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- 1時間100円も!日本でも普及が進む!?シェアサイクルサービス
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シェアサイクルサービスを利用したことはありますか。都市部などで自治体や民間企業が提供しており、1時間100円のサービスもあります。
利用者は事前登録さえすれば、あとはスマホなど使って予約や支払いも簡単です。
今後、日本においてもシェアサイクルは普及していくのでしょうか。普及を阻害する問題は何なのでしょうか。ここでは、シェアサイクルサービスの基本的な特徴や問題について紹介しています。特に、シェアサイクルを利用したことがない方はご覧ください。
目次
日本の都市交通を変える!?シェアサイクルが日本でも普及開始。
中国の大手シェアサイクルサービス「mobike」が日本に上陸し、日本国内においても一気にシェアサイクルが広がりを見せています。
UberやAirbnbのように外国発のシェアサービスですが、そのポテンシャルは非常に高く、さまざまな企業が相次いで新規参入をしています。
電車やバスなどの公共交通機関が利用できない場所で大いに役立つサービスであり、利用料金も安く魅力的です。都市交通を変える可能性もあるシェアサイクルサービスへの理解を深めていきましょう。
日本でも広がるシェアサイクルサービス。上陸以来、着実に広まりを見せる
近年、東京や福岡、京都、札幌、他にも多くの地域でシェアサイクルサービスが注目されています。
シェアサイクルサービスとは、自転車を他の人と共有するサービスのことです。街中に複数の自転車貸出拠点があり、利用者は最寄りの拠点で自転車を借りたり返却したりできます。
必ずしも借りた拠点へ返却する必要はなく、他の拠点に返却することもできるため、都市部を中心に利用者が急増しています。
シェアサイクルサービスは自治体が提供しているだけでなく、NTTドコモ子会社などの民間会社もサービス提供しています。中国やアメリカ、ヨーロッパで普及を見せるサービスですが、日本でも上陸以来、着実に広まっています。
シェアサイクルサービスは中国で急速に普及したことで世界へ広がる
2017年6月に中国発のシェアサイクル最大手「モバイク(mobike)」が日本に上陸し、モバイク・ジャパン株式会社を設立しました。
そして、8月23日には札幌市でサービスを開始。また、mobikeのライバル企業でもある中国の「オッファ(ofo)」もソフトバンクコマース&サービスと組み、そしてメルカリやDMM.comも新規参入を表明しました。
中国での普及度は?2017年末には利用者が5,000万に達するという予測も
シェアサイクルが最も普及している中国では、2017年7月時点で70社近くが参入しており、累計1,600万台ものシェア自転車が投入されています。
中国のビッグデータリサーチ会社の「2016シェアサイクル市場研究報告」では、2016年末時点の国内シェアサイクル利用者数は1,886万人となっており、2017年末には5,000万人に達すると予測されています。
利用者にとって、低コストで自宅や会社と公共交通機関の間であるラストワンマイル問題の解消でき、GPS搭載で支払いも簡単など、利便性が高いことから急速に普及しています。
乗り捨て問題なども深刻化していますが、利用者は増えており中国の都市交通を変える存在となっています。
シェアサイクルは誰でも使えるのか?利用方法や料金は?
シェアサイクルは誰でも使えるサービスなのでしょうか。
それとも、会員や特定の条件を満たした人でないと利用できないサービスなのでしょうか。
利用するための条件や準備、支払い方法、料金などについて確認していきましょう。これらの項目を知るだけでも、いかにシェアサイクルが手軽で魅力的なサービスかがわかるのではないでしょうか。
利用するには事前登録が必要。スマホとクレジットカードを用意
シェアサイクルを利用するには事前に登録が必要です。
パソコンもしくはスマホからサービス提供サイトへアクセスをして、必要事項を入力していけば簡単に登録ができます。また、登録の際はスマホの電話番号とクレジットカードの登録も必要です。
支払い方法は?クレジットカードが基本。ICカードや現金に対応しているところも
国内のシェアサイクルサービスは基本的にはクレジットカード支払いに対応しています。
クレジットカードは事前に登録をすることで利用できます。クレジットカード以外では、ドコモケータイ払いや現金払い、無人登録機でのICカード払いにも対応しているサービスもあります。
料金はどれくらい?60分利用でいくらぐらいかかるのか?
