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優待は100株以上保有で海苔詰め合わせセットが受け取れる

2017年10月6日

丸三証券という企業をご存じでしょうか。株式投資や投資信託など、投資をしている人であれば、知っている人も多いのではないでしょうか。国内の中堅証券会社の中の1社で、多くの商品を取り扱っています。
オンライントレードサービスのマルサントレードのキャラクターである「まるさん」に愛着がある人もいるのではないでしょうか。

ここでは、丸三証券の株主優待情報や企業情報、投資情報などについて、紹介します。丸三証券を知っている方もそうでない方も、参考にご覧ください。

明治43年の老舗証券会社「丸三」は資本金3万円、経営者3人だったことから

丸三証券は明治43年に創業した長い歴史を持つ東証一部に上場している証券会社です。多くの株式、投資信託商品を取り扱っており、「安心」「わかりやすさ」をモットーとしたインターネット専用口座の「マルサントレード」や「MARUSAN-NET」を提供しています。

1997年にサービスを開始しており、株式インターネットサービス業者としても、歴史があります。社名の「丸三」は、親友3人が各1万円ずつを出し合い、資本金3万円、経営者も3人で証券会社を始め「三」という数字に縁があったことが由来です。

「丸三証券は何を製造しているのか?」証券会社として株式や投信商品を取扱う

丸三証券では、

  • 出資証券
  • ETF
  • 不動産投信
  • IPO株

などの株式や、

  • JPM・E−フロンティア・オープン
  • 日本株発掘ファンド
  • DIAM新興企業日本株ファンド

などの国内株式型ファンド、

  • ニッセイJリートオープン
  • JPM日本CBファンド

などの国内その他のファンド、

  • アメリカン・ニュー・ステージ・オープン
  • グローバル・ロボティクス株式ファンド
  • 先進国高配当株式ファンド

などの外国株式型、他にも、

  • 外国株式型(アジア)
  • 外国債券型(先進国債券、新興国債券)

など、たくさんの商品を取扱います。

「丸三証券の実績や歴史」明治43年に多田岩吉商店として創業

丸三証券は、明治43年創業、資本金100億円の企業です。明治43年に多田岩吉商店として営業を開始します。
大正14年には長尾秀一商店と改称して東京証券取引所一般会員となります。昭和19年には入サ証券株式会社の株式を買い取って丸三証券株式会社に商号を変更します。

昭和23年に証券業者として登録をし、昭和24年には東京証券取引所の正会員となります。同年、調査誌である「丸三レポート」を創刊します。昭和43年には改正証券取引法による証券業の免許を取得します。
昭和46年には丸三土地建物株式会社を、昭和58年には丸三ファイナンス株式会社をそれぞれ関係会社として設立します。同年、資本金を増資し総合証券会社となります。昭和61年には関係会社として丸三エンジニアリング株式会社を設立します。ドウン絵、東京証券取引所・大阪証券取引所市場第二部に上場します。昭和63年には東京証券取引所・大阪証券取引所市場第一部に指定されます。

平成7年には関係会社として株式会社エムエスシーを設立します。平成9年にオンライントレードサービスを開始。
平成10年には証券総合口座取扱を開始し、同年、改正証券取引法に基づく証券会社として登録されます。平成12年にはオンライントレードサービスの名前を「マルサントレード」へと変更し、ロゴマークやキャラクターに「まるさん」を採用します。平成17年にはMURASAN-NETのアドバイス付インターネット取引サービスを開始。
平成19年に金融商品取引法に基づく金融商品取引業者として登録されます。平成26年には関係会社丸三ファイナンス株式会社が丸三土地建物株式会社を吸収合併します。

丸三証券株式会社の株価や配当

ここでは、丸三証券の株価や必要投資金額、利回りなどについて確認しましょう。
丸三証券の権利確定日は3月末日で優待は年1回です。実際に投資を検討する場合は、下記数値だけでなく、最新の株価情報や過去からの推移も確認するようにしましょう。

