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「た」から始まるFX用語
「た」から始まるFX用語について説明します。
ダイバージェンス
ダイバージェンス(divergence)とは、値動きとテクニカル指標の動き方が逆行することをいいます。RSIやRCIなどのテクニカル指標と価格の間でダイバージェンスが現れた場合には、一般的には「危険信号」「価格が下降転換するサイン」と見られます。
ダイレクトディーリング
ダイレクトディーリングとは、銀行同士がブローカーや電子ブローキングを介さずに直接取引することです。ダイレクト・ディーリングでは手数料を節約できる上、大きな額を一度に取り引きすることができるようになっています。
タカ派
タカ派とは、相手に妥協せず、自分たちが正しいと判断する主張に基づいて強硬に物事を進めようとする考え方を持つ人、あるいは集団のことをいいます。広義では、武力解決派を指します。強硬派、急進派、武闘派ともいいます。(⇔ハト派)
タックス・ヘイブン
タックス・ヘイブンとは、外国企業に対し、税制上優遇措置を与えている国や地域のことをいいます。租税避難地とも呼ばれ、いずれもOECD非加盟国です。国外に籍のある法人の法人税や個人の所得税などを大幅に軽減したり、利子や配当などに課せられる税金の負担が安い、もしくは無税とされる国や地域ですが、税金逃れを狙う企業と税収確保をしたい各国税務当局との摩擦が年々強くなっています。
日本では税金逃れを目的に使われたことが証明されると子会社と親会社の利益を合算したものが課税対象になるようです。
類義語でオフショア市場があります。しかし、オフショアの方が広義で金融機関や市場を含めて言う場合に用いられる用語となっています。
ダン
ダンとは、取引が成立(約定)したことをいいます。ダンに対し、取引が不成立だった場合はナッシング・ダンといいます。英語のDoneから由来しています。ディーリングにおいて相手方に取引が成立したことを伝える合図であり、ダンをした取り引きは取り消すことができません。
インターバンク市場ではディーラーやブローカーなどがダン(Done)、ギヴン(Given)、テイクン(Taken)など短い言葉を利用することでスピードを上げて効率よく取り引きしています。
ダンピング
ダンピングとは、海外市場でのシェアを拡大するために正常な価格よりも安値で輸出するなど、市場に攻勢をかけることをいいます。特に公正な競争を妨げるほど不当に安い価格で販売することをいいますので、相手の許容範囲を超えれば深刻なトラブルの原因にもなり、国際的な批判を浴びることもありえます。
ダンピングの中でも為替ダンピングは輸出品の対外競争力を強めるために、自国通貨を実勢レートより切り下げることをいいます。新興国や途上国などで輸出促進や輸出不振改善を目的として行われ、こういったケースでは国内価格で輸出することで、相手国にとっては安売りしたのと同じ効果を持たせることができるのです。
代用有価証券
代用有価証券とは、信用取引の委託保証金の代わりに預託された有価証券のことをいいます。代用証券とも呼ばれ、現金の代わりとしての株式などの有価証券を指します。
また、代用有価証券は、現金と異なり価格変動リスクを伴う場合が多く、時価に一定率をかけた価格で評価されています。
大統領サイクル
大統領サイクルとは、「米国の株価は、米国の中間選挙の年が安値(ボトム)で、大統領選挙の年まで上昇する」というサイクルのことをいいます。
一般的に、大統領選挙の年は、政権与党が人気取りのため、景気を意識した「株高政策」を採る傾向があります。一方、為替については、大統領選挙の年は「ドル高政策」を採る傾向があります。ドルが弱いと政権与党の印象が悪くなる、といった具合でしょうか。
高値
高値とは、特定の期間(週間や月間など)の中で最も高いレートのことです。(参考:四本値)
その銘柄の相場が高いか安いかは、様々な条件などと照らし合わせた相対的な価値で判断します。高値は銘柄の買いタイミングを計るために重要な情報で、高値をさらに抜いて新たな高値がつくことで、その銘柄が新たな局面を迎えたと判断されます。そのようなケースでは多くの場合、その銘柄はさらに人気が出ることが多いようです。
建玉
建玉とは、オーダーを入れ、約定した時にポジションを立てることです。ポジションは玉(ぎょく)とも呼ばれ、信用取引、先物取引、オプション取引で買ったまま保有している株やポジションのことをいいます。
