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テクニカル分析を活用すれば、今後の展開を予測しやすくなります。
しかし、
「テクニカル分析ってなに?」
「種類や特徴は?」
など疑問を持っている方も多いはずです。
そこで今回は、テクニカル分析の基礎知識や使い方などについて紹介しています。
この記事を読むことで、テクニカル分析について理解が深まり、より稼げる確率を高めることができますので、ぜひ参考にしてください。
テクニカル分析とは?
テクニカル分析とは、チャートの形状から今後の相場展開を予測するものです。
テクニカル分析をすることで、新規注文や決済注文の適切なタイミングを掴めるようになります。
まずは、テクニカル分析によって判断できる内容について見ていきましょう。
テクニカル分析でわかること
為替相場が動く主な要因は以下の2つです。
- 金利変動
- 経済指標
トレーダーは、これらの情報を分析することで、今後の相場展開を予測しているのです。
そして、相場の分析方法には、経済指標や金利、景気動向などの情報をもとにしたファンダメンタルズ分析と、チャートの動きから今後を予想するテクニカル分析があります。
テクニカル分析にはさまざまな種類があり、過去のチャート形状を分析することで、利益確定や損切り、エントリーポイントなどを見つけることが可能です。
FXをするうえでは外せない分析手法となっています。
各社のテクニカル分析一覧
ここでは、主要FX業者のテクニカル指標・描画ツール数について見ていきましょう。
業者名 | テクニカル指標 | 描画ツール |
---|---|---|
ゴールデンウェイ・ジャパン | 35種類以上 | 11種類 |
FXブロードネット | 26種類 | 15種類 |
SBIFXトレード | 30種類 | 30種類 |
みんなのFX | 20種類 | 15種類 |
外為オンライン | 26種類 | 15種類 |
マネーパートナーズ | 26種類 | 14種類 |
マネックスFX | 29種類 | 19種類 |
外為ジャパン | 20種類 | 3種類 |
マネースクエア | 15種類 | 3種類 |
JFX | 50種類以上 | 10種類 |
アイネット証券 | 44種類 | 3種類 |
ライブスター証券 | 26種類 | 15種類 |
ヒロセ通商(LION FX) | 30種類 | 8種類 |
ひまわり証券 | 40種類以上 | 4種類 |
セントラル短資FX | 28種類 | 7種類 |
外為どっとコム | 17種類 | 13種類 |
YJFX! | 31種類 | 6種類 |
FXプライム byGMO | 54種類 | 27種類 |
IG証券 | 100種類以上 | 18種類 |
インヴァスト証券 シストレ24 | 35種類 | – |
フォレックス・ドットコム | 139種類 | – |
DMM FX | 20種類 | 3種類 |
GMOクリック証券 | 38種類 | 25種類 |
サクソバンク証券 | 19種類 | 9種類 |
楽天証券(楽天FX) | 40種類 | 14種類 |
OANDA Japan | 16種類 | 11種類 |
外為ファイネスト | 50種類以上 | – |
上田ハーローFX | 32種類 | 12種類 |
LIGHT FX | 20種類 | 15種類 |
まずはチャートに慣れよう!
