• ファイバー・インターナショナル(FVRR)株式の買い方、将来性、購入できる証券会社
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ファイバー株の買い方、企業分析、将来性

ファイバー・インターナショナルの将来性や株価の動向をファンダメンタル分析を通じて徹底検証

2023年9月5日

ファイバー・インターナショナル(FVRR)は、インターネット上でフリーランサーと企業または個人の買い手を仲介するマッチングサービスを提供しているイスラエルの企業です。

「成長期待がかかっている企業のようだけど今後株価は上がるの?」
「ファイバー・インターナショナルに投資するにはどうすればいいの?」

と興味が尽きない方もいるはずです。

そこでこの本記事では、ファイバー・インターナショナルの将来性やファンダメンタル分析、株価の推移、株の買い方、購入できる証券会社について解説します。

最後まで読めば、ファイバー・インターナショナル株へ投資すべきかどうかの判断材料が得られるようになるので、ファイバー株に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

ファイバー・インターナショナルとは

ファイバー・インターナショナルはイスラエルに本籍を置く、クラウドソーシングサービス企業で、2010年に設立され、2019年6月にニューヨーク証券取引所に上場しました。

会社概要は以下のとおりです。

英文社名 ファイバー・インターナショナル(Fiverr International Ltd)
本社所在地 8 Eliezer Kaplan Street Tel Aviv, 6473409 ISR
設立年月 2010年4月
代表者名 Mr. Micha Kaufman, LLB
業種 IT・通信
上場市場 NYSE(ニューヨーク証券取引所)
公式サイト www.fiverr.com

ファイバー・インターナショナルの事業内容

ファイバー・インターナショナルの事業内容は、ビジネス発注側となる企業と受注側のフリーランサーを仲介するプラットフォームをクラウドベースで提供しています。

ビジネスカテゴリーは、グラフィック・Webデザイン・デジタルマーケティング・執筆・翻訳・ビデオとアニメーション・音楽とオーディオ・プログラミングとテクノロジー・データ・ライフスタイル・写真など多岐にわたり、デジタルサービスを必要とする企業とそれを提供するフリーランサーや中小企業をマッチングさせます。

ファイバー・インターナショナルのプラットフォームはサービス開始から順調に拡大し、世界100カ国以上のフリーランサーと190カ国以上の買い手からなる大規模なネットワークを構築しているのが特徴です。

ファイバー・インターナショナルの4つの強み

ファイバー・インターナショナルの強みは、以下4つです。

  1. 世界最大級のクラウドソーシングプラットフォーム
  2. メイン事業に付随する幅広いデジタルサービスを提供
  3. フリーランサーのスキルや経験を評価する独自の評価システム
  4. 世界展開しているゆえの多言語対応を実現

詳しく見ていきましょう。

世界最大級のクラウドソーシングプラットフォーム

ファイバー・インターナショナルのプラットフォームは、世界100カ国以上のフリーランサーと190カ国以上の買い手からなる大規模なネットワークを構築しています。

これにより、企業や個人は、世界中のフリーランサーから、さまざまなデジタルサービスを簡単に見つけることができます。

メイン事業に付随する幅広いデジタルサービスを提供

ファイバー・インターナショナルのプラットフォームでは、グラフィック・デザイン・デジタルマーケティング・執筆・翻訳・ビデオとアニメーション・音楽とオーディオ・プログラミングとテクノロジー・データ・ライフスタイル・写真などの200以上のカテゴリーから、さまざまなデジタルサービスを提供しています。

これにより、企業や個人は、自社のニーズに最適なデジタルサービスを簡単に見つけることができます。

フリーランサーのスキルや経験を評価する独自の評価システム

ファイバー・インターナショナルは、フリーランサーのスキルや経験を評価する独自の評価システムを導入しています。これにより、企業や個人は、フリーランサーのスキルや経験を簡単に確認することができます。

世界展開しているゆえの多言語対応を実現

ファイバー・インターナショナルのプラットフォームは、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、日本語、韓国語などの多言語に対応しています。これにより、世界中の企業や個人が利用することができます。

ファイバー・インターナショナルの強みは、クラウドソーシング市場の拡大に伴い、今後も成長を支えるものと考えられます。

ファイバー・インターナショナル(FVRR)の株価、今後の見通し、将来性

以下はファイバー・インターナショナル(FVRR)のリアルタイム株価チャートです。


ファイバー・インターナショナル(FVRR)の株価は、2019年6月の上場初値26ドルをつけた後は短期急騰局面はあったものの、下落基調で推移し、2019年9月には20ドルを割れます。

