当サイトには広告・プロモーションが含まれています。
当サイトでは、複数企業と提携し情報を提供する広告収益モデルで運営しています。 当サイトを経由しサービスや商品のお申込みが発生した場合、各企業から報酬を受け取る場合がございます。ばねの製造からオフィス家具やエレクトロニクス、エクステリア分野などフィールドを限定せずに挑戦
タカノという企業をご存知ですか。長野県に本社を構え創業75周年を超える老舗企業です。
「攻め」という経営方針のもと、あえてフィールドを限定せず、技術力と開発力を武器にさまざまな分野に進出しています。上海・台湾・香港にもグループ会社を置き、グローバルにも展開しています。
タカノの株主優待はどれくらい魅力的なのでしょうか。企業情報や投資情報、株主優待情報などを知り、投資を検討してみましょう。10万円程度までの株を探している方も参考にご覧ください。
目次
「技術力」と「開発力」を武器にさまざまな事業を展開しているメーカー
タカノはばねの製造をベースとして、オフィス家具市場やエクステリア分野、また、エレクトロニクス関連分野にも進出するなど、さまざまな事業を展開している企業です。
「エレクトロニクス関連事業」「オフィス家具事業」「エクステリア関連事業」「健康福祉関連事業」「ユニット事業」などを手掛けています。事務用回転椅子などのオフィス家具はOEM生産も行っており、トップクラスのシェアを獲得しています。
また、センサ・ライフサイエンス・環境エネルギー・電子デバイスの4部門で新規事業も進めてもいます。
2016年には創業75周年を迎え、長期的な経営方針では100年企業を目指しています。「攻め」を徹底的に行う。という経営方針のもと、限りない発展を目指している長野県のメーカーです。
なにを製造しているのか?会議用椅子や車いす、健康足品、オーニングなど幅広い
タカノでは、
- 「福祉・医療機器」では、車いす・車いす用クッションなど
- 「エクステリア」では、門扉やオーニング、パラソルなど
- 「健康食品」では高嶺ルビーの種やサラシア関連製品など
- 「オフィスファニチャー」では会議用椅子や事務用回転椅子など
- 「電磁アクチュエーター」ではロータリーソレノイドや制御バルブなど
- 「画像処理検査・計測」では外観検査装置や原子間力顕微鏡など
- 「ばね・ユニット」では渦巻ばねや綿ばねなど
- 「レーザー加工」ではUVレーザー加工機やUVレーザーマーカなど
さまざまなジャンルで幅広い製品を開発・製造・販売しています。
「実績や歴史」創業70年以上昭和37年には折畳ばね椅子を開発
タカノは創業1941年、設立1953年、資本金20億1,590万円で従業員数445名の企業です(2017年3月31日現在)。昭和16円に鷹野製作所として創業。
昭和28年に各種ばねの製造・販売を目的として株式会社タカノ製作所を設立。昭和37年に折畳ばね椅子を開発します。
昭和43年には工具や機械の仕入れを円滑にする目的で日光商事株式会社を設立。昭和48年タカノ株式会社に社名を変更します。昭和54年には専用機や金型の設計や制作を目的にタカノ機械株式会社を設立。昭和60年にエレクトロニクス関連製品である電磁アクチュエータを開発し販売。昭和62年に画像処理装置第1号機完成。
平成4年にタカノ販売株式会社を吸収合併。平成9年に東京証券取引所市場第二部に上場し、平成16年に東京証券取引所市場第一部に指定。平成17年には台湾に台湾鷹野股份有限公司、平成18年には韓国にTakanoKoreaCo.,Ltd.、平成22年には中国に上海鷹野商貿有限公司を設立します。
タカノ株式会社の株価や配当
ここでは、タカノの権利確定日や株価、利回り、必要投資金額などを見ていきましょう。
ほとんどの数値が変動しますので、実際に投資を検討する場合は下記数値ではなく、最新情報を基に判断するようにしましょう。
事業の種類:その他製品 | 優待の価値:1,000円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
カタログギフト | 9月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
1,154円 | 1.21% | 0.86% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