短期金融市場
短期金融市場とは、期間1年未満の金融取引が行われる市場のことです。マネーマーケットとも呼ばれています。短期金融市場はインターバンク市場とオープン市場に分けられています。日本では短期金融市場の拡大により日銀からの借り入れ残高は減少しています。
そのため、日銀も金融政策の主眼を公定歩合より無担保コール翌日物金利の誘導へ移しています。
短期金利
短期金利とは、満期が1年未満の預金、債券といった金融資産の金利のことをいいます。銀行間の資金融通を行うコール市場の無担保翌日返済の借入れ金利(無担保コールレートオーバーナイト物)などが代表的です。
第2次所得収支
第2次所得収支とは、国際収支(一国のすべての対外経済取引が体系的に記録された経済指標)における経常収支の項目のことです。
具体的には、日本と海外諸国とのの無償資金協力、寄付、贈与の受払などの収支です。
2013年までは経常移転収支という呼称でした。
「ち」から始まるFX用語
「ち」から始まるFX用語について説明します。
チャーチスト
チャーチストとは、「相場の動きのすべてはチャートの動きを研究すれば、先々のことも予知・予測できる」という考え方の人を指していいます。
チャート分析などのテクニカル分析を活用して、将来の市場動向を読む専門家であり、テクニカルアナリストと呼ばれます。
チャート
チャートとは、相場の値動きをグラフで表したものです。ローソク足チャート、バーチャートなど、いくつかの種類の描き方があります。また時間のとり方によって月足、週足、日足、時間足、分足、ティック・チャートなどがあります。
チャート・ポイント
チャート・ポイントとは、チャート上の注目ポイントとなるレート(価格)のことをいいます。そのレートを切れると相場が大きく下落する、またはそのレートを超えると上昇が加速するなどのレートのことです。
チャート・ポイント付近で売買が膨らんだり、超えたところでストップ・ロス・オーダーが置かれていたりします。
・何度も同じ価格で跳ね返される
・前回高値が100円だったから、今回100円を超えれば上昇が強そう。
といったように相場動向には一定の法則性があって、そのポイントを見破ることがトレードで勝つために必要なんだ。
例えば、以下はダブルトップの図解なんだけど、価格が“ネックラインを上抜けしたら買いサイン点灯”という判断ができる。
下図はトリプルトップで、谷(山)で形成されたネックラインを超えたらエントリーする、大底を割ったらロスカットする、というようにトレードしてるよ。
チョイス
チョイスとは、「ビッド」も「アスク(オファー)」も同じレートという意味です。「売り値」と「買い値」が同値の状態のことです。(=アイザー・ウェイ)
チョッピー
チョッピーとは、市場の値動きが不規則で、薄いマーケット(市場参加者が少ないマーケット)で、値が飛びやすい状況のことです。もともと「風が絶えず不規則に変わる」という意味です。
地政学的リスク
地政学的リスクとは、政治と地理的条件の関係やその変化によって景気が更に悪化するリスクのことをいいます。テロや紛争、国同士の関係悪化などがあてはまります。
中央銀行
中央銀行とは、銀行の銀行とも呼ばれ、国の金融制度の中心的な機関として特別法に基づいて設立された銀行のことをいいます。法定通貨の独占発券権を持ち、通貨を供給したり通貨量の調整を行います。また、政府の銀行としての業務を行うため、金融政策の運営にも当たっています。
世界の主要な中央銀行としては、日本の日本銀行、米国の連邦準備理事会(FRB)、ユーロの欧州中央銀行(ECB)、英国のイングランド銀行(BOE)、スイスのスイス国立銀行、カナダのカナダ銀行、オーストラリアのオーストラリア準備銀行、中国の中国人民銀行などがあります。
長期金利
長期金利とは、1年以上の借入金の金利をいい、10年物国債(長期国債)の中で流通量が多い銘柄が代表的な指標となっています。
企業が資金を借り入れる際の金利や住宅ローン金利の指標となります。マーケットの動向を知る上で非常に重要な情報になります。長期金利は需給関係で決まり、買い手が少ないと価格は下落し、利回りが上昇、買い手が増えれば、価格が上昇して利回りは下落します。
日本の長期金利は2003年6月に0.43%まで下落し、イタリアの記録を抜いて史上最低水準を記録した経緯があります。
調整局面
調整局面とは、上昇してきた株価や景気指標などが、その上昇速度を鈍化させ、踊り場に入ったような場合をいいます。