テクニカル分析ができるようになるためには、まずは見方や使い方などチャートに慣れる必要があります。
最も基本的なチャートがローソク足チャートです。
ローソク足チャートは1時間や1日など、一定時間内の価格変動を表し、1本のローソク足から始値・終値・高値・安値を把握可能です。
また、ローソク足チャート以外にも、カギ足チャートやバーチャート、ラインチャートなどもあります。
テクニカル分析にはさまざまな指標がありますが、取引をするうえでトレンドを意識することがとても大事です。
トレンドとは、相場の方向性のことで、上昇トレンドと下降トレンドがあります。
相場のトレンドに上手く乗ることができれば、勝率が高まり多くの利益を獲得できるチャンスです。
相場のトレンドを判断する際には、以下のようにローソク足の安値同士・高値同士を結んだトレンドラインが有効です。
上昇トレンドライン | ローソク足の安値同士を結んだ右肩上がりのライン |
---|---|
下降トレンドライン | ローソク足の高値同士を結んだ右肩下がりのライン |
トレンドラインを活用すれば、相場の方向性やトレンドの強さ、転換点を把握することができます。
2種類の分析方法
テクニカル指標は、トレンド系とオシレーター系の2種類があります。
それぞれで分析のアプローチ方法が異なるため、両方の分析方法の特徴を把握して使い分けることで、より精度の高い相場分析が可能です。
ここでは、トレンド系・オシレーター系の特徴や主なテクニカル指標について見ていきましょう。
トレンド系
トレンド系テクニカル指標とは、その名の通り、相場のトレンドの方向を判断するための指標です。
トレンド系テクニカル指標を用いることで、次のようなことがわかります。
- トレンドが発生しているか
- トレンドの向き(上昇or下降)
- トレンドの強さ
- トレンドの転換点
チャートを見てトレンドが発生していたとしても、どれくらい勢いがあって継続するのかを見極めないと、売買タイミングを誤ってしまいます。
トレンド系テクニカル指標を使用することで、今後の相場展開が予測でき、より精度の高いタイミングでエントリーや決済が可能です。
また、指標によっては反転ポイントを探り、逆張りに有効なものもあります。
以下はトレンド系テクニカルの代表的な指標です。
移動平均線
トレンド系テクニカル指標で最も代表的なものが移動平均線です。
移動平均線とは、一定期間の終値の平均値を結んだもので、以下の3種類があります。
- 短期移動平均線
- 中期移動平均線
- 長期移動平均線
短期線が長期線を下から上へ抜けるゴールデンクロスは上昇トレンド、短期線が長期線を上から下へ抜けるデッドクロスは下降トレンドへの転換を表し、トレンド中は支持線や抵抗線にもなるのが特徴です。
一目均衡表
日本人が開発した国産のテクニカル指標で、多くの上級トレーダーも使用しています。
一目均衡表を構成する5つの線は以下のとおりです。
- 基準線
- 転換線
- 先行スパン1
- 先行スパン2
- 遅行スパン
これらの線から、現在の価格が高いかやすいか均衡バランスを一目で確認できます。
また、均衡バランスの把握だけでなく、未来の動きを予測できるのも一目均衡表の特徴です。
基準線と転換線、ローソク足と雲、遅行線とローソク足など、それぞれの位置関係で相場動向を分析できます。
>>一目均衡表とは?
パラボリック
パラボリックは、トレンドの転換点を探るテクニカル指標であり、途転買い・途転売りのシステムとも言われています。
SARと呼ばれる放射線状のラインとローソク足が接触したら、売買サインとなるなど、初心者にもわかりやすい指標です。
上級トレーダーでもパラボリックを使用している人は多く、ボリンジャーバンドやRSIと一緒に使うことで、より多角的な分析ができます。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、統計学的な観点から相場動向を予測するテクニカル指標です。
±1σ〜±3σまでのバンド内に価格が収まることを前提としています。
価格がバンド内に収まる確率は約68%(±1σ)〜約99%(±3σ)と非常に高いため、その特性を活かして順張り・逆張のどちらでも狙うことが可能です。
また、スクイーズやエクスパンション、バンドウォークなどのバンドの動きで、トレンド発生や強弱を読み取ることもできます。
MACDなどと併用して使用する人も多いです。
スーパーボリンジャー
マーフィーと呼ばれる日本人の元証券ディーラーが考案したテクニカル指標です。
ボリンジャーバンドと一目均衡表の遅行スパンを組み合わせており、全部で8本の線から構成されています。
