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医療機関では有名な医療機器メーカーの優待の内容は?

2017年3月24日

採血管準備装置でトップシェアを誇る医療機器メーカーのテクノメディカ。
名前を初めて聞く方も多いかもしれませんが、業界では非常に有名です。株主優待はコシヒカリ2kgと貰えると嬉しい食料品なため魅力的ですね。

配当利回りも低くないため、まだテクノメディカのことを詳しく知らない場合は、この機会にしっかりと把握しておきましょう。ここでは企業情報だけでなく、株式情報や投資情報についても解説しています。

企業の紹介 テクノメディカとは?

テクノメディカは、本社が横浜市にあり東証一部上場している医療機器のメーカーです。

採血管準備装置でシェア90%前後を誇る医療機器メーカー

採血・採尿検査の業務を自動化することで一括管理でき、検査の待ち時間や検査の効率化を図る採血管準備装置や、血液や尿などの検体そ測定、数値化する検体検査装置など。

また採血管やラベル、ハルンカップ、検体検査装置の測定などに必要なセンサーカードや試薬などの消耗品・保守サービス、ヘルスケア部門の使い切りタイプの製品、ICタグを利用したアプリケーション、検査結果Web参照や細菌検査、病理検査、健康診断業務管理、輸血管理などのシステム構築なども行っています。

臨床検査市場に集中し、採血管準備装置では90%前後の圧倒的なシェアを誇ります。
安定的な収益があるため、他の効果的な研究開発ができています。また、研究開発から保守サポートまで行っているため、利用者、お客さまの声を直接製品開発に反映できます。

オリジナリティの高い製品・サービスの提供をし続けています。
国内の既存事業の強化とともに、病院マーケット深耕、簡易検査のPOCT分野の新たな市場ニーズへの対応や輸出売上の拡大のためにグローバル化なども推進し成長を図っています。

採血管準備装置や全自動尿分析装置など、多くの製品を開発・製造

テクノメディカでは、主に医療従事者向けに医療機器を開発、製造、販売を行っています。

  • 採血管準備装置
  • RFID検体情報統括管理システム
  • 検体前処理装置
  • 全自動尿分析装置
  • 血液ガス分析装置
  • 電解質分析装置
  • 赤血球沈降速度測定装置
  • 尿中酸化ストレスマーカー測定システム
  • 糖度・酸度分析装置
  • ヘルスケア分野では、Oh!尿!シリーズ
  • 健康のトビラシリーズ
  • シックハウス・センサー

などです。一見するとどんな時に使用するのか分からないかもしれませんが、病院や医療機関にとってはとても大切なシステムや機器なのです。

設立20年以上、毎年さまざまな新製品を販売

設立昭和62年で資本金10億6,980万円、従業員数186名の企業です。
平成22年に非接触型静脈可視化装置StatVeinや全自動pH/血液ガス分析装置のGASTAT-1800Series、ハンディ型血液分析器GASTAT-naviの販売を開始。

平成23円には採血管準備装置のBC・ROBO-8000RFID、平成24年には全自動尿分析・分取装置のUA・ROBO-1000AD/Dを販売。その後も、横浜市都筑区にヘルスケア部門の研究開発強化を目的としたヘルスケアセンターを開設したり、電解質分析装置STAX-6、全自動尿分析装置UA・ROBO-R250A、尿スピッツペラーUA・LABELLER-2RFID、全自動pH/血液ガス分析装置GASTAT-7000などの販売をしています。

平成26年には電解質測定器STAX-5inspireが神奈川工業技術開発大賞の激励賞を受賞しています。

テクノメディカの株価や配当、優待の内容

テクノメディカの株価や配当などを表にまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。

事業の種類:医療機器  優待の価値:京都府産こしひかり
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
飲食料 9月末日 年1回
株価 配当利回り 優待利回り
2,263円 1.92% —%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
100株・・・223,600円
300株・・・670,800円
500株・・・1,118,000円
700株・・・1,565,200円
1000株・・・2,236,000円
100株 43円(会社予想)

株主優待の内容紹介

テクノメディカの株主優待を受けるには100株以上の保有が必要です。

100株以上保有の株主は一律でお米2kg(京都府産こしひかり)が贈呈。

発送時期は11月下旬以降です。

テクノメディカは12の支店や営業所を構えています。
札幌、盛岡、仙台、北関東、甲信越、名古屋、金沢、大阪、岡山、広島、松山、福岡に支店があります。

テクノメディカの業績について

前年対比減収減益。2017年業績が増益に転じるかしっかりと注視が必要です。
テクノメディカの業績は、2016年3月期売上高約90億円、営業利益約16億4,000万円、経常利益約16億4,500万円、利益約11億9,700万円で、前年対比で売上高は-1.2%、営業利益-28.3%、経常利益-26.9%、利益-16.2%の減収減益です。

時価総額約195億円、PER16.34倍、PBR1.59倍、PSR2.16倍と、PBRだけ見ると割安感もありますが、PSR、PERは割高感があります。
2016年減収減益になっており、特に営業利益は-28.3%と大きく落ち込んでいます。

2017年は横ばいなのか、それとも増益に転じれるのかチェックをする必要があります。クオーター毎の進捗状況や増益に転じる要素があるか注視しましょう。

こんな投資家にオススメなテクノメディカ

上昇トレンドで株価は割高感は否めません。
優待目的としてはやや魅力が劣りますので、あくまでインカムゲインやキャピタルゲインを目的とした投資大賞となりそうです。
2016年が減収減益で大きく利益が落ち込んだ分、2017年前期の業績推移をしっかりと見守りたいところ。

現在株価は若干割高感が感じられますので、株価が落ち着いた際に判断しても良さそうです。
株価は上昇トレンドでもありますが、また下がる可能性がありますので準備をしておいても良さそうです。自己資本比率は80%を超え財務は安定していますので、保有するのであれば中長期で持ちたいですね。

株主優待は美味しいこしひかり。しかし保有株が増えても優待内容は一律

テクノメディカは、100株以上の保有であれば、500株保有でも1,000株保有でも優待内容は、一律京都府産こしひかり2kgです。

必要投資金額は100株で223,600円(2017年2月27日現在)ですので、100株の優待であればまだ良いですが、200株以上で考えると優待目的の投資としてはハードルが高いです。

ただし美味しいお米なのは主婦には嬉しい限りです。
減収減益と業績が低迷気味ですので、株主優待目的よりは、業績推移を見極めたうえでインカムゲインとキャピタルゲイン狙いの方がおすすめです。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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