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ソースブランドと言えば何でしょう。
関西・中部・四国ではオタフクソースやイカリソースがメジャーな地域もあるそうですが、全国的に見て有名なのはやはり、ブルドックソースではないでしょうか。
創業1902年という長い歴史を持つブルドックソース株式会社は、2005年には先のイカリソースの経営を引き継ぎ、国内シェアを拡大。
多くの人に親しまれる調味料として確固たる地位を築きながら、2017年度の決算短信によれば、売上、営業利益、経常利益、純利益ともに前期を上回る業績を上げています。
投資企業に利益が出れば、配当金が生まれ相場も上がりますから、投資において業績の良さは必要条件ですが、最近はオプションとしての株主優待も注目されています。
目次
ブルドックソース=犬のマークが目印の調味料!?
ブルドックソース株式会社は、1902年食料品卸商三澤屋商店として開業し、1905年にソースの製造販売を開始。
1926年に株式会社を設立しました。
1973年には東証2部に上場、2005年にはイカリソースの経営を引き継ぎ、2009年には中国現地法人を設立。
2017年3月末時点での従業員数は187名、売上高11,317百万だそうです。
ブルドックソース株式会社ってソース以外にも何か販売しているの?
ブルドック社と言えば、中濃ソースやウスターソースが有名ですが、パスタソースやお好み焼き・もんじゃ焼きなどの材料セット、野菜の漬けサラダ液なども取り扱っています。
近年では、健康志向を背景に、糖質・塩分25%カットしたお好み焼き材料セットの発売のほか、混ぜるだけで簡単に作れるパスタソースの「まぜりゃんせシリーズ」が30周年を迎えたことなど、商品のバリエーションも時代と共に豊かに変化しています。
子会社のイカリソースでは、低価格のドレッシングが11種類もラインナップ。
10年程前に、このドレッシングが100円ショップで売られているのを見たときは、通常サイズで100円という安さにとても驚いた記憶があります。
日本国内において共働き世帯が増える中、ブルドック社は、時短レシピや節約志向といった時代の流れを意識した商品を開発・販売しているようです。
そもそもなんでブルドックなの?実際に関東以外でも有名なの?
ソース作りで115年という歴史を持つブルドック社の由来は、日本の食卓にソースが馴染んだ大正末期に、ペットとして人気絶頂だった“ブルドッグ”に因んだのだそうです。
実はこの社名、カタカナ表記では“ブルドッグ”でなく、“ブルドック”なのです。
今ほど英語が浸透していない時代では、“ドッグ”より“ドック”の方が音として自然だったのかも知れません。そういった意味で、ブルドック社はその社名にも歴史を感じさせる余韻があると言えそうです。
2015年における富士経済のマーケティング調査によれば、ブルドック社のソースは、日本のソース年間販売量の25%強を占めます。
混ぜるだけで簡単に料理が作れる調味料など、時代の流れを汲んだ新製品の開発にも力を入れつつ、昔ながらの商品も支持され続けるという点で、ブルドック社のバランスの良さが窺えます。
ブルドックソース株式会社の株価は?配当や利回りを知りたい!
2016年10月よりブルドック社の単元株式数は1,000株から100株へ引き下げられ、それに伴い10株を1株に併合する株式併合も行われました。
2007年より全国証券取引所で「売買単位の集約に向けた行動計画」に基づく取り組みをしており、売買単位を100株に統一することを目的としている背景があります。
そういった中、売買単位は単元株式数によるとされていますので、ブルドック社も単元株式数を100株へ変更しています。
事業の種類:その他 | 優待の価値:1000円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
自社製品 | 3月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
2,201円 | 1.59% | 0.45% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
220,100円 | 100株 | 35円 |
ブルドックソース株式会社の株主優待は?何がもらえるのか知りたい!
100株以上の保有で1,000円相当
400株以上の保有で3,000円相当
ブルドック社のホームページに400株の場合の製品例が掲載されています。
ブルドックソース株式会社の業績は?過去の実績と見通しが知りたい!
