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入居者から求められるものとローコストで空間をつくる方法

2017年5月24日

本の不動産市場は現在転換点を迎えています。
人口減少とともに世帯数のピークアウトや減少傾向が鮮明化しており、現在の状態のまま供給戸数が増え続ければ空き室率の上昇、家賃の引き下げは余儀なくされます。全ての物件に必ずしも当てはまることとは限りませんが、地域性などにより差別化されることは確かです。

そこで、ここでは空き室率上昇や家賃引き下げにならないよう、入居者から求められる水準やローコストで効果的な空間をつくるという点に焦点を当て、詳細をご紹介していきます。不動産維持のためのヒントになることは間違いありません。

入居者から求められる水準がどんどんあがっている

今のような金融機関の低金利貸し出しが続けば、賃貸よりも購入に目が向けられることは確かです。「家賃と同額で購入できます」「低金利の今がチャンスです」という広告とともに、「賃貸と同じなら購入した方がお得」と感じることも当然です。
そのような状況下で、賃貸はどのような工夫が必要なのでしょうか。

入居者が求める水準は過去に比べてどんどん上がっています。これくらいは最低必要、これがないとね、などと入居者に言われるようではいけません。
こんなに設備が揃っているの?と驚かれるような工夫とサービスが求められているのです。購入より賃貸の方が魅力があると思わせるものを提供して初めて、現状維持ができるという事なのです。

清潔感が保たれているのは大前提であり、汚れやカビは問題外

どんな人でも汚れやカビがある家には住みたくないですよね。
不潔な状態、衛生面が管理されていない状態では、まず入居者を望むことはできません。きれいに掃除が行き届き、ピカピカの状態でなければ入居者は現れないと思ってください。
新築という事ではなく年数が経った物件でも、手入れがされていれば問題はありません。手をかけているということがわかる物件にすることが大切なのです。

防犯設備にどのくらい配慮し、どのくらいのサービスが備えてあるのか

日本の治安状況は世界的にみると、ずば抜けて安全と言えます。
しかし、テレビや新聞では毎日のように殺人事件やストーカー事件のニュースや記事が掲載されていることも事実です。いつ何時事件が起きるかもしれないという不安定な状況に置かれている現在、住居に防犯設備が備えてあるのとないのとでは大違いです。

防犯カメラやオートロック、窓の高さや侵入者防止装置、ドアや窓の二重ロック、ホームセキュリティーなど、挙げればキリがありません。しかし、これらをおろそかにすれば安全・安心に暮らすことができないのです。

どのような防犯設備や防犯サービスがあれば安心して暮らすことができるのか。
自分がここで暮らすならこれが欲しい、という防犯設備設置を検討してください。防犯が各地で呼びかけられている今、様々な防犯設備が登場し販売されています。金額も様々ですので、物件に見合った防犯設備を探すことをお勧めします。

宅配ボックス、インターネット設置の検討も必要不可欠

現代社会においてインターネットの設置は当たり前になっています。インターネットがない社会は考えられないとまでなっていますので、賃貸であれば是非インターネットの設置を検討し入居者を迎い入れたいところです。
また、宅配ボックスも重要な要素です。

インターネットの普及により、ネットで買い物が当然のようになっています。日用品や食料品でさえ、ネットで購入できるのです。
そうであれば、普段仕事などで外出が多い人にとっては、宅配ボックスの有無は大きく影響します。宅配ボックスがあれば再配達という煩わしさから逃れることができますし、かつ早く手元に届くというメリットがあります。
宅配ボックスを自分で購入し設置するというのはなかなかできることではありませんので、設置検討の余地は十分にあると思われます。

入居者が「これがあったらいいな」と思う設備はどんなものなのか

ある調査では、エントランスオートロックやホームセキュリティ、防犯カメラやテレビ付きインターホンという防犯設備が入居者の求める設備の上位を占めています。入居者は安全面を求めているということを確認できる結果になっています。

また、インターネットや浴室換気乾燥機、ウォークインクローゼットも同じように上位に入っています。現代社会で当然のように使用されている設備、そのものを入居者が求めているということを理解することができます。

その他、24時間のゴミ置き場や追い炊き機能付き給湯器、洗浄機能付き便座なども入居の際に、重視するという結果になっています。

ローコストで効果的な空間をつくるすばらしい方法と対策

設備を整えようとすればそれだけ資金が必要になり、空間をより人気のある仕様にすればそれにも資金が必要です。
一体資金がどれだけあればいいのか、できるだけローコストで効果的にできる方法はないのか、と誰もが考え、悩み、頭をかかえています。

しかし、最近の傾向として資金をかければいいということではなく、特徴のある空間、他にはない空間であることが入居者を魅了する大事な要素になっていることがわかっています。

最近はお金をかけてリフォーム、リノベーションを行っても賃料アップは望めない

リフォームやリノベーションが当たり前になっている今、きれいな空間であることは当前です。
そのため、リフォームやリノベーションをすれば、賃料アップにつながるということは残念ながら望めません。賃料の現状維持のためにそれらが必要ということなのです。

リフォームやリノベーションをせず内見者に好印象を持ってもらうには?

リフォームやリノベーションには多額の資金が必要です。では資金をかけずに内見者に好印象を持ってもらう方法はないのでしょうか。
内見者と契約者との関係は、内見時間が長いと契約につながる確率が高いという調査結果が出ています。内見により生活をイメージできれば、滞在時間が長いということなのです。

「内見セット」というものに、スリッパ、間取り図、筆記用具、メジャーなどがあります。
これらはどこに何を置き、どのように生活するかというイメージの手段として必要なものです。間取り図にメジャーで測った寸法を書き込むと、家具の設置場所や押し入れの大きさを実際に数字として知ることができます。より具体的に生活をイメージすることができるのです。

その他、好印象を与えるために、最初に入る玄関をきれいにする、照明は明るくする、空気の入れ替えで風通しを良くするなどです。また、窓からの景色や周りの環境など、入居しなければ知りえない情報を提供することも必要です。

手間を惜しまず、空間に愛情を注ぐことが必要

部屋のバリューアップには様々な要素が必要となっています。資金が必要なものもあれば、資金が無くてもできるものもあります。ますは、無理をせずにできるところから始めてください。

そして、ここは素敵な空間、素敵な部屋とお互いに思えるようにすることが大切です。それはイコール入居者の満足感や安心感につながり、契約へとつながります。
手間を惜しまず、空間に愛情を注いでください。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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