そこからは再び上昇し、2020年2月には35ドルをつけました。

しかしながら、2020年3月に起きたコロナショックによって、株価は再び20ドル付近まで急落します。

コロナショック後、1年足らずで短期テンバガーを達成

コロナショックで底をつけた後は急騰し、2021年2月には270ドルまで上昇しました。

わずか1年も経たずにテンバガーを達成したことになります。

これはコロナ禍に入り、リモートワークや在宅ワークの需要が今後も高まり続けると見られ、業績拡大の期待も高まったためです。

コロナ禍が収束に向かったことや、業績が期待されていたほど伸びなかったことで、株価は2021年3月から下落トレンドへ転じました。

その後も株価は2023年9月現在まで下落基調が続きます。

株価下落の要因としては、以下の点が挙げられます。

  • インフレや金利上昇による景気後退懸念
  • 競合他社との競争激化
  • 2022年2月ロシアによるウクライナ侵攻による世界的な経済混乱

ファイバー・インターナショナルの業績は堅調に推移しているものの、その注目度の高さから見るとかなり物足りなさを感じます。

今後は、インフレや金利上昇による景気後退懸念が和らいだり、業績が急拡大すれば、株価は再び急騰する可能性が高いですが、今後の株価動向は未だ不透明だと言えます。

ファイバー・インターナショナルの業績・ファンダメンタルズ分析

ここからは、ファイバー・インターナショナルの決算情報や業績データを使って、今後の成長動向と投資の妙味を分析していきます。

売上高や利益、財務健全性を細かく分析しているので、今後の株価の予測をするのにお役立てください。

ファイバー・インターナショナルの最新決算情報

ファイバー・インターナショナルの第1四半期決算(2023年3月決算)は、次のとおりになりました。

売上高は前年同期比1.27%増の8796万ドル、営業利益は同10.03%増の-715万ドル、純利益は同12.71%増の-427万ドルとなりました。

世界的なデジタルサービス需要の拡大と、同社のプラットフォームの拡大によって増収と赤字縮小を達成しています。

今後もクラウドソーシング市場の拡大に伴って成長が見込まれるでしょう。

ファイバー・インターナショナルの売上高(毎期増収傾向か?)

株価が上がり続けるためには増収傾向をキープできていることが条件です。

ファイバー・インターナショナルのような新興成長企業は少なくとも毎期30%~50%程度の増収率を上げたいところです。

以下がファイバー・インターナショナルの売上高推移です。
ファイバー・インターナショナルの売上高推移
※業績の通貨単位は「百万米ドル」

直近の売上高は3億3700万ドルで、増収を達成しています。

ただし、これまで売上高成長率は毎期あたり40%以上で推移していたのに、13.5%と伸び悩んでいます。

これは2020年12月期がコロナ禍によって需要が行き過ぎた結果、増収率もいつもより上ぶれたことが推測されます。

直近3ヶ年の売上高成長率を平均すると48%ですので、今のところは問題ないはずです。

来期以降も10%台の成長率だと株は失望で売られるでしょう。

ファイバー・インターナショナルの営業利益率(目安10%以上が優良)

営業利益率は売上に対する営業利益の割合を示した数値です。

営業利益は「売上高-売上原価-販売費および一般管理費(販管費)」で計算し、本業によっていくら稼いだのかを表す数字のことです。

営業利益率が高い会社は「儲かるビジネス」を手掛けているということがわかります。

現在、ファイバー・インターナショナルの営業利益率はずっとマイナスが続いています。
ファイバー・インターナショナルの営業利益率
※通貨単位は「百万米ドル」

直近の売上高営業利益率は-22.0%で、売上が伸びるほど赤字額も拡大しています。

これは売上高の増加に伴ってプラットフォームの運営コストや、マーケティング・広告費などのコストも増加していることが原因と考えられます。

ファイバー・インターナショナルのEPS(1株当たり純利益)

EPSは「1株あたりの利益(Earnings Per Share)」のことです。

「当期純利益÷発行済株式数」で計算します。

EPSが従来の水準より高くなると株式価値が上がって株価も上昇しやすくなります。

ファイバー・インターナショナルはずっと赤字のためEPSもマイナスで推移中です。
ファイバー・インターナショナルのEPS

EPSがプラスに転じなければ、株価も上がりにくくなります。

ファイバー・インターナショナルの営業キャッシュフロー

営業キャッシュフロー(営業CF)は「本業を運営中に入金または出金されたお金がいくらになったのか?」を示す現金収支の数値です。
ファイバー・インターナショナルの営業キャッシュフロー
※通貨単位は「百万米ドル」

ファイバー・インターナショナルの営業キャッシュフローは2020年12月期でプラスに転じています。

ちょうどコロナバブル真っ只中で営業キャッシュフローも改善したことになります。

営業キャッシュフローがプラスである限りは現預金を切り崩したり、資金繰りで金融機関からの借入や株主からの資金調達をする必要がないので、安定した経営をしやすくなります。

ファイバー・インターナショナルの現金等残高(業績悪化の耐性は?)

