• 大谷工業の株主優待は5つから選べる。通信ネットワークや送電・配電設備、構造物の鉄製品を開発〜製造
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開発〜製造まで一貫体制で耐久性・安全性に優れた高品質な製品を提供

2018年1月10日

大谷工業という企業をご存知でしょうか。電力、建設、通信など各産業のインフラ整備などに用いられる鉄製品を開発〜製造している企業です。富山工場と鹿沼工場を生産拠点に一貫体制で高品質な製品を生み出しています。
また、関連会社には「ホテルニューオータニ」を運営する株式会社ニュー・オータニもあります。

大谷工業の株主優待はお得な内容なのでしょうか。そして、投資対象としてはどれくらい魅力的なのでしょうか。特に、製造関連銘柄を検討している方はご覧ください。

配電・通信線用の架線金物や鉄塔、建設用スタッドなどを開発〜製造している

大谷工業は電力会社や建設会社、通信会社に鉄製品を製造・販売している企業です。さまざまな種類の架線金物や送電用鉄塔、スタッドなどを開発・製造しており、通信ネットワークや送電・配電設備などのインフラに用いられています。

開発〜設計、製造まですべて一貫して行っており、品質管理に万全を期して製品を提供し続けています。耐久性・安全性に優れた高品質の製品により、各種産業に貢献しています。

何を製造しているのか?高品質な「架線金物」「鉄塔・鉄構」「スタッド」

大谷工業では、

  • 「架線金物」
  • 「鉄塔・鉄構」
  • 「スタッド」

の製品を取り扱っています。
「架線金物」は、電力の安定供給や通信環境を支える

  • 配電線用架線金物
  • 通信線用架線金物
  • 共聴・CATV用金物など

「鉄塔・鉄構」は、電力供給を支える

  • 鉄塔・鉄構の送電用鉄塔
  • 通信用無線鉄塔
  • 耐久フェンスなど

「スタッド」は、大規模構造物の耐震・耐久性を保つために用いられる

  • 頭付スタッド
  • 異形スタッドなど

を開発・製造しています。

「大谷工業の歴史」創業70年以上、昭和22年に株式会社大谷工業小杉製作所として設立

大谷工業は昭和21年創業で資本金6億5,520万円、従業員数182名(2017年3月31日現在)の企業です。昭和21年に大谷重工業株式会社富山支社小杉製作所として創業し、昭和22年に株式会社大谷工業小杉製作所として設立されます。

昭和29年に大谷工業株式会社へと社名を改称し、同年、小杉研砥工業株式会社を吸収合併します。
昭和40年に冷間圧造設備を東京工場に導入し鋲螺製品の製造を開始。昭和46年には昭和電機製造株式会社を吸収合併します。昭和52年に鋲螺製造の一貫生産、そしてスタッドの製造販売を開始します。

昭和63年に日本証券業協会へ店頭登録。平成元年には櫻井鐵工株式会社を合併、平成8年には株式会社大谷工業へと社名を改称します。平成16年に日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場します。

平成22年にジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併により、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。そして、平成25年には大阪証券取引所と東京証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に上場をします。

株式会社大谷工業の株価や配当

ここでは、大谷工業の株価や必要投資金額、権利確定日、利回りなどについて見ていきましょう。ただし、投資を検討する際は下記の数値の多くが常に変動するため、最新情報を確認したうえで判断するようにしましょう。

事業の種類:金属製品 優待の価値:—円
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
カタログギフト 3月末日 年1回
株価 配当利回り 優待利回り
3,750円 0.80% —%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
375,000円 100株 30円

(2017年11月5日現在)

株主優待は地酒・餃子・アイスなど5つの中から好きなものを選べる

■100株以上保有の場合、以下A〜Eからひとつ選択
A:とやまの地酒特選詰合せ
B:宇都宮みんみんの餃子
C:ホウライ那須千本松牧場プレミアムアイスクリーム
D:ホテルニューオータニリーフパイ
E:JAいみず野富山の新米(越中いみず野米一番)

大谷工業の関連会社は以下のとおりです。

大谷工業のグループ会社及び関連会社
株式会社ニュー・オータニ(ホテルニューオータニなどの運営)
株式会社テーオーシー(ビル賃貸事業や製薬事業、飲食事業など)

今期は増収減益予想も第1四半期経常利益進捗率は約39%と順調に推移


2017年3月期業績
売上高 :56億3,100万円(前年比−1.3%)
営業利益:3億3,300万円(前年比−4.9%)
経常利益:3億4,200万円(前年比−5.3%)
利益  :2億4,700万円(は前年比+2.9%)
2018年3月期の会社予想
売上高 :59億5,000万円(+5.7%)
営業利益:2億9,000万円(−12.9%)
経常利益:2億9,000万円(−15.2%)
利益  :2億2,000万円(−10.9%)
第1四半期業績(2017年8月公表)
売上高 :14億1,300万円(前年同期比+5.3%)
営業利益:1億1,300万円(前年同期比+73.4%)
経常利益:1億1,500万円、(前年同期比+65.6%)
利益  :8,500万円(前年同期比+46.9%)

セグメント別の業績は次のとおりです。

「電力通信部門」は、電力小売全面自由化の契約変更に伴う工事の増加でボルトの受注が伸び、通信業界でも電柱建替工事の兼ね合いで関連製品の出荷が伸びています。その結果、売上高は前年同期比+16.6%、セグメント利益は前年同期比+51.0%となりました。

「建材部門」は、東京オリンピックに向けたインフラ整備などもありますが動きが鈍く、売上高は前年同期比−20.3%、セグメント利益は前年同期比−23.3%となりました。

第1四半期時点の経常利益進捗率は約39%で推移しています。2017年11月5日時点のPERは13.28倍、PBRは1.21倍です。

株主優待は好きなものを選べて主婦にとっても嬉しい内容。株価は若干割安感

大谷工業の株主優待は、地酒やアイス、餃子、リーフパイ、新米から好きなものを1つ選べるため「要らないものを貰う」ということがありません。すべて飲食物なので主婦にとっても嬉しい内容です。

今期業績は1Q時点では比較的順調で予想を上回る進捗です。ただし、必要投資金額は375,000円と40万円近いですし、配当利回りも0.80%と低めなので株式投資初心者や主婦の方にとっては手を出すにはハードルが高そうです。

株価は若干割安感がありますので、今後の業績次第では大きく上昇する可能性があります。選べる株主優待を希望している方や製造関連銘柄に興味がある方は、検討してみてもいいかもしれません。

今後、東京オリンピックの兼ね合いで業績が期待できる!?

大谷工業は通信ネットワークや送電・配電設備、構造物の鉄製品を開発〜製造を行う企業であり、各種産業に貢献しています。株主優待は100株〜で5つの中から選ぶことが可能です。今期は現在のところ業績は順調であり、これから東京オリンピックの兼ね合いでさらに需要が高まる可能性もあるため、業績動向に注目です。気になる方は、ぜひ、この機会に検討してみてください。

著者情報
株主優待が大好き。 桐谷さんのように優待だけで生活するのが夢。 でも不動産投資やFXにも魅力を感じている今日この頃。

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