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や行のFX用語まとめ

「や」から始まるFX用語

「や」から始まるFX用語について説明します。

約定

約定とは、取引が成立することをいいます。取引参加者が出した売買注文が成立することを約定といいます。

約定はFX取り引きだけでなく、株式や債券、投資信託、先物などのオプション取引、CFD取引など、金融取引全般で使われる言葉です。

約定した日のことを「約定日」といい、約定したレートを「約定価格(約定値段)」といいます。なお、マーケットの状況によっては注文を出しても約定に至らない場合もよくあります。FX取引でよく起こる約定に至らないケースであるのがスリッページです。

安値

安値とは、営業日、または週間や月間など特定の期間のなかで最も安い価格のレートのことをいいます。(⇒四本値)

安値の反対の高値とセットで相場を分析する中で特に注意する投資家も多く、重要な情報にもなります。FX市場では、よく前日の安値、直近の安値を下値目標として意識されています。

また、ある期間から期間の安値を結んだ線を支持線として意識するなど、高値や安値の数値を基に、様々なテクニカル指標が作られています。

安値引け

安値引けとは、株式市場における一日の取引のなかで、大引けの株価が寄り付きの株価よりも安い価格で取引を終えることをいいます。

株価は前場の開始から後場の終了まで変動し続けるわけですが、この値動きにおいて、大引けの株価が寄り付きの株価よりも安く終える場合があるのです。

チャートではローソク足の色が黒で表示される陰線を描き、この状態は株価に上昇の勢いがなく、下落に転じる恐れが高いことを示唆していることが多いです。逆に、大引けの株価が寄り付きの株価よりも高くなった場合は「高値引け」と呼び、ローソク足の色が白で表示される陽線を描きます。

「ゆ」から始まるFX用語

「ゆ」から始まるFX用語について説明します。

ユアーズ

ユアーズとは、インターバンク市場で使われる用語で、たとえばドル/円の取引の場合はドルを「売った」という意味になります。「ギブン(given)」を使うこともあります。逆に「買った」という場合は、「マイン」といいます。

ユーロ

ユーロ(EURO)とは、1999年に誕生した欧州統一通貨のことです。欧州12カ国における流通通貨で、米ドルに次ぐ第2の基軸通貨とされています。

ユーロを対象とした各種取引が行われている世界中の市場をユーロ市場と呼びます。ユーロ市場は各国の金融市場固有の制約(例えば通貨政策や取引慣行、税制など)に縛られることがなく、自由に取り引きが可能です。

そのため、たくさんの資金が市場に流入することになり、ユーロ/ドルをはじめ、ユーロ/円など様々な通貨が活発に取り引きされています。

ユーザンス

ユーザンスとは期限付き輸出手形の買取相場のことです。つまり、銀行が期限付き手形を買うときに適用するレートのことで、 電信買い相場(TTBレート)を立て替え金利で計算することができるのです。
期限付き手形は郵送などにかかる時間などの支払猶予期間分、決済に時間がかかるので、それまでは資金の回収ができません。

そのため銀行が立て替えて支払いを行う場合があります。経費となる金利や利益などを考慮して算出されたものが期限付き手形買相場となるのです。

ただし、ユーザンス期間中の金利を輸入者が負担するケースでは、買い取りをする銀行で金利を負担する必要がないので、一覧払手形買取と同じ一覧払手形買相場が適用されます。

有効証拠金

有効証拠金とは、FX会社の預り取引証拠金に現在の評価損益を加減した金額のことです。有効証拠金から維持証拠金を差引いた金額を余剰金額といい、この余剰金額の範囲内で新規注文が可能になります。

有事のドル買い

有事のドル買いとは、戦争などが起こって国際的な緊張が高まったときに、アメリカドルを買っておけば安心できると考えてドルを買うことをいいます。

これはドルが基軸通貨であることから、米国債も安全資産の代表格であり、有事の際には米国債やドルが買われるのです。ただし、「9・11」以降、米国でさえも安全な資金の逃避先であるとは見なくなった投資家も多く、有事のドル買いと同じようなニュアンスで「有事のスイス買い」も出てきています。

戦争や紛争が起こった場合、スイスフランが買われる場合が増えてきているのです。 戦争や武力衝突以外にも経済危機をも広い意味で有事と捉れば、以前のような有事のドル買いは引き続き残っているとは言えるでしょう。

輸出予約

輸出予約とは、「ドル売り予約」のことをいいます。

日本企業が米国に製品を輸出をすると、製品の対価としてドルを受け取ります。企業はそのドルを日本国内で使うために最終的に円へ交換(ドル売り、円買い)する必要があります。

製品の納期や、ドル資金を受け取る日は、あらかじめ契約で決まっていますから、先日付でドルを売ることになるわけです。

揺り戻し

揺り戻しとは、相場が売られ過ぎたり買われ過ぎたりした後で起こる、その反対の動きのことです。売られ過ぎて相場が大きく下落した場合ならば急な買い戻しが起こり、買われ過ぎて相場が大きく上昇した場合ならば相場が急落することがよく起こります。

「よ」から始まるFX用語

「よ」から始まるFX用語について説明します。

横ばい

横ばいとは、相場の動きがあまり上下せずに、横にはうような動きになることをかにの横歩きに例えて横ばいと言います。

景気が回復する局面において一時的に景気の回復が鈍り、横ばいの状態にあることを「踊り場」とも言います。

与信

与信とは、金融機関などが一定の基準を満たした取引先に対して信用を供与することです。株式の信用取引は、証券会社に信用を与えられた投資家が行う取引のことで、与信取引とも言われます。

呼値

呼値とは、売り買いの値段のことをいいます。証券会社から提示される売買価格で、買い注文の呼値を「買呼値」、売り注文の呼値を「売呼値」と言います。

証券取引所の取り引きでは、株価によって呼値の単位が決められています。そのため、この決められた単位より小さい価格の指定は不可能です。

例えば3000円超から4000円以下のとき呼値の単位は5円となっている場合は「3005円で買い」という注文は出せますが、「3001円で買い」という注文はできない、といったことです。

寄付き

寄付きとは、取引所における立会いの開始で、最初の売買のことをいいます。そのときについた値段を寄付き(または寄付き値)といいます。

取引時間スタートの時間帯のことを意味することもあります。この寄り付きの注文はその日の立会時間前までに出されたものを指し、取引価格は時間の優先は関係なく、全部が同時に出された注文とみなされます。

これを価格優先の原則に従って行われる「板寄せ方式」と呼びます。 なお、単に寄付きといった場合は、前場の寄付きを指すのが普通であり、また後場の寄付きについては「後場寄り」と呼ばれます。

弱材料

弱材料とは、株価や為替レートを下落させる外部要因のことです。悪材料(あくざいりょう)と呼ばれることもあります。弱材料に対し、株価・為替レートを上昇させる外部要因のことを強材料(つよざいりょう)といいます。

四本値

四本値とは、「始値」、「終値」、「高値」、「安値」の4つの値段を指します。始値は最初に成立した値段、終値は最後に成立した値段、高値はいちばん高く成立した値段、安値はいちばん安く成立した値段のことです。

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