ファイバー・インターナショナルは現金残高を公表していません。
ファイバー・インターナショナルの現金等残高
※通貨単位は「百万米ドル」

ファイバー・インターナショナルの自己資本比率(目安40%以上が健全で高いほど良い)

自己資本比率(株主資本比率)は、財務が借金体質かどうかを見る指標です。

この数値が高ければ高いほど安定した財務だということがわかります。

数値的には「40%以上:健全」「70%以上=極めて健全」と一般的には判断します。

ファイバー・インターナショナルの自己資本比率は28.8%です。
ファイバー・インターナショナルの自己資本比率

赤字体質に加え自己資本比率も少し低いです。

このまま自己資本比率が下がると外部からの資金調達を頼る必要性が出てくる可能性があります。

ファイバー・インターナショナルの配当金・配当利回り

ファイバー・インターナショナルは現在配当を出していません。

今のところは株主に配当を出すより剰余利益を将来的な事業成長に割り振りたいという段階だと判断しているのでしょう。

ファイバー・インターナショナルの当期純利益(毎期増益傾向か?)

ファイバー・インターナショナルの当期純利益は赤字が続いています。
ファイバー・インターナショナルの当期純利益
※通貨単位は「百万米ドル」

毎期増収を達成しているものの、それに連れて赤字幅も大きくなっています。

このまま増収はキープしつつ最終利益も出るようになると、株価は急角度で上昇に転じるでしょう。

ファイバー・インターナショナル株の買い方、購入できる証券会社

ファイバー・インターナショナル株は、ニューヨーク証券取引所に上場しているため、米国株取引ができる証券会社で購入できます。

ここからは、ファイバー・インターナショナル株の取り扱いのある証券会社のスペックを比較していくので、取引する前に確認しておきましょう。

ファイバー・インターナショナル株式の現物取引が可能なネット証券会社一覧表

ファイバー・インターナショナル株式の現物取引が可能なネット証券会社を以下の表にまとめました。

現物取引可能業者 米国株取扱銘柄数 手数料 ファイバー・インターナショナルの取扱い
DMM 株 2,099銘柄 無料
※売買時の為替スプレッドとして1ドルあたり 25銭がかかる
丸印
あり
楽天証券 約5,000銘柄 約定代金の0.495%(税込)
※最大22米ドル(税込)
丸印
あり
SBI証券 3,040銘柄 約定代金の0.495%(税込)
※最大22米ドル(税込)
丸印
あり
マネックス証券 約5,000銘柄 約定代金の0.495%(税込)
※最大22米ドル(税込)
丸印
あり

レバレッジを効かせて大きく利益を狙うならCFD取引がおすすめ

米国株式に投資をする方法としては、現物株取引以外に「CFD取引」という手法があります。

CFD取引とは、差金決済取引のことで金融商品の価格差をやり取りする取引です。

FXのようにレバレッジをかけることができ(最大5倍)、空売りも可能で、少ない資金で大きな取引を行うことができます。

信用取引のように金利はかかりません。

ファイバー・インターナショナル株なら、1株あたり200円~300円程度で取引できてしまいます。

「少額から米国株投資をスタートしたい」という方には、CFD取引が最適な取引方法と言えるのです。

ファイバー・インターナショナル株のCFD取引ができるネット証券会社一覧表

ファイバー・インターナショナルの株式のCFD取引が可能なネット証券会社を下表にまとめました。

CFD取引可能業者 米国株取扱銘柄数 手数料 ファイバー・インターナショナルの取扱い
GMOクリック証券 147銘柄 無料
バツ印
なし
IG証券 約17,000銘柄 2.2セント/株
丸印
あり
サクソバンク証券 約6,000銘柄 約定代金の0.15%
丸印
あり
SBIネオトレード証券 31銘柄 無料
バツ印
なし

現在ファイバー・インターナショナル株のCFD取引に対応しているネット証券会社は、IG証券サクソバンク証券の2社です。

ファイバー・インターナショナルへ投資したいと考えている方は、上表に記載のネット証券会社の中から口座開設してみてくださいね。

まとめ

以上ファイバー・インターナショナルの企業情報や決算情報、株価の推移、将来性について分析して紹介しました。

ファイバー・インターナショナルは、世界最大級のクラウドソーシングプラットフォームを運営する企業です。

将来性については、クラウドソーシング市場の拡大に伴って、引き続き成長が見込まれていますが、競合他社との競争激化によって成長鈍化するリスクも考えられます。

それでも「ファイバー・インターナショナル株を購入したい」とお考えの方は、取引が可能なネット証券の口座を開設をしておくことをおすすめします。

以下がファイバー・インターナショナル株の取り扱いがあるネット証券会社4選です。

  1. DMM 株
  2. 楽天証券
  3. SBI証券
  4. マネックス証券

CFD取引でファイバー・インターナショナルの売買をするなら、以下2つのネット証券を利用してみましょう。

  1. IG証券
  2. サクソバンク証券

これらのネット証券の口座は無料で開設可能です。

口座開設自体はノーリスクで手続きできるので、口座をまだ持っていない方は米国株投資の準備として、ひとまず開設だけでもしておくとよいでしょう。

著者情報
投資歴10年。日本株・米国株投資、FX、仮想通貨、不動産、インデックスファンド、なんでも手広く投資中。普段はコツコツ、鉄火場や期待値の高い相場の時だけ大きく張るの…

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