調整局面の後は、そのまま元の上昇基調に入ることもあれば、反落して、結果的に天井であったとわかることもあります。
ちょうちん買い
ちょうちん買いとは、有力な投機筋や仕手の買いに追随して、同じ銘柄を買うことをいいます。初心者トレーダーにはひとつの勉強法とも言えますが、自分の考えを持たずに投資をするので、これに頼りすぎることで、急激な局面で自分で判断ができないことから右往左往することになるので注意が必要です。
「つ」から始まるFX用語
「つ」から始まるFX用語について説明します。
ツイン指値
ツイン指値とは、指値と逆指値を同時に注文することができることです。最初は、通常指値が発注されますが、注文が成立してしまう前に逆指値で指定した条件になると、通常指値ではなく逆指値が執行されます。
追加証拠金
追加証拠金とは、略して追証もしくはマージンコールとも呼ばれ、証拠金残高が自己の建玉を維持するのに必要な金額を下回った場合、追加して差し入れなければならない証拠金(担保)のことです。
売買代金の一定比率である証拠金維持率(証券会社で異なる)を維持するための追加になるわけです。例えば、10万円の証拠金を20倍のレバレッジで投資を始めたとします。この際200万円分の米ドルは、1ドル100円とすれば2万ドルになりますね。少しして96円になってしまった場合、2万ドルの価値は192万円です。8万円の損失が出たので、証拠金は残り2万円。当初の20%になっています。
業者によって比率は違いますが、30%を切るとマージンコールがかかり、追加証拠金を入れなくてはならず、それをせずに比率がさらに下がると強制ロスカットが執行されます。追加証拠金はあくまで緊急時の対応です。その後相場が下がり続ければ新たな追証を差し入れなければならない事態に陥ることも十分にあり得ます。
ですから、FXで投資をする場合、レバレッジをかけ過ぎないことと、証拠金の管理をしっかりと行うことが大切です。
追加保証金
追加保証金とは、一定の含み損を抱えた場合に、取引を継続するために行う担保の補強のことをいいます。 取引業者に保証金を追加で預託しなければいけません。追加証拠金とほとんど同じ意味で、共に追証と呼ばれます。
通貨インデックス
通貨インデックスとは、実行為替レートとも呼ばれ、特定の通貨間の為替レートでの競争力を、単一の指標で総合的に把握しようとするものです。通貨インデックスからその通貨の全体的な変化を見ることができるため、政府の金融政策の判断基準としても利用されています。
通貨インデックスは各国ごとに設定され、ドルであれば、連邦制度準備理事会が公表しているドル・インデックス(FRB指数)などがあります。
また、日本では日経通貨インデックスが代表的なもので、日本経済新聞社が開発した、各国通貨の価値を総合的に知るための指数になっています。日系通貨インデックスの指数は、日銀が発表している実効為替レートに近い指標です。
日経通貨インデックスは日本経済新聞の朝刊のマーケット欄に掲載されています。特に為替相場の動向を把握する場合に、日本円や米ドル、ユーロのどれが強くて、どれが弱いのかが数値でわかるので、利用価値はあります。
通貨オプション
通貨オプションとは、選択権付通貨先物予約取引のことで、1つ、または2つ以上の複数のオプションの組合せにより、輸出入に関わる外国為替レートの変動リスクを回避する効果があります。
通貨スワップ
通貨スワップとは、ドル円など異なる通貨建ての債務を交換する金融取引のことをいいます。通貨スワップは、1981年8月にIBMと世界銀行間で米ドルとスイス・フランを使って約定されたのが、公表ベースでの世界最初の取り引きと言われています。
当時、スイス・フラン建ての社債を米ドル建てに変えたいIBMと、スイス・フランで多額の資金を調達したいが、金利を引き上げてしまう恐れのあった世界銀行のニーズがうまくマッチして成立したもので、お互いが資金調達コストの低減を実現しました。日本では、1984年に外国為替取引の需要原則が撤廃されてから広がりました。日本での活用例には、企業が米ドル建て社債を発行し、利息の支払いと元本の償還を通貨スワップ契約し、円貨ベースで確定させるといった手法などです。
なお、「通貨スワップ協定」という用語がありますが、これは各国中央銀行が協定を結び、自国通貨危機が起こった場合、自国通貨の預け入れと引き換えに予め定めた為替相場で協定国通貨を融通してもらえることを定めた協定なので、通貨スワップとは関係ない用語です。
