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日本製粉は100年以上続く近代製粉会社です。製粉事業を中心に、業務用食品、家庭用食品、冷凍食品やヘルスケア分野にも広く力をいれています。国内だけでなく海外にも事業展開し、アメリカ、タイ、インドネシア、中国でプレミックスの販売や食品の製造・販売を行っています。
日本製粉では500株を保有することで株主優待を受けることができます。優待の内容は自社製品の詰め合わせ3,000円相当で3月に権利が確定します。また、1年以上保有することで9月にも優待の権利が確定し、1,500円相当の商品詰め合わせがもらえます。
目次
NIPPNブランドで親しまれている小麦粉を製粉する日本最古の機械製粉会社
日本製粉は1896年に創立された日本初の近代的機械製粉を行う製粉会社です。小麦粉と言えば、あらゆる食に欠かせない基礎食材です。その小麦粉を製粉しNIPPN(ニップン)ブランドで市場に提供しています。日本製粉では食の安全・安心にこだわり高品質な製品の安定供給に力を入れています。
小麦粉の製粉以外にも加工食品をてがけている日本製粉の事業内容
日本製粉では小麦粉の製粉から発展した業務用食品や家庭用食品、冷凍食品やヘルスケア商品の開発・販売を行っています。
食品部門が製粉部門の売り上げを上回っており、食品部門の今後のさらなる発展を目指しています。業務用食品としてはプレミックスやパスタを中心に高品質で徹底した管理体制と加工技術を誇ります。家庭用食品では「オーマイ」ブランドでパスタを中心にドレッシングなども展開しています。家庭用食品の大ヒット商品である「オーマイラザニエッテ320g」は2014年度日本食糧新聞社主催「第33回食品ヒット大賞」で優秀ヒット賞を受賞しています。
冷凍食品部門では衛生管理を徹底し、最終検査による管理ではなく問題発生の防止に焦点を当てた管理体制をもっています。近年の中食ブームに対応するためお弁当食品や中食産業向けの商品開発もすすめています。
日本製粉の事業部門で珍しいものとしてヘルスケア部門があります。α―リノレン酸などの栄養が豊富な「アマニ油&アマニリグナン」、自社開発のセラミドを配合した「潤(うる)つやセラミド」、韓国政府による認定を受けている高麗紅蔘シリーズがなどを展開しています。その他にも機能性素材や化粧品も取扱っています。
日本製粉株式会社株価や配当
日清製粉では製粉事業を中心として食品部門に力を入れ、食の安心・安全のための取り組みを行っています。NIPPN、オーマイという2大ブランドで多様化するニーズの最先端を先取りしています。
そんな日清製粉の株式はどうなっているでしょうか。どんな投資スタイルに適した銘柄なのでしょうか。まずは、株式の基本的な情報を確認しておきましょう。
事業の種類:食料品 | 優待の価値:3,000円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 3月末日 | 9月末日 | 年1回(1年以上の保有で9月も優待) |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
1,725円 | 1.74% | 0.53% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
172,500円 | 100株 | 30円 |
日本製粉の株主優待、自社製品詰め合わせの内容と株主優待の条件
日本製粉の株主優待の条件は500株以上を3月末日時点で保有することです。単元株数は100株ですが、株主優待を受けるには500株、つまり5単元株の保有が必要ですから注意してください。
株主優待についてはもうひとつ注意点があります。500株以上を3月末時点で保有していれば3,000円相当の商品詰め合わせがもらえますが、株の保有を1年以上することで9月の時点でも1,500円分の商品詰め合わせがもらえます。1年以上保有することで年間4,500円相当の商品詰め合わせがもらえることになります。
3,000円相当の商品詰め合わせというとかなり豪華な印象を受けますが、具体的にはどんなものがもらえるのでしょうか。2017年3月実績の商品詰め合わせには
- パスタ(2種類)
- パスタソース(2種類)
- ホールトマト缶
- トマトケチャップ
- ドレッシング
- チヂミの粉
- もんじゃ焼きの粉
- うどんつゆ
- スープ
- うどん
- そば
- 蒸しパンミックス
でした。
小麦を使った麺類を中心に麺とソースやスープがセットになっているので、届いたその日の夕食にもできそうですね。チヂミやもんじゃ焼きの生地はホットプレートでちょっとしたパーティーができて楽しめる内容です。
日本製粉の過去2期分の業績と今期の業績予測と株価の推移を確認
日本製粉の株主優待は3,000円相当の商品詰め合わせですから、とても豪華で魅力的です。株主優待を受けるには500株以上を購入する必要があり、90万円近くの投資金額となります。これだけの大金ですから慎重に投資したいものです。
投資のリスクを低減し、利益を得やすくするために株式投資の判断の重要な材料となる業績についてみていきましょう。今期の業績は増収増益が見込まれています。最近2期の業績でも増収増益が続いています。今期は売上高が7.1%増の3,350億円が予測されています。それに対して経常利益は2.6%増で135億円です。着実に利益を出すことのできる会社だと言えそうです。
株価は1,600円から1,800円の範囲で推移してきており、ここ半年は1,700円と1,800円の間で動いています。今後も株価の伸びを予想するか、1,700円台で落ち着くかはよく判断しなければいけませんね。
株主優待を受けるのに5単元株購入しなければいけない日本製粉株はこんな投資家にオススメ
日本製粉は国内外で小麦粉や食品を製造販売する食品業者です。株主優待として3,000円相当の商品詰め合わせを受け取ることができますが、必要投資額が約90万円となっているため優待利回りが低めです。配当利回りも悪くはないのですが、高い水準というわけではないので投資をする際には判断が難しいところです。
まず90万円という金額を1つの会社に投資するだけの余裕があるか、という問題があります。もう一つはどのくらいの期間株を保有することができるか、も考える必要があります。利回りが良くない銘柄に長期間投資続けることは結果的に資金効率が悪く、利益を得にくくなるからです。しかし、一方では1年以上の保有でさらに1,500円分の株主優待がもらえるので優待利回りがよくなります。1年以上保有したとすると配当と株主優待を合わせた利回りが2.5%近くなります。
資金に余裕があり、長期保有できる場合に日本製粉の株に投資することを検討するのがよさそうです。
日本最古の製粉会社の日本製粉の株主優待情報と優待条件のまとめ
日本製粉は日本で最初の近代機械製粉の会社です。製粉を中心に成長、発展してきましたが、最近では食品関連に力を入れており、ヘルスケア商品を開発するなど新しい事業を展開しています。小麦の製粉を通じた高い技術や衛生対策によって安全・安心で高品質な食品を私たちに提供してくれています。
日本製粉の代表的なブランドとしてNIPPNとオーマイがあります。オーマイはスーパーやCMなどでも見かけるのでおなじみですね。日本製粉の株主優待ではそのオーマイブランドの商品など3,000円相当の詰め合わせを受け取ることができます。さらに1年以上保有することで1,500円相当の商品詰め合わせも追加でもらえます。
このように、日本製粉の株主優待はとてもお得なように思えます。しかし株主優待の条件が500株以上の保有となっている点に注意が必要です。単元株数が100株ですから、5単元買い付けないと優待をうけることはできません。
日本製粉の高品質な商品の詰め合わせが500株からもらえ、さらに1年以上の保有で追加の詰め合わせももらえるのが日本製粉の株主優待です。