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FXには様々なトレードスタイルがあり、取引ロット数だけでなくポジションの「保有期間」を調節することでもリスクとリターンのバランスをとることが可能です。
長期保有は高リターンを狙える半面、相場の急変に巻き込まれるリスクが高く、かといってリスクを排した短期取引ではなかなか利益が増えません。
そこで今回は、両者の中間にあたる「スイングトレード」の取引ポイントやテクニカル指標との組み合わせ方などを紹介していきます。
本記事を読めばスイングトレードのコツをつかめるので、ぜひ参考にしてください。
スイングトレードとはどんな手法?
スイングトレード(Swing Trading)とは、1日~数日程度のスパンで1回あたりの取引を終えるトレード手法のことです。
波に乗るように短期間で次々とポジションを入れ替えていく戦術にちなんで、Swing Tradingと呼ばれるようになりました。
一日以内に決済まで済ませるデイトレードよりポジションの保有期間が長い点に違いがあります。
相場の値動きを見ながら利益を追求できるため、取引資金は数万円~数十万円程度もあれば十分にまとまった儲けを確保することが可能。
取引回数が比較的少なくて済み、しかも相場の急変に巻き込まれるリスクを抑えられる魅力もあり、個人トレーダーの間で非常に人気があるトレードスタイルです。
個人投資家にオススメのスイングトレード
多くの個人投資家はずっとモニターに張りついて取引できるわけではありません。スイングトレードは数日間かけて1回取引を完結される取引ですので、本業のあるサラリーマンや時間の取れない個人投資家にはお勧めのトレード手法です。
スイングトレードのコツ
スイングトレードはリスクとリターンのバランスを調節しやすいシンプルな手法ですが、きちんとルールにのっとった取引を継続しないと多額の損失が発生しかねません。
ここでは、スイングトレードを行う上で厳守すべき3つのコツについて解説していきます。
1.週末は注意
為替相場は基本的に月曜日の早朝~土曜日の早朝までしか開いていないため、土日はFX取引を行うことが出来ません。
なぜなら、個人トレーダーが取引に参加できない土日の間にも為替レートは変動しており、月曜日になったら先週末から大きくかけ離れたレートになっている可能性があるからです。
週末を挟まないで為替レートが連続して推移している期間中のみ取引に参加すれば、相場の急変リスクを最小限に抑えられます。
2.トレンドに逆らわない
FXの売買手法には大きく分けて「順張り」と「逆張り」がありますが、スイングトレードでは「順張り」を優先するのが鉄則です。
逆張りを行うと読みが当たった時にこそ多額の利益を得られますが、中途半端なタイミングでエントリーした結果、大損失に発展するリスクもあります。
その点、順張りトレードでひたすら相場の流れに追従していれば、一時的に含み損が出ても回復する可能性が高いので慌てる必要がありません。
トレンドに逆らわないことが、FXの基本にして王道です。
トレンドには乗るのが鉄則!
FXを行う個人投資家は逆張り投資家が多いです。どうしても値ごろ感で取引をしてしまうので、下落トレンドの真っただ中で買いを入れてしまうということがよくあります。初心者のうちはトレンドには逆らわないようにしましょう。
3.取引ルールを順守する
FX初心者の中には、その場の思い付きで取引方針を決定する方が少なくありません。
しかし、スイングトレードで安定して稼ぎ続けるためには、「運や勘に頼らない合理的な取引スタイル」を確立する必要があります。
具体的には、エントリーの目安にするテクニカル指標や利食い・損切幅などを事前に決定しておき、その取引ルールをひたすら厳守するのです。
たとえ損失が出ようと利益が少額になってしまおうと、ギャンブル性を捨てて「作業」に徹することが肝心です。
取引ルールは破ると癖になる
取引ルールは一度破るとその後必ずといっていいほど、またルールを破ります。たちの悪いのは、決めたルールどおり損切りしなくとも、その後為替レートが元に戻り損しないことが多々あるということです。これを経験してしまうと、「あの時は大丈夫だったんだから、今回も大丈夫だろう」と簡単に取引ルールを破るようになり、大きな為替変動によって一発で資産を失ってしまうということに繋がります。取引ルールは絶対に厳守しましょう!
