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- 本当に信用できるのか!?実体のない有名投資家のノウハウや言葉について
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本の出版やメルマガ配信、セミナー講話などを行っている有名投資家は数多くいます。
しかし、有名投資家と呼ばれる人たちは本当に不動産投資で成功しているのでしょうか。また、有名投資家の言うことを実際に行えば成功するのでしょうか。ここでは、有名投資家の語る内容や言葉の信憑性や実現性について、紹介します。本当にすごい有名投資家もいますが、実体のない怪しい投資家もいます。特に不動産投資初心者の方は参考にご覧ください。
目次
実体のない有名投資家の語るノウハウや成功事例は本当に役立つのか?
本やブログ、メルマガ、セミナーなどで自身のノウハウや成功体験を語る有名投資家がいます。
果たして本当に役立つノウハウなのでしょうか。
不動産投資で成功している投資家が教える方法を真似すれば、自身も成功するのでしょうか。有名投資家と呼ばれる人たちのほとんどが実体がありません。
本当に不動産投資で成功しているか証拠もないことがほとんどです。ここでは、実体のない有名投資家を真似することやアドバイスの内容について、確認していきましょう。
本などを出版している実体のない有名投資家たちのやり方を真似すれば成功するのか
不動産投資の世界には有名投資家が何人も存在します。
「年収400万円のサラリーマンだったのが今では年収◯◯◯◯万円!」
「不動産投資で儲かる10の方法」
「不動産投資は初心者でも絶対儲かる!」
など、このようなタイトルやテーマで本を出版していたり、メルマガを配信していたりする有名投資家は少なくありません。
本やメルマガ、ブログ、セミナーなどで紹介されている有名投資家のやり方を真似すれば不動産投資は成功するのでしょうか。答えはNOです。
有名投資家が本などで紹介している投資ノウハウを真似しても成功はしません。
なぜ、成功しないのでしょうか。
それは、有名投資家とは取り巻く環境がまったく違うためです。
そもそも、有名投資家の本などを読んで、本に書いてあることを真似して儲かるほど甘くありませんし、真似するだけで億万長者になれるのであれば、既に多くの億万長者が誕生しています。有名スポーツ選手が出版する本などに載っているハウツーを見て、スポーツが上手くなるわけではないのと同じです。
不動産投資においては、まず有名投資家と資金力が違います。
有名投資家は既に多くの物件を持っており毎月のように多額の家賃収入を得ています。一方、本を読んで真似しようと考えている人は、多額の収入がない人がほとんどで、自己資金も限られた状態です。資金力が違うと選べる物件の範囲も違いますし、気持ちの余裕も異なります。
投資は資金がある場合と資金がない場合では戦略の練り方も変わってきます。
また、選ぶ物件の条件が書かれていたとしても、住んでいる場所も取り巻く環境も違います。そんななか同じような物件を購入しても、成功するとは限りません。本などに書かれている方法は、お金がある立場での成功ノウハウだったりします。
過去の成功した体験から書かれている本でも、今とは時代が違いますし、そもそも投資方法が良かったのではなく、一時的に運が良くある程度の資金を得ただけかもしれません。
大抵、失敗の原因はある程度パターンが同じでも、成功パターンは人それぞれです。
成功した人を真似成功するよりも、失敗した人がなぜ失敗したのかを知る方が意味があり、投資の成功確率を上げる場合もあります。
失敗談などは隠されていて武勇伝だけ語られている可能性もある
有名投資家の本やメルマガ、セミナーで語られる内容は、投資の成功例・美談しか語っていない可能性があります。
これは、何も有名投資家に限りません。不特定多数の人に自身の情報を発信する際は、普段の自分より背伸びしたり、成功したことだけを発信し、自分の恥ずかしい失敗談などは控えるのが普通ではないでしょうか。
ましてや、本などを発売する目的は収益や知名度だったりするわけです。
ターゲットとなる人たちは失敗談よりも自分も真似できる成功事例を知りたくて本などを探します。
その人たちが手に取る本は、失敗が多い人の本よりも、誰もが真似できるような成功事例やノウハウが書かれている本です。
自身のブランディングや本の売上のために、失敗談を隠して武勇伝だけを語っている可能性があります。
もちろん、失敗なく成功し続けてきた人や、失敗談も正直にすべて語っている人もいると思いますが、すべての人がそうとは限りません。本やメルマガ、セミナーなどで、武勇伝のみの美談ばかりを語っている人がいる可能性はあります。
リフォームが低コストで受けられたなどの話があるが・・・
有名投資家の本などでは、リフォームについても言及されていたりします。
内容としてはリフォーム費用は安く抑えれるため、コストを抑制できるという点です。新築でも中古でも経年劣化が激しい場合や、物件に付加価値を付けるために、設備やフローリング、壁などのリフォームをしたりします。
リフォームをすることで、部屋の内装が新築のようになり、家賃上げや客付きの向上の効果が期待できます。
しかし、本などで紹介されているように、不動産投資を行う誰もが低コストでリフォームができるわけではありません。
そもそも有名投資家の場合は、資産が数億円あり物件を100戸以上所有している人もいます。一度に多数の物件のリフォームを行えば、材料コストを抑えることができるため、リフォームが低コストでできるのは当たり前です。
これはあくまでも多数の物件を所有している投資家だからこそできる方法であり、所有物件が少ない人はリフォームを低コストに抑えることはできません。不動産投資を始めたばかりの人が所有している物件は、せいぜいワンルームタイプ1つです。
リフォームをする場合はある程度のコストがかかります。
初心者の方が「いずれリフォーム費用は安くなる」など期待を持っても何の得にもなりませんし、低コストで将来の損益計算を算出していると計画が大きく狂ってしまいます。
有名投資家たちがよく使う言葉は本当に実現できるのか!?
