センチネルワン（S）株式の買い方、将来性、購入できる証券会社

センチネルワンは、新興技術を駆使した革新的なソリューションで市場に注目されている、成長期待の高い企業です。

「センチネルワンの株を買いたいけど、どこで買えるの？」
「将来性やこの先何年かの株価は上がりそうなの？」

米国株式への投資を考えている方にとって、センチネルワンは魅力的な銘柄となっていますが、どこで株式を買えるかも気になるところ。

本記事では、センチネルワンの業績や将来性、株の購入方法やおすすめ証券会社などを紹介します。

センチネルワンが取り組んでいる事業の理解度や今後の成長性を理解し、投資判断に役立ててください。

【会社情報】センチネルワンとは

センチネルワンは、2013年にイスラエルで設立されました。

現在は、カルフォルニア州、マウンテンビューに本社を構え、2021年にはニューヨーク証券取引所（NYSE）に上場。

新興テクノロジーを用いたサイバーセキュリティ企業で、主にAI（人工知能）とIoT（モノのインターネット）を統合した次世代セキュリティソリューションを提供しています。

独自のAI（人工知能）技術を活用したエンドポイントセキュリティプラットフォーム「Singularity」は、企業や組織のセキュリティレベルを向上させ、サイバー攻撃やデータ漏洩を高精度に検知・保護することに定評があります。

革新的なテクノロジーと専門知識を活用し、多くの業界で高い評価を受け、デジタル時代のセキュリティに貢献しており、今後も長い間で成長が期待される企業として投資家からも注目されています。

センチネルワンの事業の強み3つ

センチネルワンの事業には次の3つの強みがあります。

1. 独自のAI技術を搭載したエンドポイント保護プラットフォーム (EPP) を開発・提供
2. 世界で数千社以上の販売実績を誇る
3. 業界のリーダー的ポジションとパフォーマンスを確立

これらのことについて詳しく説明します。

独自のAI技術を搭載したエンドポイント保護プラットフォーム (EPP) を開発・提供

センチネルワンが提供する革新的なプラットフォームは、企業や組織のエンドポイントデバイスをリアルタイムで監視し、サイバー攻撃から保護します。

AI技術による自律的な検知と即時の防御能力が、新たな脅威にも迅速に対応。

センチネルワンのEPPは、高いセキュリティレベルと効率性を提供し、顧客のデータとシステムを確実に守る強力なツールとなっているのが特徴です。

ネットワーク未接続時でも顧客データを保護

センチネルワンの強みの1つは、クラウド未接続時でも顧客データを保護できる点です。

独自のAI技術が、エンドポイントデバイスから収集されるデータの中から脅威を自動的に検知し、ブロックすることができます。

このため、たとえクラウドに接続されていないオフラインの状態でも、より正確に脅威を検知し、エンドポイントデバイスを保護することができるようになっています。

自律的にサイバー攻撃を検知し、瞬時に防御。大規模かつ高精度で実行可能

センチネルワンは、AI技術と機械学習を駆使し、大量のデータをリアルタイムで分析可能なため、自律的にサイバー攻撃を検知して瞬時に防御できるのが強みです。

クラウドベースのリソースを活用し、新たな攻撃パターンを常に学習しながら高い精度で脅威を検出できます。

大規模な攻撃にも迅速に対応し、顧客のデータとシステムを確実に保護できるのが魅力になっています。

世界で数千社以上の販売実績を誇る

センチネルワンは世界中で数千社以上の販売実績を誇ります。

その高度なサイバーセキュリティソリューションと信頼性により、幅広い産業や多くのグローバル企業から中小企業までがその成果を享受しています。

センチネルワンの強力な技術と実績は、顧客のセキュリティニーズに対応し、データと資産を確実に保護する力を証明しているのです。

業界のリーダー的ポジションとパフォーマンスを確立

センチネルワンは、その革新的なテクノロジーと専門知識により、サイバーセキュリティ業界のリーダー的ポジションを確立しています。

多くの企業や組織から信頼され、グローバルな市場での評価も高いです。

持続的な成長戦略と優れた実績により、業界内でのパフォーマンスも際立っています。

顧客重視の姿勢と革新的なアプローチにより、センチネルワンは安全性と効率性を高い水準で提供し続け、ますます重要性が高まるサイバーセキュリティの分野でリーダーシップを発揮しています。