通貨ペア
通貨ペアとは、2国の通貨の組み合わせのことで、FX(外国為替保証金取引)で用いられている用語です。例えば、「米ドル/日本円」、「米ドル-日本円」などと表記され、表記される前の通貨(この場合は米ドル)が取引通貨で、うしろの通貨が相対通貨になります。
つまり、前の通貨で取り引きし、損益はうしろの通貨で算出するという暗黙の了解があります。FXにおいて取引可能な通貨ペアは業者によって異なります。
また、取引画面などでは米ドルはUSDと表記されるなど、アルファベッドで表示されるので、多少の知識が必要になるでしょう。下記に代表的な通貨の標記を紹介します。
・USD: 米ドル
・JPY:日本円
・EUR: ユーロ
・GBP: 英ポンド
・CHF: スイスフラン
・AUD: 豪ドル
・CAD: カナダドル
・NZD: ニュージーランドドル
・ZAR: 南アフリカランド
・CNY: 中国元
・HKD: 香港ドル
・GBP: 英ポンド
通貨先物
通貨先物とは、将来の特定日に特定の通貨を特定の価格で特定の額だけ取引する契約のことをいいます。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の国際通貨先物市場が有名です。通貨先物は取引条件が証拠金方式として定型化されているため、通常は差金決済となっています。
通貨先物取引
通貨先物取引とは、CME(シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ)で行なわれる、先(サキ)日付けの通貨の取引のことで、3月、6月、9月、12月のそれぞれの第三水曜日に決済日が決まっているものを取引します。3月、6月、9月、12月を限月(げんげつ)と呼びます。
通貨当局
通貨当局とは、経済・財政・金融を担当する政府部局や中央銀行などのことをいいます。日本では財務省および日銀のことです。
2WAYプライス
2WAYプライスとは、投資家が注文する際、FX会社が同時に売値(Bid)と買値(Ask)を提示することをいいます。
例えば、取引画面などでは「100.00-05」などと表示します。この数字の左側(安い方)が売りレートであり、右の高い方のレートが買いレートを示します。
売買レートを同時に提示することで、証券会社は不当に利益を抜いていないことを証明することができるようにもなっています。
「て」から始まるFX用語
「て」から始まるFX用語について説明します。
デイ・オーダー
デイ・オーダーとは、売買注文の有効期限を「当日限り有効」とする注文のことをいいます。その日の立会時間終了までに約定されなかった注文は自動的にキャンセルされます。
業者やサマータイム、対象の市場などによって時間が変わる場合もありますが、例えば日本時間の3月1日の午後5時にデイオーダーを出した場合、市場のクローズ時間である3月2日の午前6時50分時までに注文が成立しなければ、自動キャンセルされるというものです。
ディーラー
ディーラーとは、外国為替市場で、金融機関などにおいて実際に取引をしている人たちのことです。与えられた限度額を使って、自身の相場観と責任で収益を上げるために、株式や債券、為替、コモディティなどを売買取引します。
銀行などのマー ケット部門には、直物為替を取り扱うスポットディーラー、先物為替をするフォーワードディーラー、金利取引専門のデポジットディーラー、スワップ取引をするスワップディーラー、オプション取引のオプションディーラーなど、それぞれの専門分野で取り引きをしています。
ディーラーになるには金融機関に就職し、マーケット部門で一定期間のトレーニングを受け、その適性を検査されます。大きな収益を上げられるディーラーは実はごく一部で、それ以外のディーラーは利益を少し、もしくはまったく得ることができず解任されるか解雇になることが多い、厳しい職業です。
ディーリング
ディーリングとは、外国為替の取引をすることです。株式市場では、証券会社が自己勘定で自己取引する場合をディーリング、顧客勘定で取引を仲介する場合をブローキングと区別するのが一般的です。
外国為替市場では、自己勘定で取引をする場合も、顧客勘定で取引する場合もディーリングと呼びます。
テイク・プロフィット
テイク・プロフィットとは、利食いし、利益を確定させることです。株やFXなどで、安く買って高く売る、または、高く売って安く買い戻すことで、評価益を実現益にすることです。
