、変化率がプラスであればインフレーション、マイナスであればデフレーションとみることができます。
ただし、類似の指標となる消費者物価指数とは算出方法や集計方法が異なるため、GDPデフレーターの結果が消費者物価指数とは乖離することもあります。
ですので、GDPデフレーターは消費者物価指数に比べ国内の物価水準に左右される傾向があるため、様々な指標で判断するべきと言われています。
GTC
GTCとは、一度指値注文(または逆指値注文)を出したら、注文が成立するか注文を取り消すまで有効とする無制限の指値方法です。
FX取引のほかにCFD取引などで利用できる注文方法で、自分が取り引きしたい水準まで長く待てる場合や損切りなどリスク管理で利用しやすくなっています。GTCに対する用語は、発注日のみ有効な注文の「デイ・オーダー」です。
「H」から始まるFX用語
「H」から始まるFX用語について説明します。
HKD
HKDとは、香港の通貨単位のことで、香港ドルを指します。中華人民共和国香港特別行政区、つまり香港で発行する通貨です。
一般に香港ドルは、香港の経済指標以外に米国の経済指標にも大きく反応し、返還後に中国本土との結びつきが強くなり人民元の動向にも影響を受けます。香港市場で上場している中国株は香港ドルで売買されるので、中国株相場が上昇すると香港ドルも連動して上昇するケースも最近では見られています。
「I」から始まるFX用語
「I」から始まるFX用語について説明します。
IBRD
IBRDとは、国際復興開発銀行のことです。通称、世界銀行グループのひとつです。資本調達が困難な途上国などの加盟国や民間企業などに準商業ベースの長期的な融資を行う機関です。現在は主に開発途上国を対象とした財政融資を行います。
IDA
IDAとは、International Development Associationの略で、日本語では国際開発協会のことです。1960年9月に設立された国際融資機関で、世界銀行グループのひとつです。本部はアメリカ合衆国のワシントンD.C.にあり、日本は設立当初から加盟しています。世界で最も貧しい途上国に対して、長期・無利子(手数料のみ)の融資を行うなどの支援をしています。
If Done注文
If Done注文とは、1つ目の注文が成立したら自動的に2つ目の注文が有効になる注文方法のことす。新規注文を出すと同時に決済のためのストップ/リミット注文を出すことが可能になり、最初の新規注文の成立後自動的に次の決済注文が有効になります。
IFC
IFCとは、国際金融公社のことです。世界銀行グループのひとつで、途上国の民間企業に対して、融資・出資を行っています。資金は、主に世界の主要市場において調達されています。金融市場および金融機関の育成も支援しています。
IMF
IMFとは、International Monetary Fund の略で、1945年に国債復興開発銀行(IBRD)とともに設立された「国際通貨基金」のことです。本部は米国のワシントンD.C.にあり、日本は1952年に加盟しています。
国際的な金融協力や外国為替相場の安定を図る目的で設立された国際協力機関です。加盟国が通貨に関して協力し、為替相場の安定を促進、国際金融秩序を維持し、為替制限を撤廃することで世界貿易の拡大をはかり、経済成長を促すことにあります。
IMM
IMMとは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)にある国際金融市場のことです。現在では、様々な通貨の先物やオプションを取り扱っていて、世界のFX市場のリスク移転手段として機能しています。
ただし、IMMは日本ではまだ使われている用語ですが、CMEでは誰もIMMは言わなくなっています。CMEは2007年にCMEとCBOT(シカゴ商品取引所)の合併で世界最大のデリバティブ取引所になっています。金利、株価指数、FX、コモディティ、エネルギー、天候、不動産など、多種多様な先物やオプションを提供している市場です。
IMM通貨ポジション
IMM通貨ポジションとは、米シカゴにあるマーカンタイル取引所(CME)に参加しているヘッジ・ファンドなどの投機筋や金融機関が、いまどの通貨を買い持ち、売り持ちにしているのかを示します。ここでの投機ポジションの推移をみてトレンドを判断する参考にする人もいます。