スイングトレードのポイント
スイングトレードは1回あたり1日~数日程度の短いスパンでポジションを切り替えていく取引手法であり、詳細なルール決めが不可欠です。
ここでは、スイングトレードのエントリー・利確・損切ポイントについて解説していきます。
スイングトレードのエントリーポイント
エントリーの仕方にはいろいろなやり方がありますが、以下の3つが基本です。
- テクニカル指標の売買シグナルが出た時にエントリー
- トレンドラインの押し目・戻りのタイミングでエントリー
- フィボナッチリトレースメントを引いて押し目・戻りのタイミングでエントリー
これらのパターンは他の市場参加者も意識している売買ポイントであり、比較的信頼できる取引タイミングと言えます。
どのパターンを選ぶにせよ、長期トレンドの中で一時的に発生したミスプライシングを狙う順張りの手法を徹底することが重要です。
なお、スイングトレードは中長期的なトレンドに追従していく手法なので、チャートを見るときは短期足ではなく4時間足や日足の時間足を利用しましょう。
スイングトレードのエントリー
スイングトレードは数日間ポジションを保有しますのでエントリーが重要です。チャートはだましの多い分足ではなく、日足を基本として分析するようにしましょう。日足チャートの売買シグナルは教科書どおりのきれいな形で出ることも多々ありますので売買シグナルを把握しておくことも重要です。
難しい利確ポイント
スイングトレードの利益確定ポイントの決め方には、主に以下の3つがあります。
- 利確する目標金額(またはpips)を最初から決めておく
- チャネルラインの抵抗(支持)線付近で決済
- 相場に追従して利益確定ポイントを移動させる
エントリー価格から50~100pips程度の値幅で機械的に決済を繰り返す手法なら、頻繁にチャートを見る必要がありません。
IFO注文などを活用すれば発注の手間も省けるため、多くの個人トレーダーが好んで実践しています。
一方、チャート画面を見ながら利確ポイントを決める方法では、手間がかかる分トレンドに乗れた時に大きく利益を伸ばすことが可能です。
トレンドラインまたは水平線をチャート上に引いて、直近ローソク足の安値(高値)が変動する度に利確ポイントを切り上げ(切り下げ)ていくと良いでしょう。
損切りのポイント
スイングトレードの損切ポイントの決め方には、主に以下の3つがあります。
- 前もって目標利確pipsの半分程度に設定
- 直近ローソク足安値(高値)の10~20pipsほど下(上)に設定
- テクニカル指標がトレンド反転のシグナルを出したときに損切
損切幅を利確幅より狭く設定しておけば、理論上取引を繰り返すに連れて収支が伸びていくので機械的なトレードが可能です。
ただし、瞬間的な急落(急騰)にヒットしてしまう可能性もあるため、取得レートに近すぎるのは望ましくありません。
また、自分のイメージと違った方向にトレンドが動くのを見極めてから損切りする場合は、4時間足以上の長期足チャートを見ることが重要です。
スイングトレードの逆張りポイント
スイングトレードでは順張りを徹底すべきですが、どうしても利幅を重視したいのなら逆張りを併用しても構いません。
ここでは、スイングトレードで逆張りを行う際に意識すべき3つのポイントを解説していきます。
1.オーバーシュートを狙う
為替レートの値動きには、上下を繰り返しながら移動平均線に収束しようとする特性があります。
ただし、その原因がヘッジファンドによる仕掛けといった一過性のものであれば良いですが、経済指標等の場合はそのまま強いトレンドにつながる可能性があり、安易な逆張りは危険極まりありません。
配信ニュースを見てオーバーシュートの理由を出来るだけ早く把握し、「戻り」を期待できそうな時だけエントリーしましょう。
逆張りは短期勝負
逆張りを行う時はトレンドに逆らっているということを忘れてはなりません。一時的な戻りを狙う時は特にポジションは長期では保有しないようにしましょう。
2.トレンドラインのブレイクを狙う
