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その後外国為替のトレーダーになりたいとの思いから3メガ系証券会社へ転職。外国為替のスポット、フォワードトレーディング及び、EM通貨のクレジットトレーダーとして3年間従事。
投資歴は大学から14年程。今までの自身のトレーディング経験と機関投資家相手に行なっていたトレード手法や知識を活かして様々な投資サイトの監修や編集、そしてトレーディングの指導等に注力している。
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さまざまなテクニカル指標がありますが、多くが複雑な操作や見方が必要ですし、経験がないと精度の高い相場分析は難しいものです。
「初心者でも使いやすく、効果も期待できる相場分析方法を知りたい」
そう考えているFX初心者は多いのではないでしょうか。
チャネルラインは比較的簡単なので、安心して利用できるはずです。
そこで今回は、初心者でも使いやすいチャネルラインの特徴や引き方・使い方などについて紹介しています。
この記事を読むことで、チャネルラインを安心して使えるようになりますので、参考にしてください。
チャネルラインについて
チャネルラインは、トレンドラインの外側に平行に引いた線のことです。
2本の平行線ができることで、相場動向が予測しやすくなります。
価格がチャネルラインをブレイクすることで、トレンド転換点を探ることが可能です。
チャネルダウン | 下降トレンドのチャネルライン |
---|---|
チャネルアップ | 上昇トレンドのチャネルライン |
チャネルラインの引き方と使い方
チャネルラインを活用することで、相場動向・売買タイミングが予測しやすくなります。
すぐに使えるように、ここでは、チャネルラインの引き方や使い方について確認していきましょう。
チャネルラインの引き方
各種FX取引ツールにはラインの描画機能が備わっており、チャート上をドラッグするだけで任意の場所に線を引くことができます。
上記画像のように、上昇トレンドであれば、安値同士を結んだトレンドラインを引き、その外側に高値同士を結んだ平行線を引くことでチャネルラインの作成が可能です。
下降トレンドの場合も同様ですし、レンジ相場においてもチャネルラインは作成できます。
線を引く際は「必ず安値(高値)の頂点同士を結ばないといけない」などの決まりはありません。
画像の上の線のように、多少ズレる分は問題ありませんので、あまり神経質ならずに引くことが大事です。
例として、個人投資家が愛用している「MetaTrader4」の場合。
(※Meta Trader4より抜粋)
チャネルラインの引き方はトレンドラインと同様、チャート上に並んでいるローソク足の安値同士・高値同士を直線で繋ぎます。
2点あれば直線を引くことはできますが、3~4つ程度のポイントを合わせると綺麗なチャネルラインを引くことができます。
もしどうしても一度に高値と安値を平行線で囲むことができなければ、1本ずつ平行なトレンドラインを引いてチャネルラインを作成してもかまいません。
チャネルラインを引くメリット
チャネルラインはトレンドラインの応用です。
安値同士を結んだトレンドラインは、上昇相場における押し目買いのタイミング、高値同士を結んだトレンドラインは、下降相場における戻り売りのタイミングを示してくれます。
しかし、FXではどんなにうまいタイミングでエントリーできたとしても、的確なタイミングで決済しなければ利益になりません。
その点では、エントリーだけでなく決済の頃合まで一目でわかるチャネルラインは、短期取引時にこのうえなく役に立ちます。
デイトレーダー必見のアイテムといえるでしょう。
チャネルラインを活用するときは
上昇相場ならサポートライン付近が買いエントリー、下降相場ならレジスタンスライン付近が売りエントリーの目安となります。基本的にはエントリーした後は「利大損小」を常に頭に入れてトレードしなければいけません。これはリスクリワードとも言われ継続的にリターンを上げるトレーダーには必須な考え方です。
チャネルラインを引く最適な時間足
最近では多くのFXトレードツールに描画ツールが実装されており、「平行チャネル」を選択するだけで簡単にチャネルラインをチャート上に引くことが出来ます。
基本的にチャネルラインの引き方は、トレンドラインを引く時とほぼ同じ。
上昇トレンドの時はローソク足の安値同士を一直線に繋ぎ、その上側に高値同士を繋いだ平行線を引けばチャネルラインの出来上がりです。(下落トレンドやレンジ相場の時も手順は同様。)
あくまでチャネルラインで囲まれた範囲は、「市場参加者が意識しているであろう価格帯」です。
確率上、値動きがチャネルラインから一時的にずれることは往々にして起こりうるので、あまり神経質にならないようにしましょう。
チャネルラインを使い取引タイミングを考える
チャネルラインの活用方法の1つとして、レジスタンスライン部分に横のラインを作成し、価格が戻った場合に押し目買いを狙う方法があります。
また、サポートライン付近まで価格が下がった際に買いポジションを持ち、利益を狙うことも可能です。
他にも、レジスタンスラインをブレイクしたら買い、サポートラインを割ったら売りなど、チャネルラインをさまざまな取引タイミングの起点として捉えることができます。
ポイント
上昇相場で高値ブレイクした後はその高値に横線を引くことで、押し目買いの目処がチャート上で視覚的に判断出来るようになり、そこでポジションを積み増す等次の取引に活かす目処となります。
チャネルラインとエリオット波動の組み合せる
チャネルラインは他のチャート分析理論との親和性が高く、エリオット波動と組み合わせることで多大な分析効果を発揮します。
ちなみにエリオット波動とは、ラルフ・ネルソン・エリオット(Ralph Nelson Elliott)というアメリカの会計士によって考案された「相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)を一つの周期として動いている」という理論のことです。
上のチャート画像を見れば一目瞭然なように、上昇トレンドの最中には「上昇」→「調整」→「上昇」→「調整」→「上昇」と5つの波動パターン(推進波)によって相場がN字型に推移しています。
そして最も大きな上昇を示す第3波動が終了した後に、「下落」→「戻し」→「下落」と3つの波動パターン(修正波)が発生して緩やかな調整モードに移行。
これら8波1サイクルはチャネルラインに沿って進行するという特徴があるため、チャネルラインを引けば現在の相場がどの段階にあり、次にどんな行動を取るべきか戦略を立てることが出来るのです。
過信は禁物ですが、きちんと各波動の終点を意識しながら正確にチャネルラインを引けば、押し目買い・戻り売りのポイント予測に役立つことは間違いありません。
まとめ
今回は、初心者でも使いやすいチャネルラインの特徴や引き方・使い方などについて紹介いたしました。
あらためて、この記事で紹介した大事なポイントをまとめると、以下3点が挙げられます。
- チャネルラインを使えばトレンド転換点や売買タイミングを見つけやすい
- トレンドラインを平行して引くだけなので初心者でも使いやすい
- 移動平均線などプラスαのテクニカル指標と併用することで、より効果が期待できる
特に、FXを始めて間もない方は、この記事を参考にして、早速チャネルラインを活用してみてください。
さいごに
為替レートが永久にチャネルライン内で推移し続けるということはありません。 いつかは上か下かどちらかの方向に突き抜けていきます。この「ブレイク」が発生したら、再びチャネルラインを引いて想定変動幅をチェックし直しましょう。 意識すべきは頻繁に売ったり買ったりせずに、トレンドに乗ったら高値ブレイクを三回までは耐える等精神的に耐える工夫が必要となります。 この「三回」というのは相場の癖でよく言われるタイミングのため、「ダウ理論」や「エリオット波動」を勉強してみるといいでしょう。
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