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- バイナリーオプションの自動売買はやめておくべき!基本的に手を出すべきではないその理由とは?
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FXはMT4などのプラットフォームでEA(自動売買)を使えばシステムトレードが可能です。
仕事などで24時間チャートに張り付くのが難しい人にとって、自動売買はありがたい機能といえるでしょう。
そこで
「バイナリーオプションでも自動売買ってできないの?」
「バイナリーオプション向けの自動売買ツールを知りたい」
といった声も耳にする機会が多いです。
しかし自動売買を使ったバイナリーオプションはおすすめしかねます。
今回はなぜバイナリーオプションの自動売買事情や、やめておくべき理由などを紹介していきます。
この記事を読めば、バイナリーオプションは裁量トレード(手動)で行う理由がハッキリとするので、自動売買を考えている人は一読してみてください。
目次
バイナリーオプションの自動売買ツールって存在するの?
結論から言えばバイナリーオプション用の自動売買ツールはあります。
名前の通り、あらかじめ設定しておいた通りにシステムが自動的に売買を繰り返してくれるので、私たちトレーダーは初期設定を済ませれば、あとは放置しておくだけ。
サラリーマンなど仕事でバイナリーオプション取引を行う機会が少ない人にとっては魅力的に感じられるでしょう。
バイナリーオプション用の自動売買ツールはネット上で販売されています。
例えば次の画像はヤフオク!で取引されている自動売買ツールです。
「参考勝率77.7%!」
「驚異の日給30万円を自動で稼ぐ!」
など、なんとも興味深いキーワードがズラズラと並んでいます。
本当にこれらの自動売買ツールを使って利益を出せるなら、こんなに嬉しいことはありませんが、果たして信用しても良いものなのでしょうか。
ところが、利用中または検討中のバイナリーオプション業者名+自動売買で検索してもらえば分かりますが、国内バイナリーオプション各社は自動売買を行っていません。
すべて裁量トレード(手動で注文・決済)のみです。
業者によって様々な補助ツール(例えばバイトレの「未来チャートなど」)がリリースされているにも関わらず、自動売買ツールは提供されていないことを考えても、自動売買に対して消極的・批判的だと判断できるでしょう。
また現状ネット上に溢れている自動売買ツールのほとんどが、海外バイナリーオプション業者の「ハイローオーストラリア」専用のものとなっています。
つまり国内バイナリーオプション用の自動売買ツールはほぼ存在していない、と考えるのが妥当です。
バイナリーオプション業者は自動売買に注意を促している
まずは次の画像を見てください。
こちらはGMOクリック証券のバイナリーオプション取引に関する注意喚起情報です。
これによると…
- 金融商品取引業の登録を受けていない業者がいる
- これらの業者が自動売買用のソフトウェアを販売している
- 出金拒否などのトラブルが起こっている
- 金融庁からも警告が出ている
といった旨が記載されています。
要は「公式のツール以外を使うと危ない」「自動売買ツールは詐欺が多いから気をつけて」という話ですね。
ちなみに海外バイナリーオプション業者のハイローオーストラリアは、そもそも自動売買ツールの使用を認めていません。
「業者間アービトラージ等の自動売買ソフトの利用の疑いがあると弊社が判断する場合」に口座の強制解約…とペナルティはかなり重め。
業者間アービトラージじゃなければ大丈夫なのかといえばそんなことはありません。
ハイローオーストラリアの口座契約条件に「自動売買ソフトの取引を禁止」と明記しています。
このように国内外問わず、バイナリーオプション業者は自動売買に対して否定的なスタンスを取っていると言えるでしょう。
自動売買ツールは信用できない3つの理由
そもそも業者側が利用を禁止していることが多い自動売買ツールですが、それ以外にも信用できないポイントがあります。
- 本当に稼げるならソフトを売る必要はない
- 情報が少なく信頼度に欠ける
- 自動売買とはいえ運用が必要
それぞれ説明していきます。
1. 本当に稼げるソフトをわざわざ売ることはない
もし本当に自動売買ツールを使ってバイナリーオプションで稼げるのなら、どうして見ず知らずのトレーダーにソフトを販売するのでしょうか。
しかもたったの数千~数万円程度で。
バイナリーオプションは業者によって注文上限が設けられています。
仮に1回号の上限額が10万円で、1日10回号…つまり1日100万円の取引ができるとします。
ペイアウト1.8倍で取引し、すべての予想を的中させられるなら、1日で最大80万円も利益を得られる計算です。
全的中は難しくても、自動売買ツールでよく見かける「勝率70%」なら26万円の利益。
そんな優秀な自動売買ツールをわざわざ販売するわけがありません。
結局のところソフトを販売して収益を上げることが販売業者の目的だと結論付けられますよね。
2. ソフトの情報が少なすぎる
MT4やMT5を使ったFXの自動売買(EA)では何よりもフォワードテストが重要視されています。
フォワードテストは自動売買ツールを使った収益レポートのことです。
しかしバイナリーオプションの自動売買ツールでフォワードテストを開示しているものは見受けられません。
「バックテストは公表されているようだけれど、これじゃだめなの?」
という方もいらっしゃるでしょうが、これだけでは信頼性に欠けます。
バックテストは良い結果・良い数値になるまで設定を変更すれば、見た目上は優れたものに見せかけられるからです。
実際、FX用のEAではバックテストデータはほとんど重視されていません。
そのほかにも、そもそもどんなロジックで売買する仕組みなのか、といった情報もしっかりと説明されていないソフトが多すぎます。
このように、総合的に見てバイナリーオプション用自動売買ツールは信頼性に乏しく、手を出すべきではないと判断できるでしょう。
3. 自動売買ツールもメンテナンスが必須!放置で良いわけがない
自動売買ツールは定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
基本的に放置しておけば良いわけではありません。
例えば次の3つのケース。
- 経済ニュース発表時:自動売買ツールの一時停止
- 相場の流れが変わったとき:他ツールへの入替・切替
- リスクヘッジ:複数ツールの併用・準備
最低でもこれらをしっかりと行わなければ、自動売買ツールで利益を上げ続けることはできません。
よくある「稼働させたらあとは放置でOK」は嘘っぱちです。
まとめ
今回はバイナリーオプションの自動売買ツールを使うべきではない理由について紹介しました。
最後にもう一度おさらいすると…
- 国内外問わずバイナリーオプション業者は自動売買ツールに対して否定的
- 販売されているのは詐欺まがいのものが目立つ
の2つが今回のポイントとなります。
「自動売買で楽に稼ぎたい!」という方もいらっしゃるでしょうが、バイナリーオプションはしっかりとチャート分析を行い、勝率を高める努力を絶やさないことが最強の攻略法です。
自動売買ツールに頼らず、チャート分析や自分なりのトレードスタイルに磨きをかけていきましょう!