本やメルマガ、セミナーなどで、有名投資家の人たちがまるで名言のように使う言葉があります。
これらの言葉は本当なのでしょうか。それとも、実現が難しいのに敢えて使っているのでしょうか。ここでは、「不動産投資は不労所得」「私のやり方を真似すれば必ず成功します」「サラリーマンをやめてリタイアしました」という3つの言葉について、確認していきましょう。
「不動産投資は不労所得」は確かにそうだが生活できるまでには成功しないと無理
本やメルマガ、セミナーなどで「不動産投資は不労所得」という言葉を聞いたことある人も少なくないのではないでしょうか。
確かに不動産投資は入居者がいれば毎月家賃収入が入ってきます。
そういった意味では、不労所得なのに間違いはありません。
しかし、有名投資家の本などには、まるで「働かなくても家賃収入だけで生活していける」という印象を与えるような使い方で「不動産投資は不労所得」という言葉が使われています。
不動産投資は非常に手のかかるビジネスです。管理会社に委託しない場合は、自身で入居者対応や物件の管理などを行わなければなりません。
修繕の計画や企画、キャッシュフローを得るための対策なども考え、実行していかなければなりません。
管理会社に委託する場合も、1物件の家賃収入の利益はたかがしれていますので、収益を拡大するために、次の投資のことを考え、情報収集しなければいけません。キャッシュで物件を買える人であれば良いですが、多くの場合がローンを使って物件を購入します。
そのため、毎月のローン返済が必要なため家賃収入がまるまる入ってくるわけではありません。
不動産投資の収入だけで大金を稼ぎ、老後も安心して暮らせるのは、成功している有名投資家や資産家でキャッシュで物件を持っている人ぐらいでしょう。毎月の家賃収入は得れますが、生活できるほどの収入が入るまでは、時間と資金が必要なのを認識しておきましょう。
「私のやり方を真似すれば必ず成功します」という言葉は信じてはいけない
不動産投資だけでなく他の投資の場合でも、この言葉を使っている本やメルマガ、セミナーなどがあった場合は危険です。
「築◯年頃で駅から徒歩◯分、近くにスーパーやコンビニがあり、価格は◯◯◯◯万円以下で利回りが◯%以上見込める物件」
「金利の低い金融機関を使って中古のアパート」
など、投資家によって、さまざまなノウハウやアドバイスをします。
そして、「これらのノウハウややってきたことを真似すれば必ず成功します」などの甘い言葉を使ったりします。
投資をしたことがある人や、社会経験がある人であれば、まず「必ず成功」などないことは周知の事実です。こういった言葉を使う時点で怪しいと思った方がいいでしょう。
仮に、有名投資家のやり方を真似したとしても、準備している資金や投資エリア、時期(時代)、利用する管理会社や住居を探す人たちの趣向など、取り巻く環境が違いすぎますので、同じような結果になるわけがありません。
この言葉を使っている投資家がいれば信じてはいけません。
「サラリーマンをやめてリタイアしました」は、本当に実現できるのか?
「不動産投資だけで安定した収入があるので、サラリーマンをリタイアしました」こういった言葉に憧れを持つ人は多いのではないでしょうか。
毎日、満員電車や長い時間かけて通勤し、上司に怒られたり、給料が安かったり、やりがいのない仕事をしていたりなど、多くのサラリーマンが今の生活に不満を持っていて、リタイア生活に憧れをもっているはずです。
しかし、不動産投資でリタイア生活を実現することは本当に可能なのでしょうか。
結論から言うと、不動産投資で毎月キャッシュフローで50万円を得るのでもとても大変なことです。なぜなら、投資物件から得れるキャッシュフロー(税引き後)は概ね2〜3%です。1%程度の場合もあります。
つまり、5,000万円の投資物件を持っていても、年間で50万円〜150万円のキャッシュフローとなり、月額だと4.1万〜12.5万円程度です。
仮に2億円の物件を持っている場合は、年間で200万円〜600万円で、月額のキャッシュフローは、16.6万円〜50万円です。
家族構成にもよりますが、毎月50万円あれば、そこそこの生活はしていけるかもしれません。
しかし、毎月50万円のキャッシュフローを得るためには2億円程度の投資が必要です。
2億円程度の投資をするには、最低でも年収1,000万円は必要です。仮に年収1,000万円あったとしても、入居率が一定値以上キープできなければキャッシュフローは減りますし、築年数が経つにつれ家賃収入は下がります。
そのため、キャッシュフロー月額50万円をキープするには、さらに投資物件を拡大させる必要があります。
つまり、サラリーマンをやめてリタイアできるほどに家賃収入を得ることは実現可能ですが、相当な資金力が必要だということです。
本当に凄い投資家は真似させるようなアドバイスはしない
世の中には本当に凄い実績を持つ有名投資家もいますが、実体のない怪しい投資家もたくさんいます。
特に初心者の方には見分けることは難しいですので、本やメルマガ、セミナーなどでのノウハウなどは信じすぎない方が良いでしょう。そもそも、本当に凄い有名投資家の方は「絶対成功する」などという言葉は使いません。
本などから考え方を学び自分で消化すれば良いですが、そのまま真似しても成功しないことは十分に認識しておきましょう。