• ポジションを保有していれば毎日受け取れるオーバーナイト金利!
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ポジションを保有していれば毎日受け取れるオーバーナイト金利!

2017年8月29日

CFDにもFXのスワップ金利のようなものがあることをご存知ですか。毎日受け取れる「オーバーナイト金利」があり、ポジションを保有しているだけで稼いでいくことも可能です。
受け取る金利があるかどうかで投資戦略も大きく変わってきます。オーバーナイト金利の仕組みを上手く活用することで、より多くの利益を得ることができます。

CFDであれば売っても儲かる!保有しているだけで稼げるオーバーナイト金利

CFDは商品やポジション状況によって、FXのスワップ金利のようなものを毎日受け取ることが可能です。

FXの場合は日本円と米ドル、ポンドと米ドル、ユーロと日本円など、通貨ペアの金利差分を毎日受け取ることが可能です。スワップ金利狙いで長期保有の投資戦略とる人も少なくありません。
CFDの場合の金利はどのような仕組みでFXのスワップ金利とは何が違うのでしょうか。

CFDの「オーバーナイト金利」とは?どんな内容なのか?

オーバーナイト金利とはFXのスワップ金利のようなもので、ある決まった時間をまたいでポジションを保有していた場合に受け取る/支払う金利のことです。
FXの場合は、通貨ペアによって買いポジションで受け取る場合もあれば支払うこともあります。2ヵ国の金利差が大きいほどスワップ金利も大きくなります。

CFDの場合は「売りポジションの時のみ」金利を受けることができ、買いポジションの時は金利の支払いが必要です。オーバーナイト金利があることで、保有しているだけで利益にもなれば、損失にもなります。

オーバーナイト金利の仕組みとは?どういう基準・計算式で決まるのか?

オーバーナイト金利が発生するのは日本時間の朝6時(冬時間は朝7時)をまたいで売りポジションを保有している場合です。

そのため、スキャルピングやデイトレードなど短期トレードが中心の時は基本的に受け取れません。そして、買いポジションの際は支払いが必要なため、保有日数が長くなるほど金利を支払い続けなければなりません。
受け取る/支払う金利は「その国の政策金利」が基準となります。

基本的なオーバーナイト金利の計算式は、買いポジションは「政策金利+3%」を毎日支払い、売りポジションは「政策金利−3%」を受け取ります。
例えば、政策金利が5%の時は買いポジションは「5%+3%=8%」の支払い、売りポジションは「5%−3%=2%」を日々受け取ります。

もし、政策金利が低く売りポジションの際の計算式結果がマイナスになる場合は「0.5%分」を受け取ります。

基本的に買いポジション時の支払いの方が金利が高くなるようになっているため、「たいした金額ではない」と侮っていると危険です。
オーバーナイト金利があることで、FX同様、売買だけでなく稼ぐことが可能です。※「±3%」の金利は取引会社によって異なります。

FXは買いポジションで金利受け取ることが多いがCFDは逆

FXの場合は、買いポジションの場合にスワップ金利を受け取れる通貨ペアが多いです。

そのため、CFDとは逆になるため注意が必要です。また、FXは通貨ペアによって買いでスワップ金利を受け取る場合と売りで受け取る場合がありますが、CFDは売りのみ金利を受け取れると決まっています。FXと混同しないようにして、オーバーナイト金利も考え投資戦略を練りましょう。

オーバーナイト金利は銘柄ごとに受け取る金利が変わってくる

CFDのオーバーナイト金利は、どの銘柄に投資をするかによっても金利額が変わってきます。
なぜ、銘柄によって金利が変わってくるのでしょうか。この仕組みを知っておかないと、投資計画や収支計画にズレが生じる可能性があります。

特に金利収入を目的とした投資をしていく方は、「なぜ銘柄によって金利が変わるのか」しっかりと把握した上で投資先や投資戦略を考えていきましょう。

スワップが通貨ペアごとに異なるよう、オーバーナイト金利も銘柄ごとに違う

FXであれば通貨ペアの組み合わせによってスワップ金利が違います。

なぜなら、毎日受け取る/支払うスワップ金利は2ヵ国の金利差のことであり、それぞれの通貨国の金利が異なるためです。
CFDも選ぶ銘柄によってオーバーナイト金利が変わります。
先述の通り、オーバーナイト金利の基本的な計算式は、買いポジション「政策金利+3%」、売りポジション「政策金利−3%」です。国の政策金利によって算出される結果が変わってきます。

例えば、CFDでアメリカの銘柄に投資する場合はアメリカの政策金利が適用されます。オーストラリアの銘柄の場合はオーストラリアの政策金利です。
選ぶ銘柄によって、政策金利が異なるため受け取る/支払うオーバーナイト金利も変わってきます。

各国の政策金利には要注意!金利の受け取り・支払い額が変わってくる

各国の政策金利は中央銀行の金融政策によって決められます。

基本的には景気が良くなれば「利上げ」が行われ金利が上がりますし、景気が悪くなれば「利下げ」が行われ金利が下がります。

特に主要国の政策金利が上がる/下がる場合は大きなニュースになりますが、自分の保有しているポジション、または関心のある銘柄の国の政策金利は注視する必要があります。
政策金利が高ければ、オーバーナイト金利の受け取りも支払いも高くなり、政策金利が低ければ、受け取りも支払いも低くなります。

売買益だけじゃなく金利収入も得れるため長期投資にも向いている

オーバーナイト金利の仕組みを活用すれば「安く買って高く売る」「高く売って安く買う」を狙う売買益だけでなく「オーバーナイト金利で稼ぐ」という選択肢も出てきます。

金利で稼ぐという選択肢がない場合は、売買益のみですので投資戦略も限られます。「長期保有でオーバーナイト金利で稼ぐ」ことができるので、デイトレードなどの短期トレードが苦手な方や初心者の方でも投資しやすいです。

ゆっくりと時間をかけて運用したい場合は、オーバーナイト金利を活用してみましょう。

長期保有する場合はオーバーナイト金利を考えて戦略を練る!

CFDではオーバーナイト金利を受け取れるため、売りポジションを保有しているだけで稼ぐことも可能です。これにより、売買益だけでなく金利収入を軸とした投資戦略も実行できるため、利益の得方の幅が広がります。ただし、買いポジションで保有している場合は金利の支払いが必要なこと、政策金利によって受け取る金利が変わってくることには注意が必要です。

長期保有する場合は、売りポジションでも買いポジションでも、オーバーナイト金利を考慮した上で作戦を考える必要があります。

著者情報
自虐に突っ走る投資初心者。腹八分目を肝に銘じつつ、欲と恐れと戦いながらどこまで我慢できるか毎日チキンレース繰り広げてます。

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