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「は」から始まるFX用語
「は」から始まるFX用語について説明します。
ハード・カレンシー
ハード・カレンシーとは、国際市場で国際通貨など他国の通貨との自由な交換が可能な通貨の事をいいます。
ハード・カレンシーの条件として、国際的に信用があることや国際的な銀行における取引が可能なこと、あらゆる場所での換金が可能なことなどがあげられます。
主なハード・カレンシーは上から順に、米ドル、ユーロ、円、英ポンド、スイスフラン、カナダドル、スウェーデンクローナなどです。特にUSドル、ユーロ、円は「世界三大通貨」と呼ばれます。
ハイパー・インフレーション
ハイパーインフレーションとは、国際会計基準では3年間で累積100%(年率約26%)の物価上昇を、コロンビア大学の名誉教授の故ケーガン氏は月率50%(年率13000%)を超える物価上昇と定義されたインフレーションです。一般的には急速な勢いで進行するインフレーションという意味として通用しています。ハイパーインフレーションは経済を麻痺させたり、生産活動や投資への意欲を喪失させ、国家運営に対しても重大な影響をもたらすものです。
過去に1922~23年にドイツで物価が1億倍になったり、1945年にハンガリーで月間インフレ率が2万%を記録したことがあります。また、近代では1986年にブラジル、1989年にアルゼンチンでも発生しています。2000年代にはジンバブエでも起こり、実質的にジンバブエ・ドルの流通がなくなってしまっています。
インフレには需要が過大となることにより引き起こされるもの(ディマンドプルインフレ)、供給によるもの(コストプッシュインフレ)、貨幣の流通が増大するもの、の主に3つのインフレがあり、ハイパーインフレーションはこれらのインフレーションが過剰に、急速に起こるものです。
ハト派
ハト派とは、穏健派ともいい、相手の主張の採るべき所は採り、事を穏やかに解決しようとする考え方を持つ人または集団のことをいいます。
由来は鳩が持つ平和のイメージを政治的傾向の分類に用いたものです。FX業界においてはハト派は景気の見通しに対して慎重だったり、弱気になったり、悲観的に見ている、そして、金利の引き下げに対しては積極的、または金利の引き上げに対して消極的な考え方をするトレーダーをそう呼んでいます。
バニラオプション
バニラオプションとは、いわゆる通常のオプションのことをいいます。単にバニラと呼ぶことも多いです。バニラは、アイスクリームのバニラのように、基本中の基本となるもの、という一般的な常識から由来すると言われています。
バニラオプションの反対は、特殊な条件を加えたオプション取り引きになるエキゾチックもしくは、エキゾチック・オプションと呼ばれる取り引きです。
パフォーマンス
パフォーマンスとは、運用実績、運用成績、もしくは過去の値動きのことをいいます。投資において、パフォーマンス、つまり運用成果を総合的に検証することをパフォーマンス評価と言い、投資対象とするかどうかの重要な判断材料になります。
ベンチマーク(指標)を上回るもしくは上回りそうなときをアウトパフォーマンス、ベンチマークを下回るもしくは下回りそうなときをアンダーパフォーマンスと言います。
バブル経済
バブル経済とは貨幣経済が、実体経済とかけ離れて異常に膨張して好況な状態のことをいいます。
仕組みは、ある資産(不動産の場合が多い)の需要が増加し資産価格が上昇。この価格上昇を狙って新たな投資が集まり価格がさらに上昇します。こうした状況が繰り返され資産インフレがスパイラル状になります。
バブル経済は持続が不可能な投資資金の流入で生み出されているので、ある一定の段階で売りの方が上回って価格が下落します。今度は上昇時とは逆に売却ラッシュが始まり、資産価格が暴落。これにより資産価値はさらに減少し、それに伴い消費も抑制されてしまい、不景気となります。
バブル崩壊の具体例として、土地を担保に金を借りた場合を見てみましょう。時価が1億円の時点で8000万円を借り入れました。
しかし、バブル崩壊後の不動産時価が1000万円になってしまったとします。そうすると、差額の7000万円分は不良債権になってしまいます。
