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バイナリーオプションでスキャルピングの手法を用いる

FXの主流取引スタイルの1つとして人気を博している「スキャルピング」。

FXの派生系であるバイナリーオプションにもスキャルピングを使えないか、と考える人もいらっしゃるでしょう。

そこで今回はバイナリーオプションでスキャルピングを使うことはできるのか、どんな戦略があるのかを紹介していきます。

この記事を読めば、バイナリーオプションにスキャルピングが使えるのかが分かるので参考にしてください。

スキャルピングってどんな手法?

まずはスキャルピングとはどのような取引手法・戦略なのかを確認していきましょう。

スキャルピングは「超短期取引」に分類される手法です。

FXの取引手法を大別すると次の4つが挙げられます。

  1. 長期取引:数ヶ月~年単位でポジションを保有
  2. スイングトレード:数日~1週間ほどポジションを保有
  3. デイトレード:その日のうちだけポジションを保有
  4. スキャルピング:1日に数十~数百回の取引を繰り返す

バイナリーオプションは1回号につき最大3時間の取引時間が設けられているので、上記分類で言えばスキャルピングに近い性質を持っている、と言えるでしょう。

スキャルピングの基本的な取引スタイル

スキャルピングは小刻みにトレードを繰り返すのが基本スタイルとなります。

画像で説明すると、次のような感じです。

トレードポイントのイメージ図
 

例えば上昇トレンドが起こっているなら…

  1. 買う
  2. 上がったら売る
  3. また買う
  4. 上がったら売る

これを繰り返すだけです。

下降トレンド時は売りと買いを逆にするだけでOK。

FXの難しいところはいつトレンドが終わるか、逆転するかが分かりにくい点です。

しかしスキャルピングなら細かく利益を確定し続けるので、トレンド終わりの損失も少なく、これまでにコツコツと重ねた利益の分だけトータル収益がプラスになりやすい、という仕組み。

バイナリーオプションでスキャルピングを行う時は「転売」を用いる

スキャルピングのメリットは「自分の好きなタイミングで決済できる」点にあります。

上昇トレンド発生時なら、買っておいたポジションが上がったら売る、を繰り返すのですが、思ったように上がらなければそのまま保有し続け、良いタイミングを待つことができますよね。

しかしバイナリーオプションは判定時刻が決められています。

そのため、FXのスキャルピングのように取引をすすめることはできません。

無理にスキャルピングを行うなら「転売」という機能を利用することになります。

バイナリーオプションの転売とは

バイナリーオプションの転売とは、保有しているポジションを判定時間前に強制決済できる機能のことです。

保有ポジション詳細エリア・保有ポジションを転売する流れ
 

画像はバイトレのデモトレード画面で、保有ポジションを転売する流れを説明しています。

転売を利用すると

  • 判定時刻前に利益を確定できる
  • 判定時刻前に損益を減らせる

と2つのメリットがあります。

しかし一方で、大きなデメリットとして「ペイアウトが極端に下がる」という点も。

仮に普通に予想が的中していればペイアウト2倍だったとしても、転売で途中決済してしまうと、ペイアウトが1.3倍程度に落ちてしまう…といったケースも起こります。

毎回予想が的中し、毎回プラスで転売ができるなら、バイナリーオプションでスキャルピングを実現することはできるでしょう。

しかし1取引あたりの期待値が低い(ペイアウト率が下がる)ことを考えると、有効なテクニックとは言い難いところです。

関連記事:バイナリーオプションの転売(途中売却)を活用して損失を限定する方法

転売を繰り返すと口座凍結のリスクがある

転売はバイナリーオプションの認められた機能ですが、普通は頻繁に用いるものではありません。

転売の頻度が高すぎると、システムに負荷をかけることになり、約定力の低下を招く恐れも。

常習的に転売を細かく繰り返すと利用停止や口座凍結のリスクも考えられます。

結論:バイナリーオプションとスキャルピングは相性が悪い

ペイアウト率が下がる(期待値が下がる)時点で、転売を使ったバイナリーオプションの疑似スキャルピングは有効な手段とは言えません。

そのため、バイナリーオプションとスキャルピングは相性が悪く、利用はオススメできない、と結論づけられます。

スキャルピングを使った取引戦略を考えている人は、バイナリーオプションではなくFXを主戦場に取引を行った方が良いでしょう。

まとめ

今回はバイナリーオプションのスキャルピングについて紹介しました。

ポイントをおさらいすると

  • スキャルピングは1日に何度も取引を繰り返す手法
  • バイナリーオプションでスキャルピングをするなら「転売」を使って擬似的に行う必要がある
  • 転売はペイアウト率が大きく下がり、収益期待値が下がるのでオススメしかねる

の3つが挙げられます。

「バイナリーオプションでスキャルピングってできないの?」

という疑問を持っていた方は、バイナリーオプションでのスキャルピングはやめて、他の取引手法を検討してみた方が良いでしょう。

著者情報
投資歴10年。日本株・米国株投資、FX、仮想通貨、不動産、インデックスファンド、なんでも手広く投資中。普段はコツコツ、鉄火場や期待値の高い相場の時だけ大きく張るの…

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