瞬時に過去のチャートデータにアクセス!市場分析をよりスピーディーに!
MetaTrader4が人気の理由は様々な機能をトレーダーの好みで設定できることです。
MetaTrader4で日時を指定してチャートを表示する方法をご存じでしたか?
「過去のチャートを表示させたいけど、方法が分からない」
「情報が膨大だから過去のチャートを検索するのに時間がかかる」
と悩んでいる方は必見です。
ここでは日付や時間を指定してチャートを表示させる方法や注意点を紹介していきます。
この記事を参考にすることで、過去のチャートを簡単かつスピーディに表示させて分析に力を入れることができるので、ぜひ参考にしてください。
膨大な量の過去データを簡単に抽出できる!
MetaTrader4でも過去のデータを閲覧することは可能です。
実際、FX取引などの経験が豊富な上級トレーダーは自身で過去のデータを集めて分析し、予測に役立てている人もいます。
オンライン証券会社の中には、ヒストリカルデータと今の時点のチャートの値動きで、似た形を形成しているものを、自動抽出して分析する取引ツールを用意しているところもあります。
それほど過去のデータを見ることには意味があるのです。
しかし、過去のデータは膨大な量になりますよね。
FX取引の日本市場は個人投資家向けに自由化されたのが1998年です。
2017年で20年近くになるわけですから、自由化当時のデータがいまだに用意できるとしたら、それだけ長い期間の膨大なデータがあるということになります。
時間足によってチャートが形成する形が違ってくるでしょうから、人力で検索するには困難なほどです。
注意
マウスでチャート上をドラッグすることで時間をさかのぼり、過去の値動きを表示することができますが、探したい過去情報が、数週間、数か月、あるいは数年前のデータを見る場合、たどり着くまでに非常に手間がかかってしまいます。
そんな時に、これから紹介する方法を知っていれば過去の情報を抽出するのに手間や時間がかからず、ストレスもありません。
過去データを呼び出せるようにする手順とは?
それではMetaTrader4で過去データを簡単に呼び出すための方法を紹介します。
日時を指定することで表示されているチャートが過去の時点に移動し、あっという間に望んでいる期間のチャートが手に入ります。
スピーディーに検索できるので、現在のチャートの形を比較しながら分析がしやすくなります。
1.参照したいチャートをアクティブにする
まずは、MetaTrader4にて過去データと共に参照したいチャートをアクティブにしましょう。
2.日付の入力
開かれたチャートの左下をダブルクリックすることでその辺りにテキストを入力できる小さなウィンドウが開くはずです。
ウィンドウにカーソルを移動させて過去データとして閲覧したい日時を入力するだけ。ただ、入力形式に注意してください。
マウスでわざわざスクロールしなくても何年も前のデータを呼び込むことができ、非常に便利です。
もっと過去のデータを増やしたい場合は
MetaTrader4では初期状態でもヒストリカルデータがMetaTrader4内に保存されていますが、この過去データだけでは足りないというトレーダーもいるかもしれません。
そんなときにはMetaTrader4を開発した「MetaQuotes Software社」や、FX取引を提供するオンライン証券会社が持っているヒストリカルデータを入手して利用することも可能です。
資料として過去データはたくさんあった方が有利なことは間違いありません。
チャートの日時を指定する際の3つの注意点
自動売買だけでなく、ヒストリカルデータも分析に利用できるMetaTrader4ですが、過去のデータをチャート上に表示する場合にはいくつか注意点があります。
その注意に気をつけることでより精度の高いデータを入手し、かつ分析に役立てられれば、コンスタントな利益獲得まではあと一歩というところです。
MetaTrader4の過去データを利用する際の注意点は大きいところで2つあります。
まずはこの点に留意しながらヒストリカルデータを利用してみることをおすすめします。
1.オートスクロール機能を確認!