センチネルワン（S）の株価、今後の見通し、将来性

以下はセンチネルワン（S）のリアルタイム株価チャートです。

センチネルワンは、2021年6月30日にニューヨーク証券取引所へ上場し、1株あたり46ドルで上場しました。

その後、株価は上昇を続け、2021年11月初旬には76ドルの高値をつけました。

しかし、3週間後の11月下旬には急落し、上場初値と同水準まで値を下げます。

その後もじりじりと右肩下がりに株価は下落し続け、2023年には15ドルを下回りました。

サイバーセキュリティ市場の競争が激化

センチネルワンの株価下落の原因は、いくつか考えられます。

一つは、サイバーセキュリティ市場の競争が激化していることです。

センチネルワンは、エンドポイントセキュリティ市場でトップシェアを獲得していますが、他の企業も積極的に市場参入をしています。

そのため、センチネルワンは、競合他社との競争に勝ち抜くための投資を継続する必要があり、収益に圧力がかかっています。

センチネルワンの株価の展望

センチネルワンの株価は、今後どのように推移するのでしょうか。

センチネルワンは、エンドポイントセキュリティ市場でトップシェアを獲得しており、成長ポテンシャルは高いと考えられます。

しかし、競争が激化しているため、赤字体質から脱することができていません。

センチネルワンの株価は、2023年現在底ばいでの推移が続いている状況です。

ファンダメンタルズ的に考えて、現状以上の減収減益にならない限りは株価は底を打っている可能性が高いです。

今後、収益性が高まり、業績が黒字転換すると株価は一気に上昇していくと思われます。

センチネルワンの業績・ファンダメンタルズ分析

センチネルワンの業績を売上や利益、財務体質の面から実際の数字を用いて分析してみます。

現状の業績と今後の予測、ファンダメンタルズ的に株価は買いなのか等を検証してみましょう。

センチネルワンの最新決算情報

センチネルワンの最新決算情報（2024年度第1四半期（2-4月））は、以下のとおりです。

• 売上高は1億3339万ドル（前年同期比70.5％増）
• 営業赤字は1億1537万ドル（赤字拡大）
• 純損失は1億686.9万ドル（赤字拡大）

同社のエンドポイントセキュリティプラットフォーム「SentinelOne」が市場で高い評価を得ており、2023年4月末時点の総顧客数は約43％増加し、売上高は70％の増収を達成。

しかしながら、営業利益、純損失はいずれも前年比で赤字を拡大させています。

売上高は好調なものの、市場予想を下回り、ガイダンスでも通期の売上高見通しを下方修正したため株価は大幅安。

決算前の終値20.72ドルから12ドル台へ約40％も下落しました。

センチネルワンの売上高（毎期増収傾向か？）

株価が上昇するためには増収が続いていることが望ましいです。

センチネルワンのような成長期待の高い企業は毎期30％～50％程度の増収率を達成したいところです。

以下はセンチネルワンの売上高推移です。

※業績の通貨単位は「百万米ドル」

売上高成長率は100%以上で2倍超えを達成。

収益力は素晴らしいものがあります。

センチネルワンの営業利益率（目安10%以上が優良）

営業利益率は売上高に対する営業利益の割合を表した数値です。

営業利益の計算式は「売上-経費」で、本業で創出した「儲け」のことを言います。

営業利益率が高いほど「儲かる事業」を手掛けているというのがわかります。

現在、センチネルワンの営業利益率はマイナスで推移しています。

※通貨単位は「百万米ドル」

直近の売上高営業利益率は-95.3％で、売上が伸びるほど赤字額も大きくなっている状況です。

センチネルワンのEPS（1株当たり純利益）

EPSは「1株あたりの利益（Earnings Per Share）」を意味します。

「当期純利益÷発行済株式数」で計算します。

EPSが伸びると1株あたりの利益が株価に織り込まれるため上昇します。

センチネルワンはまだ赤字のためEPSもマイナスです。

今後、黒字転換してEPSがプラスになれば、株価の大幅な上昇が見込まれます。

センチネルワンの営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは「本業を運営中に入金または出金されたお金がいくらになったのか？」を表す現金収支の数字です。

※通貨単位は「百万米ドル」

センチネルワンの営業キャッシュフロー（営業CF）はマイナス傾向が続いています。

営業キャッシュフローのマイナスが続くと、現預金を切り崩したり、資金ショートしないように金融機関からの借入や株主からの資金調達などの必要性が生じてくるので、なるべくなら避けたいところです。

