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FX取引でも板情報が確認できるのをご存知ですか。
板情報を利用すれば、価格帯ごとの売買注文状況を把握できるため、相場分析や売買判断がやりやすくなります。
しかし
「板情報を使うメリットやデメリットは?」
「どのFX業者で板情報が利用できるの?」
など、疑問を持っている人も多いことでしょう。
そこで今回は、板情報の特徴やメリット・デメリット、無料で利用できるFX業者について紹介しています。
この記事を読むことで、安心して板情報が利用できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
■“業界随一の板情報”を閲覧できるのは「ヒロセ通商」■
ヒロセ通商は世界最速水準の約定スピードを誇る取引環境を提供しているトレーダー満足度の高いFX業者です。
売り指値(逆指値)、買い指値(逆指値)といった注文情報やポジション比率をチャートに表示できる板情報は業界随一のスグレモノです。
キャンペーンは豪華かつユニークで「カレーセットや高級黒毛和牛のプレゼント」「取引高に応じて最大30万円がもらえる」といった超得キャンペーンが随時開催されています。
「今からFXを始めてみたい」「他業者から乗り換えたい」という人はぜひヒロセ通商を第一候補にしてみることをおすすめします。
板情報とは
板情報とは、どの値段でどれくらい売買注文が入っているかを示すものです。
株式取引や先物取引では、ごくあたりまえのように使われる情報ツールとなっています。
下の画像はFXの板情報で、左側に「売り板」右側に「買い板」情報が載っていて、相場分析や売買判断に役立てることが可能です。
売り板 (売り気配) |
売り注文が入っている数を板情報の左側に表示。 上側に指値注文、下側に逆指値注文の量が表示されている。 |
---|---|
買い板 (買い気配) |
買い注文が入っている数を板情報の右側に表示。 上側に逆指値注文、下側に指値注文の量が表示されている。 |
現在値 | リアルタイムレート価格のことで約定価格の水準を板情報の真ん中に表示。 |
たとえば…
株の板情報は下図のように気配値(買いたい、売りたい値段のこと)の横に「売数量(買数量)」の欄に株数の量が数字として並んでいます。
一方でFXの板情報は先に紹介した画像のように数字ではなく、価格帯ごとの指値・逆指値注文の状況やポジションボリュームをグラフで表示しているものがほとんどです。
基本的には「100円」「101円」「102円」…といった切りの良いレート価格やチャートの重要ポイントに注文やポジションが集中しやすい傾向があります。
あくまでも一例ですが、売り気配が多いときは売り圧力が大きく、買い気配が多いときは買い圧力が大きいというように考えることもできるようになるわけです。
- 売り注文数>買い注文数・・・相場下落
- 買い注文数>売り注文数・・・相場上昇
このようにFXの板情報は「他のトレーダーが何を考えて売買しているのか視覚的に把握できる」というのがわかりますね。
正確な板情報を見ることができない理由
株式市場ではあたりまえのように用いられる板情報ですが、FXにおいてはまだ珍しい存在です。
板情報を提供しているFX業者は少数派であり、ほとんどの業者が提供していません。
株式市場とは違いFX取引で板情報が取り入れられていない要因の1つはマーケットが大きすぎることです。
株式市場は東証などを押さえておけばいいですが、FXは世界中の市場が対象となります。
24時間世界中のマーケットでおこなわれる売買状況を把握することは非常に困難です。
そのため、これまではFX取引に板情報が用いられることはありませんでした。
しかし、ここ最近は、FXでも参考指標の1つとして、板情報が注目されはじめています。
【無料】板情報を見ることができるFX業者5選
板情報を見ることができるFX業者はまだまだ少ないですが、ここで紹介する業者は独自の板情報サービスを提供しています。
これらの業者を利用することで、より多くの視点から相場分析ができるようになるため、売買判断をスムーズにおこなうことが可能です。
ここでは、板情報を提供しているFX業者の特徴について見ていきましょう。
1. ヒロセ通商・LION FX
ヒロセ通商では、Webブラウザ対応スマホツール「LION Tab mini」「LIONチャートPlus+(スマホ版)」からヒロセ通商の顧客の売買ポジションおよび注文数状況を確認できます。
この2つのツールはアプリ並みの使いやすさを誇り、30種類以上のテクニカル指標や自動描画機能などを行え、機能性・UIの高さが魅力です。
特に、3分おきに集計している「価格帯別ポジション数」と「価格帯別注文数」を閲覧できる上、チャート上にも簡単に表示できる仕様になっています。
表示方法は上記ツールにログインし、左下のハンバーガーメニューをタップします。