MetaTrader4にはチャート閲覧がしやすくなるようにオートスクロール機能が備わっています。簡単に言えば、常に現在のレートを中心にチャートが閲覧できるようになる機能です。
このオートスクロール機能は設定でオン/オフができるので、MetaTrader4にてヒストリカルデータを呼び込む際には必ず機能を停止しておくべきです。
過去のデータを呼び出してみても、もしオートスクロール機能がオンのままになっていると、過去にさかのぼってそのデータが見つかっても、チャートの表示先がすぐに現在の時間帯に自動的に移動してしまいます。
見ようとしてもすぐに今のチャートが表示されてしまうのでは意味がありません。
見ようと思ってもすぐに現在に戻ってしまう。原因を知っていればいいですが、知らないとイライラすることでしょう。
ですので、オートスクロール機能が初期設定ではオンになっていることを忘れないようにしましょう。
MetaTrader4のオートスクロール機能のオン/オフは、ツール画面上部に配置されているツールバーの矢印をクリックすることで切り替えられます。
簡単ですので、ヒストリカルデータを利用した分析を行う場合は、事前にオートスクロール機能のオフだけは実行しておきましょう。
2.過去データが正確でない場合もある
MetaTrader4の初期設定時点にあるヒストリカルデータはあまり多くありません。
また、あまりにも古過ぎる過去データを参照しようとしても、残念ながらサーバにそのヒストリカルデータがないなどの理由があれば、その日時にはアクセスできません。
ということは、指定日時のヒストリカルデータは得られないので、過去のデータを利用した分析精度は著しく低下します。
そんなときはMetaTrader4を開発した「MetaQuotes Software社」が持つデータや、FX取引を扱うオンライン証券会社提供のヒストリカルデータを利用するべきです。
オンライン証券会社が提供するデータの方が信用性が高いようですが、いずれにせよ、分析には情報量の豊富さは必須ですから、方々からたくさんのデータを仕入れることをおすすめします。
3.ヒストリカルデータをたくさん用意する理由
過去のデータを大量に取得するのは、MetaTrader4の信頼性を確認するためも必要なことです
例えばMetaTrader4で自動売買を利用する場合に、本当にそのストラテジー(投資戦略)や用意したEA(エキスパートアドバイザー)が間違いなく利用価値があるのかどうか、ちょっと不安がありますよね。
そんなときにはそのストラテジーなどが機能するかの試験としてバックテストというものを行います。
このバックテストを行うときには主に過去のデータを利用します。
過去のデータはすでに結果が確定しているわけですから、今と似たような線を描くチャートを持ってきて確認すれば、今後も似たように利益を得られる可能性があるというものです。
注意
過去1ヶ月や、せめてものという思いで1年前のデータを用意したところで信頼性をテストするにはデータ量が少ないです。
そこで何年も前のヒストリカルデータが手に入ればバックテストには大いに役に立つのです。過去のデータの使い道にはこんなものもあるわけです。
FX取引を進めるための分析方法のひとつとしては過去の値動きをチェックして、将来の値動きを予測するということが統計学的に見ても非常に意味のある分析手法とされています。
ですので、MetaTrader4を利用する際にはぜひとも、この過去データを簡単に呼び出せる機能を有効活用するべきでしょう。
まとめ
今回は、MetaTrader4で日時を指定してチャートを表示させる方法やその注意点などをご紹介いたしました。
重要なポイントをまとめると、以下の3点が挙げられます。
- チャート左下のウィンドウに日時を入力すれば一発でその時点にさかのぼれる
- その際はオートスクロール機能をオフにしておく必要がある
- ヒストリカルデータをダウンロードすれば、より正確に過去データを参照できる
「マウスをドラッグして過去データを探すのが面倒くさい」
「参照できる過去データをもっと増やしたい」
そんな方は、本記事を参考にして過去データの活用方法を習得してください。
やっぱりMetaTrader4はすごいね~♪ 自分好みに設定ができる上に、過去のデータとかも集められられるんでしょう??
そうなんだ!膨大な値動きのデータ量でさえも簡単に抽出できて、分析までしてくれるんだよ~
過去のデータってなんだかんだ大事だよな
その通り!過去のデータを集めることによって今後の値動きの予測を役立てることができるしね!
すごく便利に感じるけどMetaTrader4を自分好みにカスタマイズしたり、過去のデータを見たりするのってなんだかんだ難しそうだな・・・
参照したいチャートを見る方法は上の通りに行えば、そんなに難しいものではないよ。
初期の状態でもヒストリカルデータはあるから過去だけで物足りなければ業者からヒストリカルデータを入手して利用することも可能だよ!
そうなんだぁ~
やっぱり戦略を立てるには過去のデータってほんとに大切だから取引において判断要素になること間違いなしだよ!
そっかぁぁ。分析を怠らないことってとっても大切だな!
MetaTrader4をもっと活用しなくちゃ!!って改めて思ったよ~
22 12月 2015