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オクタ株の買い方、企業分析、将来性

オクタ(OKTA)株式の買い方、将来性、購入できる証券会社

2023年8月6日

オクタ(OKTA)は、クラウドベースのユーザーおよびアクセス管理などクラウドサービス・ソリューションを提供する企業です。

「オクタ株を買いたいけど、どの証券会社で買えばいいの?」
「将来的に成長する事業を手掛けている企業なの?」

とオクタの将来性を見据えた投資に興味のある方も多いはずです。

そこでこの記事では、日本の投資家に向けて、オクタの魅力や株価推移、決算情報や業績分析、今後の見通し・将来性を解説していきます。

最後まで読むと、オクタ株の購入方法や投資する際のリスクがわかるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

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【会社情報】オクタとは

オクタは、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコに本社のあるクラウドコンピューティング企業で、主にアイデンティティ管理やアクセス管理のソリューションを提供しています。

オクタの提供サービス

企業や組織のユーザー、デバイス、アプリケーションを統合的に管理し、デジタルセキュリティを向上させて不正アクセスを防ぐこことを目指しています。

また、シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)などの機能を提供することで、ユーザーの利便性とセキュリティを向上させているのが特徴です。

現在では、世界中の多くの企業がセキュリティを強化する目的でオクタのサービスを活用しています。

オクタの事業の4つの強み

オクタが手掛けている事業には次の4つの強みがあります。

  1. 対応クラウドサービス数No.1でOffice365との相性も抜群
  2. 運用の効率化とセキュリティ強化を同時に実現
  3. IDaaSの市場で圧倒的なシェアを誇る
  4. IT領域の公正な調査に定評のあるGartner社から高い評価を獲得

上記した強みについてさらに掘り下げて説明していきます。

対応クラウドサービス数No.1でOffice365との相性も抜群

2023年5月の時点で、オクタの導入実績は17,000社以上、シングルサインオンに対応するクラウドサービス数は7,000以上と、トップクラス実績を誇ります。

特に、Microsoft Office365との相性は抜群で、オクタのプラットフォームを統合することで、従業員がシングルサインオンを使用してOffice 365のアプリケーションにスムーズにアクセスできるようになります。

これにより、セキュリティが向上し、ユーザーの生産性が向上するという利点が生まれます。

オクタのプラットフォームは非常に柔軟で拡張性があり、さまざまなクラウドサービスとの連携が可能です。

導入企業は自社のニーズに合わせてカスタマイズされたソリューションを構築することができるメリットを受けられます。

運用の効率化とセキュリティ強化を同時に実現

オクタのプラットフォームは、運用の効率化とセキュリティ強化を同時に実現することに焦点を当てています。

これによって以下のような優れた点を享受できるようになりました。

  • 面倒なログイン操作の手間を省ける
  • セキュリティ強化により社外からのアクセスも可能
  • IDの追加・修正、およびパスワード管理が容易にできる

これらのメリットにより、オクタのプラットフォームは企業の業務効率化に大きく貢献できるのです。

IDaaSの市場で圧倒的なシェアを誇る

オクタはIDaaS(Identity as a Service)の市場において、圧倒的なシェアを誇っています。

IDaaSは様々なサービスのログイン操作をクラウドで集約管理するソリューションで、企業のセキュリティ強化や運用の効率化に重要な役割を果たしています。

オクタのプラットフォームは高度なセキュリティ機能と使いやすさを兼ね備えており、多くの企業がその価値を認識しています。

その信頼性と堅牢なソリューションにより、オクタはIDaaS市場で成長していくことが期待されています。

IT領域の公正な調査に定評のあるGartner社から高い評価を獲得

オクタは、IT領域の公正な調査とアドバイザリー業務に定評のあるガートナー社より、2017年から2022年まで6年連続で「Magic Quadrant」におけるリーダーに選出されています。

ガートナー社は、オクタを「IAM市場において、最も優れたソリューションを提供している企業」と評価しています。

オクタはユーザーの認証とアクセス制御を統合的に管理することで、安全性が担保されており、他の競合製品と比べても抜きん出たポジションを確立しています。

オクタ(OKTA)の株価、今後の見通し、将来性

以下はオクタ(OKTA)のリアルタイム株価チャートです。


上場から4年でテンバガーを達成

オクタの株価推移は、2017年4月の上場からコロナショックを経て2021年まで右肩上がりで推移していました。

その間の株価は上場日の始値23ドルから2021年5月の高値294ドルまで4年程度で10倍以上上昇し、テンバガーを達成しました。

特に2020年3月から1年間の伸びが凄まじく、株価は88ドルから3倍以上上昇したことになります。

これは、コロナウイルスの感染拡大によって、企業のデジタルトランスフォーメーションの進展が加速し、クラウドベースのセキュリティソリューションの需要増加が背景にあります。