高値で売るか、底値で買い戻すのが一番ですが、なかなか難しいのが金融取引です。ですので、欲張らずに都度テイク・プロフィットをこまめにしていくことが、トータル的に利益を増やしていく手段と言えます。
テイクン
テイクン(Taken)とは、 FXにおいて、 通貨が買われたことを意味する言葉です。インターバンク市場でよく使われる用語です。提示されたレートで買ったことを指し、ディーラーが買うときに相手方に伝える合図でもあります。
例えば米ドル/日本円では「ドルを買った」という意味になります。同義語にマイン(Mine)があります。ですので、逆の言葉、つまり「売る」を示す用語はギブン(Given)やユアーズ(Yours)になります。
ディスインフレーション
ディスインフレーションとは、物価上昇率(インフレ率)が低下し、インフレが収束した経済状態のことをいいます。物価上昇率がマイナスになるデフレーションとは区別されます。略して「ディスインフレ」とも呼ばれます。
ディスカウント
ディスカウントとは、先物レートが直物レートよりも割安になることをいいます。(⇔プレミアム)
また、一般的にはある商品が正規価格よりも割引された価格で取り引きされていることを指す言葉なので、金融商品でも同様に基準となる市場価格よりも安い価格で取り引きされることを指す場合もあります。
ディップ
ディップとは、レートが上下動をしている際に、軽くストンと落ちる値動きのことで押し目のことです。もともとは、「浸る・沈む」といった意味です。
英語で「Buy on dip」というと押し目買いのことを指します。
デイ・トレード
デイ・トレードとは、株や通貨などの売買を1日のうちに完結してしまう取引方法のことをいいます。日計り商い、もしくは日計りとも呼ばれます。FXなどでは、当日中に手仕舞いをする取り引きを意味し、逆に翌日までポジションを持ち越すことはオーバーナイト取引と呼ばれます。
ティック
ティックとは、レートが動くたびに示されるチャートの表示形式のひとつです。ティックチャートといえば、約定ごと時間軸にそって値動きを表したチャートのことをいいます。リアルタイムに、感覚的には秒単位で動くチャートです。
テクニカル分析
テクニカル分析とは、テクニカル指標を用いて、チャートを分析し、相場の値動きから将来の値動きを予測する分析技法のことをいいます。簡単に言うと、過去の値動きのパターンと現在の値動きパターンを比較し、似た動きになった場合は今後も過去にあった動きに似た値動きをすると予想するものです。
テクニカル分析に用いるテクニカル指標は大まかに分けて、価格の方向性を示すトレンド追随型テクニカル指標、買われ過ぎや売られ過ぎを示す指標のオシレーター系、方向に対する強弱を示す指標である出来高指標があります。
それぞれ長所短所があり、多くの指標の特徴を知ることで、投資スタイルにどれが合っているのか判断でき、いくつか組み合わせることで分析力が上がります。テクニカル分析の方法やテクニカル指標の種類は当サイトのこちらのページを参考にしてみましょう。
デフレーター
デフレーター(deflator)とは、一定期間の物価動向を把握するための指数の一つで、GDPの計算をする上で使用する物価指数のことをいいます。国民所得統計の名目値(時価表示)を実質値(不変価格表示)に換算する物価指数です。インフレで膨らんだ名目値を元に戻す(デフレート)することからデフレーターと呼ばれるようになりました。
デフレーション
デフレーションとは、物価が持続的に下落してゆく経済現象のことをいいます。経済全体で見た需要と供給のバランスが崩れて、需要が供給を下回った場合に発生します。デフレとも言われます。物価の下落は、同時に貨幣価値の上昇を意味しますので、同じ金額の貨幣でより多くのものを買えるようになります。(⇔インフレーション)
しかしながら、「デフレ」は一般に不況を伴うので、物価の下落によって企業収益が落ち、給料が下がったり、雇用に不安が生じます。そのために需要が伸び悩み、それがさらなる物価の下落と景気の減退を招くという悪循環のサイクルに陥いることがあります。それをデフレスパイラルといいます。
デフレ・スパイラル
デフレ・スパイラルとは、物価下落と景気悪化が“らせん状(スパイラル)”に、悪い方向、悪い循環へと向かうことをいいます。
流れとしては「経済全体で、供給過剰、需要不足が起こる」⇒「物価が低下する」⇒「企業の利益が減る」⇒「労働者の賃金が低下する」もしくは「雇用が維持できず失業者が増える」⇒「労働者の購買力が低下する」⇒「商品は売れなくなる」⇒「企業は商品価格をさらに引き下げなければならなくなる」というようなかたちです。
