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MT4とMT5どちらを使うかで迷っていませんか?
「主流はMT4っていうけどMT5と比べて使い心地は?」
「MT5って評判がよくないんでしょう?」
などの疑問があると、どちらが自分に合っているのか分からないですよね。
そんな方のために今回は、MetaTrader5のメリット・デメリットを洗い出し、MetaTrader4とMetaTrader5の違いの比較と紹介をしていきます。
この記事を読むことで悩みを解決することができますので、ぜひ参考にしてください。
MetaTrader5のメリットについて
2011年に開発元であるMetaQuotes Software社はMetaTraderの最新版として「MetaTrader5」をリリースしています。
当然ながら、MetaTrader4よりもMetaTrader5の方が機能的にはアップグレードされています。
ところが、MetaTrader5がリリースされ早7年。
になった今もほとんどのFX証券会社がいまだにMetaTrader4を標準ツールに指定している状態が続いています。
なぜMetaTrader5が人気がないのか。
MetaTrader4からMetaTrader5にそろそろ乗り換えていくべきなのかについてメリットデ・メリットをみていきましょう。
メリット1:時間足の大量追加でより精度の高い分析ができるようになった
MetaTrader5はMetaTrader4からのバージョンアップにより、チャート表示の時間軸である時間足がいくつか新たに追加されています。
これによってチャートの表示がバラエティーに富み、より分析がしやすくなっています。
従来のMetaTrader4に用意されていた時間足は9種類の時間足が組み込まれていました。
これがMetaTrader5ではさらに種類が追加されています。
整理すると、下記のようになります。
MetaTrader4で利用できる時間足
- 1分足(M1) 5分足(M5) 15分足(M15) 30分足(M30)
- 1時間足(H1) 4時間足(H4)
- 日足(D1) 週足(W1) 月足(MN)
MetaTrader5で利用できる時間足
- 1分足(M1) 2分足(M2) 3分足(M3) 4分足(M4) 5分足(M5) 6分足(M6) 10分足(M10) 12分足(M12) 15分足(M15) 20分足(M20) 30分足(M30)
- 1時間足(H1) 2時間足(H2) 3時間足(H3) 4時間足(H4) 6時間足(H6) 8時間足(H8) 12時間足(H12)
- 日足(D1) 週足(W1) 月足(MN)
MetaTrader4で利用できた時間足9種類が、MetaTrader5では一気に11種類が増えて、全21種類になったのです。
時間足の種類が増えたことの意味といえば、細かな時間幅をチャート上で設定できるので、より精度の高い分析ができるようになります。
おおざっぱにしか見られなかった部分が、より細かくチェックできるようになり、詳しく値動きを観察できます。
それはMetaTrader5がMetaTrader4よりも短期トレードから長期トレードまで投資スタイル全般に対し、多彩な市場分析を実践できるようになったという、大きな魅力を兼ね備えたことになります。
メリット2:フォルダを任意で作成でき、インディケータ保存が有利になった
MetaTrader5では、ナビゲーターウィンドウに直接フォルダを追加してインディケータを整理できるようになったという利点もあります。
これはMetaTrader4にはなかった機能です。
話に聞くだけですと非常に些細なバージョンアップにしか聞こえませんが、MetaTrader4を利用する、あるいはほかのプラットフォームを利用して、日頃から複数の指標を用いてテクニカル分析をしているトレーダーにとっては使い勝手が向上したことになります。
このフォルダを任意で作ることができるので、思い思いのインディケータを取り入れ、さらに整理できることから操作性も上がります。
これによりMetaTrader5はMetaTrader4と比較して、さらに利用環境が向上したと言えます。
MetaTrader5のここがポイント高い
- 時間足の種類がMetaTrader4の倍以上に増えた
- 短期から長期トレードまであらゆる投資スタイルにおいて市場の分析が可能に
- インディケータの整理ができるようになった
- 利用環境の細かな設定ができるようになり、さらに操作性があがったこと
MetaTrader5のデメリットについて
MetaTrader5もMetaTrader4と比較して機能が向上しましたが、いろいろと問題点は残っています。
では、MetaTrader4と比較して、MetaTrader5にはどんなデメリットがあるのかをみていきたいと思います。
デメリット1:インディケータをMetaTrader4からMetaTrader5に移行できない!