ただし、コロナ禍の収束が見えてきた2021年11月以降からは下落トレンドに入り、約1年後の2022年11月には44ドルをつけるほどまで株価は下落しました。

この下落はテクノロジー株全体が市場での評価に対して過度に高騰していたことによるもので、市場全体での調整が影響しています。

その後、株価は再び上昇の兆しを示し、2023年8月現在は70~75ドルの水準で推移しています。

オクタの株価の展望

オクタは、クラウドベースのIAMソリューション市場でリーダー的な地位を築いており、今後も成長が期待されています。

オクタの株価の将来性と今後の展望を支える要因としては以下が挙げられます。

  • 企業のデジタルトランスフォーメーションの進展
  • クラウドベースのセキュリティソリューションの需要増加
  • オクタの技術的優位性
  • オクタの強力なパートナーエコシステム
  • オクタの継続的なイノベーション

これらの要因を背景にオクタは今後も成長が期待されており、有望な投資先として注目されています。

オクタの業績・ファンダメンタルズ分析

ここからは、オクタの業績・ファンダメンタルズ分析を通じて、その成長性と安定性について探っていきます。

売上高推移や収益成長率、利益率、財務健全性などの指標を検証し、投資判断の際の重要な情報を紹介します。

オクタの最新決算情報

オクタは、2023年5月31日に2024年度第1四半期(2-4月)の業績を発表しました。

売上高は前年同期比24.8%増の5億1800万ドル、営業損益は1億6000万ドルの赤字(前年同期比赤字縮小)となりました。

オクタの売上高自体は好調で、毎期ごとに大幅な増収を達成しています。

これは、企業のデジタルトランスフォーメーションの進展や、クラウドベースのセキュリティソリューションの需要増加を背景に、オクタのソリューションへの需要が高まっているためと考えられます。

オクタの売上高(毎期増収傾向か?)

株価が上昇するためには増収傾向が継続しているか、最低でも前年同期比より良い数値を出していなければなりません。

オクタのような新興グロース株は毎期30%~50%程度の増収率を出したいところです。

以下グラフはオクタの売上高推移です。
オクタの売上高推移
※業績の通貨単位は「百万米ドル」

売上高成長率は毎期あたり40%~60%の範囲で推移しています。

高い水準での連続増収力には目を見張るものがあります。

オクタの営業利益率(目安10%以上が優良)

営業利益率は売上に対する営業利益の割合を示した数値です。

営業利益は「売上-経費」で計算し、本業によって稼いだ利益のことを言います。

営業利益率が高いということは「儲かるビジネス」を手掛けているというのがわかります。

現在、オクタの営業利益率は上場来マイナスが続いています。
オクタの営業利益率
※通貨単位は「百万米ドル」

直近の売上高営業利益率は-43.7%と前期よりは改善しましたが、売上が伸びているにも関わらず赤字幅も大きくなる傾向は変わっていません。

オクタのEPS(1株当たり純利益)

EPSは「1株あたりの利益(Earnings Per Share)」を意味します。

計算式は「当期純利益÷発行済株式数」です。

EPSが伸びると、株価に織り込まれて上昇しやすくなります。

オクタは赤字のためEPSもマイナスで推移しています。
オクタのEPS

EPSがプラスに転じなければ、株価も上昇しにくくなります。

オクタの営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは「本業を運営中に入金または出金されたお金がどれくらいあったのか?」を表す現金収支の数字です。
オクタの営業キャッシュフロー
※通貨単位は「百万米ドル」

オクタの営業キャッシュフロー(営業CF)はプラスの状態が続いています。

増収が続いていて営業キャッシュフローもプラスで推移しているので事業が好調な様子がわかります。

今後の投資資金も本業の収入で賄えるので、健全な経営がしやすいことが伺えます。

オクタの現金等残高(業績悪化の耐性は?)

オクタの通期決算ごとの現金残高の推移です。
オクタの現金等残高
※通貨単位は「百万米ドル」

ピーク時よりは半減していますが、前期比で+1.5%と現金の急減に歯止めがかかっているのがわかります。

大幅な投資がある程度終わってプラスに転じたのか、一時的な踊り場なのか、判断が分かれる状況です。

オクタの自己資本比率(目安40%以上が健全で高いほど良い)

自己資本比率(株主資本比率)は、現状の財務が借金体質なのか、財務健全性を測る指標です。

高ければ高いほど財務が安定していて、数値的には「40%以上:健全」「70%以上=極めて健全」な状態と言われています。

少なくとも30%程度の数字は欲しいところです。

オクタの自己資本比率は58.7%です。
オクタの自己資本比率

赤字体質ではあるものの外部資本に頼るのを最低限にとどめ、比較的堅調な経営が見込める状態です。

オクタの配当金・配当利回り

オクタは現在株主への配当を出していません。

株主に配当を出すよりは、剰余利益を将来の事業成長に割り当てたいという方針なのでしょう。

オクタの当期純利益(毎期増益傾向か?)

