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- 新しく開発された分譲地「開発分譲地」とは?どんなメリット・デメリットがあるの?
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「開発分譲地」という言葉を聞いたことはありますか。
これまでに一戸建てなどを検討したことがある場合はご存知の方も多いのではないでしょうか。
開発分譲地には他の土地にはない多くのメリットがあるため、子育て世帯などを中心に人気です。
開発分譲地の特徴やメリット・デメリットを理解することで、自分に合っているかどうかも判断しやすくなりますし、他の土地と比較することもできます。
目次
開発分譲地とは造成・区画整理された土地のこと!大規模なものが◯◯ニュータウン
開発分譲地とはどのような土地のことを指すのでしょうか。
そして、どういった特徴を持つのでしょうか。
これから住宅を建てて住んだり、貸したりする人は知っておかなければいけない言葉でもあります。
開発分譲地の意味や、分譲地と比較されることの多い単独地との違いなど、基礎的な内容を把握して土地や物件選びを進めていきましょう。
ニュータウンなど子育て世帯などに注目されている開発分譲地とは?
「分譲地」と呼ばれることが多く、山などのように元々宅地でない土地を業者が買い上げて造成・区画整理をし、分割して販売している土地のことです。
大規模なものでは「〜〜ニュータウン」などのように数百区画のものもあります。近年では、小規模でも大規模でも隣家との距離がとってあり広々としたスペースが確保できます。大規模の分譲地に関してはコンセプトを設けている場合が多く、子育て世代などに人気が高いです。
単独地と開発分譲地ではどちらを選んだ方がいいのか?
単独地と分譲地はどちらの方がいいのでしょうか。単独地は駅近エリアで物件を計画できるため交通の便も良く、資産価値も落ちにくいなどの特徴があります。
しかし、長年住んでいる近隣への配慮が必要だったり、周囲には同世代世帯が少なく近所付き合いに困ったり、立地の良い場所は希望者が多く検討期間が短いなどのデメリットもあります。
分譲地も同じようにメリット・デメリットがあり、それぞれに良い部分があるため、探している土地や立地、建築する家、予算などによってもどちらの方が良いかは変わります。
単独地も分譲地も、立地・予算・広さなど100%希望通りのものはありませんので、多少は妥協して選ぶことが大事です。
街並みがキレイで同世代と仲良くなりやすい!開発分譲地の4つのメリット
都市部でも郊外でも人気の高い開発分譲地。開発分譲地にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットを知ることで、どんな点に魅力を感じて、どのような人たちが購入するのかある程度把握できます。街並みのキレイさやインフラ整備が施してある点、同世代が多いことなど、開発分譲地ならではの主な4つのメリットを把握して、土地・物件選びの参考にしましょう。
- 街並みに統一感がありキレイ
- 電気・ガス・上下水道などあらかじめ整備されている
- 同世代が多く近所付き合いもしやすい
- 検討している土地が売れても代わりがある
分譲地は業者が区画整理していることもあり、街並みが非常にキレイなのがメリットです。敷地の広さや形状、建物の階数やデザイン、道路の幅など、統一感がありコンセプトにも沿ったデザインになっていることから街並みが美しい景観となります。分譲地のように区画整理されていない場所だと、敷地の広さや形状、住居のデザインなどもバラバラで統一感がありません。住む側からすると美しい街並みをネガティブに思う人は少ないはずです。
分譲地は地盤改良工事や水道・ガスなどの引き込みがあらかじめ整備されています。分譲地でない場合は土地購入後に土地改良工事や引き込みを行いますが、分譲地は土地購入後に引き込みなどを行う必要がないため、別途土地改良やインフラ整備の費用がかかりません。土地によってはこれらの工事に大きな費用がかかる場合もありますし、工事期間も要します。購入後のコストや工事の手間を抑えれます。
