• 都心部でも全国でも単身世帯が増加傾向コンパクトマンションが注目
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都心部では2035年には2世帯に1世帯が単身世帯との予測も

2017年7月28日

全国的に人口減な中で、単身世帯が増加傾向にあることはご存じですか。
また、都心部においては人口も単身世帯も増えていることは知っていますか。近い将来、人口減に加えて高齢化や未婚化が進むことで、1人〜2人暮らしで生活する人がとても多くなると言われています。

こういった状況の中で「今後どんな市場ニーズがあるか」を考えることが非常に大事です。
単身世帯増加の理由や、都市型コンパクトマンションが注目されている理由などについて紹介します。これから不動産投資を始める予定の方は、物件選びの参考にご覧ください。

単身世帯増加の原因とは?理由を知れば効果的な運用ができる

なぜ、人口が減っている中でも「単身世帯」は増加しているのでしょうか。
人口が減っているというネガティブな状況においても、単身世帯が増えていることは不動産オーナーにとっては非常にポジティブなニュースです。

単身世帯が増えている理由をしっかりと把握すれば「どんな立地の物件を狙えばいいのか」「どのような間取りで設備の物件にするといいのか」など、効果的な物件選びができるようになります。

今後の物件選びに役立てましょう。

人口減の中でも「単身世帯」が増加を続けている理由とは?

国立社会保障・人口問題研究所の「日本の世帯数の将来推計(全国推計)2010(平成22)〜2035(平成47)」によると、単身者である「単身世帯」は人口減の中でも増加を続けています。

単身世帯 ※単位1000
1980年 7105
1985年 7895
1990年 9390
1995年 11239
2000年 12911
2005年 14457
2010年 16785
2015年 17637
2020年 18270
2025年 18648
2030年 18718

 

なぜ、人口減の中で単身世帯は増加傾向にあるのでしょうか。
単身世帯が増加している理由を理解すれば、ターゲットの属性を明確に把握することができるため、市場のニーズにマッチした物件を提供できるようになります。

市場のニーズにマッチできれば、入居者確保が容易にでき安定した家賃収入を得ることが可能です。

少子高齢化により60代以上の女性の1人暮らしが増えている

単身世帯は2010年には総人口の約13%の1,678万世帯でしたが、2030年には総人口の約16%の1,872世帯にも増える予定です。
単身世帯増えていますが、増えているのは若い人の1人暮らしではなく、高齢者の1人暮らしです。若い人たちは進学や就職により1人暮らしを始めますが、少子化によってこれから減っていくと考えられています。

一方、高齢者の1人暮らしが増えているのは、60〜80代の女性の1人暮らしが増えているためです。
これは、男性よりも女性の方が平均寿命が長いため、死別後に1人暮らしを始めるためです{2015年の平均寿命は女性が86.99歳、男性が80.75歳}。

つまり、単身世帯が増加しているのは、人口減・少子高齢化の中で長生きする高齢女性の1人暮らしが増えているのが理由の1つです。

なぜ未婚化が進んでいるのか?「価値観の多様化」「便利な世の中」

単身世帯が増えている理由のもう1つは「未婚化」が進んでいることです。
50歳時点で1度も結婚をしたことがない人の割合のことを「生涯未婚率」と言いますが、生涯未婚率は年々増加しています。

生涯未婚率の推移
年代 男性 女性
1950年 1.5% 1.4%
1960年 1.3% 1.9%
1970年 1.7% 3.3%
1980年 2.6% 4.4%
1990年 5.6% 4.3%
2000年 12.6% 5.8%
2010年 20.1% 10.6%
2015年 23.4% 14.1%

2000年に急激に上昇してから以降、上昇に歯止めがかかっていません。2015年時点で男性23.4%、女性14.1%非常に高い数値となっており、今後もしばらくは上昇傾向が続くと考えられています。

