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FXにはポジポジ病があるのはご存じでしょうか。
特にFXを初めて間もない初心者に多く見られます。
常にポジションを持たないと不安になり、相場動向など関係なくエントリーを繰り返します。
なぜ、ポジポジ病になってしまうのでしょうか。
FXのポジポジ病の原因とは?主な4つの原因について
ポジポジ病の原因は、人それぞれでたくさんあります。
そのなかでも主な原因となるのが
- 稼ぎたい気持ちが強すぎる
- 慎重さが足りない・チャンスが待てない
- 根拠のない自信・エントリーすれば儲かると思っている
- トレード中毒
の4つです。
ポジポジ病の原因を知ることで、対策を講じることができます。
まずは、それぞれの原因を確認してみましょう。
ポジポジ病とは? FX初心者に多く見られるポジポジ病について
FXにはポジポジ病と呼ばれる現象があります。
ポジポジ病とは、とにかく何かしらのポジションを持ち続けることです。
何もポジションがないと不安になり、すぐにエントリーをしてしまいます。
この現象は、特にFX初心者に多く見られるもので、
「ポジションを持っていた方が勝率が高まるのではないか」
「負けているからなんとか取り返したい」
「ポジションを持っていればスワップポイントで稼げる」
などと考えてしまい、ついついどんなタイミングでもポジションを保有してしまいます。
ポジポジ病になることで勝てれば良いのですが、必ず勝てるわけではありません。
むしろ相場動向など関係なく、なんとなくでエントリーしているケースが多いので負け越すことの方が多いです。
ポジポジ病の原因とは一体何なのでしょうか。
ポジポジ病の4つの原因
ここでは、ポジポジ病の主な4つの原因について、一つひとつ見ていきましょう。
1. 稼ぎたい気持ちが強すぎる
稼ぎたい気持ちが強すぎることが原因でポジポジ病になる場合があります。
ポジポジ病になる1番の原因とも言えるでしょう。
稼ぎたい気持ちが強いことが問題ではありません。
むしろFXを始める理由の多くが「稼ぎたい」という気持ちがあるためです。
気持ちが強くても、知識や経験があり、合理的に考えられる場合はポジポジ病にはなりません。
ポジションを持つことが、必ずしも勝つことに結び付かないことを知っているためです。
問題なのは、ポジションを持つことが勝ちに繋がるという考えを持ち、稼ぎたいという気持ちが強い場合です。
ポジション=勝ちなので、とにかくポジションを持つことに固執してしまい、相場動向やタイミングなどを考えずにエントリーしてしまいます。
特にサラリーマンや主婦の場合は、トレードできる時間が限られているため、ポジションを持たない=利益が得れないと考え、とにかくポジションを持とうとします。
テクニカル分析やファンダメンタルズ分析をしていても、ポジションを持つために自分に都合の良い解釈をしてしまいますので分析の意味もなくなります。
2. 慎重さが足りない・チャンスが待てない
FXで勝つためには根拠に基づいた自分なりのFXルールが必要です。
ルールに沿ってトレードすることで、勝率が比較的安定してきます。
トレードルールがない場合は、感情に任せたトレードになりがちです。
感情的になると、慎重さが足りなくなり、チャンスも待てません。
勝率が高いチャンス時にエントリーすることがFXで勝つためのポイントでもあります。
ルールなくトレードしたり、ルールがあっても守らずにトレードしてしまうと、感情的になってチャンスを待てなくなり、ポジポジ病になってしまいます。
3. 根拠のない自信・エントリーすれば儲かると思っている
「稼ぎたい気持ちが強すぎる」とも似ていますが、エントリーさえすれば必ず儲かると思い込んでいる場合もポジポジ病になる可能性が高いです。
また、そういう人に限って根拠のない自信を持っており、何でも自分の都合の良いように解釈をしてしまいます。
それまでの結果が負けていたとしても、
「次は必ず勝てる」
「自分が負け越すわけがない」
などと考え、ポジションを持ちます。
そして、
「そろそろトレンドが転換する」
「絶対に自分の分析・読みが外れることはない」
といった特に根拠もない考え・自信を持ちます。
そこには合理性がないことも多いため、偶然勝つことはあっても、トータルでは負け越してしまいます。
世の中には根拠のない自信がプラスに働くこともありますが、FXにおいてはほとんどプラスに働くことはありません。
4. トレード中毒
決して悪いことではないのですが、トレード中毒は、トレードをすることに楽しさを覚えている方にありがちです。
「とにかくトレードをする」という気持ちが強く、勝ち・負けにあまりこだわらず、「トレードすることだけ」に重きを置いています。
トレード中毒になってしまうと、勝ち負けは二の次だったり、ほとんどギャンブルに近い考え方になったりと、ポジポジ病の原因になってしまいます。
ポジポジ病の改善方法とは?ポジポジ病の対策とは?