MetaTrader4を利用していたトレーダーがチャート分析の際に重宝していたMetaTrader4上のインディケータや自動売買用のEA(エキスパートアドバイザー)がMetaTrader5では使用することができないという問題を抱えています。
つまり、MetaTrader4とMetaTrader5のインディケータの互換性の問題で、MetaTrader4からMetaTrader5にそのままデータなどを移行することができません。
MetaTrader4からMetaTrader5に乗り換えることは、すなわち自分のトレードスタイルを大幅に変更せざるを得なくなるということになります。
これは大変困ってしまう問題ですよね。
MetaTrader4を長く愛用してきたトレーダーは、MetaTrader4を育てるかのごとく、インディケータを追加したり、環境を整えたりしてきたわけです。
ところが、MetaTrader5に乗り換えるにはわざわざ手間をかけてプログラムを書き換えなければなりません。
当然ながら、その期間はMetaTrader5の利用は適いません。
しかも、機能が取捨選択されたために、インターフェースはほぼ同じでも、慣れるまでに多少の時間がかかります。
MetaTrader5に乗り換えるだけでそんな手間を改めてかけるくらいならMetaTrader4を使い続けた方がはるかに効率的です。
別にMetaTrader4が使えなくなったわけでもないのですから、このシステムの互換性の問題がetaTrader5の普及を妨げる最大の要因となっています。
オンライン証券会社としてもMetaTrader4の方が普及率が高いのであれば、あえてMetaTrader5を利用させる意味もないので、推しをMetaTrader4にし続けるのです。
デメリット2:MetaTrader5は機能アップした分メモリを食う!?
さらに、MetaTrader5は動作が速くなった分、メモリの消費量が増えてしまったという問題も指摘されています。
低スペックのパソコンで取り引きしているユーザーにとって、MetaTrader5は非常に扱いづらいアプリケーションと思われているのです。
こういったマイナスポイントが強いこと、また従来のMetaTrader4がMetaTrader5と比較しても格段に劣っているわけではないことから、MetaTrader5がなかなか受け入れられないのです。
MetaTrader5を使用するのに躊躇してしまう点はここ
MetaTrader5の将来性
私たちはMetaTrader4とMetaTrader5のどちらを使用するべきなのでしょうか?
これは難しい問題ですが、一意的な正解はないので最終的には各自の判断にゆだねられます。
パソコンやスマートフォンのOSにしてもあえてアップデートせずに使い続けているユーザーがいるように、現時点では汎用性の高いMetaTrader4を利用するのもひとつの手です。
- これからFX取引を始めようというトレーダー
- MetaTrader4を使ったことがないトレーダー
- 自動売買などを始めたい
上記に該当する人にはMetaTrader5から入ってもいいかもしれません。
MetaTrader4から移行しようとするから困難を生じる可能性を秘めているので、最初からMetaTrader5であればなんら問題はないです。
扱う業者は少ないが、今後MetaTrader4が使えなくなる可能性も?
ただ、ひとつ懸念されるのは、そもそもMetaTrader5を扱うオンライン証券会社が少ないという点です。
ツールだけでなく、サービスや手数料の設定などで証券会社とトレーダーの相性というのもまた事前に確認しておくべき事項です。
MetaTrader5を扱う業者が少ないということは、それだけ選択肢の幅が縮まってしまうということでもあります。
自分にあったオンライン証券会社ではない場合、熟考は必至ですね。
いずれにせよ、MetaTrader5はMetaTrader4のあとに登場したプラットフォームです。
こういったアプリケーションは改善を続けることでより優れたものに進化していくわけですので、MetaTrader4と比べればMetaTrader5はまだ完成度は高いとは言えません。
ですが、今後に期待はできるのは間違いないです。
MetaTrader5の普及を進めるために対策を考案中?!
MetaTraderの開発元であるMetaQuotes Software社はMetaTrader5の普及を進めるために様々な対策を考案しています。
すでにインディケータも数千は揃っており、環境としては徐々に成熟しているのも事実。
おそらくMetaTrader5に移行させたいからなのか、バージョンアップによってMetaTrader4の性能を制限する動きもあるようです。
将来的に世界中のFX業界のトレンドもMetaTrader5の新バージョンに移行する可能性が高いので、今すぐに乗り換える必要はないですが、今後のことを考え、MetaTrader5もチェックしておいた方がいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、MT4と比べMT5で強化された機能、いまだにMT4が主流になっている理由、今後のMT5の普及の可能性などについてみてきました。
最後に、MT4とMT5の大きな違いを4つまとめておきます。
- MT4に比べ、MT5には利用できる時間足が多い
- MT5ではインディケーターの整理が可能
- インディケーターやEAがMT4とMT5では互換性のないものもある
- MT5はPCのメモリを多く使用する
さらに、FX業者の多くは現在でもMT5に対応しておらず、MT5の普及が進まない理由の一つになっています。
機能的にはすぐれているMT5であっても、使い勝手や慣れの問題は人それぞれです。
本記事でご紹介したメリット・デメリットを参考に、ご自分に合ったバージョンを選んでください。
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