オクタの当期純利益は赤字が続いています。
オクタの当期純利益
※通貨単位は「百万米ドル」

毎期ごとに売上は大幅な増収を達成していて素晴らしいのですが、それに連れて赤字幅も大きいままなのが気になります。

引き続き増収傾向はキープしつつ、最終益が黒字転換すれば、株価は大きく上昇に転じるはずです。

オクタ株の買い方、購入できる証券会社

ここからはオクタ株を買うことのできる証券会社と手数料や銘柄数等のスペックを比較していきます。

ここでは、オクタ株の買い方と購入できるネット証券会社をご紹介します。

株式を購入してオクタの成長に投資したい方は、使いやすいネット証券を利用してみましょう。

オクタ株式の現物取引が可能なネット証券会社一覧表

オクタ株式の現物取引ができる優良なネット証券会社を厳選して一覧表にまとめました。

現物取引可能業者 米国株取扱銘柄数 手数料 オクタの取扱い
DMM 株 2,099銘柄 無料
※売買時の為替スプレッドとして1ドルあたり 25銭がかかる
丸印
あり
楽天証券 約5,000銘柄 約定代金の0.495%(税込)
※最大22米ドル(税込)
丸印
あり
SBI証券 3,040銘柄 約定代金の0.495%(税込)
※最大22米ドル(税込)
丸印
あり
マネックス証券 約5,000銘柄 約定代金の0.495%(税込)
※最大22米ドル(税込)
丸印
あり

これらのネット証券会社は信頼性が高く、使いやすいプラットフォームを提供しています。

これからオクタへの投資を考えている方は、上記の口座を活用すれば、簡単にオクタの株式を取引することができます。

レバレッジを効かせて大きく利益を狙うならCFD取引がおすすめ

レバレッジを効かせてオクタ株で大きく利益を狙いたい方にはCFD取引がおすすめです。

CFD(Contract for Difference)取引は、少額の証拠金で大きな取引が可能なため、投資額に対して最大5倍のレバレッジをかけることができます。

空売りもできて、信用取引のように金利もかからず、少ない資金で多額の取引ができるため、利益を最大化できるのがメリットです。

オクタ株であれば、1株あたり200円~300円程度の少額から取引できるようになります。

オクタ株のCFD取引ができるネット証券会社一覧表

オクタ株のCFD取引が可能なネット証券会社は下の一覧表のとおりです。

CFD取引可能業者 米国株取扱銘柄数 手数料 オクタの取扱い
GMOクリック証券 147銘柄 無料
バツ印
なし
IG証券 約17,000銘柄 2.2セント/株
丸印
あり
サクソバンク証券 約6,000銘柄 約定代金の0.15%
丸印
あり
SBIネオトレード証券 31銘柄 無料
バツ印
なし

現在オクタ株のCFD取引に対応しているネット証券は、IG証券サクソバンク証券の2社のみです。

オクタへの投資をお考えの方は、上表を参考にして口座開設してみてくださいね。

まとめ

以上オクタの企業情報や将来性、ファンダメンタルズ分析、株価推移、株の買い方について紹介しました。

クラウドサービスが増えるほど、ユーザーが複数のアカウントを管理する必要があり、オクタのようなシングルサインオン(SSO)での利用シーンは増え続けることが想定されます。

それを見越した上で、

「オクタ株式を早いうちから持っておきたい」

という方は、オクタ株を買うことのできるネット証券へ口座開設をしておくことをおすすめします。

以下がオクタ株の現物取引に対応しているネット証券会社4選です。

  1. DMM 株
  2. 楽天証券
  3. SBI証券
  4. マネックス証券

CFD取引でオクタ株の取引をしたい方は以下2つのネット証券を利用してください。

  1. IG証券
  2. サクソバンク証券

上記したネット証券の口座開設は無料でできます。

まだ口座開設をしていない方は、米国株投資の準備として、ひとまず開設だけしてみてはいかがでしょうか。

著者情報
投資歴10年。日本株・米国株投資、FX、仮想通貨、不動産、インデックスファンド、なんでも手広く投資中。普段はコツコツ、鉄火場や期待値の高い相場の時だけ大きく張るの…

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