ISM指数
ISM指数とは、全米供給管理協会が発表する指数で、ISM製造業指数とISM非製造業指数があります。特にISM製造業指数は、毎月の景気動向を示す指標として、米国では景気先行指数として注目されています。
「J」から始まるFX用語
「J」から始まるFX用語について説明します。
JGB
JGBとは、日本が発行する債券で国債のことをいいます。償還期限によって、超長期国債(20年)、長期国債(10年)、中期国債(6年、5年、4年、2年)、短期国債(6か月以内)に区分されています。
J-REIT
J-REITとは、ジェイリートと読む、不動産を運用対象とする不動産投資信託のことです。米国で既にReal Estate Investment Trust(REIT、不動産投資信託)という類似した制度が普及していることから、日本版REIT、J-REITという通称で呼ばれてます。
日本のリートの市場は東京証券取引所で2001年に、大阪証券取引所で2003年に開設されました。上場銘柄は株式と同様、取引所の立会時間中は価格が常に変動しています。また、指値注文や成行注文などでいつでも売買が可能になっています。
JPY
JPYは、USD(米ドル)やEUR(ユーロ)、GBP(英ポンド)、CHF(スイスフラン)と並ぶ、世界の市場で流動性が高いメジャー通貨です。ただし、USDやEURと違い、基軸通貨ではないため、世界の貿易決済や外貨準備などで利用されることはほとんどありません。
様々な通貨に適用される3文字のアルファベットはISO 4217で定められた、世界共通で用いられる通貨コードです。最初の2文字がISO 3166-1 alpha-2で定義された国名コード、最後の1文字が通貨のイニシャルを表しています。
Jカーブ効果
Jカーブ効果とは、円安によって外貨建ての輸出価格が引き下げられた場合、貿易赤黒になるはずが、円安の効果が現れるまでにタイムラグがあるため一時的に赤字になることがあります。その形状がアルファベットの「J」にしたような形になるため「Jカーブ効果」と呼ばれています。
「K」から始まるFX用語
「K」から始まるFX用語について説明します。
KRW
KRWとは、大韓民国の通貨単位のことです。KRWは1997年に起きたアジア通貨危機に大きな影響を受けてしまい、相場の大きな下落によって為替バンドを撤廃しました。そして、1997年12月以降は変動相場制に移行しています。
「L」から始まるFX用語
「L」から始まるFX用語について説明します。
L/C (Letter of Credit)
L/Cとは、一般に「信用状」と呼ばれるもので、貿易決済を円滑化するための手段として、輸入者の輸入代金支払に関して、輸入者の取引銀行が保証した書面です。
LIBOR
LIBORとは、London Interbank Offered Rateの略でロンドンの主要銀行間における貸出金利のことです。ライボーと呼ばれます。LIBORは英国銀行協会(BBA)から毎日通貨別、期間別(1ヶ月、1年など)に発表されています。
金融機関の資金調達コストの目安となり、同時に国際金融取引の基準値、例えば融資取引やスワップ金利などの基準金利としても利用されています。特に3ヶ月物と6ヶ月物は短期金利の指標となるもので、多くのトレーダーから注目度が高くなっています。
LIFFE
LIFFEとは、「ライフ」と呼ばれるロンドン金融先物取引所のことです。London International Financial Futures Exchangeの略です。
たとえば、LIFFEは1982年に為替や金利などのリスクヘッジの手段を金融市場に提供するために創設されました。その後ロンドン・オプション市場やロンドン商品取引所と合併し、2000年11月に電子取引システムである「LIFFE CONNECT」へ完全移行しました。
さらに、LIFFEは2001年に欧州取引所連合のユーロネクストに買収され、業務内容を一気に拡大。
世界でも有数のデリバティブ取引所になりました。さらに、ユーロネクストがNYSEグループと合併したため、LIFFEは、正式には「NYSE Liffe」という名称になっています。
