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保険営業員やプライベートバンカー、証券営業員など様々なタイプの金融のプロに対して投資情報の提供を行う。現在は資産形成層から富裕層まで、個別のお客様にあった投資コンサルティングを行っている。
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チャートパターンを意識しながら為替レートの値動きを観察すれば、トレンドの転換気配を先読みした投資が可能となります。
特に、出現頻度がそれほど高くない「ヘッドアンドショルダー」は、トレンド反転を狙った取引にうってつけです。
そこで今回は、ヘッドアンドショルダーの特徴や取引タイミングを見極める上での注意点などを紹介していきます。
本記事を読めば、ヘッドアンドショルダーを活用したチャート分析の手法を習得できるので、ぜひ参考にしてください。
ヘッドアンドショルダーとは?
ヘッドアンドショルダーはトリプルトップの一種ですが、三つの山のうち真ん中のものが他の二つより高いのが特徴的です。
そしてチャート上に出現する「場所」によって、ヘッドアンドショルダーは二つのパターンに分類されます。
ここでは、ヘッドアンドショルダーの基本的な特徴について見ていきましょう。
ヘッドアンドショルダーボトム(逆三尊)
相場の安値圏に出現するヘッドアンドショルダーは、「ヘッドアンドショルダーボトム(別名、逆三尊)」と呼ばれています。
一つ目の谷より二つ目の谷の方が深く、三つ目の谷は二つ目の谷より浅いのが大きな特徴です。
その結果、下落トレンドが終わり、上昇トレンドに反転するサインとみなされます。
ヘッドアンドショルダートップ(三尊)
相場の高値圏に出現するヘッドアンドショルダーは、「ヘッドアンドショルダートップ」と呼ばれています。
一つ目の山より二つ目の山の方が高く、三つ目の山は二つ目の山より低いのが大きな特徴です。
上昇トレンド時には高値を更新しようとする値動きが何度か発生しますが、三つ目の山が二つ目の山を上回れずに止まったため、「相場が天井に達した」という観測が浮上。
その結果、上昇トレンドが終わり、下落トレンドに反転するサインとみなされます。
ヘッドアンドショルダーの取引タイミング
ヘッドアンドショルダーはエントリー・決済ポイントが比較的分かりやすいチャートパターンであり、トレンド転換のタイミングを狙った取引にうってつけです。
ここでは、ヘッドアンドショルダーの売買ポイントの目安や注意点などについて解説していきます。
売買ポイント
ヘッドアンドショルダーの売買ポイントを把握するためには、最初に「ネックライン」を引く必要があります。
ネックラインとは、ヘッドアンドショルダートップの各山の安値(ヘッドアンドショルダーボトムの各谷の高値)同士を結んだものです。
上記の画像のようにチャート上にネックラインを引いた時、以下の2点を売買ポイントとみなすことが出来ます。
- ネックラインを完全に抜けきったタイミングがエントリーポイントの目安
- ヘッドとネックラインの値幅分反対に動いた価格帯が決済ポイントの目安
だまし
ヘッドアンドショルダーは「ダマシ」が多いチャートパターンとしても知られており、思い込みで動くと大損失につながる可能性があります。
特に以下の2つはヘッドアンドショルダーと形が似ており、非常に引っ掛かりやすいダマシのパターンなので十分に注意しましょう。
- 三つ目の山(谷)が真ん中のヘッドより高く(低く)なる
- ネックラインを抜けた価格が再びネックラインを上抜け(下抜け)する
どちらも典型的なトレンド継続のサインであり、反転と決め込んでドテン売買するのは早計。
これらのダマシを回避するためにも、出来るだけ日足以上の長期足チャートを使って、ヘッドアンドショルダーの形が完成するのを確実に見極めてから動くことが大切です。
チャートパターンは注意深く判断を!
チャートを見ていると、チャートパターンが完成しそうな時点で注意してみて、売買を判断することになりますが、つい気が逸ってしまいがちです。自分が気づいたチャートパターンは、他の人も気づいていて逆方向に振らせることで稼ぐ人たちもいるので、安易なエントリーは避けるようにしましょう。
ヘッドアンドショルダーのネックラインを活用
ヘッドアンドショルダーのネックラインは一般的なトレンドラインの活用法と似ていますが、ネックラインのブレイク=取引シグナルではないことに注意しなければなりません。
強いトレンド時には調整が入っても高値(安値)更新を試そうとする値動きが長引くため、ネックラインを抜けた為替レートが再びトレンドに沿って動き続ける可能性があるからです。
したがって、サポートラインの役割を担っていたネックラインがレジスタンスラインに変わったのを確認できたタイミングこそが、ヘッドアンドショルダーの正しい取引シグナルと言えるでしょう。
斜めのネックライン
ヘッドアンドショルダーのネックラインは、必ずしも水平になるとは限りません。
押し目買い(戻り売り)のポイントが上下にずれて、ネックラインが斜めになるケースもあります。
その場合は、チャート画面右側のショルダーとヘッド間の値幅を基準に考えましょう。
上記の画像のように、ネックラインが斜めになっている場合は水平の時より狙える利幅が狭くなってしまいます。
しかし、ヘッドアンドショルダーのチャートパターンであることに変わりはないので、エントリー・決済のタイミングを見逃さないように注意しましょう。
まとめ
今回はヘッドアンドショルダーの特徴や取引タイミングの見極め方等をご紹介いたしました。
この記事の重要ポイントをまとめると、以下の3点が挙げられます。
- ヘッドアンドショルダーはトレンド転換のサイン
- ネックラインがレジスタンスライン化したタイミングがエントリーの目安
- ネックラインとヘッドとの値幅分、反対側に動いた辺りが利益確定の目安
チャートパターン分析のテクニックに興味のある方は、本記事を参考にしてヘッドアンドショルダーの活用法を習得してみてください。
ヘッドアンドショルダーは典型のひとつ
ヘッドアンドショルダー(三尊)は日本発祥のテクニカル分析である酒田五法にもある典型的なチャートパターンです。正しく判断できれば強い武器になると思いますが、ダマシが発生することも多いのでエントリー後は逆方向に振れたときのロスカットの準備も怠らないようにしましょう。
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