分譲地は安心・安全な街づくりが期待できるため、子育て世帯に人気があります。街並みも美しく、敷地も広いため子供の泣き声なども気になりませんし、道も広いため車による事故も防げます。そして、大規模な分譲地では子育て世帯向けのコンセプトが設定されていることが多いです。そういったこともあり同世代の家族が集まりやすいため、子供は友達ができやすいですし、親も近所付き合いがしやすいメリットがあります。入居者にとっては非常に大きなメリットになります。
分譲地は同じような土地の区画が複数販売されていますので、もし気になっている区画を検討しているタイミングで、他の人が買ったとしても似ている代替地がすぐに見つかります。同じような区画が多いからこそ、代わりがあります。
開発分譲地は駅から離れているため交通の便も悪く資産価値が落ちやすい
開発分譲地のメリットを確認しましたが、メリットだけでなくデメリット点も知ることが大事です。
街並みもキレイでインフラ整備もされていて同世代が多いなど、多くのメリットがありますが、デメリットはどのような内容なのでしょうか。
すべての開発分譲地に当てはまるわけではありませんが「こういったデメリットがあるかもしれない」とリスクを把握しておくことが重要です。
些細なことでもリスクはできる限り多く把握し、リスク管理を早い内からしていきましょう。
- 建築条件付き区画
- 駅から離れた場所になる
- 同世代の世帯が多く同じように年をとる
- 今は街並みが美しくても将来はすべて古い街並みになる
- 地盤が軟弱な場合もある
分譲地で販売される区画のなかには、建築条件付きのものがある場合があります。
建築条件付きの土地は、指定の住宅メーカーで家を建てることが条件として売りに出されている土地のことです。そのため、希望の住宅メーカーで建築することはできません。
分譲地は元々住宅地でない場所を造成・区画整理して造られているため、多くの場合駅から離れたエリアになります。
そのため、車を持たないと交通の便が不便であり、車の維持費や交通費(駅までのバス代など)にお金がかかります。また、駅近の物件と比べると資産価値が劣りやすいです。
分譲地は多くの区画があり、コンセプトもあるため同じ世代の世帯が集まりやすいメリットを持ちます。
しかし、同じ世代が多いということは、仲良くなりやすい側面もありますが、将来同じ年代の高齢者だらけになってしまうという側面もあります。子供は早ければ高校入学のタイミング、遅くても高校卒業のタイミングで家を出て1人暮らしを始めることが多いです。
購入した頃は20〜30代の世代が多くても、住み始めて住宅ローンが終わる30〜40年も経てば高齢者ばかりの街となっていまいます。
昔販売されたニュータウンの一部では高齢者ばかりのオールドタウンとなっており、スーパーなども近くになく不便な生活を送っていたりもします。すべての分譲地に当てはまるわけではありませんが、同世代が多いことがデメリットになることもあります。
分譲地は区画整理され統一された美しい街並みが大きな特徴です。しかし、上記の高齢者が増えるのと同じように、30〜40年もすればすべての家が古くなって美しい景観は見れなくなってしまいます。すべての家のスタートラインが同じ時期なので、新陳代謝もなく街全体が古くなってしまいます。
分譲地は山や畑、田んぼだった場所を造成・区画整理して造られることもあり、場合によっては地盤が軟弱なことがあります。その場合は地盤改良工事などがどこかのタイミングで必要になることもあります。
魅力的な土地ではあるが将来に不安もデメリットも理解した上で検討する
開発分譲地は、山や畑、田んぼなど住宅地でなかった場所を造成・区画整理して販売されます。
大規模なものだと1つの街と言えるほどの規模で、多くの区画が存在します。
街全体がデザインされ、多くの人が集まるためスーパーやコンビニ、病院や学校などができる場合もあり、環境を重視する子育て世帯を中心に人気がある土地です。
しかし、交通が不便だったり資産価値が落ちやすい、建築条件付き区画があるなどのデメリットもあります。
これらをきちんと理解した上で、購入するかどうかを検討していくようにしましょう。