LTCM
LTCMとは、1998年10月に破綻したアメリカの大手ヘッジファンド、ロング・ターム・キャピタル・マネジメントのことです。ジョン・メリウェザー率いるLTCMは、マイロン・ショールズ氏とロバート・マートン氏とい2人のノーベル経済学賞学者を擁し、高度な金融技術を駆使して急成長し、ヘッジ・ファンドの頂点に君臨しました。
しかし、1998年8月のロシアのデフォルトに端を発する金融大混乱のなかで破綻しました。
「M」から始まるFX用語
「M」から始まるFX用語について説明します。
M2+CD
M2+CDとは、一般にマネー・サプライ(通貨供給量)統計で重視されている指標です。
M2は、定期預金などの準通貨に「M1」と呼ばれる普通預金や当座預金などを含めたものです。CDは「譲渡性預金」で、第三者に譲渡できる定期預金のことをいいます。
MA
MA(Moving Average)とは、チャートのひとつで移動平均線のことをいいます。最も一般的で基本的なテクニカル指標です。
MAは現在のトレンドを判断するのに有効なもので、MAが上向きの場合は上昇トレンド、下向きならば下降トレンドと単純明快です。よく使われるMAは、日足(5日・10日・25日・30日・75日・80日・150日・160日・200日)、週足(13週・26週)などです。日足の移動平均線はDMA、週足の移動平均線はWMAとなります。
MACD
MACDとは、「移動平均・収束・拡散手法」と言われるテクニカル分析手法のひとつです。
Moving Average Convergence and Divergenceの略です。
通常、12日と26日の平滑平均を使い、その差を「MACD」と呼びます。
MACDの9日移動平均を「シグナル」と呼び、MACDがシグナルを上抜けば「買いサイン」、またMACDがシグナルを下抜ければ「売りサイン」とします。
ゼロの線のレベルを上抜け(下抜け)れば、更に強気の乖離を意味します。
「マック・ディー」と呼ばれることもあります。
MBS
MBSとは、モーゲージ証券の略称で、主に住宅や土地などの不動産ローンを証券化した証券のことです。住宅ローン債権を裏付けとするものをRMBS(Residential Mortgage Backed Securities)、商業用不動産とその担保ローンを裏付けとするものをCMBS(Commercial Mortgage Backed Securities)といいます。
モーゲージ証券の多くは、政府系機関、あるいは信用力の高い金融機関により元利金の支払い保証がなされています。
MiFID
MiFIDとは、投資家保護の仕組みも整える法律のことをいいます。EU内の証券業者や金融機関などの投資サービス会社を網羅的に規制するためのものです。
ITの発達などで様々な金融サービスが生まれ、現行の法律のISDの枠内に収まらなくなったために新しく現状に即した規制が必要となったためにつくられました。
MIGA
MIGAとは、世界銀行グループのひとつで、「多数国間投資保証機関」のことをいいます。
1988年4月に設立され、発展途上国向けの民間直接投資を促進するため、収用や通貨の兌換停止、送金制限や戦争・内乱、契約不履行などを保証しています。投資に対する保証だけでなく投資促進のための助言も行っています。
MPC
MPCとは、BOEの金融政策委員会のことです。総裁1名、副総裁2名、委員6名の計9名によって構成されています。原則として毎月第1水・木曜日2日間に亘って開催され、ここで政策金利等の決定が行われます。
MSCIワールド・インデックス
MSCIワールド・インデックスとは、MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が公表している、世界の先進国の株式市場の動きを捉える指数のことです。
2004年9月現在で、23ヵ国の証券取引所の上場銘柄を算出対象にし、23ヵ国の株価をMSCI社が独自に加重平均し、1970年1月1日を100とした指数で表わされます。
M1
M1とは、現金通貨と預金通貨の合計のことです。狭義の意味での通貨量を指します。預金通貨とは、預金者の要求でいつでも引き出すことができる流動性の高い預金のことです。
M1は経済における実質的な購買力を反映するものです。