未婚化が進んでいる理由としては

■価値観の多様化・変化
■便利になって結婚する必要性が感じられなくなった

ことが考えられています。価値観の多様化や変化によって「結婚=必ずするもの」という考え方が減り「無理して結婚しても仕方がない」「一生1人の方がラク」などの考え方を持つ人が増え、多くの調査でも、特に若者の結婚の意思を持つ人の割合が低下しています。

また、コンビニやスーパーで日用品からおいしいご飯まで揃えることができ、ネット通販を利用すれば家から出なくても生活していけます。便利になりすぎたことで結婚する必要性が感じられなくなったことも原因と言われています。

日本は人口減でも都心には人口や単身世帯が増加してきている

一部を除いて都道府県の大半が人口減に陥っている中、人口が増え続けている東京都。
今では1,350万人もの人たちが暮らしています。そんな東京都であっても単身世帯の増加は顕著で、後20年もしないうちに2世帯に1世帯が単身世帯になると予測されています。

都内で不動産投資を検討している場合は、こういった背景を捉えながら運用方法を考えていきましょう。

都心は人口・単身世帯が増加!都市型コンパクトマンションへの投資がオススメ

東京都が2014年に発表した都内の世帯数予測によると、世帯数は2030年にピークを迎えて約685万世帯に達し、2010年よりも50万世帯増える予測です。

増える世帯の多くが単身世帯であり、中でも多いのが2010年から30万世帯以上増える65歳以上の単身世帯です。
若者の未婚化も進むため2030年には全体世帯のうち約47%が単身世帯になると言われています。そして、2035年には区部によって単身世帯の割合が50%を超えると考えられています。近い将来、東京都の2世帯に1世帯が単身世帯になるということです。

こういった背景もあり、都市部では1人〜2人で住めるハイクオリティなコンパクトマンションが注目されています。

都市型コンパクトマンションとは?

コンパクトマンションとは専有面積が30㎡〜50㎡前後のマンションのことです。
「ワンルームマンションでは手狭だ」「ファミリーマンションでは広すぎる」という単身者やカップル、夫婦などをターゲットとしたマンションです。

都市型のコンパクトマンションは、限られた広さでありながらハイクオリティな設備を搭載したり、万全のセキュリティやホテルライクな内廊下・フロントサービスなど、高級ホテルのような仕上がりの物件も珍しくありません。

これからの時代にも合う!コンパクトマンションでが人気な理由

単身世帯や夫婦2人世帯が増加する中で、1人でも2人でも住めるコンパクトマンションはこれからの不動産投資に最適です。
少子化に伴い、単身世帯や夫婦2人世帯が増える中でどちらでも対応できますし、都心部に立地しているためセカンドハウス向けの賃貸ニーズも高いです。

部屋の広さよりも利便性や快適性を求める若者の1人暮らしニーズも拾えれます。
立地も設備も良く、部屋が適度な広さなので幅広い層をターゲットにできることから、コンパクトマンションはこれからの時代にもマッチします。

今後、高品質な都市型のコンパクトマンションがもっと増加する

高齢化社会や未婚化が進むことで、コンパクトマンションの需要が高くなることが予測される中で、付加価値をつけて他のコンパクトマンションと差別化するために、高品質な都市型コンパクトマンションがもっと増加すると言われています。

部屋の広さも立地もほとんど変わらないようであれば、高級ホテルのようなラグジュアリーな設備やデザイン・フロントサービス・共用スペースなどあるマンションの方が人気だからです。

家賃が多少高くなったとしても安定した入居者確保が期待できます。

市場の変化を捉えてニーズやターゲットに合った物件選びをしよう!

都心部でも全国の多くの地域でも、高齢化・未婚化により単身世帯が増加していく予測です。
若い人だけでなく、60代以上の女性の単身世帯も増えていきます。こういった市場の展開を背景にして投資する物件を決めたり、リフォームをするようにしましょう。

そして、1人〜2人暮らしにも対応できるラグジュアリーな都市型コンパクトマンションの需要が、これから更に高まると言われていますので、物件選びの参考にしてみましょう。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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