統計学+遅行スパンと価格との位置関係など、スーパーボリンジャーを使用すれば相場を十分に分析することが可能です。
トレーダーによっては、同じくマーフィーが考案したスパンモデルとスーパーボリンジャーを組み合わせて使用しています。
オシレーター系
オシレーター系で売られすぎ・買われすぎを判断することで、レンジ相場であっても逆張りなどで利益を狙うことが可能です。
これらのテクニカル指標を用いることで相場の強さを読み解くことができます。
以下は、代表的なオシレーター系テクニカル指標とその特徴になります。
RSI
RSIは0%〜100%の範囲で、以下のように相場状況を表します。
50% | 中心 |
---|---|
50%以上 | 上昇局面 |
50%以下 | 下降局面 |
また、価格が以下の水準に達すると、買われすぎ・売られすぎを表すため、逆張りを狙うことが可能です。
- 70%以上:買われすぎ
- 30%以下:売られすぎ
RSIを使用する際は、チャート上にサブチャートが表示されますので、一目で相場が売られすぎ・買われすぎのどちらの局面であるか把握することができます。
ダイバージェンス(逆行現象)に気をつけなければいけませんが、初心者でもわかりやすい指標です。
RSIは相対力指数とも呼ばれています。
RCI
RCIは、RSI同様、相場の強弱を表すオシレーター系テクニカル指標です。
RCIは順位相関指数とも呼ばれています。
サブチャートが表示され、1もしくは100に近いほど買われすぎ、−1もしくは−100に近いほど売られすぎと判断することができ、逆張りを狙えます。
トレンド相場に弱いという弱点はあるものの、レンジ相場では効果を発揮しやすく、多くの売買チャンスを探ることが可能です。
ストキャスティクス
ストキャスティクスには以下の2種類があり、それぞれで動きの早さが異なります。
- ファストストキャスティクス:動きが早い
- スローストキャスティクス:動きが緩やか
どちらの場合も、70%以上は買われすぎ、30%以下は売られすぎと判断することが可能です。
また、ファストとスローが交差することで、買いサイン(ゴールデンクロス)、売りサイン(デッドクロス)と見ることもできます。
大きなトレンド相場では天井や谷底に張りつき機能しない可能性もありますが、逆張りを狙える指標です。
MACDと併用して使用するトレーダーも多いです。
MACD
MACDは、代表的なテクニカル指標であり、移動平均線の弱点を補う特徴があります。
指数平滑移動平均線を2本(長期・短期)使ってできたもので、単純移動平均線や指数平滑移動平均線よりもいち早くサインを出すことが可能です。
MACDがゼロラインよりも上であれば上昇トレンド、下であれば下降トレンドと見ることができ、ゼロラインから距離が離れるほど相場の勢いが強いことを示します。
移動平均収束拡散や移動平均収束乖離などとも呼ばれる指標です。
>>MACDを知ろう
上手にテクニカル分析を利用するには?
テクニカル分析が上手に利用できれば、取引が有利になります。
今後の相場展開を予測でき、エントリーポイントの発見や売買判断がしやすくなるためです。
ここでは、上手にテクニカル分析を利用するための方法や大事なポイントについて紹介しています。
テクニカルを組み合わせる
これまで紹介したテクニカル指標を1つ使って相場分析をすることもできます。
しかし、分析精度を高めるために相場の方向性や勢いを見るトレンド系指標と、買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系指標を組み合わせるのもおすすめです。
より多角的な分析ができ、順張り・逆張りを狙いやすくなります。
トレンド系・オシレーター系を組み合わせた分析方法は、多くのトレーダーがおこなっており、FXで安定的な利益獲得を目指すのであれば必要となる手法です。
以下は、代表的組み合わせのMACD×RSI、ボリンジャーバンド×RSIの主な特徴・売買ポイントになります。
参考1.「MACD×RSI」
MACD×RSIの組み合わせによるテクニカル分析をしているトレーダーも多いです。これらの組み合わせの場合、基本的な見方は次のようになります。
買いエントリー | RSIが30%以下、MACDが下から上へ抜ける |
---|---|
売りエントリー | RSIが70%以上、MACDが上から下へ抜ける |
また、より慎重に進めるのであれば、上記サインが出た後にローソク足の陽線が2本連続出現(買い)、陰線が2本連続出現(売り)したら売買するのも有効です。
参考2.「ボリンジャーバンド×RSI」
ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせて使用することで、より精度の高い逆張りを狙うことができます。主な売買ポイントは以下のとおりです。
買いエントリー | RSIが30%以下、価格が−2σより下にある |
---|---|
売りエントリー | RSIが70%以上、価格が+2σより上にある |
さらに確率を高めたい場合は、RSIが20%以下または80%以上、そしてボリンジャーバンドの±3σより価格が外側にあるタイミングを狙いましょう。
ファンダメンタル分析も意識する
相場分析をする際は、テクニカル分析に依存しすぎるのもよくありません。
テクニカル分析は100%正確なわけではありませんので、ファンダメンタルズ分析も意識することが大切です。
テクニカル分析に加えて、経済指標や金利政策などを対象にしているファンダメンタルズ分析もおこなうことで、分析精度をさらに高めることができます。
いろいろな手法で分析することが、安定的利益獲得を実現するための近道です。
実際に多くの上級トレーダーも、テクニカル分析だけに依存せず、ファンダメンタルズ分析もおこなっています。
テクニカル分析で選ぶおすすめ業者
各業者で取引環境は大きく異なります。
取引環境が充実していて自分に合った業者を選ぶことで、より安定的な利益を出すことが可能です。
ここでは、テクニカル分析が充実したおすすめのFX業者について紹介していますので、業者選びの参考にしてください。
GMOクリック証券
描画オブジェクト:25種類
GMOクリック証券のFXネオは、業界最狭水準のスプレッドであり低コストで快適なトレードが可能です。
38種類のテクニカル指標、25種類の描画オブジェクトを搭載し、多彩な機能と軽快な操作感を実現したプラチナチャートプラスを無料で使用できます。
ラインチャートやドットチャート、バーチャートなど10種類のチャート足タイプもあり、比較チャート機能も搭載しているため、さまざまな見方が可能です。
スマホアプリでも4画面チャートに分割できスピード注文もできるなど、外出先でも本格的な取引ができ、スワップポイントの水準も高いため、短期トレードだけでなく長期保有でコツコツ稼ぐこともできます。
DMM FX
DMM FXでは、初心者からプロトレーダーまで好評の豊富な取引ツールが揃っています。
自由にカスタマイズができ、テクニカル指標も充実したDMM FX PLUSは、機能性だけでなくシンプルな操作性も実現しているのが特徴です。
業界最高水準のスワップポイントと最狭水準のスプレッドのため、短期〜長期まで幅広い取引に向いています。
取引に応じて独自のポイントが貯まるようになっており、貯まったポイントは1ポイント=1円として現金化することも可能です。スマホアプリも直感的な操作ができます。
29種類の豊富なテクニカル指標が搭載されており、最大4通貨ペアのチャートを表示して変動率や価格を比較することも可能です。
操作性が優れているので初心者でも安心して分析ができます。
YJFX!
YJFX!では、自由にカスタマイズができて豊富な機能を搭載した取引ツールCymoを各デバイスで使用できます。
複数チャート画面を表示でき、他の作業中にもレート等を確認することが可能です。
1,000通貨から取引ができ、業界最狭水準のスプレッドにより低コストで取引ができます。
手数料無料のクイック入金やいつでも出金できるリアルタイム出金、24時間対応のサポート体制など、FX初心者でも安心して取引ができる環境が整っているのも魅力です。
高機能取引ツールCymo NEXTでは多機能チャートツールのExチャートが利用できます。
スパンモデルやGMMAなど36種類(トレンド系16種、オシレーター系20種)ものテクニカル指標を搭載し、最大6画面の分割も可能です。
テクニカル指標が豊富なため、状況や投資スタイルに合わせた最適なテクニカル分析ができます。
まとめ
今回は、テクニカル分析の基礎知識や使い方などについて紹介いたしました。
最後にもう1度、ここで紹介した内容の大事なポイントをまとめると、次の4点が挙げられます。
- トレンド系とオシレーター系を併用することで分析精度を高められる
- テクニカル分析に加えてファンダメンタルズ分析をすればより安心
- 業者ごとでテクニカル指標の種類や取引環境が違うため自分に合った業者を選ぶこと
- FX初心者でも使いやすい指標が多いためデモトレードなどで練習すると良い
各指標の特徴を把握した後に練習し、操作に慣れたうえで使用するようにしましょう。
ぜひ、ここで紹介した内容を参考にして、早速テクニカル分析を始めてみてください。
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