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青木あすなろ建設は、もとは小松建設工業という企業と、青木建設という別々の企業でした。また小松建設工業は扶桑土木という企業とコマツ道路建設という企業でした。
これらの企業が合併を繰り返すことにより建設系の総合商社のような企業に成長しました。また青木あすなろ建設は高松コンストラクションの一員であり、公共事業系を受け持つこともあります。
どのようにして成長を遂げたのかといったことや、株主優待について注目します。
目次
企業の集合体としての青木あすなろ建設
青木あすなろ建設の前身は、3社あります。青木建設の前身であるブルドーザ工業と、あすなろ建設の前身である扶桑土木と小松建設です。
ブルドーザ工業は1947年の創業、扶桑土木は1950年、小松建設が1959年の創業です。青木建設は1957年に日本最初のハイウェイである横浜バイパス道路の受注をします。
その後八郎潟干拓事業、名神高速道路の建設などを経て1964年に東証1部に上場を果たしました。また1969年にブルドーザ工業から青木建設に屋号を変更し、1971年からは海外進出に力を入れています。
海外事業では香港の火力発電所やパナマのダム工事などを手掛けますが、2001年には経営状況の悪化から民事再生手続きを経験しました。2002年には高松建設と小松建設の引き受けによる新株予約権付社債の発行をし、実質的に単独の青木建設は消滅しました。
小松建設は1960年に扶桑工業と小松道路建設が合併し小松扶桑工業となりました。1962年に小松建設に改称しました。2000年にはM&Aを受け、親会社が高松建設に変わりました。ここから高松グループの傘下となっています。
2002年には小松建設はあすなろ建設となったのち、青木建設と企業集団を形成しました。
そして2003年には小松建設と青木建設が合併し、青木あすなろ建設として発足しました。その後九州と合併を繰り返し、2010年以降は青木建設グループとして6社体制となっています。
このように青木あすなろ建設は、数々の企業の集合体であることがいいえます。
青木あすなろ建設株式会社の株価や配当
事業の種類:建設業 | 優待の価値:3,000円(コシヒカリ5kgの時) | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 3月 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
833円 | 2.16% | 3.6% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
83,300円 | 100株 | 18円 |
青木あすなろ建設工業の株主優待とは
青木あすなろ建設の株主優待は、親会社でもある高松コンストラクションと同じく、新潟の魚沼産コシヒカリ5kgです。
コメ5kgは比較的優待としては出しているところが多く、それ一つをとっても特徴的ではありません。
しかし民事再生法を適用した会社で、現在では配当や株主優待を出せると頃まで業績を回復させた企業はそれほど多くはありません。株主への還元をするという取り組みがここからもわかります。
この優待を受け取るには、3月31日時点で500株以上の株式保有が必要になります。そのため株主優待を受け取るために最低限必要な金額は416,500円が必要となります。
また株式の継続保有に関しては、5年以上であり保有株数が2,000株以上であればコメは5キロから10キロへ変更されます。飲食料を提供している企業は多いですが、保存の効く米であればいくらでも受け取ることはできそうです。
青木あすなろ建設の業績推移について
青木あすなろ建設は、2004年から合併企業としての歴史を刻んでいますが、過去5年間の業績でいうと、毎年伸びています。青木あすなろ建設の事業の柱は主に建築事業と土木事業です。
建築事業では大学のキャンパスや老人ホーム、ホテルなどを手掛けてきました。
一方の土木事業では、ダイハツ工業のテストコースや水力発電所、ダム、関西国際空港の造成事業などを手掛けてきました。主にインフラ事業にかかわることにより、全国でも一定以上の新規事業を獲得することができています。
その結果、毎年のように大きな案件が受注でき、収益の向上ができています。また高松コンストラクショングループの傘下に参加したことにより、マンションやホテル、大学のキャンパス等の建物実績を積み重ねることができています。
今後の展望は、まず日本中で社会インフラの老朽化が問題となっていることがチャンスとなります。
それらから新規事業や補修工事に携わることにより、今後10年分の案件を受注することも可能になりました。したがってインフラ、建物の両面において強みを持つグループの中の企業としては、非常に期待が持てる環境にあるということができます。
過去5年間の業績は伸長も2017年3月期は減収増益 2018年3月期は増収増益予想
青木あすなろ建設の株をお勧めする投資家は、2020年のオリンピック特需を狙う投資家です。すでに建設や土木関係にポートフォリオを形成している投資家も多いと思いますが、その中核に青木あすなろ建設のような総合建設業を持ってくるとパフォーマンスがよくなるはずです。
それは現在の建設業は単独で案件を受注していく大手のゼネコンが主役なだけではなく、公共工事に関する事業が、多数の企業集合体により受注される案件が増えていることによります。
そのため高松コンストラクションのように、多数の実績のある企業の集合体は、これからの公共事業で大きな強みを発揮します。これはオリンピックが開催される東京に限らず、日本中のいたるところで見られる動きとなるでしょう。
そういった際には強みを持つ企業のみではなくその周辺も一括で請け負える企業としての価値が出ます。したがってこの銘柄おすすめの投資家は「業績による安定株が好きで、オリンピック特需に期待をしており、公共事業全般をポートフォリオとして持つ」とうしかであるといえます。
グループの一員としての青木あすなろ建設
青木あすなろ建設は、3社が合併し、高松コンストラクションの一員としてこれまで建築実績を重ねてきました。これは単独の企業としてゼネコン並みの建設力を持つことは難しかった時代の変化ともいえます。グループとしての強みを生かすことで、大規模な案件の受注を行えるようになり、件数も増やすことができます。
その結果、1部上場企業としてここ5年に関しては毎年増収増益の結果となっています。このような企業は近年でもそこまで多いわけではなく、どちらかというと地下鉄工事などの大規模事業において複数の企業が複合体として案件を受注している傾向にあり、青木あすなろ建設のような形態はとっていません。
そのため企業独自の路線としての魅力が大きく、また公共事業の案件が多い時期であることも重なり、非常に期待が持てる環境であるといえます。したがって、先述の通り、長期的にも中期的にも中心といておける企業であるといえます。