ポジポジ病はどのように改善していけば良いのでしょうか。
原因がわかっているからこそ、対策を講じ、少しずつでもポジポジ病を脱していくことができます。
ポジポジ病の主な原因である、
「稼ぎたい気持ちが強すぎる」
「慎重さが足りない・チャンスが待てない」
「根拠のない自信・エントリーすれば儲かると思っている」
「トレード中毒」
ポジポジ病の主な原因に対する対策について、一つひとつ見ていきましょう。
稼ぎたい気持ちが強いときの対策
稼ぎたい気持ちが強いことが悪いわけではありません。
あくまでも問題なのは、ポジションを持つことが勝ちに繋がると考えを持っているうえで、稼ぎたいという気持ちが強い場合です。
対策としては「ポジションを持つこと=必ず勝てるわけではない」ということを念頭に置くこと、認識することです。
すぐに念頭に置ける人であれば、ポジポジ病をすぐに回避することが可能です。
しかし、考えを変えることができない場合は、デモトレードなどを行い、ポジションを持つことが必ず勝ちに直結しないことを体感するしかありません。
ポジションを持つ続けると負けることも多いことを体験しましょう。
稼ぎたいという気持ちを持つことは大切ですので、「ポジションを持つこと=必ず勝てるわけではない」というふうに考えを改めるか、体感して気付くかしかありません。
また、トレードしなくてもFXの参考書などを元に勉強を深めていくことも1つの手です。
慎重さが足りない・チャンスが待てないときの対策
慎重さが足りない場合や、チャンスが待てない場合は、トレードルールがなく、その場その場で感情に任せてトレードをしていることが原因です。
自分なりのトレードルールを設け厳守すれば、感情がトレードに影響を与えることはほとんどありません。
「慎重さが足りない」
「チャンスが待てない」
などと反省することもありません。
対策として、まずトレードルールを作り、作ったルールを厳守するようにしましょう。
トレードルールを作るには、ある程度の知識や経験が必要です。
初心者の方はしっかりと勉強したうえで、デモトレードなども用い、実践を通してルール作りを行いましょう。
また、ルールを作っても守らなければ意味がありません。
守る方法は強い意思を持つしかありません。
トレードルールを厳守するだけで、慎重さやチャンスが待てない原因を防ぐことができます。
根拠のない自信がある・エントリーすれば儲かると思っているときの対策
このポジポジ病の原因の対策は非常に難しいです。
根拠のない自信を持っている人は、人の言葉や考えを取り入れないことが人が多いからです。
なぜなら「自分の考えは絶対正しい」と思い込んでおり、考えを変えるのに抵抗があるため、根拠のない自信を失くすには失敗を経験して自ら考えを改めるしかありません。
ただし大失敗してしまうと致命傷を負ってしまいますので、理想はリスクの小さいデモトレードや少額投資を行い、失敗することです。
その際に反省だけでなく「次はこうしよう」という改善策も考えることが大切です。
失敗→反省→改善策→試す、を繰り返すことで知識やノウハウが蓄積されていきます。
知識やノウハウが蓄積すれば、以前の自信には根拠が足りなかったことがわかってきます。
そうすると「エントリーすれば儲かる」という考え方自体も自然に改められます。
トレード中毒の時の対策
トレード中毒は、トレードすることが楽しくてしょうがないことが原因だったりします。
そのため、トレードがつまらなく感じると、FX自体も辞める可能性があります。
あくまで、トレード回数はそのままで、トレードの取引数量を少なくしましょう。
そうすることで、リスクを抑制できます。
後は、時間の経過とともに、「トレードすること=楽しい」から、「トレードで勝つこと=楽しい」という価値観へ変わるのを待ちましょう。
リスク抑制の方法は取引数量を減らすだけでなく、デモトレードを活用する方法もあります。
ポジションを持つ=勝つではないポジションを持たないことも勝つための方法
ポジポジ病になってしまうと、なんとなくの不安でエントリーしてしまい、結果、負け越す可能性が高くなります。
ポジションを持たないことも勝つための方法です。
FXはタイミングが重要ですので、勝率が高いタイミングでポジションを持つことが大切です。
既にポジポジ病の傾向が見られる方は、少しずつでも改善していきましょう。
これからFXを始める方や、始めて間もない方は、ポジポジ病にならないように、しっかりと勉強し、ルールを決めてトレードするようにしましょう。
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