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テイ・エステックは世界に多くの拠点を持ち、ホンダ車と中心とした四輪車用シートを世製造しているメーカーであり、二輪車用シートや医療用チェアなども手掛けています。
世界同一品質でコスト競争力のある製品供給体制を確立しており、フロントシートやミッドシートなど、幅広い種類の製品を製造しています。
世界トップクラスの技術開発力を持ち業界内で注目を浴びるテイ・エステックは、どのような企業でどんな株主優待を受けられるのでしょうか。企業情報や投資情報なども確認し、投資対象になり得るか確認していきましょう。
自動車関連株に興味がある方もご覧ください。
目次
ホンダ車の約6割に搭載四輪車用シートを中心とした自動車内装品メーカー
テイ・エステックは、四輪車用シートを中心とした自動車内装品の開発から生産まで一貫して手掛けている自動車内装品メーカーです。四輪車用製品の他にも、二輪車用製品や医療用チェアなども製造しています。四輪車用製品は、特にホンダの主力車種に多く搭載されており、「フィット」や「オデッセイ」など全世界のホンダ車の約6割にテイ・エステック製のシートが搭載されています。
また、二輪車用製品については国内4大メーカーすべてと取引を行っています。日本を含め14ヵ国70拠点以上のグローバルネットワークを構築しており、世界トップレベルの技術開発や供給体制を確立しています。
各国の安全基準を満たすために前面衝突時の耐久性などを計測する「前面衝突ダイナミック試験」やシートベルト締結部の強度を測定する「シートベルトアンカレッジ試験」、他にも「荷室隔壁ダイナミック試験」など、あらゆる角度からの安全性能試験でシートの安全性能を実証しています。
なにを製造しているのか?四輪車用のフロントシートやミッドシートなどを製造
テイ・エステックは「四輪車用製品」として
- フロントシート
- ミッドシート
- リアシート
- ドアトリムなど
「二輪車用製品」として
- 二輪車用シート
- レジャービークル用など
「その他の製品」として
- 医療用チェアなど
を開発・製造・販売しています。
「実績や歴史」設立50年以上平成19年に東京証券取引所市場第一部に上場
テイ・エステックは1960年設立で資本金は47億円、従業員数は16,335名(連結)の企業です(2017年3月31日現在)。
昭和29年に帝都布帛工業株式会社シート部として二輪車用シートの製造を開始します。昭和35年に帝都布帛工業株式会社シート部を引き継ぎ、東京シート株式会社として分離独立します。昭和63年には技術センターを新設し、平成元年に資本金を47億円に増資します。
平成9年には東京シート株式会社からテイ・エステック株式会社へと商号を変更します。平成13年には広州提愛思汽車内飾系統有限公司を設立し、平成17年には合弁会社の武漢提愛思全興汽車零部件有限公司を設立します。
平成19年には東京証券取引所市場第一部に上場。その後、TS TECH DEUTSCHLAND GmbHなど、海外に多くのグループ会社を設立します。
テイ・エステック株式会社の株価や配当
テイ・エステックの権利確定日や配当、株価、利回り、必要投資金額などを見ていきましょう。
ほとんどの数値が日々変動しますので、実際に投資を検討する場合は、最新情報を必ず確認して投資判断するようにしましょう。
事業の種類:輸送用機器 | 優待の価値:3,000円相当 | ||
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優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
カタログギフト | 3月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
3,370円 | 2.26% | 0.89% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
337,000円 | 100株 | 76円 |
株主優待は事業所所在地にゆかりのあるグルメ商品から選べる
