- バイナリーオプション
- バイナリーオプションの両建てのやり方や使い所、メリット・デメリットを徹底解説
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FX取引は一般的なテクニックの1つとして「両建て」があります。
この両建てを「バイナリーオプション取引でも利用できないかな?」と考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回はバイナリーオプションでの両建てのやり方、使い所などを詳しく解説していきます。
この記事を読めば、両建ての仕組みが分かり、バイナリーオプションでどのように活用できるかが分かるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
両建てってどんな取引手法なの?
両建ては同じ通貨ペアの「買いポジション」と「売りポジション」を同時に保有する手法になります。
例えば、長期的に見て上昇トレンドが発生しているものの、下降トレンドが頻繁に挟まるような値動きをしているとしましょう。
短期→売りポジション
を同時に持つ両建てを行えば、中長期・短期のどちらでも利益を狙っていける、という仕組みです。
長期的に見て下降トレンドが発生している場合は、買い・売りポジションを逆にして保有すれば両建てが成立します。
両建てを使う2つのメリット
両建ての主なメリットは次の2点です。
- 中長期・短期投資を同時に行ってリスクヘッジできる
- 利益を広げるチャンスが増える
それぞれ詳しくみてみましょう。
1. 中長期・短期投資を同時に行ってリスクヘッジできる
両建ての活用=リスクヘッジと考えられます。
その理由は、片方のポジションで損失が出ても、もう片方のポジションで利益を出せるため、損益を相殺しやすいからです。
「長期トレンドを見て買いポジションを保有しているけれど、世界情勢の先行き不透明で一時的な下落が起こりそう…リスクヘッジとして短期投資の売りポジションも保有しておこう!」
といった具合に、その時々の値動きに合わせた柔軟な取引を行えるのが両建て最大のメリットといえるでしょう。
2. 利益を広げるチャンスが増える
上述したように、中長期ポジションと短期ポジションの両方を保有するのが一般的な両建てなので、決済するタイミングをズラせば、両方のポジションで利益を得られます。
両建てで気をつけたい2つのデメリット
両建てのデメリットとして次の2点が挙げられます。
- 損失が膨らむリスクがあること
- 両建て禁止の業者では使えない
それぞれ詳しい内容をみてみましょう。
1. 損失が膨らむリスクがあること
両建ての使い方・使い所を誤ってしまうと、保有している両ポジションの損失が起こってしまう可能性があることです。
そのため、中長期・短期のどちらもしっかりとチャート分析を行い、慎重に用いる必要があります。
2. 両建て禁止の業者では使えない
FX業者によって両建てを禁止していることがあり、当然利用できません。
事前に両建てOKの業者かどうかをチェックしておく必要があります。
【取引例】バイナリーオプション・ラダー取引の両建て
両建ての仕組みが分かったところで、ここからはバイナリーオプションのラダータイプでの両建てについて解説していきましょう。
バイナリーオプションで両建てをする=HighとLowの両ポジションを同時に持つこと、となります。
国内バイナリーオプションの特徴は次の2点です。
- ペイアウト額が1,000円に固定
- 現在レートと判定レートが離れているほど安くチケットを購入できる
これらを活かして、相場が大きく動いているときこそ両建てのチャンス!