センチネルワンの現金等残高（業績悪化の耐性は？）

センチネルワンの通期ごとの現金残高の推移です。

※通貨単位は「百万米ドル」

現金等残高は1億3800万ドルと売上高の3分の1程度しか残されていません。

前期の残高よりマイナス90％超ものキャッシュ消費が進んでいます。

これからもキャッシュが急速に減少して、追加で公募増資等の資金調達が必要となれば、株価は今の水準より下がるリスクも出てきます。

センチネルワンの自己資本比率（目安40%以上が健全で高いほど良い）

自己資本比率（株主資本比率）は、今の財務が借金体質かどうかを推し量る指標です。

高ければ高いほど良く、数値的には「40％以上：健全」「70％以上＝極めて健全」な状態だというのがわかります。

少なくとも30％程度の数値は出しておきたいところです。

センチネルワンの自己資本比率は73.3%です。

財務的には外部資本に頼ることなく安定的に経営ができている状態です。

今後も盤石な経営をしていくのであれば、赤字体質であることと、現金が急速に減っている問題を解消する必要があります。

センチネルワンの配当金・配当利回り

現在、センチネルワンは株主へ配当を出していません。

配当を出すよりは、剰余利益を将来的な事業成長に割り当てたいというフェーズなのでしょう。

センチネルワンの当期純利益（毎期増益傾向か？）

センチネルワンの当期純利益は2期連続で赤字が拡大しています。

※通貨単位は「百万米ドル」

売上は大幅な増収を達成してはいるものの、それに連れて赤字幅も大きくなる体質が見て取れます。

これからも増収を維持しつつ、純利益を確保できるようになると株価は一転右肩上がりに上昇するでしょう。

センチネルワン株の買い方、購入できる証券会社

センチネルワンの株式を購入したい方に向けて、ここでは購入可能なネット証券会社について解説します。

センチネルワンの成長が注目される中、投資を検討する際の参考にしてみてください。

センチネルワン株式の現物取引が可能なネット証券会社一覧表

センチネルワン株の現物株取引ができるなネット証券会社は以下の表に掲載しているとおりです。

現物取引可能業者	米国株取扱銘柄数	手数料	センチネルワンの取扱い
DMM 株	2,099銘柄	無料 ※売買時の為替スプレッドとして1ドルあたり 25銭がかかる	あり
楽天証券	約5,000銘柄	約定代金の0.495%(税込) ※最大22米ドル(税込)	あり
SBI証券	3,040銘柄	約定代金の0.495%(税込) ※最大22米ドル(税込)	あり
マネックス証券	約5,000銘柄	約定代金の0.495%(税込) ※最大22米ドル(税込)	あり

センチネルワン株式の現物取引を考えている方は、上記した証券会社の口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

レバレッジを効かせて大きく利益を狙うならCFD取引がおすすめ

米国株式投資をする方法としては、現物株取引のほかにもレバレッジを効かせて大きく利益を狙えるCFD取引をする方法があります。

CFD取引とは、差金決済取引の略で、証拠金を預けることで、実際の資金よりも大きな金額の取引を行うことができます。

FXのようにレバレッジ（最大5倍）をかけて、少額の資金で大きな利益を狙うことができます。

センチネルワンの株なら、1株あたり200円～300円程度で買えるようになります。

センチネルワン株のCFD取引ができるネット証券会社一覧表

下の表は米国株のセンチネルワン株のCFD取引に対応しているネット証券各社を比較した一覧表です。

CFD取引可能業者	米国株取扱銘柄数	手数料	センチネルワンの取扱い
GMOクリック証券	147銘柄	無料	なし
IG証券	約17,000銘柄	2.2セント/株	あり
サクソバンク証券	約6,000銘柄	約定代金の0.15%	あり
SBIネオトレード証券	31銘柄	無料	なし

現在センチネルワン株をCFD取引できる証券会社は、IG証券とサクソバンク証券の2社です。

センチネルワン株を買ってみたい方は、これらのネット証券会社の中から口座開設してみてください。

まとめ

以上センチネルワンの事業内容や将来性、株価推移、決算分析、株の買い方などを紹介しました。

センチネルワンの企業情報や投資のポイントをまとめると、以下4点のことが挙げられます。

「将来性を見込んでセンチネルワンへ投資したい」

という方は、センチネルワン株の取り扱いがあるネット証券会社へ口座開設をしておくことをおすすめします。

センチネルワン株を取り扱っているネット証券会社は以下4つです。

1. DMM 株
2. 楽天証券
3. SBI証券
4. マネックス証券

CFD取引でセンチネルワンの株式を売買をしたい方は次の2つのネット証券を利用してみましょう。

1. IG証券
2. サクソバンク証券

これらのネット証券の口座開設費用はいずれも無料です。

ノーリスクで手続きができるので、準備の一環としてだけでも口座開設しておきましょう。