チャート上に引いたトレンドラインに沿ってエントリー・決済を繰り返すのがスイングトレードの基本ですが、どんなトレンドもいつかは終わりを迎えます。
為替レートが上昇トレンド時のサポートライン(下落トレンド時のレジスタンスライン)を完全に抜けたタイミング(ブレイク)はトレンド反転の前兆であり、現在のトレンドと逆の売買注文を仕掛ける好機です。
ただし、トレンドの最中に為替レートがトレンドラインを一時的に下回る(上回る)ことは往々にして起こりうる現象なので、早仕掛けは禁物。
サポートラインとレジスタンスラインが逆転したのを確認してからエントリーするようにしましょう。
トレンド転換狙いに焦りは禁物
トレンド転換を示すサインが出た時はついチャンスを逃すまいと焦って売買しがちですが、焦りは禁物です。FXの世界では常にだましに注意しましょう。トレンドが転換したのをしっかりと確認してからエントリーしても遅くはありません。相場は逃げないのですから。
3.相場の天底を狙う
上昇トレンド(下落トレンド)時の為替レートがチャートの高値圏(安値圏)で膠着している場合、次に反転の値動きが起こる可能性が高いです。
ダブルトップ(ダブルボトム)やトリプルトップ(トリプルボトム)、ヘッドアンドショルダーなどのチャートパターンが出現したら、トレンド反転を予想して現在のトレンドと逆の売買注文を仕掛けると良いでしょう。
ただし、これらのチャートパターン予測も必ず当たるわけではないので、為替レートがネックラインを完全に抜けきったのを確認してからエントリーした方が無難です。
スイングトレードのためのテクニカル指標
スイングトレードは統計学的ロジックに基づいて短期的かつ機械的な取引を繰り返す手法であり、エントリー・決済ポイントを探る際にテクニカル指標が欠かせません。
ここでは、スイングトレード時の各テクニカル指標の使い方について解説していきます。
移動平均線
短期移動平均線(期間は5日や10日)、中期移動平均線(20・21・25日など)、長期移動平均線(75・100日など)をチャートに適用し、以下の条件を満たした時が取引タイミング。
移動平均線 | 上向きまたは横ばいの中・長期移動平均線を上抜け→買い |
---|---|
下向きまたは横ばいの中・長期移動平均線を下抜け→売り | |
中・長期 移動平均線 |
下向きまたは横ばいの中・長期移動平均線が上向きに変化し、移動平均線を下回っていた為替レートが上抜け→買い |
上向きで、移動平均線を下回っていた為替レートが上昇開始→買い | |
上向きで、移動平均線を上回っていた為替レートが移動平均線付近で上昇開始→買い | |
上向きまたは横ばいの中・長期移動平均線が下向きに変化し、移動平均線を上回っていた為替レートが下抜け→売り | |
下向きで、移動平均線を上回っていた為替レートが下落開始→売り | |
下向きで、移動平均線を下回っていた為替レートが移動平均線付近で下落開始→売り |
初心者にオススメの移動平均線
移動平均線はチャート上に表示するだけで初心者でも分析が可能です。ゴールデンクロスやデッドクロスは直感的にも上昇、下落のイメージがわくのではないでしょうか。チャートでは常に移動平均線を表示させるようにしましょう。
MACD
短期EMA(12日)、長期EMA(26日)、シグナル(9日)のMACDをチャートに適用し、以下の条件を満たした時が取引タイミング。
買い(ゴールデンクロス) | MACDがシグナルまたは0ラインを上抜け |
---|---|
売り(デッドクロス) | MACDがシグナルまたは0ラインを下抜け |
なお、MACDはレンジ相場で頻繁にダマシのサインを出すので、全ての取引タイミングに反応するのは危険です。
他の指標と組み合わせて使うことで、取引タイミングの信頼性を高めることが出来ます。
RSIとストキャスティクス
14日RSIをチャートに適用し、以下の条件を満たした時が取引タイミング。
買い | 20~30%以下の安値圏でRSIが上昇 |
---|---|
売り | 70~80%以上の高値圏でRSIが下落 |