例えば、M1の伸びが速い場合には消費と末端市場が活発であることを示しています。
M2
M2とは、M1に準通貨を含めたものです。準通貨とは、解約することでいつでも現金通貨や預金通貨となり、決済手段として機能する金融資産のことで、定期預金・据置貯金・定期積金などの「定期性預金」のことを指します。
M2は実質的な価値や潜在的な価値を反映しています。例えば、M2の伸びが速い場合、投資と中間市場が活発であることを示しています。
M2が高くM1が低い場合は投資が過熱してはいるが、需要が落ち込んでいるため危機リスクが存在しています。M1が高くM2が低い場合は大きな需要に対して投資が不足している状態で、価格上昇リスクが存在することを示しています。各国の中央銀行などはこれらの指標に基づいて通貨政策の舵取りを行っています。
M3
M3とは、M2に郵便局・農協・信用組合などの預貯金や金銭信託を含めたものをいいます。
日本銀行は2008年6月からマネーストック統計を発表しており、以前はM2+CDでしたが、M2+CDに証券会社や短資会社、非居住者の保有通貨が除かれ、ゆうちょ銀行の発行通貨が含まれたM3を代表的な統計として発表しています。
「N」から始まるFX用語
「N」から始まるFX用語について説明します。
NASD
NASDとは、National Association of Securities Dealers、つまり全米証券業協会のことをいいます。1934年に成立した証券取引所法の修正法として、1938年に成立したマロニー法により発足した自主規制機関です。
証券業者の不公正な取引慣行から投資家を保護する役目を果たし、店頭株など多くの商品について規制責任を持っています。
NASDAQ
NASDAQとは、米国のNYSE(ニューヨーク証券取引所)と並ぶ巨大株式市場のことをいいます。 全米証券業者協会(NASD)が運営します。
取引所がなくシステムで売買が行われ、また、ハイテク株が多く上場している。
NFPR
NFPRとは、米国の景気動向を測る経済指標の中でも注視されている「雇用統計」に含まれる重要な指標の一つの『非農業部門雇用者数』のことを指します。
非農業部門(Non Farm)の事業所の給料支払い簿(PayRolls)をもとにして集計されます。
NZD
NZDとは、ニュージーランドの通貨単位のことです。
通貨の特徴については、『NZドル通貨の特徴』をご覧ください。
「O」から始まるFX用語
「O」から始まるFX用語について説明します。
OECD
OECDとは、経済協力開発機構のことをいいます。欧州経済協力機構(OEEC)を前進として1961年に発足しました。
「先進国クラブ」とも呼ばれ、経済の安定、貿易拡大、開発途上国の促進に関する政策提言を行います。現加盟国は29カ国で本部をパリに構えます。
OTC
OTCとは、Over The Counterのことで、相場の値鞘(ねざや-価格差)を利用して利益を得る取引のことです。商品が割高になったものを売って同時に割安なほうを買う取引方法のことで裁定取引と呼ばれています。
取引所を介さず、売り手と買い手が直接に取り引きするのがOTCです。証券会社や銀行などの金融機関の店頭カウンター(counter)越し(over)に取り引きを行うことに由来しています。非上場株式や公社債、FX、CFDなどの相対売買で使われる用語です。
FX取引にはOTC取引と取引所取引のふたつがあり、OTC取引では取扱い業者によって、その取り引きや商品の内容が大きく異なっていますので注意が必要です。
「P」から始まるFX用語
「P」から始まるFX用語について説明します。
PBR
PBRとは、株価純資産倍率のことで株価と1株当たりの株主資本(純資産)の比率を示す指標です。企業の解散価値と、株価との関係を知ることができます。
PBRが1倍に近づくほど株価は割安であることを示し、1倍以下になると株価が解散価値をも下回ることになります。
PCE
PCEとは、Personal Consumption Expendituresの略で、個人消費支出のことをいいます。個人が物やサービスに対してどれだけお金を支出したかを示す指標です。個人消費支出は、民間最終消費支出のことで、日本では総支出のうち約6割を占めます。そのため、個人消費支出の動向が成熟した経済におけるGDPに最も大きな影響を与えます。