メニューが表示されたら「ポジション情報」「注文情報」をタップすることで表示できます。
「価格帯別ポジション情報」を使うと、その名の通り、価格とポジションの関係性がわかります。
「この価格帯で買った人は含み損を抱えているから、もっと下がれば大量のロスカット注文が出てきそう…」
というように自分の取引戦略を練るのに使えます。
一方で、「価格帯別注文情報」を使えば、指標・逆指標注文がどの価格帯にどれくらいされているかを一目で把握できてしまいます。
下記画像のようにチャートと合わせて見たり、それを見ながら発注することも出来ます。
チャートと合わせて見れば、初心者でもどの価格帯に注文が溜まっているのか、それが何を意味するのかを考えることができ、相場の現状をすぐに把握することができます。
「価格帯別注文情報」も「価格帯別ポジション情報」も、
- 買い&売り
- 売りのみ
- 買いのみ
の3つの切り替えモードが用意されています。
直感的に操作ができて、スムーズにチェックしやすいので重宝します。
2. LIGHT FX
タイムリーな板情報が用意されているのが、LIGHT FXの特徴です。
スマホアプリ内の「ポジションブック」のタブから「価格分布」「売買比率」の確認ができます。
各通貨ペアの価格分布や通貨ペアごとのポジション、人数の比率を閲覧できる機能です。
なお、実際のポジションブックの価格分布では、真ん中のラインが現状価格で、その画面から価格帯とポジション数の関係をひと目で把握できます。
売買比率の画面を開けば、各銘柄の人数とポジションの比率もわかります。
トレードの参考にできる板に加えて、最新情報の発信にも積極的です。
通知を確認すれば、常に最新の情報を把握した上で取引できます。
世界で人気急上昇中のスーパーチャートツール「TradingView」を無料で使えることもLIGHTFXが選ばれる理由です。
さまざまなツールが用意されているので、テクニカル分析を重視している人にぴったりです。
3. みんなのFX
みんなのFXはLIGHTFXと同じくトレイダーズ証券が運営しているFX業者です。
業界最高水準のスワップポイントや業界最狭水準のスプレッド、99.9%の高い約定率が特徴。
スマホアプリの機能はLIGHTFXとほぼほぼ同等の機能が搭載されています。
次の手順で売買比率や価格分布を表示したり確認することが可能です。
- みんなのFXにログイン
- メニューを開き情報ツールを選択
- 売買比率を選択
売買比率と価格分布はボタンで切り替えができます。
iPhone・Androidのアプリからも確認ができますので、外出先での相場分析・売買判断にも役立つため便利です。
売買比率は通貨ペアごとの買いポジション・売りポジションの保有状況を一目で把握できます。
価格分布は、どの価格帯にどれだけのポジションが保有されているかを示します。
画面左側は売り、画面右側は買いを表し、以下のように見ることができます。
- 画面左上:現在より高い価格の売りポジション(背景レッド)
- 画面左下:現在より低い価格の売りポジション(背景ブルー)
- 画面右上:現在より高い価格の買いポジション(背景ブルー)
- 画面右下:現在より低い価格の買いポジション(背景レッド)
また、みんなのFXでは、ポジションブックだけでなく、豊富なマーケット情報やTradingViewも提供されています。
経済指標やニュース、さらには通貨強弱、ヒートマップなどもすぐ確認可能。
1,000通貨から取引ができ、全国340行の金融機関に対応したダイレクト入金、24時間対応のコールセンターなど、初心者でも安心して取引ができるのが魅力です。
4. デューカスコピー・ジャパン
デューカスコピー・ジャパンは、スイス銀行を親会社に持つFX業者で、1,000通貨から取引ができ、48種類の通貨ペアを取り扱っています。
デューカスコピー・ジャパンは、取引ツール上でマーケットデプス(板情報)を見ることができます。
親会社であるスイスFXマーケットプレイスが提供するマーケットデプスを取引通貨ペアごとに確認することが可能です。
1,000通貨単位で売り・買いの数量が表示されるため、今後の相場展開が予測しやすくなります。
また、SWFXセンチメント指数を利用すれば、各通貨ペアの買いポジション・売りポジションのポジション比率を一目で把握することが可能です。
スイスFXマーケットプレイスが提供する情報により、相場の売買状況を可視化できるため、初心者でも売買判断がしやすくなります。
デューカスコピー・ジャパンの板情報は以下の手順で表示することが可能です。
- デューカスコピー・ジャパンにログイン
- JForexを開く
- 新規注文パネルを開く
これにより、板情報を確認できます。
5. OANDA証券
OANDA証券は、カナダに本拠地を構えるOANDA Corporationの日本法人で、自動売買のMT4が利用できます。
全体的にスプレッドが狭く設定されているのが特徴で、トルコリラ円に関しては最小スプレッドがわずか1.5銭です。
