• トーソーの株主優待は食材や生活用品から選べる。カーテンレールは国内シェアNo1のインテリアメーカー
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カーテンレールやブラインドなどの窓廻り製品の他にも、ステッキなど介護関連用品も扱う

2017年8月24日

トーソーという企業はご存知ですか。インテリア用品を購入する際に知った方も多いかもしれません。カーテンレールやブラインド、ロールスクリーンなどを取り扱う老舗のインテリアメーカーです。インドネシアや上海などにもグループ会社を展開し、グローバルに活動しています。
カーテンレールだけでも50種類以上もあり、ベーシックなものから装飾性の高いものまで、トップメーカーならではの品揃えを持ちます。

トーソーは東京証券取引所市場第二部に上場しており、株主優待も行っています。どのような企業でどんな株主優待内容なのかを知り、投資を検討してみましょう。
インテリア関連株に興味のある方だけでなく、少額投資を希望している方もご覧ください。

60年以上国内シェアNo.1のカーテンレールなど取り扱うインテリアメーカー

トーソーは設立65年以上でカーテンレールやブラインド、ロールスクリーンなど、窓廻りの製品を開発・製造・販売しているインテリアメーカーです。
室内装飾関連事業では、60年以上にわたり国内シェアNo.1のカーテンレールを中心にブラインドなどの窓装飾品や室内間仕切類などを展開しています。

売上構成比率はカーテンレール類が約46%、ブラインド類が約41%、間仕切類が約1.5%となります。
また、その他の事業としてステッキを中心とした介護関連用品を開発・販売しています。国内に営業所15ヵ所、工場3ヵ所、物流拠点4ヵ所、ショールーム2ヵ所、グループ会社はインドネシア・上海を含む6社にて活動推進しています。

宿泊・医療等の施設を中心とした物件獲得活動など非住宅分野も強化しており、フォーシーズンズホテル京都やセルリアンタワー東急ホテル、東京慈恵医科大学葛飾区医療センター、杏林大学井の頭キャンパスなど、さまざまな物件に商品納入も行っています。

なにを製造しているのか?カーテンレールを中心にブラインドなど多くを製造販売

トーソーでは、

  • カーテンレール
  • ピクチャーレール
  • コルト
  • インテリアブラインド
  • ロールスクリーン
  • 調光ロールスクリーン
  • デザインブラインド
  • バーチカルブラインド
  • プリーツスクリーン
  • ハニカムスクリーン

などのさまざまな種類の製品を開発・製造・販売しています。

「実績や歴史」設立65年以上グッドデザイン賞はこれまでに30回以上受賞

トーソーは1949年設立で資本金11億7,000万円、従業員数927名(連結)554名(単体)の企業です(2017年3月31日現在)。

1949年に「東京装備工業株式会社」を設立します。1953年にC型形状の金属製カーテンレールを発売開始。1961年には「東装株式会社」へと商号を変更します。1964年に「東装化工株式会社(現:つくば工場)」に資本参加します。
1969年には全国で「世界のカーテン・カーテンレール展」を開催し、窓装飾のガイドブックである「窓とカーテン」の刊行をします。1972年には商号を「トーソー株式会社」へと変更します。

1981年にはスイス、サイレントグリス社との合弁会社であるベストインテリア株式会社を設立します。同年、日本より初めてハイムテキスタイル(住宅用織物敷物国際見本市)に出展します。1996年に東京証券取引所市場第二部へ上場します。2002年には「トーソーサービス株式会社」、上海に上海東装家居材料製造有限公司を設立します。
2011年には介護用品の販売を目的「フジホーム株式会社」を設立。2012年には国際シャッター・ブラインド・門扉専門見本市の「R+T2012」へ初出展します。これまでに30回以上グッドデザイン賞を受賞しています。

トーソー株式会社の株価や配当

ここではトーソーの株価や利回り、必要投資金額などについて見ていきましょう。必要投資金額は10万円以下となっており、優待は年1回受けられます。
下記は特定の日の数値ですので、トーソーへの投資を検討する場合は、必ず最新情報や推移なども確認した上で投資判断するようにしましょう。

事業の種類:金属製品 優待の価値:1,000円相当
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
カタログギフト 3月末日 年1回
株価 配当利回り 優待利回り
546円 1.83% 1.83%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
54,600円 100株 10

株主優待は100株以上でギフトカタログから1,000円相当の商品を選べる

トーソーの株主優待は100株以上でギフトカタログに掲載された旬の食材や生活用品等35品目の中から、好きな商品を1つ選んで受け取れます。または、優待相当金額をインドネシア共和国での植林事業へ寄付することもできます。

■100株以上1,000株未満保有の場合、1,000円相当
■1,000株以上保有の場合、3,000円相当
■インドネシア共和国での植林事業へ寄付’優待相当金額)