デリバティブ
デリバティブとは、英語で派生的、副次的という意味があり、伝統的な金融取引(借入、預金、債券売買、外国為替、株式売買等)から相場変動によるリスクを回避するために開発された金融商品の総称のことです。その種類は代表的なもので先物取引、スワップ取引、オプション取引などです。
デリバティブの歴史は17世紀のオランダのチューリップ市場などがオプション取引の原型、18世紀の大阪堂島の米市場などが先物取引の原型であると言われています。今では企業のクレジットリスクを対象としたクレジット・デリバティブ、不動産を対象にしている不動産デリバティブ、二酸化炭素排出権デリバティブなど多様なデリバティブが行われています。
デルタ
デルタとは、オプションプレミアムの感応性の一つで、原資産価格の変化に対するオプションプレミアムの変化額を示します。
例えば、デルタが50%といった場合は、オプションのプレミアムが原資産価格のおよそ50%程度変化することを表します。その値は0から1の間で表示され、デルタが1に近づくほどオプションプレミアムは原資産の価格変動の影響を大きく受けることになります。
ちなみにデルタを利用して価格変動リスクを回避する手法をデルタヘッジと言います。
出会い
出会いとは、インターバンク市場にて、「売り」と「買い」が同一金額で行なわれることをいいます。通常売買が成立するのは買い手と売り手の希望価格が合致することが条件になりますから、それぞれの思惑が重なるという意味で、確かに買い手と売り手が出会ったことになりますね。
手仕舞い
手仕舞いとは、保有している株やポジションの反対売買をして、取引を完了させることをいいます。新規の売りと区別するために使われることが多い用語です。
転売
転売とは、資産運用全般に使われる用語で、買いポジションを反対売買により一部または全部を決済することをいいます。(⇔買戻し)
TTB
TTBとは、対顧客電信買=外貨売却・払出レートのことをいい、Telegraphic Transfer Buying rateの略です。銀行が顧客に対して外貨を買い取る(外貨を円に交換する)時に用いられる為替レートのことをいいます。顧客から外貨を購入するレートなので単に「Buying Rate」とも呼ばれています。
TTM
TTMとは、日本語では公表仲値や電信仲値相場、もしくは仲値呼ばれ、Telegraphic Transfer Middle rateの略です。銀行が顧客に対して10万ドル未満の外国為替取引をする際の基準レートとして定めています。金融機関の毎営業日午前10時に発表されています。TTMは大きな為替変動がない限り、その日1日の間適用されることになります。
TTS
TTSとは、対顧客電信売=外貨購入・預入レートのことで、Telegraphic Transfer Selling rateの略です。つまり、銀行が顧客に対して外貨を売る(円を外貨に交換する)時に用いられる為替レートのことをいいます。
金融機関側、つまり売り手から見ると、顧客へ外貨を販売するときのレートなので、単に「Selling Rate」とも呼ばれます。
「と」から始まるFX用語
「と」から始まるFX用語について説明します。
トリガ成行
トリガ成行とは、マーケットメイカーが提示する価格が、指定した価格以上もしくは、以下になった時にに成行で取引する注文方法のことをいいます。
いわゆる逆指値注文のことで、予測と逆の方向へ相場が動いてしまった際の手仕舞い注文や、レンジブレイク後などトレンドフォローをする場合の順張り注文のことをいいます。
トリガ指値
トリガ指値とは、指定した価格がマーケットメイカーが提示する最良気配値以上あるいは、以下になった時に指値で売買する注文方法のことです。
トリガーは引き金という意味ですので、特殊な条項の執行の引き金となる価格です。トリガー価格と呼ぶ業者やトレーダーもあり、別の言い方ではいわゆる逆指値注文とも呼ばれています。
ドル・コスト平均法
ドル・コスト平均法とは、株式や通貨などを、毎月一定金額で買い付けていく方法です。
価格が下落した時にはたくさんの量を購入でき、価格が上昇して高い値段の時には少ない量しか購入できないため、平均コストを安く抑え、リスクを低減させる効果があります。長期的な上昇トレンドを追随するのに適した方法といえるでしょう。
