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為替レートが決まる仕組みを知ることで相場の予想もしやすくなる

皆さんは為替レートがどうやって決まっているのか知っていますか。
さまざまな通貨ペアがあり、日々変動しています。
為替レートが動く理由や仕組みを知れば、相場動向も予想がしやすい考え方ができるため、為替レートの動向が重要なバイナリーオプションやFXを始める場合は、しっかりと理解した上で他の勉強も行いましょう。

商品やサービスと同じように需給バランスで価格が決まる

毎日ニュース番組などで「米ドル円が●銭円安の110円▲銭〜110円■銭となっています」など、為替レートが1日でどれくらい動いていくらになったかを放送していますし、新聞や経済サイトにもその数値が掲載されます。
為替レートはなぜ動くのでしょうか、そして、どのようにして価格が決まっているのか。為替レートが動く理由や価格が決まる理由について、確認していきましょう。

為替レートはなぜ動くのか?どういった仕組みで上下するのか?

米ドル円、ユーロ円、米ドルユーロ、豪ドル円、ポンド円など、さまざまな通貨ペアがあり、どの為替レートも日々変動しています。
特に経済指標や要人の発言がなくても、1ドル=110円が1日で111円まで円安になることや、109円まで円高になることもあり、秒刻みで円安・円高へ動いています。

重要な経済指標が発表された場合や大統領や要人が重大な発言をした場合、テロが発生したり有事リスクが高まった場合などは為替レートが大きく動きます。さまざまな事象が起きた場合も起きていない場合も、なぜ為替レートは動くのでしょうか。

為替レートはマーケットの需給バランスによって上下する

為替レートはマーケットの需給バランスによって上下します。
世の中の商品やサービスと一緒で需要が多ければ高くなりますし、需要が少なければ安くなりドルの需要が多いとドルを買う人が増えてドル高へと動きます。

逆にドルの供給が多いとドルを売る人も多くなり、ドル安へと動きます。つまり、ドルの買い手が多ければドル高へと動き、ドルの売り手が多いとドル安へと動くということです。
これはドルだけでなくどの通貨にも当てはまることであり、すべては需給バランスによって上下しています。

例えばアメリカのGDPや失業率、雇用者数、物価指数などが予想よりも悪い結果であると、経済の先行きを不安視しドルを売る人が増えてドル安へと動きます。
予想よりも良い結果であれば、経済が好調と判断されドルを買う人が増えてドル高へと動きます。

そして米ドル円の場合はドルの買い手が多くドル高に動く時は円の売り手が多くなり円安へと動き、ドルの売り手が多くドル安に動く時は円の買い手が多く円高へと動きます。
需給バランスもさまざまな要因で変動するため、「●●の指標で必ずドル高・ドル安になる」というものはありません。

しかし、ドルであればFOMC政策金利、雇用統計・失業率、新規失業保険申請件数、ADP雇用統計、住宅販売件数、消費者物価指数などの結果によって動き予想できるものもあります。
刻一刻と変動し続ける為替レートはマーケットの需給バランスで成り立っていることを認識しておけば、「■■の経済指標が発表されて結果が▲▲なので通貨を買う人が増えるはずだ」「大統領が●●について発言したため売り手が増えドル安に動くのでは」「有事リスクが高まっているため円高に動くのでは」など考えることが可能になります。

世界中の投資家がどのように考えるかを予想することが大事

為替レートは需給バランスによって決定します。

この需給バランスとは、該当する通貨国の中での範囲のことなのでしょうか。
それとも通貨ペアである2ヵ国の中での需給バランスのことなのでしょうか。どの範囲の需給バランスが為替レートに影響を与えるかによって、レートの動きの予想の仕方が変わってきます。

どの範囲で考えるべきかしっかりと理解して、実践の分析に活かしていきましょう。

世界中の投資家がどう反応するのか?を考えて予想する

需給バランスにより通貨高になるのか、通貨安になるのかは、日本や通貨発行国だけで決まるわけではありません。
例えば、米ドル円の場合は、アメリカの経済指標の結果に反応するのはアメリカと日本の投資家だけでなく世界中の投資家も反応します。

自分の視点で考えることも大事ですが、アジアやEUなども含めた世界中の投資家がどう反応するかを予想することが大切です。
仮に、重要な経済指標が発表され結果が良くても、アジアやEUで世界経済に影響を与えそうなリスクが高まっている場合は、投資家たちの関心はそちらへ向いてしまい、ほとんどマーケットが動かない場合があります。
また、リスクの方が強い場合は経済指標の結果が良いにも関わらず、通貨安に動くこともあります。

このように、自身がトレードする通貨の国だけでなく、世界中の投資家がどう考えるかを意識して動向を予想するようにしましょう。

そして世界中の為替相場に影響を与える、ドルとユーロがどのように動くのかも注視する必要があります。
ドルは基軸通貨、ユーロは第二の基軸通貨であり、どちらも流通量が多く、米ドルユーロの通貨ペアは世界で最も取引量が多いです。そのため、ドルやユーロが通貨高や通貨安になれば、他の通貨にも大きな影響を与えます。
常に世界中の投資家がどう反応するのか需給バランスはどう変わるか、ドルやユーロはどう動くのかを考えて展開を予想するようにしましょう。

為替レートの動きは需給バランスの変化を表したもの

為替レートは商品やサービスと同じでマーケットの需給バランスにより価格が決まり、日々変動します。

通貨の需要が高ければ通貨高、需要が低ければ通貨安へと動きます。
ただし世界中の投資家が絡み需給バランスが生まれるため、一見すると通貨の需要が高まりそうな出来事が起きても通貨安になることや通貨の需要が低くなりそうな出来事が起きても通貨高になることもあります。
世界中の投資家がどんなことに関心があり注目しているのか、●●な出来事・経済指標が発表されると需給バランスはどう変わりそうなのか、常に考えながら為替レートを見るようにしましょう。

著者情報
自虐に突っ走る投資初心者。腹八分目を肝に銘じつつ、欲と恐れと戦いながらどこまで我慢できるか毎日チキンレース繰り広げてます。

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