米国のPCEは米商務省が毎月末に、個人所得と支出統計の前月数字を発表しています。PCEは雇用統計などとともに重要な経済指標なので、発表日に為替相場が大きく動くことがよくあります。ですので、FXにおいては非常に注目度が高い指標です。
PCFR
PCFRとは、Price Cash Flow Ratioの略で、日本語では株価キャッシュフロー倍率のことをいいます。株価を1株当たりキャッシュフローで割ったものです。 株式市場平均や同業他社などと比べて割高・割安を判断するために使われます。
PCFRは株式市場平均や業界平均、株価が割高か割安かを判断する指標です。数値が高いほど割高であり、低いほど割安であるとされています。会計基準に左右されず、キャッシュフローを基準にしているため、国ごとの会計制度の影響を受けにくいことが評価されているので、国際的な株式投資に注目されています。
PCEデフレーター
PCEデフレーターとは、名目個人消費支出(名目PCE)を実質個人消費支出(実質PCE)で割ったものをPCEデフレーターといいます。
PCEデフレーターは、名目PCEを実質化して実質PCEを計算する際に用いる一種の物価指数です。このPCEデフレーターの変動が物価変動となり、変化率がプラスであればインフレーション、マイナスであればデフレーションとみることができます。
価格変動が激しいエネルギーと食品を除いたものを「コアPCEデフレーター」といいます。FRBが物価指標の中で最も重要視しているものです。消費者物価指数に比べて、バイアス(偏り)が生じにくい傾向があるようです。
PER
PERとは、株価収益率のことです。株価と企業の収益力を比較する場合や株式の投資価値を判断する際に利用される尺度です。株価が1株当たり利益の何倍まで買われているかを示すもので、数値が高いほど割高であり、低いほど割安であることになります。
例えば、株価が500円の場合、1株当たりの利益が50円ならば、PERは10倍です。もし株価が1000円で、利益が50円ならばPERは20倍ですので、割高となります。
一般にPERは、業種や成長段階でも数値が変わってくるので、業界の市場平均や過去の時系列での変化と比較して割安か 割高かを判断する必要があります。グローバル企業を比較する場合はマクロ的金利水準や各国の税制なども考慮しなければなりません。また、新興の企業はPERが高くなる傾向にあります。
PTF
PTSとは、Proprietary Trading System、つまり私設取引システムのことです。取引所外での証券取引システムで、主に機関投資家や法人が対象となります。日本では取引所集中義務があったのでPTS取引はできませんでしたが、1998年12月に規制が撤廃されています。
PTSのメリットには取引時間を証券会社が個別に設定できるので、立会時間外の取り引きも可能になるなどの点があります。
「Q」から始まるFX用語
「Q」から始まるFX用語について説明します。
Quote
Quoteは、クォートとカタカナで表記する業者やサイトも多いですが同じ意味です。「相場」「時価」という意味で、為替レートを提示することをいいます。
FX取引においては「買値」と「売値」の両方を同時に相手方に提示します(ツーウェイ・クォート)。この値差の水準は各社で異なり、顧客サービスの一環にもなっています。
「R」から始まるFX用語
「R」から始まるFX用語について説明します。
RBA
RBAとは、オーストラリア準備銀行のことです。オーストラリアの中央銀行になります。RBAの金融政策会議で、オーストラリアの政策金利が決定されます。原則として毎月第1火曜日に開催されます。
オーストラリアで流通するポリマー紙幣はRBAとオーストラリア連邦科学産業研究機構 (CSIRO) が共同開発した合成樹脂の紙幣です。
RBAは、1911年に設立されたオーストラリア・コモンウェルス銀行が原点であり、1924年から財務省の発券業務を引き継ぎ、1945年には中央銀行機能が法文化され、1960年にRBAが設立され、中央銀行機能が移管されました。
RBNZ