これがバブル崩壊後に起こりうる問題のひとつです。
バリュー・アット・リスク
バリュー・アット・リスクとは、VaRと略され、一定期間に一定確率で発生する最大損失想定額のことをいいます。
株式、債券、投資信託などのポートフォリオ内のさまざまな金融商品の過去のデータを使って、ポートフォリオの損失の確率を予測するものを指します。金額が大きいほど資産が内包している市場リスクが大きいといえます。
バリュー・デート
バリュー・デートとは、取引した通貨を交換する「受渡し決済日」のことをいいます。
外国為替市場でのスポット取引の場合、通常は契約成立から2営業日後に受け渡しが行われます。FX市場の場合ではロールオーバー方式で受渡し日決済日が先送りされるので、トレーダーはポジションを決済するまで資金の受け渡しは不要です。
ちなみに、スワップポイントはこのバリュー・デートの日数で計算されているので、実際にポジションを保有していた日数とは異なっているので忘れないようにしましょう。
配当
配当とは、株式会社が株主に行う利益の分配、あるいは分配された利益をいいます。企業の利益の一部を保有する株数に応じて株主に分配するものをいいます。
直接株主に還元される分配の割合を配当利回りといい、有効な投資指標となっています。株式投資で主に使われる用語で配当取りというものがあります。決算前に配当金を取るために株を買うことを指します。期末が近づくと配当取りが活発化し、株価を押し上げることもあります。
配当を受ける権利がなくなることを配当落ちといいます。権利確定日(株主が配当などを受け取る権利が確定する日)の翌営業日をもってなくなることを指します。
始値
始値とは、1日の取引が始まり、最初についたレートのことです。「寄付」ともいいます。(⇔四本値)
日、週、月、年などの区切られた期間の最初に取り引きされた値段のことを指す場合もあります。
時間を区切って値動きを示す始値、高値、安値、終値の4つのデータをまとめ、グラフもしくはチャートにした代表的なものがローソク足です。1日の場合は日足、1週間では週足、1月なら月足、1年だと年足となります。
反対売買
反対売買とは、現在保有している建玉を、転売または買い戻しで決済することです。例えばある株式を1万円で保有したとします。
これがのちに1万5千円になったときに売却しました。保有しているだけでは評価益で実際に利益を受け取れませんが、買ったのと反対の売買である売りが成立した際、5千円の利益が確定するということになります。差額のやり取りということになるため差金決済とも呼ばれています。
反騰
反騰とは、下落した相場が上昇に転じることです。マーケット全般で使われる用語です。反発ともいいますが、反騰は一般的に反発よりも値上がり幅が大きいケースで使う用語です。下げ相場が一時的に上昇に転じることを中間反騰、決定的な要素があって本格的に復調することを本格反騰といいます。
半値押し
半値押しとは、相場が上昇した分の半分の値段を下げることです。一般的に大きく値上がりすると反動で下落することが多く、半値を割るとさらに下げに入る可能性が出てきます。半値で下げが止まれば、再び上げに転じることが多くあり、ひとつの指標として注目されます。
例をあげると、ある株式が1万円だったものが5000円値上がりし15000円になったとします。その後2500円値下がりし、12500円になることが半値押しです。このあと12000円になったらさらに下げる可能性が、12500円までで踏み止まったらまた上昇することが多い、というわけです。
半値戻し
半値戻しとは、相場が下落した分の半分の値段を上げることです。半値押しとは反対に、相場が大きく値下げすると反動で上昇することが多くあります。半値以上になればさらに上がり、半値で上昇が止まると再び下げに転じることが多くあるという経験則からひとつの指標となっています。
例えばある株式が1万円だったものが5000円値下がりし5000円になったとします。その後2500円値上がりし、7500円になることが半値戻しです。このあと7400円に再度下がったらさらに下げる可能性が、7500円を超えればまた上昇することが多くなります。
反落
