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数あるFXを扱うオンライン証券会社から自分に合ったところを探すのはなかなか悩むところです。
そんなときには大手の証券会社がサービスもよく、企業的にも安心感があるような気がします。
オンライン証券会社はいくつかありますが、規模的に大きく、各種サービスも充実している中では「楽天証券」がおすすめです。
取引ツールは環境に合わせて揃っていますし、取引通貨単位も1000通貨単位からと資金も少なくて済みます。
そんな、今注目される楽天証券をここでは改めて分析し、その魅力を知っていただこうと思います。
1:楽天証券の特徴と魅力
楽天証券とは
預かり資産が1兆円を超えるという、日本のオンライン専業金融証券会社の中でも最大手と目されるのが「楽天証券」です。
楽天といえばアノというほど知られた企業ですから、口座開設に安心感があります。
楽天がオンライン証券会社に参入したのは2003年からです。楽天証券の前身は三井住友銀行系の「DLJディレクトSFG証券」でした。
1999年に創業しているので、日本の個人投資家向けのFX市場が開放されたころにすでに登場している証券会社です。
屋号が2004年に楽天証券に替わり、今に至ります。
楽天証券は楽天銀行との連携サービスなどもあり、FX取引だけでなくさまざまな金融取引ができる上に、楽天銀行の預金利率が上がるなど、ほかの証券会社にはない魅力が詰まっています。
ほかにも楽天証券の魅力はたくさんあり、例えばFX取引をスマートフォンで進めたい人にとっては日本でももっとも使いやすいとも評価されるほど、楽天証券のスマホアプリが充実しています。
ここではそんな魅力の詰まった楽天証券をより細かく、徹底分析していきます。楽天証券に興味がある人は必見です。
2:楽天証券のサービス内容を徹底分析
取引概要・サービス内容
ここでは楽天証券が如何に人気であり、使いやすいのかということを知っていただくために、取引概要や機能を余すところなくピックアップし、解説します。
ここを読み込むだけで楽天証券のほとんどのことがわかるでしょう。
魅力的なことのほか、デメリットもしっかりと紹介しますので、自分の投資スタイルに合っているかどうかを確認してみてください。
スプレッド
楽天証券が各通貨ペアに設定するスプレッドは、日本のFX業界においては最狭クラスと判断して問題ないでしょう。
基準となる米ドル/日本円の通貨ペアにおいては0.2銭がスプレッドとなっています。これよりもやや小さい業者はありますが、ほぼ限界に近い狭さであり、0.2銭は充分に最狭です。
ほかの通貨も基本的には狭い範囲に留まっていますので、デイトレードなど取引回数が多くなる傾向にあるトレーダーにとっては取引経費を低く抑えることができる点はメリットです。
米ドル/円 | 0.2銭 |
---|---|
ユーロ/円 | 0.5銭 |
英ポンド/円 | 1.0銭 |
豪ドル/円 | 0.7銭 |
NZドル/円 | 3.9銭 |
南アランド/円 | 1.0銭 |
カナダドル/円 | 3.9銭 |
スイスフラン/円 | 5.9銭 |
香港ドル/円 | 2.9銭 |
シンガポールドル/円 | 4.9銭 |
ノルウェークローネ/円 | 3.9銭 |
トルコリラ/円 | 6.8銭 |
人民元/円 | 1.8銭 |
メキシコペソ/円 | 0.5銭 |
ユーロ/米ドル | 0.4pips |
英ポンド/米ドル | 1.0pips |
豪ドル/米ドル | 1.9pips |
NZドル/米ドル | 4.0pips |
米ドル/スイスフラン | 5.0pips |
英ポンド/スイスフラン | 5.0pips |
ユーロ/英ポンド | 4.0pips |
ユーロ/スイスフラン | 5.0pips |
豪ドル/スイスフラン | 7.0pips |
NZドル/スイスフラン | 8.0pips |
豪ドル/NZドル | 12.0pips |