なお、RSIはレンジ相場や緩やかなトレンド時に役立ちますが、強いトレンドが発生している時には頻繁にダマシのサインを出します。
他の指標と組み合わせて、現在の相場状況を鑑みながら活用しましょう。
逆張り指標RSI
相場の買われ過ぎ、売られ過ぎを売買サインとするのがRSIです。利確ポイントとして使用することもでき便利な指標ですが、トレンドが発生している間は、RSIが高値圏、安値圏で張り付くこともありますので注意が必要になります。
一目均衡表
転換線(9日)、基準線(26日)、先行スパン2(52日)の一目均衡表をチャートに適用し、以下の条件を満たした時が取引タイミング。
買い | 転換線が基準線を上抜け |
---|---|
遅行スパンがローソク足を上抜け | |
ローソク足が雲を上抜け (これら3つが揃ったら三役好転で強い買いシグナル) |
|
売り | 転換線が基準線を下抜け |
遅行スパンがローソク足を下抜け | |
ローソク足が雲を下抜け (これら3つが揃ったら三役逆転で強い売りシグナル) |
なお、経済指標や要人発言等のイベントの前後には、急激に為替レートが動いて瞬間的に一目均衡表の雲を抜けることがよくあります。
一時的に雲を抜けたからといって必ずしもそのままトレンドにつながるわけではないので、値幅の狭いレンジ相場では注意が必要です。
ダイバージェンス
基本的に、ローソク足の値動きとテクニカル指標の方向性は一致しますが、稀に為替レートが上昇しているのにテクニカル指標が下落するという逆行状態になることがあります。
この現象は「ダイバージェンス」と呼ばれており、相場の転換を示唆するサインの一種です。
MACD、RSI、ストキャスティクス等のオシレーター系テクニカル指標をチャートに適用し、以下の条件を満たした時が取引タイミングとなります。
買い | ローソク足の高値と安値が切り下がっているのにオシレーターが上昇している |
---|---|
売り | ローソク足の高値と安値が切り上がっているのにオシレーターが下落している |
ただし、ダイバージェンス自体は単にトレンドの弱まりを表しているものに過ぎず、調整後に再びトレンドに乗り始める展開も珍しくありません。
ダマシに釣られないように、他の指標と組み合わせて分析精度を高めると良いでしょう。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンド(期間は20・21・25日など)をチャートに適用し、以下の条件を満たした時が取引タイミング。
順張り | バンドの形状が横ばいから広がり始めたら支持線となっている+σ付近で買い |
---|---|
バンドの形状が横ばいから広がり始めたら抵抗線となっている-σ付近で売り | |
逆張り | レンジ相場の時、支持線となっている-σ付近で買い |
レンジ相場の時、抵抗線となっている+σ付近で売り |
ボリンジャーバンドを逆張りのみで使い続けていると、強いトレンドが発生した時に大損失につながるリスクがあります。
相場の状況をしっかり把握し、適切な手法を選択しましょう。
まとめ
今回はスイングトレードの取引ポイントやテクニカル指標で売買タイミングを探る方法などをご紹介いたしました。
この記事の重要ポイントをまとめると、以下の3点が挙げられます。
- スイングトレードは1日~数日程度でポジションを切り替えていく取引手法
- スイングトレードでは確率を重視して機械的な取引を継続することが大切
- 売買タイミングはテクニカル指標やトレンドライン等で判断する
「リスクを抑えた取引を行いたい」
「テクニカル指標で短中期的な取引タイミングを判断するコツが分からない」
そんな方は、本記事を参考にしてスイングトレードのやり方を習得してください。
様々な指標を組み合わせることが重要
相場を分析するテクニカル指標はたくさんありますが、それぞれに特徴がありそれらを組み合わせて使用することでより精度の高い分析が可能になります。ぜひ自分のトレードスタイルに合った分析手法を見つけてください。
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