反落とは、上昇していた相場が下落に転じることです。値下がりの幅が大きいときには急反落、それほど幅が大きくない場合は小反落といいます。
「ひ」から始まるFX用語
「ひ」から始まるFX用語について説明します。
日足
日足とは、1日を一つの期間とみた罫線(チャート)のことをいいます。株式取引やFX取引のローソク足のひとつです。この期間が1週間の場合は週足、1ヶ月なら月足、1年間では年足と呼ばれます。
ヒストリカル・レート
ヒストリカル・レートとは、過去に約定したレートのことです。ヒストリカル・レートを使ってポジションの期日を延長することをヒストリカル・レート・ロールオーバーといいます。決済日以降もポジションを保有するためにポジションの繰り延べ(ロールオーバー)をヒストリカル・レートを使って行います。この仕組みはFXなどでよく使われるものです。
ビッグ・フィギュア
ビッグ・フィギュアとは、為替ディーラーやブローカーが使う言葉で、為替レートの大台のことをいいます。米ドル円レートが108.35/45の場合は、108がビッグフィギュアとなり、35/45と表示されて、ビッグフィギュアの108が省略されます。
ヒット
ヒットとは、特定の為替レートで売り買いされたこと、約定したことをいいます。あるレートでユアーズする、つまり売り手が叩く(Hit the bid)というところからヒットといわれています。
ビッド
ビッドとは、FX投資家に対して「今この値段で売ることができます。」というレートのことです。FX取引会社が提示しています。FX会社側の希望買値のことをいいます。ビッドの反対は「オファー」、「アスク」といいます。
必要証拠金
必要証拠金とはFX取引などにおける最小の預託金額ですイニシャルマージンとも呼ばれています。FX取引では取り引きに使える余剰分が必要証拠金よりも少ない、つまりレバレッジをかけた状態での損失分を差し引いた証拠金が一定の比率以下になるとマージンコールがかかります。
これを証拠金維持率といいますが、さらに為替差損が生じて維持率が下がると、それ以上の損失拡大を防ぐために強制ロスカットされます。
日計り
日計りとは、翌日にまでポジションを持ち越さずに、その日のうちに決済をする取引のことです。デイ・トレードともいいます。一方、翌日までポジションを持ち越す取引をオーバー・ナイト取引といいます。
ピプス
ピプスとは、為替レートの最小単位のことです。外国為替取引においては大台(ビッグ・フィギュア)を含め全体を5桁で表示しようとする傾向がありますが、その最後の桁のことを1ピプス(ポイント)といいます。例えば米ドル/円レートでは、1pipsは最小単位の1銭となります。
評価損益
評価損益とは、保有している有価証券の時価と簿価(買った時の値段)との差額のことです。 利益が出ていれば評価益、損失が発生していれば評価損といいます。
これらはあくまで現状のレートでの計算なので、ポジションを決済するまでは損益は確定していません。このタイミングを見計らって決済することが、利益を大きくできるかどうかの重要なポイントとなります。
標準偏差
標準偏差とは、複数のデータが平均値から見てどれくらい乖離しているのかを見たもので、ばらつき具合を表したものです。
この標準偏差の考え方は統計学の手法で、FX取引などではリスクを分析する手段として利用されています。価格変動がどれくらいの幅の中で動いているのかを知ることは、どれくらいのリスクがあるのかを把握することにもなります。標準偏差の幅イコールリスクの大きさとなるのです。
「ふ」から始まるFX用語
「ふ」から始まるFX用語について説明します。
ファーム・プライス
ファーム・プライスとは、実際に取引する時の価格、レートのことをいいます。ディーリングプライスとも呼ばれます。(⇔気配値)
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは、企業の実績や内容を把握することで、将来の株価や為替の動向を予測する分析方法のことです。株式の本質的価値と市場価格にギャップが存在しても、いずれは本質的価値が市場で実現されるという考え方です。
フェイバー