米ドル/カナダドル | 1.6pips |
楽天証券のスプレッドで気をつけておきたいのは、あくまでも原則固定である点です。
市場や楽天証券のサーバーが混雑していると、一時的にスプレッドは拡大する場合があります。
FX取引の要である米国の雇用統計などが発表されると市場が荒れますが、この場合も楽天証券ではスプレッドが広がる傾向にありますので、あらかじめそのポイントは押さえておいて、取引計画を立てるべきです。
レバレッジ
楽天証券のレバレッジは、日本の法令に従って個人口座の場合、最大で25倍になっています。
コース別レバレッジの一覧 | |
---|---|
スタンダードコース | 最大25倍 |
10倍コース | 最大10倍 |
5倍コース | 最大5倍 |
2倍コース | 最大2倍 |
1倍コース | 最大1倍 |
法人口座 | 変動制 |
法人口座は変動制になっており、都度変わります。
楽天証券の場合、最大レバレッジは取引コースによって違っています。
レバレッジ1倍から25倍の5つのコースがあり、選択して最大レバレッジ(必要証拠金の割合)を決めておきます。口座開設当初は最大の25倍設定になった「スタンダード25倍コース」になっています。
約定スピード、成行約定率
楽天証券の取引ツールは「マーケットスピード」という名称で、なんだか約定スピードも速そうな雰囲気があります。
実際、ワンクリックで発注できるエクスプレス注文などといった素早く注文を出すことができる機能などが満載です。
その点では、トレーダーはクイックリーに発注できて、素早さが重要なFX取引において納得のプラットフォームがあるといえます。
しかし、肝心の約定力は現実的にはノーマルな印象を受けるかと思います。
決して悪いとはいいませんが、傑出して約定力があるオンライン証券会社とはいい難いです。
ネット上ではよくサーバー落ちがあるなどといった批評も散見され、楽天証券の約定スピードについて高評価を与えている個人トレーダーのブログは残念ながら見かけません。
ほどよいスピードではありますが、ある程度余裕を持った売買でも問題ないというトレーダーであれば気にならない水準と言えます。
スワップポイント
長期保有を好むトレーダーが注目するべきスワップポイントですが、楽天証券のそれは業界的にはスタンダードな印象を受ける水準であるという評価が多いです。
楽天証券の公式サイトにはスワップポイントの一覧がありますが、全体的に見ても高金利通貨ペアが他社と比較しても喜ばしいほどのものではないと感じます。
もちろん、オンライン証券会社を判断する場合には総合的に自分に合っているか合っていないかで判断するべきものです。
スワップポイントも通貨ペアによってはそれなりに高い額を出してもらえるので、そういった特定のペアを狙うなどすれば、長期保有でも利益獲得は可能です。
ほかには
- トルコリラ/日本円
- 豪ドルとNZドル
このあたりなら長期保有におすすめしてもいい通貨ペアです。
取引手数料
楽天証券におけるFX取引では手数料各種は一切かかりません。
口座開設費 | 0円 |
---|---|
口座維持費 | |
デイトレ手数料 |
口座開設手数料に始まり、口座維持手数料、デイトレ手数料などが一切無料です。
手数料はトレーダーの負担になる取引経費の一部ですから、これらがかからないとなると、楽天証券でのFX取引は経費を極限まで抑えて売買できるという魅力が出てきます。
ただし、一切手数料がかからないわけではありません。
業界最挟水準ではありますが、楽天証券でも通貨ペアごとにスプレッドが設定され、これらが取引経費として利益を圧迫してきます。
また、出入金に際しても銀行振り込みにすると、時間帯などによっては手数料が発生しますので、タイミングを見計らう必要があります。
ただ、スプレッドはできるだけ狭い通貨を狙ったりすることでできるだけ出費を抑えることは可能です。また入金などもネットバンキングなどを利用することで手数料がかからなくなります。