RBNZとは、1934年設立のニュージーランド準備銀行のことです。ニュージーランドの中央銀行になります。ニュージーランド・ドル紙幣や硬貨の発行と管理、金利などの金融政策の決定まで経済関係全般を担当しています。
金融政策決定会合は年8回開催され、政策金利や声明発表がある日はFX市場にも影響を与えます。オーストラリア経済との関連性も高いので、ニュージーランド・ドルやオーストラリア・ドルに関わる取り引きをされている方はRBNZの金融政策などに注視するべきでしょう。
REIT
REIT(Real Estate Investment Trust)とは、リートと読み、不動産投資信託のことです。オフィスビルなどの不動産で運用し、賃貸収益や売却益などから得た収益を投資家に平等に分配するものです。
REITは、個人投資家でも手軽に不動産投資が可能で、他の金融商品と相関性が低いため、代替投資のひとつとして活用されています。
主な特徴としては、小口の資金でリスク分散された不動産投資が可能であることや、安定した分配金と相対的に高い利回りが期待できること、いつでも指値注文や成行注文などで売買が可能であることや、投資判断や損益把握が簡単であることなどが挙げられます。
RMBS
RMBSとは、Residential Mortgage-Backed Securitiesの略で、住宅ローンを担保として証券化した商品です。住宅ローン債権担保証券、貸付債権担保住宅金融公庫債券とも呼ばれるモーゲージ証券(MBSと呼ばれる不動産担保融資の債権を担保として発行される証券のこと)の一種のことです。
運用面では高い流動性や高い信用力、高い利回りなどが魅力です。
米国においてRMBSは、個人の住宅取得を政策的に支援するために開発され、新しい投資商品として多くの投資家に知られましたが、2007年から2008年のサブプライムローン問題で米国のRMBSは世界的に大きなダメージを与えました。
RSI
RSIとは、Relative Strength Indexで買われすぎ、売られすぎを見るための、J.W.ワイルダーによって発表されたオシレーター系テクニカル指標の一種で、過去一定期間の変動幅における上昇分の割合を指します。
日本語では相対力指数とも呼ばれます。RSIの計算方法は提唱者によって異なりますが、価格の変動幅を式に含まないことが多いので、上げ下げの大きさ、つまり変動の幅は関係なく、傾向を知りたい場合に活用される指標です。
RTGS
RTGSとは、Real Time Gross Settlementのこと、つまり即時グロス決済のことで、証券または資金の決済を、決済指図1件毎に即時に実行することをいいます。日本では、2001年1月から金融機関同士の資金や国債の決済で導入されています。
ある時点で複数の金融機関の受け払いをまとめて決済する時点ネット決済の場合に1参加者が決済できないと決済全体がストップするリスクがあり、このリスクを回避するためにRTGSが各国で導入されました。
「S」から始まるFX用語
「S」から始まるFX用語について説明します。
SARB
SARBとは、南アフリカ準備銀行のことです。1921年に設立された南アフリカ共和国の中央銀行になります。
SBWGB
SBWGBとは、ソロモン・ブラザーズ世界国債インデックスのことです。世界主要国の国債における総合投資利回りを各市場の時価総額で加重平均し指数化したものです。
SDR
SDRとは、IMF特別引き出し権のことで、Special Drawing Rightsの略です。IMF加盟国が国際収支不均衡となった場合、外貨を多く保有している加盟国から、外貨の融通を受けることができます。
加盟国が保有する二大準備資産の金や米ドルなどを補完する手段としても使われます。SDRの性格は通貨ではなく、加盟国の自由利用可能通貨に対する「潜在的な請求権」といえるものです。
SFR
SFRとは、スイス連邦の通貨スイス・フランの表記方法の一つです。一般的には「CHF」で表示します。9.11以降は「有事のドル買い」ではなく、スイスは永世中立国のため、テロなどの影響を受けにくいと判断され「有事のスイス・フラン買い」という言葉が聞かれるようになりました。
実際に9.11テロが起きたときには、ユーロとスイス・フランが買われました。
S.Q.