フェイバーとは、保有しているポジションを現在レートで評価したときに、利益になっている状態のことをいいます。評価損益のうちの評価益のことで、確定利益ではありません。反対語はアゲインスト(against)です。
フェデラル・ファンド・レート
フェデラル・ファンド・レートとは、借入れ金利のことです。アメリカの中央銀行システムの加盟銀行は、預金残高の一定割合を連邦準備銀行に預け入れることが義務付けられていて、預け入れる資金が不足している場合に、余剰が出ている銀行より資金を借ります。その際の借入れ金利のことをいいます。
フォレックス(Forex)
Forex(フォレックス)とは、外国為替のことで、Foreign Exchangeの略称です。外国為替の取り引きのひとつであるFX取引(外国為替証拠金取引)の意味で使われることもあります。
フォワード取引(Forward)
フォワード取引とは、先渡取引とも呼ばれ、一定期間後(3営業日以降)の反対売買を約束して行われる取引のことをいいます。相対の予約取引で実際に金融商品もしくは銘柄を受け渡す取り引きになっています。買い手は予約日(決済日)に予約価格分を支払って金融商品を受け取ります。そしてその後にその商品を売却して損益が確定するのです。
含み益
含み益とは、保有しているポジションを市場価格で計算したときに、利益が出ているときのことをいいます。つまり、購入した時点の価格よりも現在の価格が高い状態であるため、利益が出ていることを示します。しかし、これは評価益ですから、確定するまで利益がどれくらいになるかはわかりません。この含み益があとどれくらい膨らんでいくかを見極めることが、確定利益の増減に関わってきます。
含み損
含み損とは、保有しているポジションを市場価格で計算したときに、損失を出ている状態のことをいいます。つまり、購入した時点の価格よりも現在の価格が安くなってしまっており、利益が出ていないどころかマイナスの状態です。
しかし、これは評価損ですから、慌てる必要はありません。含み損がこれ以上拡大するのか、それとも解消されるまで待つのか、落ち着いて見極めましょう。どのタイミングで確定させるかで、確定損益(実現損益)が変わってきます。また、含み損が拡大し過ぎると、マージンコールやロスカットなどで強制的に取引停止されることもあるのでFXでは注意が必要です。
覆面介入
覆面介入とは、隠密介入のことをいい、政府・日銀が非公表のうちに「介入」を隠密裏に行なうことです。この単語は正式にマーケットで使用される用語ではなく、投資家などが使用している隠語です。
為替介入などの規模は財務省の毎月の月末もしくは四半期毎の1日ベースを示す「外国為替平衡操作の実施状況」で確認ができます。通常、日本では日本銀行が為替介入し、介入後すぐに公表するのが1990年代半ばからの通例です。2003年の円高時に大規模かつ断続的に行った覆面介入は国内外から大きな批判を浴びました。
双子の赤字
双子の赤字とは、米国のレーガン大統領の政権が行なった経済政策「レーガノミックス」によって生まれた、米国の財政収支と貿易収支の両方の赤字のことをいいます。
「双子の赤字」の解消は、現在のブッシュ政権に至るまで、米国政府の恒常的な課題となっています。
ブックビルディング方式
ブックビルディング方式とは、ディマンドサーベイ方式とも呼ばれ、新株発行の時の値段を決める際に仮条件を投資家に提示して、その値段で投資家がどれくらい買いたいかという投資家のニーズを調べた後に新株の価格決定を行なう方法のことをいいます。
1997年8月までは株式の新規公開は入札方式のみで、公開価格が高くなっていたり、株式の円滑な流通に支障が出るなどの問題点がありました。しかし、それ以降新規上場申請会社はブックビルディング方式か入札方式を選択できるようになっています。
プット・オプション
プット・オプションとは、オプション取引で対象となる商品を、決められた期日までに、決められた価格で売る権利のことをいいます。行使価格は決められているので、原商品の価格が行使価格よりも下がれば、プットオプションの価値は上がります。
踏み
踏みとは、売っているポジションを「損切り」で買い決済することをいいます。これは相場が下落すると予想して売り注文を入れたが、反対に上昇してしまい含み損が増大。これ以上の損失を出さないために、損を承知で買い戻すことです。「踏み上げ」と言われたりします。
