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フルサト工業という企業をご存知ですか。東証一部上場企業で国内、海外にグループ会社・拠点を展開しているフルサトグループの中核企業であり、鉄骨建築資材事業や配管資材事業など幅広い事業を展開しています。
フルサト工業の株主優待はどれくらい魅力的なのでしょうか。また、株式投資初心者として手が出しやすい銘柄なのでしょうか。フルサト工業の企業情報や特徴、業績などとあわせて、投資情報について抑えていきましょう。
目次
年商941億円東証一部上場フルサトグループの中核企業
全国に拠点があるフルサトグループの中核企業であるフルサト工業。建築物に必要な鉄骨資材の企画や製造、販売などを行う鉄骨建築資材事業や配管資材事業、機械工具事業、住宅設備機器事業などを手掛けています。
営業や製造、物流拠点を全国に展開しているため、数千社もの鉄骨ファブリケーターや配管業者と取引も行っています。身近なものでは、ユニットバスやシステムキッチ、防犯カメラなども提供しており、タイや中国でもグループ会社を展開しています。
なにを製造しているのか?構造用アンカーボルトやスプライスプレートなど多数
フルサト工業の主な取扱品としては、
- アンカーボルトやピース金物
- 鉄骨金物類
- 溶接用品
- 塗装用品
- フルブレース/テンションロッド
- ハイテンションボルト
- ボルトナット
- 機械工具・荷役・消耗品
- 管継手
- ねじ込み式管継手
- パイプ
- バルブ
- 突合せ溶接式管継手
- フランジ
など多くの製品を製造・取扱いしています。
フルサト工業の実績や歴史。創業70年、設立50年以上の老舗企業
フルサト工業は1959年設立で資本金52億3,241万円、従業員数466人の企業です(2017年3月31日現在)。1946年に大阪にて個人創業し、1959年に株式会社古里鉄工所を設立、1963年には滋賀工場を設立してブレースの製造を開始しました。
1973年にはフルサト工業株式会社へと改称し、1985年には大阪証券取引所市場新2部に株式を上場します。1985年には滋賀工場がJIS表示許可工場に認定。1993年に大阪証券取引所第2部銘柄に指定されます。
2002年に株式会社ジーネットを完全子会社化し、2004年には東京証券取引所市場第2部に株式上場して、2006年には東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第1部に指定換え。翌年には岐阜商事株式会社を子会社とします。2016年には新滋賀工場を建設し、同年、株式会社セキュリティデザインを子会社にします。
フルサト工業株式会社の株価や配当
ここでは、フルサト工業の株価や権利確定日、配当や利回り、必要投資金額などについて確認していきましょう。株価などは常に変動しますので、実際に投資を検討する際は最新の情報も確認するようにしましょう。
事業の種類:卸売業 | 優待の価値:3,500円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
カタログギフト | 3月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
1,838円 | 2.64% | 0.38% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
183,800円 | 100株 | 48.5円 |
(2017年10月26日現在)
株主優待はグルメカタログギフトから3,500円相当の品物を選べる
フルサト工業は国内・海外にグループ会社を展開しており、詳細は以下のとおりです。
フルサト工業のグループ会社及び関連会社 |
---|
株式会社ジーネット (機械工具類の卸売、住宅設備機器販売、防犯・監視機器販売) |
岐阜商事株式会社 (自動車産業向け切削工具・工作機械販売) |
リトラエンジニアリング(タイ)株式会社 (切削工具、工作機械・周辺機器販売、建築資材・機器工具の輸出入及び販売) |
蘇州リトラ機電貿易有限公司 (切削工具、工作機械・周辺機器販売、建築資材・機器工具の輸出入及び販売) |
株式会社セキュリティデザイン (監視カメラシステム、アクセスコントロール機器等の提案・販売など) |
株式会社ロボットテクニカルセンター (産業用ロボットの操作方法・教示等の基礎についての実習など) |
前期は減収減益、今期は増収増益を目指すも1Qの経常利益進捗率は約12%
2017年3月期業績
売上高 :941億900万円(前年比−0.8%)
営業利益:31億6,300万円(前年比−11.1%)
経常利益:34億4,500万円(前年比−10.6%)
利益 :23億3,500万円(前年比−3.4%)
2018年3月期の会社予想
売上高 :976億円(+3.7%)
営業利益:32億8,000万円(+3.7%)
経常利益:35億9,000万円(+4.2%)
利益 :23億4,000万円(+0.2%)
2018年3月期第1四半期の連結業績
売上高 :219億2,100万円(前年同期比+4.1%)
営業利益:3億5,800万円(前年同期比−3.7%)
経常利益:4億4,000万円(前年同期比−1.1%)
利益 :2億5,500万円(前年同期比−13.3%)
1Q時点での経常利益の進捗率は約12%となっています。セグメント別の状況は次のとおりです。
「機器・工具事業」は、自動車向け機械工具事業と住宅設備機器事業がそれぞれ減収となり、減価償却費を中心に販売費及び一般管理費が増加したことで営業利益は前年同期比−32.6%となっています。
「機械・設備事業」では、受注は増加するも売上高は前年同期比横ばい。利益率の低下と販売費及び一般管理費の増加により営業利益が前年同期比−59.3%です。
「建築・配管資材事業」では、鉄骨建築資材事業が前年同期比+5.1%、配管資材事業は前年同期比+18.3%、販売費及び一般管理費が増加したものの営業利益は前年同期比+72.5%となりました。
2017年10月26日時点のPERは11.39倍、PBRは0.72倍と割安感があります。
株主優待を受けるには90万円以上必要まずは100株〜検討すべき銘柄
フルサト工業の株主優待を受けるためには、500株(919,000円)必要となり、優待利回りは0.38%と低めです。株主優待はカタログギフトから好きな品物を選べるなど嬉しい内容となっていますが、株主優待目的として投資するには非常にハードルが高く、よほど投資資金に余裕がない限りは手は出せません。投資を検討する場合は100株〜で配当益・売買益狙いが無難でしょう。
前期は減収減益、今期も1Q時点の業績は芳しくなく、株価はやや割安感があります。今後の業績によってはさらに株価が下がる可能性もあるため、もう少し様子を見て判断してもいいかもしれません。
今後、海外も含めてどれだけ事業拡大できるかが1つのポイントになりそうですので、興味がある方は業績や事業展開を注視しましょう。
優待内容は魅力的だが、まずは無理のない範囲で投資を始めよう
フルサト工業は年商900億円を超えるフルサトグループの中核企業で、設立50年以上の老舗企業です。株主優待を受け取る際のハードルは高めですが、優待はカタログギフトから選べるなど主婦には嬉しい内容となっています。興味がある方は、まずは無理のない範囲で投資を検討してみてはいかがでしょうか。