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為替差益・差損とは一体何?円高・円安を理解すればその意味がわかってくる

為替で利益や損失が何故発生するのかきちんと理解できていますか?

「為替でどうして利益や損失が出るのかいまいちわからない・・・」
「円高・円安って言葉はよく聞くけどよくわからない・・・」

そんな方のために、為替で損益が発生する仕組みや円高・円安についてわかりやすく紹介します。

為替についての知識をしっかりと学ぶことで、さまざまなニュースが為替にどういう影響を与えるのかが予測できるようになるはずです。

ぜひ最後まで読んでいただき為替について知識を深めてください。

為替差益・為替差損とは?

為替差益とは為替の変動によって得た利益のことです。

通貨の価値が下がっている時に買い、価値が上がったところで売れば為替差益を得ることができます。

安く買って高く売るというわけですね。

為替は売りから注文することもできますので、通貨の価値が上がっている時に売り、価値が下がった時に買うことでも為替差益を得ることができます。

為替の変動で損失がでることもあり、その場合は為替差損といいます。

買った時より安く売った時などは為替差損が発生します。

FXは為替の変動を予測して、いかに為替差益を得るのかという投資です。

円高・円安の仕組み

円高と円安はよく聞くワードですが、いったいどんな事なのでしょうか。

「円高」とは、円の価値が上がること。

数字で見ると1ドル=100円が、1ドル=90円になることです。

ここで、円が安くなっているので混乱してしまう人もいるのでしょう。

世界の通貨の基準はアメリカドルです。

ドルに対して円の価値が高くなったので、「円高」というわけですね。

具体的に言うと、1ドルのジュースを買う時。

1ドル=100円であれば当然100円ですが、為替変動により1ドル=90円になれば同じ1ドルのジュースが90円で買えるようになります。

ジュースの価値はどちらの時も同じですので、円換算で安く買えるということは円の価値が高くなったつまり円高になったということです。

「円安」はこの逆が言えます。

円に対してドルの価値が上がってしまったので、1ドル=100円のジュースが1ドル=110円になることです。

では、FXではどう関係してくるのでしょうか?

FXでドル円を買う場合は、ドルを買って円を売るという取引です。

ドルを買っているので、ドルの価値が上がれば利益が出て、逆にドルの価値が下がれば損失が出ることになります。

つまり、ドル円の買いポジションの場合は、円安になれば利益がでるということになります。

売りポジションの場合は逆の動きになりますので利益が出るのはドル安円高になった時です。

為替差益を狙う際の注意点

FX取引は為替差益を狙うトレードが基本です。

ですので、為替が円高になっても円安になっても利益を得るチャンスがあります。

ただし、円高・円安それぞれの局面で注意しなければならないことがあり、リスクを踏まえた取引を行うことが必要です

ここでは、円高局面、円安局面それぞれの場合にどういったことに気を付けるべきかを紹介します。

円高での注意

円高で注意したいことは、ずばり日銀の為替介入です。

為替介入とは、著しい円高が発生した場合は日本銀行が円安に誘導するために、多額のドル買い円売りの取引を行うこと。

日本の自動車産業などに代表される大企業は、輸出型企業が多く円高は業績を圧迫する要因になります。

以下の画像は2011年10月に行われた為替介入時のチャートです。

当然、通貨当局である日本銀行が多額の取引を行うので、急に円安になることが多く円高局面だからといって売りポジションを保有していると思わぬ損失が出ます。

また、実際に介入はしなくとも政府高官が円高を懸念する発言をした時は、為替介入の前触れと見なされ円安が進むことがあります。

円高局面では、政府や日銀の動きに注意しましょう。

円安での注意

円安で注意したいことは円キャリートレードです。

円は世界的に金利が低い通貨なので、金利の低い円を借りて高金利通貨で運用することで利益を得ることが可能です。

問題なのは、世界的な異変があった時。

大規模な災害やテロなどは起こった時は、投資家は投資資金の引き上げを行います。

当然円キャリートレードも手じまいされることになりますが、その時行われるのが大量の円買い取引です。

借りていた(売っていた)円を返す(買う)ことになるので円買い取引が行われることになります。

円安時にはこういった有事の円買いに注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は為替差益・差損や円高・円安について紹介しました。

最後に重要点をまとめますと

  • 為替の変動によって差益・差損が生まれる
  • FXは為替差益を狙った投資
  • 円高円安は、外貨に比べて円の価値が上がったか下がったかということ
  • 円高、円安それぞれの局面で注意すべきことがある

以上4つがあげられます。

為替の仕組みや円高、円安がどういって起きるのかを知ることで、為替変動の予測ができるようになります。

ぜひこの記事を参考に為替のことをもっと知ってくださいね。

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・・・????
ブルくん、随分難しい顔をしているね。
あ!!FXの情報誌読んでる!情報収集なんて、めずらしいー!!
おい、ここに為替差益・差損って出てくるんだが・・・。なんの事だ??
ブルくんもついに自ら進んで雑誌を読むようになるなんて!
感動だね!!
うるせーぞ!!
ごめんごめん。例えば日本円からドルだったり、ドルから日本円に換金したりする時の交換の変動で生じる損益の事だよ。
うむ・・・。
取引で異なる通貨が売買される際、為替レートの動きで生じる利益を為替差益と言うよ。逆に変動によって損失が生じる事を為替差損と言うんだ。
取引している通貨の金額が例え1円の差でも1万通貨の取引だと1万円の差が生まれるんだよ。
なに!?!?
分かりやすく例で米ドルで話を進めていこう。
よろしくっす!
じゃあ1ドル100円の時に100万円を米ドルに交換したとしよう。そうすると?
1万米ドル持っているとこになる!
そうだね。では為替レートが動いて1ドル110円になった!日本円に換金しよう。
1万ドル×110円で110万円になるな。・・・あっ!!
うん、気づいたね!日本円で10万円の利益がでた事になるよね!これが為替差益だよ!
じゃあ逆に1ドル90円になった時は・・・?
1万ドル×90円だから日本円で90万円になるから・・・10万円の損失だ!!
これが為替差損!!
そういうこと!ドルを保有する場合は「円安、ドル高」だと為替差益が生じ、「円高、ドル安」だと為替差損が生じてしまうんだよ。
つまり、ドルを買う時は「円安、ドル高」、ドルを売る時は「円高、ドル安」の時がいいっつう事か!
為替差益が生じて利益がでるから、まさにFXの基本「高いところで売って、安いところで売る」ということだね♪

04 11月 2015

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