また、損を見切ってポジションを決済し売買から離脱してしまうことを「踏み退く」、その玉のことを「踏み物」といいます。
プライス
プライスとは、外国為替市場で取引される為替レートのことをいいます。売値と買値の両方を同時に表示する2WAYプライスが原則です。
プライマリーバランス
プライマリーバランスとは、国債発行を除いた歳入と、国債の元利払いを除いた歳出の差のことをいいます。要するに財政の収支の均衡状況のことをいいます。税収で歳出が賄われていれば、正常な状態、つまり、プライマリーバランスが均衡しているといえます。
歳出が税収より大きい場合は国債からの収入を充てることになり、これはプライマリーバランスが赤字といえます。
プラザ合意
プラザ合意とは、1985年9月22日にニューヨークの「プラザ・ホテル」で行われたG5(先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議)により発表された、外国為替市場での協調介入を行うことの合意のことをいいます。
当時、米国は巨額の貿易赤字と財政赤字(双子の赤字)に苦慮しており、とくに対日貿易赤字を是正するために、「ドル安・円高」を導入しました。ドル安によってアメリカの輸出競争力を高めるためでした。この合意は週末に行なわれ、発表されたのですが、翌日の月曜日には1日で、ドル/円レートが、1ドル=235円から約20円下落しました。
→プラザ合意とその後の為替相場の推移
その後、ドル安トレンドが継続し、1年後には、ドルの価値はほぼ半減、1ドル=120円台での取引が行なわれるようになったのです。
フラット
フラットとは、売りのポジションも買いのポジションもない状態のことをいいます。スクエアともいわれます。
ブル ベア
ブル ベアとは、一般に、株式などで買いに中心をおいて「これから株式が上がる」と、強気の予想をしているファンドのことを「ブル・ファンド」といいます。一方、売りを中心とした弱気なファンドのことを「ベア・ファンド」といいます。
ブルは雄牛が角を上へ突き上げる行為をよくすることから相場の上昇を、ベアは熊が前足を振り下ろす仕草、もしくは背中を丸めている様子から相場の下落を表すというのが由来になっています。
プレーン
プレーンとは、シンプル、ベーシックといった意味合いで、オプション取引においては飾り気のないとかシンプルなという意味としてプレーンバニラオプションを指します。
プレミアム
プレミアムとは、オプションの価格のことをいいます。権利売買をするオプション取引において、その「権利」に対しつけられる「価格」のことを言います。一般的にプレミアムは原資産価格や価格変動の幅、権利行使の価格や期間などで変化していきます。
価格変動の幅が大きかったり、権利行使価格が原資産の市場価格に近いだとか、権利行使がいつでも可能などの理由があるとプレミアムはさらに高くなります。
ブローカー
ブローカーとは、外国為替の取引業者のことです。ドルを売りたいディーラーと、ドルを買いたいディーラーを取り次ぎ、取引を成約させ、手数料を売り手・買い手の双方から徴収し収益を上げます。
FXのブローカーは外為ブローカーもしくは外国為替ブローカーとも呼ばれ、自らはポジションを持たずに仲介しています。現在の仲介取引はコンピュータが自動的に取り引きを成立させる電子ブローキングになっています。
分配金
分配金とは、ファンドが生み出した収益を決算ごとに投資家に分配することをいいます。株における配当のようなものだと考えれば良いでしょう。普通分配金(基準価格が投資家の元本と同額か上回っているときに支払われる分配金)と特別分配金(収益調整金を原資とする分配金)があります。
「へ」から始まるFX用語
「へ」から始まるFX用語について説明します。
ペイオフ
ペイオフとは、金融機関が破たんした場合に、破たん金融機関を清算して預金を払い戻す処理方法のことです。1金融機関につき預金者1人当り1,000万円までの元本とその元本に係る利息額を「保険金」として預金保険機構が預金者へ支払うことをいいます。
ベージュブック