楽天証券はこのようにやり方次第ではかなり経費を抑えられますので、利益を最大化できるメリットがあります。
通貨ペア数
楽天証券のFX取引では通貨ペアが26種類になります。
取扱い通貨ペア |
---|
米ドル/円 |
ユーロ/円 |
英ポンド/円 |
豪ドル/円 |
NZドル/円 |
南アランド/円 |
カナダドル/円 |
スイスフラン/円 |
香港ドル/円 |
シンガポールドル/円 |
ノルウェークローネ/円 |
トルコリラ/円 |
人民元/円 |
メキシコペソ/円 |
ユーロ/米ドル |
英ポンド/米ドル |
豪ドル/米ドル |
NZドル/米ドル |
米ドル/スイスフラン |
英ポンド/スイスフラン |
ユーロ/英ポンド |
ユーロ/スイスフラン |
豪ドル/スイスフラン |
NZドル/スイスフラン |
豪ドル/NZドル |
米ドル/カナダドル |
通貨ペアには性格がありますので、乱高下が激しいがゆえに短期売買に向いたものや、安定した値動きを見せる長期保有向きのものなどさまざまです。
これらを見極めることで、利益を獲得するチャンスがより多くやってきます。
日本のオンライン証券会社のFX取引では通貨ペア数が少ない企業もまだまだ多いのが現実です。
国際的な証券会社と比較すると少ないにしても、楽天証券はまだ選択肢が多いので、上級者でも納得の環境です。
注文方法
楽天証券のFX取引ではどんなテクニックを駆使できるのか、FX取引を知っている人にとっては気になるところかと思います。
ここでは、そんな楽天証券のFX取引で利用できる注文方法を紹介しましょう。
初心者にもわかるように、その注文でなにができるのかなどの概要も簡単に説明します。
成行注文 | ◯ |
---|---|
指値注文 | ◯ |
逆指値注文 | ◯ |
IFD注文 | ◯ |
OCO注文 | ◯ |
IFO注文 | ◯ |
トレール注文 | – |
リバース注文(途転) | – |
その他にも
全決済注文 | 未決済のポジションをワンクリックですべて決済する方法 |
---|---|
通貨ペア全決済注文 | 未決済ポジションを通貨ペア別に一斉に決済する方法 |
ASスピード発注 | 楽天証券の取引プラットフォームである『iSPEED FX』のVer. 2.0からはASストリーミング注文と通貨ペア全決済注文ができる |
注文方法の特徴を理解することで、テクニカル指標の表示だけでなく、各種変更やスムーズな発注ができます。
どんな相場の状態でもトレーダーはチャンスを逃さないようにしましょう。
入出金体系(最低初回入金額など)
楽天証券で口座開設をしても、入金が完了しなければ取引資金がない状態ですので、FX取引が始められません。
ここでは楽天証券の取引口座への入金方法や手数料の特徴などを紹介します。
入金
楽天証券最大の特徴かつサービスであるのがこの「マネーブリッジ FXらくらく入金」です。
楽天銀行に口座があるトレーダー限定になりますが、楽天銀行の口座ページなどを開かなくても、楽天証券のページから入金を依頼でき、しかも即時反映となります。
楽天銀行でマネーブリッジの申し込みが済んでいる必要がありますが、入金などが楽になる上に、楽天証券での取引で楽天ポイントなどが貯まります。
ひとつひとつがお得なのです。
入金も1回の最大金額が1000万円と大きな設定で、1日の入金総額限度は指定されていません。
大きな売買もできるようになっています。
また銀行振込も可能です。
銀行窓口やATMから楽天証券の指定口座に振り込めば、取引口座に反映されます。
リアルタイム入金と違い金融機関の指定もありませんので、最寄りに提携銀行がない、あるいはネット操作が苦手な人には振込入金をおすすめします。
クイック入金
他社ではクイック入金などを呼ばれる、銀行などの金融機関のネットバンキングを利用して楽天証券の口座に資金を入金する方法です。
楽天証券では「FXリアルタイム入金」と呼ばれます。名称の通り、リアルタイムで入金されるので、原則的には楽天証券の口座に入金額が即時反映されます。