S.Q.とは、日経225先物やTOPIX先物などの株価指数先物取引や株価指数のオプション取引などを、最終的な決済期日で決済するための「特別に算出した価格」のことを指します。
その価格は特別清算指数と呼ばれ、取引最終日の翌日における指数構成銘柄の始値に基づいて算出されます。
SRI
SRIとは、社会的責任投資のことです。
利益追求だけでなく、社会や環境の側面も考慮するなどして社会に対する責任や貢献を重視している企業に投資をする方法のことです。Socially Responsible Investmentの頭文字を取ってこう呼ばれます。
STG
STGとは、英ポンドの表記方法の一つですが、一般的には「GBP」と表記します。英ポンドはスターリングとも呼ばれるので、STGとも表記されるのかと思いますが、あまり一般的ではありません。
Stochastics
Stochasticsとは、ストキャスティックスのことで、オシレーター系テクニカル指標のひとつです。買われ過ぎ・売られ過ぎという状態を見るために用います。日本のFX業界ではアルファベット表記よりもカタカナ表記の方が一般的です。また、ストキャスとも略されることもあります。
S&P
S&Pとは、米国の有力格付機関である「スタンダード&プアーズ社」のことです。ムーディーズと並ぶ世界的な2大格付け機関です。
総合投資情報サービス会社で、信用格付のほか「S&P500」などの株価指数も提供しています。
「T」から始まるFX用語
「T」から始まるFX用語について説明します。
T-Bill
T-Billとは、トレジャリー・ビルの略で、米国国債のうち一時的な資金不足を補うために発行される短期証券のことです。割引債 3カ月、6カ月、1年ものがあります。
日本でもT-Billが国庫短期証券として2009年2月から発行を開始しています。償還期間は2カ月、3カ月、6カ月、1年の4種類です。日本のT-Billも割引債なので、償還時に購入金額との差額が出ます。
日本の法律では通常この差益に所得税が課税されますが、日本のT-Billは法人のみに保有が限定されているため、源泉徴収ではなく法人税および地方税が課されることになっています。
T-Bond
T-Bondとは、米国長期国債(10年超~30年の利付債)のことです。利払いは半年に1回で、売買は1000ドル単位になっています。T-Bondの30年債は 近年までは金利のトレンドを見るための指標銘柄でしたが、現在は10年物がそれに取って代わり、30年債は発行が停止されている状態です。T-Bondはアメリカ合衆国によって保証されているので、アメリカの投資対象では最も安全と言われています。
T-Bond先物取引
T-Bond先物取引とは、米国財務省証券(T-Bond)先物取引のことです。米国のシカゴ商品取引所(CBOT)等において、額面10万ドル、利率年6%、償還期限30年のT-Bond標準物を取引対象とするT-Bond先物取引が行われています。
TIBOR
TIBOR(タイボー)とは、Tokyo InterBank Offered Rateの略で、日本語では「全銀協TIBOR」と呼ばれる、東京の銀行間取引における資金の出し手から提示される金利のことです。「タイボー」と呼ばれています。
各銀行の毎営業日にTIBORは公表されています。原則、同日の正午に公表されます。また、全銀協のホームページでは、原則、同日の午後3時30分以降に参考情報として「今月のレート」も追加され、さらに過去の全ての履歴も見ることが可能になっています。
TOPIX
TOPIXとは、日経平均と並ぶ日本株の代表的な株価指数の1つで、東証1部上場全銘柄の時価総額を表す株価指数のことです。
基準日(1968年1月4日)の時価総額を100として、その日の時価総額がどの程度増減したかを表す指数です。
TOPIXオプション取引
TOPIXオプション取引とは、TOPIX(東証株価指数)を原資産とする株価指数オプション取引のことです。
将来あらかじめ定められた期日(満期日)に一定の価格(権利行使価格)で、TOPIXを買う(売る)権利を取引するものです。決済はすべて差金決済となります。
TOPIX先物取引
TOPIX先物取引とは、東証株価指数を取引対象とした株価指数先物取引のことです。決済はすべて差金決済となります。
決済方法には、取引最終日までに転売、あるいは買戻しによって決済する方法と、最終決済期日に最終決済する方法があります。
最終決済は、最終清算指数(S.Q)によって行われます。
「U」から始まるFX用語
「U」から始まるFX用語について説明します。
USD
USDとは、アメリカの通貨単位「ドル」のことです。
米ドルの特徴については、『米ドル通貨の特徴』をご覧ください。
「V」から始まるFX用語
「V」から始まるFX用語について説明します。
Value Date
Value Dateとは、受渡日のことをいい、2つの通貨が交換される日のことです。日本の金融業界などではカタカナでバリュー・デートと表記し、意味は同じです。