ベージュブックとは、アメリカ合衆国の「地区連銀経済報告書」のことで、12地区の連邦銀行(FRB)がそれぞれの管轄地域の経済状況や景気動向を収集し、FOMCに提出する報告書のことです。
表紙の色がベージュ色のためこう呼ばれています。FOMCが開催される2週間前の水曜日にFRBより公表されます。
ペグ
ペグとは、自国通貨の価値をドルや複数の外貨に連動させる固定為替相場制度のことをいいます。中国人民元やサウジアラビア・リアルなどが該当します。
対ドルや対複数外貨で自国通貨の為替レートが安定するため貿易・投資が円滑になりますが、アメリカやバスケットを構成する国々の金利政策などに直接影響を受けるという側面もあります。
ベストレート注文
ベストレート注文とは、発注時点の価格は指定されていませんが、発注時の最良価格から呼び値の1単位(対円通貨は0.01円、対ドル通貨は0.0001ドルだけ、買いの場合は高い価格の呼値、売りの場合は低い価格の呼値)で約定する注文方法です。
ヘッジ
ヘッジとは、「防御対策」という意味で、ファンド業界ではリスクヘッジのことを単にヘッジと言います。「危険分散」的な使い方もします。
反対売買を行ったり分散投資をすることが一般的なリスクヘッジです。ヘッジは損失拡大の防止策ですが、逆に利益獲得のチャンスも限定的にしています。ですので、リスクヘッジは重要なことですが、手法などにも注意を払って、利益獲得チャンスを逃さないようにしなければなりません。
ヘッジファンド
ヘッジファンドとは、株や債券など伝統的投資手法などとは違い、相場が低迷・逆転した場合でも損失を抑え、下げ相場のときでも一定のリターンを挙げる商品は作れないかというニーズから生まれました。法的な規制が少なくさまざまな投資手法で資産運用できるメリットがあります。
ヘッド・アンド・ショルダー
ヘッド・アンド・ショルダーとは、チャートの形状の一種で、人間の頭と肩のような形からこう呼ばれます。
3つの天井(トップ)を作る形態で、中央のヘッドと呼ばれるものが両側のショルダーよりも高さがあるものをいいます。
ベンチマーク
ベンチマークとは、水準点や基準という意味です。
また、投資信託が集めた資金を運用する時の基準にする指標のことです。TOPIXや日経平均株価、S&P500といった市場を代表する指標が使われます。
「ベンチマークの日経平均株価に連動した成果を目指す商品です。」、「ベンチマークのTOPIXを上回る運用成績を目標にした商品です。」などと説明します。
変動相場制
変動相場制とは、外国為替市場で取引される為替レート(通貨の交換比率)を固定相場制のように通貨を一定比率に固定せず、市場での需要と供給により自由に変動させる制度です。フロート制ともいいます。1976年1月にジャマイカのキングストンでIMF(国際通貨基金)の会議が開かれ、変動相場制が正式承認されて、その歴史が始まりました。これはキングストン合意と呼ばれています。
ただし、相場が急変した際や政策にそぐわないレートなどで中央銀行が市場介入して為替レートの操作を行う場合もありますから、完全に自由な変動相場とは呼べない部分もあります。
「ほ」から始まるFX用語
「ほ」から始まるFX用語について説明します。
ポートフォリオ
ポートフォリオとは、投資対象の金融商品の組み合わせや、企業経営上の事業の組み合わせ、製品商品販売上の組み合わせなどを、複数以上ある管理運営対象の固まりの全体を指します。もともとは紙バサミや折りたたみカバンという意味でした。
海外では有価証券を紙バサミに挟んで保管されることが多かったので、電子化された現在でもこの名前で呼ばれているのです。
棒上げ
棒上げとは、相場が一本調子に、しかも大幅上昇することをいいます。逆に一本調子に、そして大幅に下げることは棒下げと呼ばれます。
邦貨立て
邦貨建てとは、1ドル=105円というように外国通貨1単位に対する自国通貨の量で示す方法をいい、日本円の場合は「邦貨建て」もしくは「円建て」といいます。日本円の預貯金や金融商品など全般的にも日本円で価格などを表示しているものも邦貨建てもしくは円建てと呼びます。(⇔外貨建て)
暴騰
暴騰とは、相場の急激な上昇を意味する言葉です。様々な要因などがあるのですが、投資家の心理的な要素も重なり、誰もが予想だにしない上昇の仕方が暴騰になります。