リアルタイム入金ができる、楽天証券の提携金融機関は
- 楽天銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
- PayPay銀行
- 住信SBIネット銀行
- セブン銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- イオン銀行
- 関西みらい銀行
- 広島銀行
です。
金融機関および楽天証券のメンテナンス時間以外は即時反映で、手数料もかかりません。
取引ツール上から各金融機関の口座情報を呼び出して入金対応ができますので、手間もかからないというメリットがあります。
出金
楽天証券は指定口座に出金も可能ですが、多くのオンライン証券会社と違い、トレーダーが指定した日に振り込みをしてくれるサービスがあります。
最大で20営業日先まで指定できるので、計画が立てやすいというメリットがあります。
指定日を作らず、出金を依頼する場合、最短では楽天証券の営業日の15:30までに出金指示をすることで、翌営業日にトレーダーの保有する銀行口座に振り込まれます。
それ以外ですと、翌々営業日となります。
この場合も楽天銀行の口座が必要ですが、メンテナンス時間以外であれば即時反映されますので、素早く利益などを現金化することが可能です。
顧客サポート
楽天証券を利用するトレーダーのために、楽天証券が用意する顧客サービスは他社と同じように電話によるサポートと、メールフォームでの問い合わせの受付です。
電話やメールでオペレーターは受けた顧客の意見も取り入れる姿勢があり、銘柄の追加やサービスの改善など常に事業内容を改善していっています。
楽天証券の対応はそれほど柔軟です。
また、インターネット、あるいはパソコン操作が苦手だけれどもFX取引をオンラインで始めたい人もいるでしょう。
オンライン金融取引は最低限のパソコンの知識が必要ですが、その差は人それぞれです。
楽天証券では特にパソコンが苦手な人のために「楽らくサポート」というサービスを用意しています。
楽らくサポート
楽天証券カスタマーサービスセンターのオペレーターが、パソコンが苦手、あるいはトラブルなどをうまく説明できない顧客のために、電話の音声ではなくネットで顧客のパソコンと直接繋がります。
顧客とオペレーターが同じ画面を見ながら、遠隔操作でカーソルを動かすなどして解決方法や操作方法などを説明してくれます。
ネットが苦手な人は電話で説明されてもわかりにくかったケースが多かったわけですが、画面上で実際に操作してもらいながら教えてもらえるので、誰でもわかりやすく問題が解決できます。
「楽らくサポート」の通信は暗号化通信で盗聴されたりデータを改ざん、あるいはなりすましされるなどもありませんので安心です。
情報コンテンツ、マーケット情報(閲覧できる為替ニュースなど)
FX取引ではマーケットの情報が分析には欠かせません。
また、特に初心者は情報コンテンツが多いほど、分析へのアプローチが理解できて便利です。
FXマーケット情報「トウシル」 | 最早証券会社の情報提供の範疇を遙かに超え、ニュースサイト並みの情報提供。 金融投資全体的なものから、FXを指定して、為替に関係のありそうなニュースに絞って閲覧できるなど、著名な執筆陣を抱え、雑誌を読むような気楽さで情報収集が可能。 |
---|---|
毎日ヨミ!為替walker | FXの分析に特化した情報をデイリーで配信するもので、為替のプロが注目するポイントを凝縮したレポート。 プロが注目している通貨の動向から最新マーケット情報などが盛りだくさんで、FXに関する過去、現在、未来が把握できます。 |
石原順「外為市場アウトルック」 | 海外のヘッジファンドを運用している現役ファンドマネジャーである石原順氏が、相場の周期や変動率を利用したトレンドの独自分析のほか、海外情報ネットワークを利用した旬な情報を提供。 |