テイ・エステックの株主優待は100株以上保有で事業所所在地(埼玉、栃木、静岡、三重、熊本、大分、その他海外)にゆかりの食品をカタログから選べます。
■300株以上保有の場合、オリジナルグルメギフト6,000円相当
テイ・エステックでは、国内だけでなく、アメリカ・カナダ・メキシコ・ブラジル・中国・バングラデシュ・フィリピン・ハンガリー・インド・タイ・インドネシア・ドイツ・イギリスの各国にグループ会社を展開しています。
のグループ会社及び関連会社 |
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国内 |
九州テイ・エス株式会社 |
サン化学工業株式会社 |
株式会社テイ・エスロジスティクス |
株式会社テック東栄 |
総和産業株式会社 |
株式会社テイエス・コーポレーション |
有限会社テイ・エス保険サービス |
株式会社ダイユー |
海外 |
TRI-CON INDUSTRIES,LTD |
TS TRIM INDUSTRIES INC. |
TS TECH AMERICAS,INC. |
広州提愛思泰汽車内飾科技有限公司 |
寧波出口加工区提愛思泉盟汽車内飾有限公司 |
など、他多数
前期は減収減益で今期増収増益予想 1Q時点の経常利益進捗率は約33%と好調
2017年3月期業績
売上高 :4,257億9,400万円(前年比−7.2%)
営業利益:345億5,700万円(前年比−12.0%)
経常利益:357億9,200万円(前年比−12.2%)
利益 :196億2,200万円(前年比−16.6%)
2018年3月期の会社予想
売上高 :4,350億円(+2.2%)
営業利益:400億円(+15.8%)
経常利益:415億円(+15.9%)
利益 :230億円(+17.2%)
2018年3月期の第1四半期連結業績(2017年7月公表)
売上高 :1,081億8,200万円(前期比+4.2%)
営業利益:130億4,700万円(前期比+52.7%)
利益 :70億6,600万円(前期比+78.3%)
第1四半期時点の経常利益進捗率は約33%です。
セグメント別の業績は次の通りです。「日本」では、部品売上等は増加したものの受注台数減少や機種構成の変化、為替効果などにより、売上高・営業利益ともに前期比減となりました。
「アメリカ」では、主要客先からの受注台数減少があったものの新機種金型の売上などにより、売上高は前期比増。労務費や諸経費などの増加により営業利益は前期比減でした。
「中国」では、受注台数増加に加え、広州工場の移転完了による補償金もあり、売上高・営業利益ともに前期比増でした。
「アジア・ヨーロッパ」では、受注台数は減少したものの部品売上が増加し、売上高・営業利益ともに前期比増でした。2017年9月5日現在のPERは9.96倍、PBRは1.06倍です。
優待利回りは0.89% 優待目的ではなくインカムゲイン・キャピタルゲイン狙いで
テイ・エステックの株主優待は100株以上保有で、事業所所在地の埼玉、栃木、静岡、三重、熊本、大分、その他海外にゆかりのある食品3,000円相当をカタログから選べます。
普段はなかなか行けない地域の特産品などが貰えて嬉しいですし、主婦の方は経済的にも助かります。
業績は前期は減収減益、今期は増収増益予想で1Q時点の業績は好調です。
株価はPER9.96倍、PBR1.06倍と割安感があり、配当利回りは2.26%と悪くありません。ただし、必要投資金額は30万円を超えるため、初心者や少額投資希望者にはハードルが高そうです。
投資を検討するのであれば優待目的ではなく、できれば長期で保有してインカムゲインやキャピタルゲイン目的で投資をした方がいいでしょう。自動車関連銘柄に興味がある方にもおすすめです。
株価は1年で1,000円近く上昇だが、できれば今後の業績推移も見て投資判断したい
世界トップクラスの技術開発力で四輪車や二輪車などのシートを製造しているメーカーです。設立50年以上の老舗で海外にも多くの拠点を設けグローバルに展開しています。
株価はここで1,000円近く上昇していますが、まだ割安感があります。1Qの業績は好調ですが、前期の業績のこともありますので、できればもう少し業績推移を見て投資判断をしたいところです。
テイ・エステック株や自動車関連株に興味がある方は今後の推移に注目しましょう。