料金や利用時間は各提供元で異なります。
「1回会員」:基本料0円/月 最初の30分150円/回、延長100円/30分
「月額会員」:基本料2,000円/月 最初の30分0円/回、延長100円/30分
COGICOGI
「半日プラン」:2,100円
「1日プラン」:2,400円
「2日プラン」:3,600円
でらチャリ
「時間会員」:基本料金100円/60分、超過料金100円/60分
「1日会員」:基本料金500円/1日、超過料金500円/日
など、およそ60分100円〜250円程度で利用ができるところが多いです。
実際に自転車を購入すると本体費用だけでなく駐輪場など多額の管理コストがかかりますが、シェアサイクルであれば安価な料金で好きなときに利用ができます。
ルールや利用方法は?スマホアプリで簡単に空き自転車の確認・予約ができる
スマホアプリで利用したい専用駐輪場を検索し、空き自転車を予約します。
予約した自転車をパスコードでアンロックし、バッテリーやサドルの高さなどを確認・調整します。使い終わった後は、最寄りの専用駐輪場へ戻して返却処理を行います。
利用中に自転車を汚した場合はキレイにして返却したり、自転車の利用マナー(自転車禁止の場所では乗らないなど)は最低限守る必要があります。
中国企業が日本へ上陸して直面した問題とは?解決が必要なポイントとは?
中国では非常に普及が広まっているmobikeなどのシェアサイクルサービス。
しかし、日本では中国とは違う問題にも直面しています。また、国内事業者に関しても、以下のポイントは今後事業を拡大していくうえでクリアしなければならない問題です。
今後、ハードルになる主な3つの問題について見ていきましょう。
タイトル
- 今でも問題の「放置自転車」。シェアサイクルが普及すると問題の深刻化が進む
- シェアサイクルが最も普及している中国では放置自転車が問題になっており、事業者側も試行錯誤しているものの、未だ解決の目処は立っていません。
また、日本では放置自転車が法律で明確に定義されていないため、今後法的リスクも考えられます。
そして、日本の社会性の特徴から、今よりも放置自転車が増えると多くのクレームが予想され、サービス自体が普及しなくなる可能性があります。 - 自転車専用レーンが少なく「通行の邪魔」となる可能性
- 道が狭く都市部の交通渋滞が目立ち、自転車の走行路も整備が行き届いていない日本では、シェアサイクルが流行ることで通行の邪魔になることが予想されます。
自転車専用レーンが少ないことから、多くの自転車が歩行を走ることが予想されます。そのため、通行の邪魔になり、多くの人がサービスの存在に疑義を持つ可能性があります。 - バッテリー交換やタイヤ管理など相当なメンテナンス費用がかかる
- シェアサイクルでは多くの自転車を投入し、タイヤの空気圧管理、バッテリー交換、ブレーキやサドル、カゴの修理など、メンテナンス費用もかかり多くの人手も必要です。安価な料金にも関わらず、維持管理には相当なコストがかかる可能性があります。
今後のシェアサイクルの展開は?日本では広まるのか?
今後、国内のシェアサイクルサービスは発展していくのでしょうか。
普及が広まるためには多くの企業が参入しサービスを提供すること、そして、普及を阻害する問題を解決することです。現在は自治体主導のシェアサイクルサービスが多いですが、民間業者が多く参入することで、より使い勝手の良いサービスがどんどん誕生する可能性があります。
自治体やベンチャー企業、大企業など、日本でも多くの企業が参入する!?
Mobikeやofoなどの中国企業の参入だけでなく、DMM.comやメルカリなど、さまざまな企業がシェアサイクル事業への参入を表明しています。
そして、今後もベンチャー企業〜大企業まで多くの企業が参入することが予想されます。多くの企業のサービスが集まることで利用者により良いサービスが生まれます。
日本でシェアサイクルは普及していくのか?さまざまな整備が必要
「日本でシェアサイクルサービスは果たして普及するのか?」これについては、「普及する」という意見も、「日本は中国とは違うので普及は難しい」という意見も両方あります。
料金は安く利用者には費用に利便性の高いサービスではありますが、多くの国で普及しているUberやAirbnbも、日本ではまだ普及が広まっているとは言えない状況です。普及するには国や自治体の整備も必要になりますし、放置自転車やメンテナンスの問題もクリアにしなければなりません。2020年には東京オリンピックがあり、訪日外国人も増加しているので広く普及させるためのチャンスでもあります。
今以上に普及し、もっと身近なサービスになることは間違いない
Mobikeやofoなど多くの企業が展開し、中国で爆発的普及を見せるシェアサイクルサービス。日本でも少しずつですが広がりを見せています。DMM.comやメルカリをはじめ、これから多くの企業の参入が予想されるため、もっと身近なものへとなるはずです。
普及するには解決しなければいけない問題などもありますが、多くの分野でシェアリングエコノミーが進む時代です。どこまで普及するかはわかりませんが、今よりも広がることは間違いないでしょう。