ハッサク「ハッサクのなるほど為替超入門」 | 毎週水曜日に新着公開するコンテンツ。 為替ディーリング歴22年のベテランであるハッサク氏が今さら人には聞けない為替の基礎知識からリアルマーケットの分析まで、特にFX取引など、オンライン金融投資のビギナーにわかりやすい内容を提供。 |
マーケットライブ | 楽天証券のスタッフが毎週金曜日の15時半ごろから配信している動画コンテンツ。 文章を読むことが面倒であるという人や、とりあえず音声だけでも聞きながら勉強したいという人に向いています。 |
近年はオンライン証券会社も多数がそういった情報提供を増やしてきていますが、この楽天証券もまた情報コンテンツの多さが人気の高まっている理由になっています。
信託保全
楽天証券では日本の法令に基づき、顧客から預かった証拠金などはすべて、楽天証券の財産と区分して管理しています。
区分管理先は
- 三井住友銀行
- 楽天信託
です。
信託保全を行っていますから、顧客は安心して資金を預けることができます。
むしろ、現在においては銀行のペイオフ制度よりも十分な待遇があり、証券会社に資産を預けた方が安全なくらいです。
信託保全のため、もしも楽天証券が破綻してしまった場合でも、顧客から預託されている証拠金などは法的な手続きの元、顧客に返還されるので安心です。
ロスカット・メール配信
楽天証券ではレバレッジはコースごとに設定されていますが、同時にロスカットの水準もまた、コースごとに決まっています。
ロスカットは任意で設定可能で、5%刻みで変更できます。
安全に売買をしたい人、アグレッシブに攻めたい人など、それぞれの投資方針に沿った設定が可能です。
以下にロスカット水準の設定を紹介します。追加証拠金を入れることができるのはスタンダード25倍コースと法人口座のみです。
それ以外は追証ができないので、それも考慮に入れておきましょう。
ロスカット水準の設定可能範囲 | |
---|---|
スタンダードコース | 50~95% |
レバレッジ10倍コース | 40~95% |
5倍コース | 20~95% |
2倍コース | |
1倍コース | |
法人口座 | 50% |
アラートが出ましたら、損切りで決済するか、ポジションを順次決済して証拠金維持率を上げてしのぐしか方法はありません。
この時点でなにもしていないと、強制ロスカットで損害は最大になります。
ただし、スタンダード25倍コースと法人口座は追証ができますので、証拠金を至急入金して、証拠金維持率を上げる方法もあります。
取引応援ポイントサービス(ハッピープログラム)
楽天証券では楽天銀行に口座があり、入金が簡単になるマネーブリッジを申し込んだトレーダーが、ハッピープログラムにエントリーすると、楽天のFX取引で「楽天ポイント」が貯まり、さまざまなことに利用したり、特典がもらえます。
楽天銀行に口座があることが必要ですが、楽天のサービスを各種利用している人には特にお得なサービスになります。
デモ口座
他社と違い、特に利用に期間制限がありません。
保有できるデモ口座はひとり1口座ですが、消滅しても何度でも申し込めるので、長らく練習をして、ツールに充分に慣れてから満を持して本番に臨むことも可能です。
デモ口座では500万円の仮想通貨を与えてもらい、楽天証券が用意する本番と同じツールをそのまま利用できます。
本物の環境で売買が試せるので、取引ツールの使い心地を確認するには最適なタイミングです。
楽天証券ではデモ取引とはいえ、コンテストが用意されていて、上位入賞者には賞品プレゼントもありますので、利用価値の高い口座になります。
3:取引システム、チャートの機能、対応状況
取引システム、チャートの機能、対応状況
楽天証券のFX取引には優秀な取引ツールが用意されています。
環境に合わせたツールになっていて、自分が得意とする場面でツールを利用することで、快適な取引が実現できます。ツールの中にはデザイン賞を受賞したものもあり、使い勝手は保証されます。
MARKET SPEED FXは完璧なトレーディングツール!