FX市場の場合ではロールオーバー方式でValue Dateが先送りされるため、ポジションの決済するまで資金の受け渡しはしません。スワップポイントはこのValue Dateの日数で計算されます。実際にポジションを保有していた日数ではないので注意が必要です。
VAR
VARとは、バリュー・アット・リスクのことで、市場リスクを管理する手法のひとつです。為替や金利などが予想と逆の方向に動いた場合に、想定される最大の損失額を計算するしくみのことです。金額が大きいほど資産が内包している市場リスクが大きいといえます。
Verbal Intervention
Verbal Interventionとは、口先介入のことで、政府要人や財務省の高官などによる、為替相場の動きを牽制するために市場参加者向け、発言やアナウンスすることをいいます。
本来であれば政府首脳や金融当局者が為替相場の水準に対して言及するのはルール違反ですが、特に日本においては頻繁に、また安易に行われています。
しかし、トレーダーもそれを見透かしているので、実際には本来の口先介入に比べてあまり効果が出ていません。
VTICs
VTICsとは、ベトナム・タイ・インド・中国の4カ国の通称です。
BRICsから、地理的に離れたブラジル(B)と一般的に投資リスクの高いロシア(R)を除き、代わりにベトナム(Vietnam)とタイ(Thailand)を加えた、アジア新興4カ国を表わす言葉のことです。
VWAP
VWAPとは、Volume Weighted Average Priceの頭文字で、日本語では出来高加重平均価格のことです。取引実態により近い平均的な約定価格として、特に機関投資家などが意識している価格です。
売買を行うときの目標価格にもなり、VWAPを見ることで平均価格が見えてくるので、VWAPよりも上で価格が推移していれば、市場が強気で動き、VWAPよりも下で推移していれば、多くのトレーダーが損失を抱えて取り引きしている状態なので弱気になっていると判断できる材料となります。
「W」から始まるFX用語
「W」から始まるFX用語について説明します。
WTO
WTOとは、世界貿易機関のことです。世界的に自由な貿易を促進することを目的としてつくられた国際機関です。
GATTウルグアイ・ラウンドでの合意に基づき、マラケシュ宣言で1995年1月に関税及び貿易に関する一般協定を発展解消させて発足しました。本部はスイス連邦のジュネーブにあります。
分野ごとに交渉や協議を実施する場が設けられていて、その意思決定はすべての加盟国の合意で意志決定するもので、加盟国が1国でも反対すれば決定はできません。その代わり、決定事項は加盟各国への拘束力を持っています。
「X」から始まるFX用語
「X」から始まるFX用語について説明します。
XAG
XAGとは、貴金属の銀(シルバー)を表す世界共通の通貨コードのことです。ISO 4217で定められています。銀は古来から世界中で宝飾品や装飾品、貨幣などの実物資産として幅広く保有される代表的な貴金属です。
ちなみに、ISO 4217とは、国際標準化機構(ISO)で制定された国際標準で、通貨や貴金属など国際的なファイナンスで使われるものを3文字のアルファベットで表し、貴金属のコードは全部「X」で始まります。
XAU
XAUとは、金(ゴールド)を表す世界共通の通貨コードのことです。ISO 4217で定められています。金には大きく分けて「通貨的価値」と「希少的価値」の2種類の資産としての価値があります。世界的に共通する価値を持つ国際商品として、現在でも活発に取り引きが行われており、香港やチューリッヒ、ロンドン、ニューヨークが世界の四大金市場と呼ばれています。
なお、XAUというコードはFX取引の仕組みに似た「店頭貴金属証拠金取引」と呼ばれる金の証拠金取引でも使われています。そのペアには、XAU/USD、XAU/JPY、XAU/EUR、XAU/AUDなどがあります。
「Y」から始まるFX用語
「Y」から始まるFX用語について説明します。
「Z」から始まるFX用語
「Z」から始まるFX用語について説明します。
ZAR
ZARとは、南アフリカの通貨単位「ランド」のことです。
南アランドが「SAR」ではなく「ZAR」と表記されるのは、サウジアラビアの通貨「リアル」が既に「SAR」として登録されていたためです。代わりにオランダ語系の古語で「南」を意味する「Zuid」の頭文字「Z」が採用されました。
通貨の特徴については、『南アフリカランド通貨の特徴』をご覧ください。
ZEW景気期待指数
ZEW景気期待指数とは、ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が発表する経済指標のことです。
金融機関の調査、市場関係者に質問状を送付、DI方式で指数を作成し、今後6ヶ月先の景気が良くなるか、悪くなるかを質問します。