OANDA証券では、オープンブックを提供しています。
オープンブックとは、OANDAグループが抱える世界中の顧客の取引状況を価格帯別にグラフ化して公開し、
- 未約定の注文状況がわかる「オープンオーダー」
- 保有中のポジション状況がわかる「オープンポジション:」
の2つのインジケーターの閲覧ができるようになっています。
▼OANDA証券の「オープンオーダー」「オープンポジション」の実際の画面
どの価格帯に買い注文・売り注文がどれくらい入っているかを視覚的に把握できます。
OANDA証券の口座に20万円以上の入金があり、10万通貨以上の取引があれば、このインジケーターを無料で利用することができます。
OANDA証券の「オープンオーダー」は以下の手順で表示することが可能です。
- OANDA証券にログイン
- 取引ツールのマーケット情報を選択
- オープンオーダーとポジションをクリック
これにより、オープンオーダーを表示することができます。
オープンオーダーは、画面左側が売り、画面右側が買いとなり、以下のように見ることが可能です。
- 画面左上:売り指値(オレンジ)
- 画面左下:売り逆指値(ブルー)
- 画面右上:買い逆指値(ブルー)
- 画面右下:買い指値(オレンジ)
▼OANDA証券の「オープンオーダー」
また、オープンオーダーとは別に、ユーザーの買いポジション・売りポジションの未決済ポジションがどの価格帯にあるか把握できる「オープンポジション」も利用可能です。
▼OANDA証券の「オープンポジション」
オープンオーダーとオープンポジションを両方使うことで未執行注文と未決済ポジションの状況がわかるようになり、精度の高い相場分析ができるようになります。
また、単に注文や建玉状況を閲覧するだけでなく、これらのデータをチャート上に表示できるのもオーダーブックの特徴です。
しかも、その際にはチャートと「オープンオーダー」「オープンポジション」を重ねて表示できるのも嬉しいポイントです。
値動きと注文の動向の状態をひと目で把握でき、そこから発注まで行なえます。
視覚的に状況を把握しやすいうえに、操作性抜群。
一度は使って見る価値のある優れたインジケーターです。
FXで板情報を使う2つのメリット
板情報を使いながらFXをする主なメリットとして、以下2点があります。
- 買いたい人・売りたい人のどちらが多いかわかる
- 相場展開を予測しやすくなる
1. 買いたい人・売りたい人のどちらが多いかわかる
板情報を利用すれば、買い注文数や売り注文数がある程度可視化されるため、現在の相場環境の中で、買いたい人・売りたい人がどれくらいいるかを把握できます。
どのレート価格帯にどの程度の買い(売り)注文が溜まっているのかが可視化されるので
「売り注文が分厚い○○円付近が一旦の天井かもしれない」
「買いたい人が少ない○○円までレート価格が下落したら一気に下方向へ走りそう」
といったようにトレードのシナリオを練ることが可能になります。
2. 相場展開を予測しやすくなる
買いたい人・売りたい人が把握できることで、売りたい人の方が多いから相場が下がりそう買いたい人の方が多いから相場が上がりそうなど、今後の相場展開が予測しやすくなるのがメリットです。
他の、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析と組み合わせて、より精度の高い分析ができるようになります。
FXにおける板情報のデメリット・注意点2つ
板情報はメリットばかりではありません。
以下のデメリットもあることを理解したうえで、利用するようにしましょう。
- 成行注文は反映されない
- 信頼性に欠けるところもある
これらのデメリットについて説明します。
1. 成行注文は反映されない
板情報には、基本的に指値注文の状況が反映されます。
そのため、成行注文の買い注文・売り注文数に関しては、板情報には表示されません。
また、株式市場の板情報とは違い、FXの場合は世界中の市場が対象となるため、すべての情報を拾うことは難しいです。
2. 信頼性に欠けるところもある
板情報で示しているのは、あくまでもその業者を利用しているトレーダーの注文状況になります。
業者内の買い注文数・売り注文数が必ずしも相場変動と合うわけではないため、信頼性に欠けるところもあるのが板情報のデメリット・注意点です。
まとめ
今回は、板情報の特徴やメリット・デメリット、利用できるFX業者について紹介いたしました。
あらためて大事なポイントをまとめると、次の2点が挙げられます。
- 板情報は価格帯別の売買注文状況を把握できるため相場予測や売買判断に役立つ
- ただし、信頼性に欠けるところもあるため
他の指標と組み合わせて総合的に判断することが大事
興味がある方は、早速、板情報を提供しているFX業者を利用してみましょう。
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