今回はバイトレのデモトレードを使って解説していきます。
次の画像を見て下さい。
現在レート:107.086
High最安値:73円(ペイアウト率13.7倍)
Low最安値:117円(ペイアウト率:8.5倍)
となっています。
例えば、次の2点のような、大きな為替変動が見込めるタイミングで両建てを狙っていきます。
- 経済指標発表時
- 大統領選挙などの重大な経済ニュース
HighとLowのポジションを保有しておけば、どちらかが当選する可能性が高まります。
仮にHighが的中すれば…
High:ペイアウト1,000円-購入額73円=927円の利益
Low:購入額117円の損失
合計:810円の利益
となりますよね。
このように「相場が大きく動く可能性が高いタイミング」が分かっているときに、バイナリーオプション取引での両建ては高価を発揮します。
ラダー取引の両建ての注意点
現在レートと判定レートが離れているほどチケット購入額を安くでき、利益率が高まります。
しかしレートが大きく離れた予想ほど的中させるのが難しく、経済指標発表時など急変動が見込めるタイミング以外では両建てが難しい部分も。
トレードチャンスは年に数回程度しかなく、メインの取引手法ではなく「ここぞ」というときの、サブ的な手法として運用する形になるでしょう。
【取引例】バイナリーオプション・レンジ取引の両建て
続いてレンジ取引での両建てを考えてみましょう。
レンジ取引の特徴は、判定時間までに判定レンジ内に収まるか否かを予想すること。
次の画像を見て下さい。
現在レート:107.061
レンジイン:107.106~107.046、購入額357円(ペイアウト率2.8倍)
レンジアウト:107.166~107.106、購入額889円(ペイアウト率1.12倍)
上記のレンジイン・レンジアウトの両ポジションを両建てしたとしましょう。
このケースだと、レンジインの「107.106~107.046」で判定時刻を迎えられれば、両ポジションの利益が得られることになります。
無事に予想が的中すれば…
レンジアウト:ペイアウト1,000円-購入額889円=111円の利益
合計:754円の利益
の利益が得られる計算に。
仮にレンジイン(107.106~107.046)を抜けてしまったとしても、レンジアウト(107.166~107.106)が的中していれば…
レンジアウト:ペイアウト1,000円-購入額889円=111円の利益
合計:246円の損失
損失額を抑えることができました。
このように、レンジ取引でも両建ては有効な取引手法として活用できることが分かります。
レンジ取引の両建ての注意点
上述したラダーと比べて、チケット購入額が高くつきがちなため、利益率が低く、さらに予想が外れたときのダメージが大きい点に気をつけなくてはなりません。
また基本的にペイアウト率が低いので、利益を大きく伸ばす手法でないことも留意しておく必要があります。
【取引例】レンジ相場の反転時を狙って取引してみる
下図のように米ドル/円で84.20~84.80のレンジ相場だったときの取引例を参考にしてみましょう。
最初にレンジ下限である84.20付近までレート価格が下がってきたのを見て、反転上昇すると予測。
判定時刻までに円安になると予想して、84.23円で「HIGH」を購入します。
その後予想通り上昇しましたが、上昇の勢いが強く、レンジ上限まで到達しました。
判定時刻まではまだ余裕があったので、84.76円で「LOW」を追加購入しました。
その後、レンジ戦略の予想がピタリと的中し、判定時刻の時点でのレート価格は84.52円でした。
結果的に84.23円で購入した「HIGH」と84.76円で購入した「LOW」の両方共利益が出てすることになり、ペイアウトが発生します。
このように、トレンドが発生していないレンジ相場で両建て取引に成功すれば、ダブルの利益得られる醍醐味を体験できるのです。
バイナリーオプションの両建てはさほど有効なテクニックではない!?
ここまでバイナリーオプションでの両建てのやり方を紹介しました。
みてもらったように「両建てをしたから絶対的に有利になるとは限らない」ことが分かります。
そもそも両建ては中長期取引をメインとする、FXトレーダーが積極的に活用する取引手法。
国内バイナリーオプションの1回の取引時間は長くても3時間なので、わざわざ両建てをする必要性が高くありません。
もちろん相場の急変動を狙った両建ては有効なテクニックとなってくれるので、1つの戦術として覚えておくと良いですね。
バイナリーオプションで重要となるのは、日々の勝率を安定させるテクニカル分析がメインになると心得ましょう。
まとめ
今回はバイナリーオプションの両建てのやり方や注意点などを紹介しました。
最後にもう一度ポイントをおさらいすると…
- 両建ては買い、売りポジションを両方保有すること
- バイナリーオプションでの両建ては相場の急変動時に用いるのが有効
- 使い方を誤ると損失が増えるリスクがあるので注意して使うこと
の3点が挙げられます。
「バイナリーオプションでも両建てってできるのかな?」
「バイナリーオプションのリスクヘッジに両建てを考えている」
といった方は、ぜひこの記事を参考にして、バイナリーオプションの両建て手法をマスターし「ここぞ!」という場面で役立ててみてくださいね。