トレール注文
トレール注文とは、為替相場の値動きに応じて逆指値価格(損切り)を引き上げたり、引き下げたりする手法のことで、トレーリングストップとも呼ばれます。この手法はレートが動くたびに一定の幅で逆指値価格を自動で修正していくため、トレンドについていきやすいというメリットがあります。
トレジャリー
トレジャリーとは、米国の国債(米国財務省証券)のことをいいます。期限1年以内のトレジャリー・ビル、期限2年以上10年以内のトレジャリー・ノート、10年超のトレジャリー・ボンドなどの種類があります。
米国国債は、世界最大の流通量と売買量を誇る証券で、その値動きや利回りの動きは、世界の金融市場の指標となっています。
トレンド
トレンドとは、株価や業績の動きについていう言葉で、上下動しながらも一定方向に向う動きのことをいいます。「上昇トレンド」、「下降トレンド」というように使います。
トレンドライン
トレンドラインとは、チャート分析において、傾向的に切り上がってゆく安値、または切り下がってゆく高値を結ぶことによってできる線のことをいいます。
引いたラインを実際のレートが突破するか否かなどから今後のトレンドを予測でき、ひとつのサポートラインとしても機能しているのです。
投機
投機とは、短期的な将来の予測に基づいて物品や権利の価格の変動から利益を得ようとする取引のことをいいます。対象には商品先物、株式や債券、外貨、デリバティブ、不動産など様々です。
投資と投機の違いは明確に区別することが難しいのですが、一般的に中長期的な運用が投資で、短期的に積極的売買をするのが投機と分けられています。ハイリスク・ハイリータンの取り引きもあり、大きな利益の獲得の一方で大きな損失を被る可能性も高いので、注意が必要です。
投機筋
投機筋とは、短期筋とも呼ばれ、投資や投機によって、売買差益を上げるために通貨の取引を行っている市場参加者のことです。
スペキュレーション取引を頻繁に繰り返します。長期保有が目的ではないので、利益が見込めればいつでも決済するのが特徴です。さらに、市場参加者が少ない時間帯を狙って、自らが相場を操ろうと仕掛けてくることもよくある話です。
投資信託
投資信託とは、多くの投資家が資産運用会社に資金を預け、資産運用会社において運用のプロとされるファンドマネジャーがその資金を株式や債券、不動産、金融派生商品などに投資し、その運用で得た利益を投資家に分配するしくみの金融商品です。
アメリカでは「ミューチャル・ファンド (mutual fund)」 、イギリスでは「ユニット・トラスト (unit trust) 」と呼ばれれます。
東証株価指数(TOPIX)
東証株価指数(TOPIX)とは、東京証券取引所第1部に上場している全銘柄を対象にしています。TOPIXは時価総額で計算されるため、日経平均と違い株価だけでなく株式数の規模も含んでいます。
特例国債
特例国債とは、国債の内、歳入不足の穴埋めする際、公共事業費以外に当てる資金調達のために発行される国債のことをいいます。一般的に赤字国債といいます。
独歩高
独歩高(どっぽだか)とは、ある特定の通貨だけが上昇した時のことをいいます。反対にある特定の通貨だけが下落することを「独歩安」といいます。
ある銘柄だけが高く、あるいは安くなるのは、その銘柄に好材料が出て買われたりする場合、相場が停滞しているときに探りを入れる打診買いが入った場合などに起きたりします。
取引追証拠金
取引追証拠金とは、取引における評価損が大きくなったときに追加して担保に供する資金のことをいいます。追証とも呼ばれるので、追加証拠金もしくは追加保証金もご参照ください。
取引証拠金
取引証拠金とは、取引に参加するため担保に供する資金のことです。「取引保証金」ともいいます。FXにおいてはこの取引証拠金にレバレッジをかけることで、証拠金の何倍もの規模の取り引きができるようになっています。
しかし、レバレッジをかけた上で評価損が出ると証拠金維持率が低下し、場合によっては追加証拠金などを入金したり、そのポジションを決済しなければなりません。ですので、取引証拠金に関する事柄はFXで取り引きをする場合にとても重要な要素と必要な知識です。
取引レート
取引レートとは、外国為替証拠金取引業者や銀行が顧客に提示する売値又は買値のことです。
取引レートは金融のプロ同士が取引するインターバンク・レートを参考に各業者が独自に算出し提示します。ゆえに業者ごとに微妙に差異が生ずるケースがあります。