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バイナリーオプションで経済指標発表時にトレード

相場がよく動く経済指標発表時を狙うバイナリーオプショントレード戦略

バイナリーオプション取引で知っておくべき知識はいくつかあります。

その中でも特にチェックしておきたいのが「経済指標」です。

「経済指標ってよく聞くけれど、一体何なの?」
「具体的にどんなことを調べれば良いの?」

と気になっている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は経済指標とは何か、何をチェックすれば良いのかなどを紹介していきます。

この記事を読めば、経済指標とバイナリーオプションの関係性が分かり、今後の取引に役立てられるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

経済指標は国が発表する経済に関する要素

定期的に発表される経済指標は、その都度チャートを大きく動かす要素です。

バイナリーオプションだけでなくFXや株など全てのトレーダーがチェックしています。

各国は定期的にこれらを経済指標として発表し、その国の状態を数値で確認できるわけですね。

景気の良い国の通貨は価値が上がり、逆に景気が悪い国は価値が下がるため、チャートが大きく上下する要因となりうる、と考えてください。

経済指標にも様々な要素がありますが、特にチェックしたいのが次の4つです。

  1. 米国の雇用統計
  2. GDP(国内総生産)
  3. ADP雇用統計
  4. 政策金利

それぞれ詳しく解説していきます。

米・雇用統計は経済指標の最重要項目

雇用統計は名前のとおり、どれくらいの人が失業・リストラされているのか、を表しています。

雇用が活発だと国が元気な証拠なので、雇用統計が良いほど国の価値が高まり、悪いほど価値が下がると考えましょう。

米ドルのチャートと直結するアメリカの雇用統計は毎月第1金曜日の日本時間21:30(夏)、22:30(冬)に発表されます。

GDP(国内総生産)

学生の頃に社会の授業で耳にした人もいらっしゃるでしょう。

その国の経済状況・規模を指標化したもので、経済指標の中でも重要な要素となります。

GDPの成長が見られる=国が成長していて、停滞・衰退=国が弱ってきている、と判断。

チャートに直結するのも理解しやすいでしょう。

基本的にGDPの発表は4半期ごとなのですが、速報値・改定値・確定値と種類があるため、実質月1回発表されています。

ADP雇用統計は先行指標として注目!

ADP雇用統計はアメリカの給与計算アウトソーシング会社ADPが公表している、雇用・給与に関する指標です。

約50万社の雇用者数の動向を調査しているボリュームから、1つの重要な要素として注目されています。

ADP雇用統計は先述した雇用統計の2日前に発表されるため、雇用統計の先行指標として重要視されている節もあるため、ぜひチェックしておきましょう。

政策金利の上下が通貨の動きと連動する

政策金利は金融面から行う経済政策で、景気が過熱すると引き下げ、景気が交代すると引き上げしてコントロールします。

金利が下がる:お金を増やしにくくなるため、通貨を売る人が増えて、通貨が安くなる
金利が上がる:お金を増やしやすくなるため、通貨を買う人が増えて、通貨が高くなる

といった法則があり、バイナリーオプション取引でも重要です。

経済指標の調べ方・見方

経済指標が発表されるときは、前回の発表値と比較して判断しましょう。

数値が良くなった:相場が上がる
数値が悪くなった:相場が下がる

と判断できます。

経済指標は次の2サイトの経済指標カレンダーが定番です。

  1. みんかぶFX
  2. Yahoo!ファイナンス

どちらのサイトも前回との比較、予想値、結果値、そして重要度を一覧で表示してくれるため、ひと目でパパッと判断できるのが魅力的です。

経済指標発表時の動き一例

重要経済指標の中でも特に注目度ナンバーワンと言われる米国非農業部門雇用者数発表時を例を挙げてみます。

2011年の9月2日、みんなのFXのバイナリーオプション取引においてです。

ドル円為替レートが円安方向に動く中、指標発表前10分前頃のレートは76.88円前後へと徐々に推移していました。

多くのトレーダーが米国非農業部門雇用者数の改善を予想し、円安ドル高に振れると考えていたと言うことですね。

ところがいざ発表されると結果は市場の予想を大きく下回り、ドル売りに反転、ドル円レートは一時76.56円まで下落の円高ドル安となりました。

指標発表前10分前の時点で、円高予想のオプションを購入していた場合のペイアウト倍率は最高3.4倍になり、短い時間で大きな倍率のオプションが成立しました。

経済指標発表時はエントリーしない方が良い?

経済指標を前回値と比べた際に…

数値が良くなった:相場が上がる
数値が悪くなった:相場が下がる

という法則が働くので、バイナリーオプション取引のチャンスだと考える人も多いです。

しかし数値が予想通りになったとしても相場が荒れるケースが大半で、予想しづらい値動きになり、さらに事態が収束するまで時間がかかりすぎることもあります。

為替の分析を大別すると次の2つが挙げられます。

  1. テクニカル分析:チャートを分析して相場を予想する
  2. ファンダメンタルズ分析:マーケットニュース(経済指標など)を分析して予想する

短期取引はテクニカル分析、長期取引はファンダメンタルズ分析が適しているのですが、バイナリーオプションは短期取引に分類される投資です。

つまり、経済指標をベースにしたファンダメンタルズ分析はバイナリーオプション取引に適していない、ということになります。

国内バイナリーオプションは最長でも1回号3時間の取引時間までと決められているため、テクニカル分析が適しているのは間違いありません。

逆にFXや株などで長期運用している人は経済指標を重視した取引を行うのが良い、と言えます。

バイナリーオプションはテクニカル分析でコツコツと勝率を高めていくことが鉄則。

短期的な相場の予想が難しい経済指標を使った分析は避けた方が無難だと覚えておきましょう。

まとめ

今回はバイナリーオプションにおける経済指標の重要ポイントや調べ方などを紹介しました。

もう一度ポイントを振り返ってみると…

  1. 経済指標は各国が発表する経済に関する数値のこと
  2. 雇用統計やGDPなど重要度の高い経済指標は必ずチェックしたい
  3. 経済指標発表時は相場が荒れやすく、予想が難しいのでエントリーを避けた方が無難

の3つが挙げられます。

「経済指標って何を見れば良いの?」
「このタイミングでエントリーしても大丈夫なの?」

といった人は、この記事を参考にして、経済指標も含めたチャート分析を行い、これからのバイナリーオプション取引に役立ててみてくださいね。

著者情報
投資歴10年。日本株・米国株投資、FX、仮想通貨、不動産、インデックスファンド、なんでも手広く投資中。普段はコツコツ、鉄火場や期待値の高い相場の時だけ大きく張るの…

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