ダウンロード版である取引ツール「マーケットスピードFX」は楽天証券の花形のツールになっています。
利用する多数のトレーダーによる多種多様な取引スタイルすべてに対応できるように、高速性と操作性、デザイン性すべてを高次元で融合させたプラットフォームです。
使いやすさは抜群で、そのコンセプトとユーザビリティが高く評価されていて、2012年にはグッドデザイン賞を受賞しています。
楽天FX-WEBならダウンロード不要
こちらはウェブブラウザ版です。
ダウンロードは不要で、ログインIDとパスワードがあれば、ネット接続できるパソコンでいつでもどこでも楽天FXを始められるメリットがあります。
ブラウザ版とはいえ、分析に必要なテクニカルが30種類は利用できますし、レートが表示されるレートパネルはクリックするだけでダイレクトに注文することも可能です。
スマホで取引なら「iSPEED FX」
こちらはスマートフォン版のアプリ型取引ツールです。
パソコンなどとは操作方法が変わりますので、こちらはがらりとデザインは変わっています。
しかし、スマートフォンの操作特性を活かしたシステムが構築されていますので、使いやすさは抜群です。
チャートを表示させることは問題ありませんし、各種注文方法はパソコン版と同じですので、外出先でも高度な売買を実現できる点がこのアプリの優れたポイントです。
4:最新(毎月)のキャンペーン・プレゼント
キャンペーン・プレゼント
楽天証券では各種キャンペーンを実施しています。不定期開催や毎月開催などいろいろとありますが、最新のキャンペーンを参考に紹介します。
5:楽天証券の申込・取引開始フロー
申込・取引開始までの流れ
楽天証券の楽天FXを利用する場合、まずは楽天証券の総合口座を申し込みます。その後、FX用の口座を別途申し込みすることでFX取引が始まります。
楽天証券では口座開設はオンラインでの申し込みと、郵便による申し込みがあります。オンラインの方が主流ですので、ここではオンラインによる個人口座開設の申し込み方法で説明していきます。
口座開設
楽天銀行に口座がある場合は、忘れずにマネーブリッジの申し込みを行い、その口座情報も用意しておきましょう。
本人確認
そして、スマートフォンかパソコンから本人確認書類などの画像アップロードを行います。
審査
審査の基準は非公開ですので、どういった人が審査に合格し、落ちるかは具体的にはわかりません。
しかし、よほど信用情報が悪い、あるいはほかの証券会社とトラブルがない限り、審査には通りますので安心してください。
手続き完了
登録の住所宛に「ログイン情報のお知らせ」が書留郵便(転送不要)で届きましたら、中にあるログイン情報で楽天証券のホームページを開き初期設定を行います。
ホームページの「ログイン」ボタンを押し、郵送されてきた「ログイン情報のお知らせ」に記載してあるIDとパスワードを入力してログインします。
ログイン後、取引を始めるときに使う暗証番号、勤務先情報、出金先金融機関などの初期設定をします。
このあとにマイナンバーの設定を行います。現在、楽天証券では口座開設にマイナンバーの登録は必須です。
口座開設に必要な本人確認書類
口座開設に必要な書類は以下のとおりです。
- 運転免許証
- 健康保険証
- 日本のパスポート
- 住民票の写し(発行から3ヶ月以内のもの)
- 印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
- 在留カード、あるいは特別永住者証明書
- その他官公庁から発行、もしくは発給された本人確認書類
2015年以前に口座開設している人は当時マイナンバーを登録していませんので、2018年12月までに登録をしなければならなくなっています。
今から口座開設する場合は、このタイミングでマイナンバー登録をしなければならないため、本人確認書類を用意するときにマイナンバーの書類も用意しておきましょう。
最適なのは個人番号カードにすれば、マイナンバー登録と本人確認書類がひとつの画像データで済みます。
初回に最低入金額は?入出金方法
初期設定などが完了したら、取引口座に資金を入金します。
最低入金額の設定は特にありませんが、レバレッジや取引ボリュームに合った金額がないと、すぐにロスカットがかかってしまいますので注意してください。
口座への入金方法は下記の3種類があります。
- らくらく入金
- リアルタイム入金
- 振込入金
楽天銀行に口座があれば、マネーブリッジに申し込みをしておくと、素早い入金「らくらく入金」が可能になります。
6:他社との比較してどこが優れているか劣っているか
楽天証券のメリット、デメリット
楽天証券を同業他社と比較してみると、具体的にどんなところが優れているのでしょうか。
また、どこが劣っているのでしょう。ここでは楽天証券でFXを始めることのメリットとデメリットを分析してみました。
楽天証券を使うと得られるメリット
まず、楽天証券が他社よりも優れている、口座開設したトレーダーが受けるメリットを見てみます。
- 取引コストが安い!