事業の種類:証券業 優待の価値:1,000円相当
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
飲食料 3月末日 年1回
株価 配当利回り 優待利回り
893円 —円 1.11%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
89,300円 100株 —円

株主優待は100株以上保有で海苔詰め合わせセットが貰える

丸三証券の株主優待は100株以上保有で下記内容が受け取れます。

■100株以上1,000株未満保有の場合、海苔詰め合わせセット(1,000円相当)
■1,000株以上保有の場合、新潟県魚沼産コシヒカリ新米3kg
丸三証券のグループ会社及び関連会社
丸三土地建物株式会社
丸三ファイナンス株式会社
丸三エンジニアリング株式会社

2017年3月期は減収減益で利益は前期比−71% 依然として業績悪化が続く


2017年3月期業績
売上高 :156億9,700万円(前年対比−13.6%)
営業利益:6億5,700万円(前年対比−76.1%)
経常利益:10億1,200万円(前年対比−67.5%)
利益  :7億9,700万円(前年対比−71.0%)

主な商品部門別の概況は次の通りです。

株式部門では、アメリカ大統領選挙や海外の不透明要因から上値の重い展開が続き、個人投資家を中心とした売買代金の減少などによって、株式委託手数料が減収、オンライントレード部門に関しても、利用者との接点の拡充を図るも前年同期比減となっています。
債券部門については、個人向け国債の取引高増加により債券受入手数料が増え前年同期比増となるも、既発外債の取引高が減少したことで債券等トレーディング益は前年同期比減となっています。
投資信託部門においては、国内外の株式に投資するファンドに注力し、残高が増加。日本厳選中小型株ファンドの取扱いも開始。リート投信では、利回りの高い国内外のリートファンドに注力をし、「ニッセイ・オーストラリア・リート・オープン」が特に販売額が増加して残高が増加。しかし、募集手数料は減収となりました。
また、基準価格の下落により期中残高が減少し、代行手数料も減収となっています。

2017年6月13日現在のPBRは1.23倍、年初来高値は1,039円、年初来安値は802円です。
2017年3月期が減収減益となっており、2015年3月期と比べても、売上高が約50億減、利益が約40億減と業績が悪化しています。株価は割安感がありますが、業績回復の兆しはまだはっきりと見えていませんので、今後の四半期業績によっては、さらに株価が下がる可能性があります。

優待利回り1.11% あくまでも売買益目的で業績が回復し始めて判断したいところ

丸三証券の株主優待は100株以上保有で1,000円相当の海苔詰め合わせセットが受け取れます。必要投資金額は89,300円で優待利回りは1.11%と低めです。内容に関しては、普段の食卓でも使えますし、お弁当を作っている主婦の方などにも嬉しいものです。

必要投資金額が10万円以下の銘柄ですが、配当金も出ておらず、優待利回りも1%台と低いため、配当や優待を目的として投資するにはハードルが高いです。もし、投資対象として検討する場合は、あくまでも売買益を目的とした方がいいでしょう。株価はやや割安感がありますが、業績は悪化を続けており、まだ株価が下がる可能性もありますので、もう少し業績の推移を見て投資判断を下してもいいでしょう。

業績に回復の兆しが見えてから投資をしても遅くはありません。普段から丸三証券を利用して投資をしている方や、必要投資金額10万円以下の少額投資を希望している方にオススメです。

優待利回りは低いが実用的で保有株数に応じてグレードアップ

丸三証券は明治43年に創業の老舗証券会社です。優待利回りは低めですが、実用的な海苔詰め合わせセットが貰えたり、保有株数が増えれば新潟県魚沼産コシヒカリ新米3kgが貰えます。

必要投資金額は安いため、比較的手が出しやすい銘柄ですが、業績悪化が続いている点が気になるところです。配当もありませんし、投資を検討する場合は、慎重に情報を集めた上で判断するようにしましょう。

著者情報
株主優待が大好き。 桐谷さんのように優待だけで生活するのが夢。 でも不動産投資やFXにも魅力を感じている今日この頃。

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