高騰よりも上がり方が大きいことを意味しています。非常に不安定な状態であることが多々あるので、取り引きは慎重に行うべきです。
暴落
暴落とは、相場の急激な下落を意味する言葉です。暴落が起こると通常、経済は大混乱を極めますので、要注意です。一見関係のないジャンルの銘柄も連鎖して下落することも普通に起こることです。
この時期の取り引きはプロの機関投資家でも運用の環境は劣悪となるので、一般トレーダーはより一層慎重にならなくてはなりません。
ポジション
ポジションとは、外貨の保有高のことをいいます。例えば、米ドルを購入した場合、「買いポジション」を持っているといい、逆に米ドルを売りで保有している状態を「売りポジション」を持っているといいます。
ポジションテイカー
ポジションテイカーとは、自らリスクをとってポジションをつくり、投機による積極的な収益を狙う人のことです。
例えば機関投資家として銀行にいる為替ディーラーのうち、一般的なイメージを持つ収益を狙って利益を追求するディーラーはポジションテイカーになります。
ポジショントーク
ポジショントークとは、自ら保有するポジションに基づいて、「こうなって欲しい」といった願望を含んだ会話や言い回し、態度のことです。
ドル買いポジションを保有している人は、ドルが高くなって欲しいので、ドルが強くなる理由を探し、他の人にもそのように話します。逆にドル売りポジションを保有している人は、ドルが安くなって欲しいので、ドルが弱くなる理由を探し、他の人にもそのように話します。
ポジショントークは大体が主観的な内容でしかなく、アナリストなどがメディアで語る相場見通しや、一般トレーダーのブログなどはほとんどがポジショントークです。ポジショントークのうち、事実が虚偽である場合は風説の流布として不法行為になりますが、単純に憶測で予測を語っても風説の流布には当たらないので、注意が必要です。
ボックス相場
ボックス相場とは、株価・為替レートが上下一定の範囲内で上げ下げしている状態をいいます。ボックスの期間が長ければ長いほど一旦ボックスを抜けると、抜けた方向に株価の動きが加速する可能性が高い性質があります。
ボラティリティ
ボラティリティとは、ある銘柄についての価格変動率のことをいいます。オプション取引では原資産価格が年間でどれくらい変動するかを年率で表示したもので、テクニカル分析の指標のひとつとしても活用されています。「ボラティリティが大きい」といえば、値動きの乱高下が激しくなっている様子を示しています。
ボリューム
ボリュームとは、為替取引で生じた出来高、もしくは売買高のことをいいます。
レートの上昇下降時の出来高を計算し、売られ過ぎ、買われ過ぎの水準を見る指標をボリュームレシオと呼び、VRと略されています。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、移動平均線と、その上下に標準偏差によって求めた価格帯(バンド)で表すテクニカル分析指標の一つです。統計的に相場がこのバンド内での変動(ボラティリティ) にとどまる可能性が高いという考え方にもとづいて、売買スタンスを判断するテクニカルです。
バンド上下限への接近で逆張り的に用いたり、また、バンドの相場実勢へ向けた縮小・接近で目先の相場に新しい動きが発生しようとしている兆候を探ることが目的です。
ボンド
ボンドとは、英語で証文などの意味があり、金融業界では債券のことを指します。債務不履行の可能性の高いハイリスクな高利回り債券のことをジャンク・ボンド、新興諸国の債券のことをエマージング・ボンド、日本の企業がユーロもしくは米ドル市場で低利で発行する外貨建て債券をスシ・ボンドと呼びます。
ポンド
ポンドとは、イギリスの通貨単位のことで、「GBP」(Great Britain Pound)ともいいます。
ポンドはかつて基軸通貨でしたが、現在その役割は米ドルに取って代わられています。また、英国民の反対が多いことからユーロに合流することは現在でも実現していません。
FX取引では変動が大きいことが特徴のため、短期間で多くの利益獲得のチャンスがあると多くのトレーダーに見られていて、人気の通貨です。ただし、反対に大きく損失を受ける可能性もあるので注意が必要です。