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バイナリーオプションにおける定額型と変動型の違い

バイナリーオプションの定額型と変動型の違いや特徴を解説

バイナリーオプションについて調べると、ペイアウトに「定額型」と「変動型」があることが分かります。

「定額型と変動型の違いって何?」
「どの業者がどっちのタイプなの?」

と気になる方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、バイナリーオプションの定額型、変動型の違いや選び方、そしてバイナリーオプション規制によって変化した事項などを紹介していきます。

この記事を読めば、バイナリーオプション業者を定額型・変動型を軸にして選べるようになるので、これからトレードしようと考えている方や、新たな業者にチャレンジしてみようと考えている方は参考にしてみてくださいね。

定額型と変動型の違い

バイナリーオプションにおける定額型・変動型それぞれの特徴や違いなどをみてみましょう。

定額型は「ペイアウト率が固定」

定額型は現状、海外バイナリーオプション業者のみ選べます。

「予想が当たるか、外れるか」の2択を選び、見事的中すれば固定されたペイアウト率の払い戻しが受けられる、という仕組み。

例えば海外業者で最も有名な「ハイローオーストラリア」は次のペイアウト率を用意しています。

15分:1.85倍
1時間:1.90倍
1日:1.95倍
30秒ターボ:2.00倍
60秒ターボ:1.95倍
3分ターボ:1.90倍

いずれもチケット購入額は1枚1,000円となっているため、仮に15分でエントリーした場合だと…

当たり:1,850円の払い戻し(850円の利益)
はずれ:1,000円の損失

となります。

どのタイミングでエントリーしてもペイアウトは上記のとおりなので「定額型」と呼ばれているわけですね。

海外業者の場合、ペイアウト率が固定されている
 

極端な話、あたりorはずれの2択なので予想的中率は50%。

もちろんチャート分析を行えば勝率を高められますが、初心者でも比較的手を出しやすいのがメリットと言えるでしょう。

変動型は「ペイアウト額が固定+チケット購入額が変化」

上述したように、国内バイナリーオプション業者は全て変動型でサービスを提供しています。

変動型の特徴は次の2点です。

  • ペイアウトは1,000円または10,000円で固定(業者で異なる)
  • チケット購入額が変化することでペイアウト率が変動する

次の画像は人気国内バイナリーオプション業者の「バイトレ」のデモトレード画面です。

High、Lowのそれぞれで異なるチケット価格になっている
 

こちらはラダーでペイアウト1,000円での取引画面なのですが、複数の目標レートが設定されており、High、Lowのそれぞれで異なるチケット価格になっているのが分かりますよね。

画像の「レート106.933 Low 50円」を購入し、見事的中させて1,000円のペイアウトを受けられたとすると…なんとペイアウト率は20倍!

「レート107.133 Low 478円」を的中させられれば、ペイアウト率2.09倍となります。

このように、変動型はペイアウトが固定されていて、チケット購入額が変化することによりペイアウト率が変動するのが特徴です。

なおチケット価格は現在レートと目標レートが離れている(的中が難しい)ものほどチケット代が安く、ペイアウト率が高くなります。

逆に現在レートと目標レートが近い(的中させやすい)ものはチケットが高く、ペイアウト率が低くなる、という仕組み。

変動型と定額型の違いを比較

両者の違いを表にまとめると次のようになります。

  変動型 定額型
提供 国内業者 海外業者
ペイアウト 1,000円または10,000円固定 ペイアウト率によって変動
ペイアウト率 変動(約1~20倍) 固定(1.85~2.0倍※ハイローオーストラリアの場合)
投資金額 50円~990円 1,000円

どちらを選ぶかは好みによる部分が大きいです。

悩んだら次を参考にするのが良いでしょう。

【変動型】
  • トレードスタイルの自由度が高い方が嬉しい
  • チャート分析が苦ではない(知識や戦略が利益に直結)
  • 国内業者の安心感

【定額型】
  • 当たるか外れるかのシンプルな2択
  • 分析が面倒

変動型で稼ぐ2つのトレードスタイル

変動型の魅力はトレードスタイルに合わせた取引を行える点にあります。

大きく分けると次の2パターン。

  • ペイアウト率の高いチケットを狙ったハイリターンスタイル
  • ペイアウト率の低いチケットを狙ったローリスクスタイル

変動型はペイアウト率の高いチケット(安いチケット)ほど的中したときの利益は大きいものの、的中率自体が低くなります。

しかし、しっかりとチャート分析を行えば「これくらいの目標レートならクリアできるだろう」といった予想を立てることも不可能ではありません。

またチケット購入代が安いので、外れてしまっても大きな損失にならないのもポイント。

ハイリスク・ハイリターンなトレードスタイルは分析に自信のある人に適しています。

ローリスクスタイルは、ペイアウト率は低い(チケットが高い)ものの、予想的中率(勝率)を重視するスタイル。

1回の取引の利益は少ないものの、堅実に勝利を積み重ねて利益を上げていく、という方針ですね。

もちろん「普段はローリスクで、チャンスのときはハイリスク」といった組み合わせも自由自在。

このように変動型は自由度が高く、ご自身のトレードスタイルに合わせた取引を可能としています。

規制により国内バイナリーオプションは全て「変動型」でのサービス提供に変更となった

まず大前提として、国内バイナリーオプションは規制によって様々な制限が加えられています。

実は規制前は、国内業者も変動型・定額型を選べるところがほとんどだったのですが、規制後はすべての国内業者が変動型でのサービス提供を義務付けられることに。

定額型:海外業者
変動型:国内業者

主な規制内容は次の3点です。

  1. ペイアウト率を変動型にしなくてはならない(払い戻しは1,000円または10,000円で固定)
  2. 取引期間の規制により短期取引不可(最短2時間)
  3. 知識確認テストの導入(テストに合格しないと取引を始められない)

なぜこのような規制が入ったのか。

その理由は1,000円未満の手軽な投資ゆえに射幸心・投機性が高すぎる、というものです。

手軽ゆえに借金をしてまで投資する人が続出したこと、金融商品としての安全性の疑問などが取り上げられ、結果的に規制がかかってしまった…という流れになります。

その結果「国内バイナリーオプションは稼げない」と海外業者に流れるトレーダーが続出したのですが、詐欺業者があまりにも多く、かえって問題になるケースも。

規制がかかっているものの、まだまだ国内業者の人気は高く、トレードスタイルによっては十分な利益を上げることもできます。

信用できない海外業者を選ぶなら、多少規制によって自由度が下がった国内業者で取引した方が安全・安心なのは間違いないでしょう。

まとめ

今回はバイナリーオプションの変動型と定額型の違いやそれぞれの特徴などを紹介しました。

最後にもう一度おさらいすると

  • 国内業者は規制により全て変動型になった
  • 定額型で取引したいなら海外業者を選ぶ必要がある
  • 変動型は自由度が高く、知識や戦略も大きなカギになる

の3点が本記事のポイントになります。

「変動型とか定額型とか…何が違うのか分からない」
「結局どっちを選べば良いの?」

といった方は、この記事を参考にして、あなたのトレードスタイルに合うタイプのバイナリーオプションにチャレンジしてみてくださいね。

著者情報
投資歴10年。日本株・米国株投資、FX、仮想通貨、不動産、インデックスファンド、なんでも手広く投資中。普段はコツコツ、鉄火場や期待値の高い相場の時だけ大きく張るの…

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