- 資金が少なくて済む!
- 楽天の安心感!
楽天証券は取引コストが安い点は非常に大きいです。
各種取引手数料は無料設定ですし、トレーダーの負担になるスプレッドも業界最狭レベルです。
そのため、デイトレーダーであっても負担になる経費が安く抑えられるので、普通なら利益を目減りさせる経費が少ないというメリットは大きいです。
そして、楽天証券のFX取引はメジャーなものからマイナーな通貨ペアまで、すべて1000通貨単位で売買が可能です。
楽天証券は楽天という大きく、かつ有名な企業のグループにありますので、突然倒産したり、無計画な運営で取引ができなくなってしまうなどといった不安がありません。
金融庁の法令に基づいた運営をされているので、証拠金などは信託保全されていますし、すべてに安心感があります。
これは同業他社にはそうそうない、大きなメリットでもあります。
楽天証券のちょっと残念なデメリット
- サービスが多すぎてごちゃごちゃしている
- 楽天銀行に口座がないとあまりメリットがない?
楽天証券はオンライン証券会社であり、単にFX専業の企業ではありません。
ほかにも株式や投資信託、先物など、さまざまな金融商品を扱う、総合証券会社です。同時に、特に楽天証券で人気なのはマーケット情報などの充実度です。
一方で、こういったサービスが多いことで、楽天証券の魅力がぼやけてくる部分があることは否めません。
あれもこれもとあるので、特に初心者ですと具体的になにをしていいのかがわからなくなるかもしれません。この点は残念ながらデメリットでもあります。
楽天銀行に口座があることで、入金スピードが格段に上がったり、ポイント収集も有利になります。
そのため、楽天銀行に口座がなくても大きな問題はないにしても、最大限にメリットは受けられないというデメリットが生じます。
7:どんな人に向いているか
楽天証券に向いている人
楽天証券はバランスのいいオンライン証券会社ですので、初心者から上級者までどんな人でも充分にその魅力を堪能できる環境があります。
それでもあえて楽天証券が向いているトレーダー、向いていないトレーダーを分析してみました。
楽天証券に向いているトレーダーはずばり
- 初心者
- 総合的に投資をしたいトレーダー
です。
まず初心者には取引経費を抑えられる点と、最低通貨単位が1000通貨単位で済む点が大きいと見ます。
初心者は資金も少ないですし、実践練習するために小さな単位であることが大切です。投資情報もたくさん入りますので、向いているのはFX初心者でしょう。
楽天証券は総合証券会社でもあります。投資にはリスクヘッジは必要で、そのベーシックな方法は分散投資です。
通貨ペアを多種売買すればそれも分散投資になるかもしれませんが、まるっきり違う商品に投資する方がより現実的なリスクヘッジになります。
しかも、ひとつの証券会社で分散できるので、管理が簡単です。その点を踏まえると、総合的に投資をしたいトレーダーに楽天証券は向いています。
管理が簡単であれば初心者にも分散投資を始めやすいメリットもあります。
8:どんな人に向いていないか
楽天証券に向いていない人
一方で楽天証券に向いていないトレーダーも分析してみました。
単純にいえば、向いているトレーダー像の反対ではありますが、それ以外のタイプにはどんな人物像がいるのかを見てみましょう。
楽天証券に向かないトレーダーはずばり「楽天が嫌いな人」です。
ポイントはなくてもFXの取引になんら差し支えはありませんが、せっかく利用するのであれば、その証券会社のメリットと恩恵を最大限に受けたいものです。
それが楽天銀行なしでは受けられないので、楽天銀行に口座がないトレーダーは恩恵が80%くらいにしかなりません。
企業データ
- 会社名
- 楽天証券株式会社
- 所在地
- 東京都港区南青山2-6-21
- 資本金
- 19,495百万円
- 登録番号
- 関東財務局長(金商)第195号
- 設立
- 1999年3月
- 上場/非上場
- 東証プライム市場上場
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