115,400円 | 100株 | 14円 |
株主優待は100株以上で高嶺ルビーはちみつラスクセット
タカノの株主優待は100株以上保有で下記内容を受け取れます。
「高嶺ルビー(赤そば)はちみつラスクセット(80g/袋×2袋)※1,000円相当
■1,000株以上保有の場合、
優待カタログに載った下記6点の中から1点選べます。※3,000〜5,000円相当
・信州ワイン・ウイスキーのセット
・信州りんご
・フルーツジャムセット(5個入)
・信州の山いも
・信州富士見高原ハム・ソーセージ
・信州みそ華雪(3個入)
タカノは国内2社、上海・台湾・香港に1社ずつの全5社のグループ会社を展開し、ネットワークを構築しています。
タカノのグループ会社及び関連会社 |
---|
国内 |
タカノ機械株式会社 |
株式会社ニッコー |
海外 |
上海鷹野商貿有限公司 |
台湾鷹野股份有限公司 |
香港鷹野国際有限公司 |
前期は増収増益、今期も増収増益予想も1Q時点の経常利益進捗率は約10%と低迷
2017年3月期業績
売上高 :218億9,700万円(前年比+2.4%)
営業利益:10億9,500万円(前年比+11.8%)
経常利益:11億9,200万円(前年比+17.9%)
利益 :8億4,500万円(前年比+30.4%)
2018年3月期の会社予想
売上高 :224億円(+2.3%)
営業利益:14億円(+27.9%)
経常利益:15億円(+25.8%)
利益 :10億5,000万円(+24.3%)
2018年3月期の第1四半期連結業績(2017年8月公表)
売上高 :46億7,400万円(前期比−2.7%)
営業利益:1億2,000万円(前期比−51.9%)
経常利益:1億5,400万円(前期比−28.2%)
利益 :8,700万円(前期比−34.9%)
第1四半期時点の経常利益の進捗率は約10%です。セグメント別の業績は次の通りです。
「住生活関連機器」は、首都圏での家具需要が堅調に推移したことで売上高は前期比増。積極的なコストダウンの結果、セグメント損失は2,300万円(前期はセグメント損失5,900万円)でした。
「検査計測機器」は、中国・台湾市場向けの液晶検査装置などの販売に注力しましたが売上高は前期比減、セグメント利益も前期から71.9%も大幅減となりました。
「産業機器」では、国内・海外顧客に積極的な営業活動や電磁アクチュエータな販売拡大など取り組んだ結果、売上高・セグメント利益ともに前期比増。
「エクステリア」では、オーニングなどの業務用途物件受注に向けた広告宣伝に注力し、新製品開発などにも取り組み、売上高は前期比増、セグメント利益は600万円(前期はセグメント損失300万円)でした。
「機械・工具」は、大口物件受注などがなかったこともあり、売上高・セグメント利益ともに前期比減でした。
優待利回りは低めだが必要投資金額は約11万円と手が出しやすい
タカノの株主優待は100株以上で1,000円相当の高嶺ルビー(赤そば)はちみつラスクセットが貰えます。紅茶やコーヒーとも合うので、ちょっとした午後のおやつにいいですね。必要投資金額も115,400円と安めなため、万一のリスクも小さく初心者でも手が出しやすい金額です。
ただし、優待利回り0.86%、配当利回り1.21%と利回りは決して高くありません。
株価はここ1年で大きく上昇しています。必要投資金額は安いものの、優待第一とした投資ではなく、あくまでもキャピタルゲイン狙いの投資を検討した方がいいでしょう。
前期業績は2桁成長で、今期も2桁成長を予想していますが、1Qの業績は順調とは言えません。投資資金の低さなど、タカノ株は投資資金を抑えたい方や初心者にも検討しやすい銘柄です。
幅広い事業展開だからこそリスクも分散投資金額も安く初心者も検討しやすい
タカノは創業当初はばねに関する事業のみを展開していましたが、その後は高い開発力や技術力を活かして、オフィス家具やエレクトロニクス、エクステリア分野など幅広い分野に進出しています。
新規事業も環境エネルギーやライフサイエンスなど新たなフィールドです。事業分野が幅広いからこそ、リスクも分散できます。投資金額も安くすむため、興味がある方は検討してみてください。