ブルドック社は3月決算法人です。
そのため5月申告、6月株主総会となっています。直近の業績として、平成29年3月期の決算短信(2017年5月12日発表)によれば、売上高は167億6千万円(前連結会計年度比0.6%増)と増進した一方、業務の効率化等により売上原価は減少、営業利益は前年度比22.8%増の9億5千8百万円。
経常利益も前年度比8.9%増の11億9千9百万円となり、当期純利が前年度比11%増の8億8百万円となっています。
また同決算短信では、次期の見通しとして日本経済全体における個人消費が低迷するという予測の元、売上高170億を見込んでいます。
利益ベースでは、大型設備投資による減価償却費の負担により、営業利益が7億5千万円、経常利益が9億円、当期純利益が5億5千万円としています。
そのような環境のなかで売上高170億円を見込んでいます。
利益面に関しては、大型設備投資による減価償却費負担などにより、営業利益7億5千万円、経常利益9億円、親会社株主に帰属する当期純利益5億5千万円を見込んでいます
2017年5月18日時点の日経新聞によれば、減価償却費のほか、円安により原材料に使うトマトの輸入コストが増える点も挙げ、経常利益、最終利益共に減益としています。
いずれにしても、黒字予測ではあるものの、コストが膨らみ利益が減少するという見通しとなっています。
ブルドックソース株式会社の魅力は?こんな投資家にオススメしたい!
損益計算書だけでなく貸借対照表の数字もチェックしよう!
ブルドック社における各期の業績についてはわかりましたが、投資において判断材料とするのは損益計算書における利益だけではありません。
ブルドック社の魅力として注目したいのは70%~80%という自己資本比率の高さではないでしょうか。
自己資本率を簡単に説明しますと、総資産に占める自己資本の割合です。
つまり、資産を手に入れるための資金をどこから調達したのかということ。(この場合の資産とは、「現金」、「預金」、「固定資産」など自社商品を生み出すために必要となる資金源の全てを指します)
自己資本による調達が多ければ自己資本率は上がり、金融機関などからの借入が多い場合には自己資本率は下がっていきます。
この自己資本比率、厳密には業種により異なりますが、40%がボーダーとされ、これを割り込むと危険だと言われています。
また、60%超える場合には優良で、自社で資金を確保できる理想的な会社ということになります。
ブルドック社の自己資本比率は、平成29年3月期が79.6%、平成28年3月期は81%であり、少なくともここ10期を確認した限り、70%を切っていません。
大変高い水準をキープしているということは、ブルドック社が持つ資金力の高さ、倒産リスクの低さを表していると考えて良いのではないでしょうか。
さらに、100年以上も経営を続けているという点でも安定性は確認できますから、こういった強みは投資家初心者向きだと言えそうです。
上場企業が倒産した場合には、株価は暴落します。
株主優待でどれだけ良いサービスを受けたところで、持っている株の価値が1円になれば投資した現金は返ってきません。
ですから、投資知識や経験が浅い内は倒産や暴落リスクの高い企業は避けて、ブルドック社のような安定した企業に投資する方が賢明だと言えるのではないでしょうか。
投資をすることでサービスや商品が受け取れる株主優待に似た制度として「ふるさと納税」も流行しています。
この「ふるさと納税」については、兼ねてより返礼品競争が過熱するなど、返礼コストがかさむことで、地域サービスに充てる財源が減っているという問題が挙げられていました。
そこで、総務省は2017年4月付けで、自治体に返礼の上限を寄付金の3割にするよう通知したそうです。
「ふるさと納税」の恩恵に歯止めがかかっている背景において、改めて株主優待を検討してみてはいかがでしょうか。
ブルドック社では100株(22万円程度)投資すれば、配当金以外に1,000円の商品を毎年、受けとることができます。
ふるさと納税とは異なり、寄付ではありませんから、そもそも投資した企業の業績により配当金も望めますし、相場が上がれば売買益を得ることもできます。
普通預金利息はメガバンクで0.001%という時代において、22万円の預金から2円の利息しか得られない点を考慮しても、投資の方がお得だということは歴然です。
ただ、一つ注意したいことは、優待にばかり気を取られては危険だということ。
どんなに優待サービスが良くとも、投資企業が倒産してしまっては元も子もありません。ですから、長期的な相場を見て下降トレンドの会社や、自己資本比率が低い会社など倒産リスクの高い企業に投資をするのは避けるべきです。
確かに投資にはリスクがありますが、安全だからと普通預金を利用しているだけでは新しい利益は生まれません。投資は10万円以下でも始められるそうですし、一度検討してみる価値があるのではないでしょうか。