ギフトカタログには、

  • 新潟県産特別栽培米こしひかり
  • 信州そば讃岐うどん詰合せ
  • 伊賀越玉みそ
  • 横濱本牧亭ビーフカレー
  • 千寿堂ゴーフレット&パイセット
  • 宮崎牛すき焼用
  • 国産牛サーロインステーキ
  • やまや辛子明太子
  • 北海道鮭三昧
  • オムロン低周波治療器
  • 野菜調理器セット
  • 西川リビングソフトタッチ低反発枕

など、さまざまな商品が掲載されています。

トーソーのグループ会社及び関連会社は下記の通りです。

トーソーのグループ会社及び関連会社
サイレントグリス株式会社(スイス・サイレントグリス社製品の輸入及び製造・販売)
トーソーサービス株式会社(インテリア商品、建築金物商品の施行・販売)
フジホーム株式会社(介護用品の開発・販売)
トーソー流通サービス株式会社(倉庫業、荷造梱包業)
P.T.TOSO INDUSTRY INDONESIA(カーテンレール及び付属部品の製造・販売)
東装窓飾(上海)有限公司(各種窓装飾品の製造・販売)

前期は増収増益も今期は増収減益予想 1Qの経常利益進捗率は約−5%と低調


2017年3月期業績
売上高 :224億7,900万円(前年比+1.7%)
営業利益:10億700万円(前年比+69.5%)
経常利益:9億9,900万円(前年比+71.1%)
利益  :7億200万円(前年比+125%)
2018年3月期業績の会社予想
売上高 :230億円(+2.3%)
営業利益:7億1,000万円(−29.5%)
経常利益:7億円(−29.9%)
利益  :4億3,000万円(−38.7%)
2018年3月期の第1四半期連結業績(2017年7月31日公表)
売上高 :50億6,400万円(前期比1.1%)
営業利益:−4,300万円(前期は2,700万円)
経常利益:−4,000万円(前期は1,700万円)
利益  :−3,900万円(前期は0万円)

第1四半期時点の経常利益の進捗率は−5.7%です。セグメント別の業績は次の通りです。

「室内装飾関連事業」は、カーテンレールの新製品を中心とした展示会を全国16都市にて開催、リフォーム市場や非住宅市場への販路拡大など営業活動も積極的に展開、しかし、物流費の上昇や広告宣伝費等の増加の影響もあり売上高は前期比増なものの、セグメント損失は5,300万円(前期は2,000万円のセグメント利益)でした。

「その他」事業では、ステッキを中心とした介護関連用品の販売を強化、新製品のプロモーション活動を積極的に展開した結果、売上高・セグメント利益ともに前期比増となりました。

2017年9月5日現在のPERは13.05倍、PBRは0.50倍です。

必要投資金額は5万円台優待利回り1.83% 優待も選べて主婦も手が出しやすい

トーソーの株主優待は、100株以上保有でカタログ掲載の旬の食材や生活用品から1,000円相当の商品を1つ選べます。1,000円相当の商品でも新潟県産特別栽培米こしひかりや繁盛店ラーメンセット、横浜本牧亭ビーフカレー、今治プリマクラッセフェイスタオルなど、多くの商品から選べるため「優待を貰っても使わない」ということがありません。
また、食材だけでなく生活用品からも選べるので主婦にとっては嬉しい内容です。

必要投資金額は54,600円と安く、主婦にも手が出しやすく、仮に損失を負ってもリスクが小さいです。優待利回り1.83%、配当利回り1.83%と利回りも悪くはありません。
前期は増収増益で今期は増収減益予想、1Qの進捗率はマイナスと低調気味ではありますが、優待目的でもキャピタルゲイン目的でも検討しやすい銘柄です。
少額資金での投資を考えている方は、今後の業績推移を見ながら判断してもいいかもしれません。

リスクが小さく手が出しやすい銘柄ただし「安いからとりあえず買う」はNG

トーソーは60年以上にわたりカーテンレールのシェア国内No.1のインテリアメーカーであり、窓装飾品や室内間仕切類などを製造販売しています。

今期の業績は1Q段階では低迷していますが、必要投資金額は5万円台でリスクも小さく手が出しやすい銘柄です。
10万、20万円を超えるような株だとよほどでないと手が出せない人も多いと思いますが、5万円台となると検討しやすいです。ただし、「安いからとりあえず買う」ではなく「応援したいから買う」となるよう、企業やインテリア業界のことを入念に調べ、納得した上で判断するようにしましょう。

著者情報
株主優待が大好き。 桐谷さんのように優待だけで生活するのが夢。 でも不動産投資やFXにも魅力を感じている今日この頃。

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