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みなさんは株主優待でどんなものがもらえたらうれしいですか?めったに手に入らない珍しいものだったり、新商品を誰よりもさきに試してみたいと思う人もいるかもしれませんね。逆にもらっても使える場所が限られていてなかなか利用できないクーポンや、場所を占領しているにも関わらずなかなか消費できないものは人気がないようです。
つまり使える場面が多く、比較的簡単に使い切ることのできるものが人気だということになります。
さて今回は、中部地区を中心に「葬儀会館ティア」を展開している株式会社ティアの株主優待情報をおとどけします。ティアの株主優待は先ほど紹介した条件に当てはまるお米です。
目次
葬祭業で中部地区初の上場企業ティア
ティアは葬祭業では中部地区初となる上場を果たした企業です。「葬儀会館ティア」を運営し、故人からの「ありがとう」、遺族から故人への「ありがとう」、遺族から葬儀を通じてティアに言ってもらえる「ありがとう」という3つの「ありがとう」を日本で一番言われる企業を目指しています。
株式会社ティアは1997年の創業で代表取締役社長は冨安徳久氏、東証1部に上場し資本金は2016年9月現在で11億59百万円です。
ティアが運営する「葬儀会館ティア」の葬儀ビジネス
株式会社ティアは「葬儀会館ティア」を中部・関西・関東を中心に運営しており、会館での葬儀の他、寺院や個人宅、公共施設での葬儀・法要も請け負っています。また、葬儀だけではなく、遺族からの相談に応じたアフターフォローも行っています。
「葬儀会館ティア」は直径3キロ圏内に多店舗展開するドミナント方式を採用しており、会館の相互補完性を高め、高いシェアと稼働率70%を誇っています。葬儀ビジネスへの参入を考えている企業向けにフランチャイズ制度もあるほか、葬儀以外でも「終活セミナー」「葬儀のお勉強会・相談会」「人形供養祭」などの定期イベントを開催、社長の富安氏が講師をつとめる「命の授業」も年間150本を超える活動となっています。
ティアの創業からこれまでの流れ
「葬儀会館ティア」を運営する株式会社ティアは1997年の創業、2014年の東証1部上場、2015年の年間売上100億円達成と成長してきました。ここまでの道のりを簡単に振り返っておきます。
1997年、社長の富安氏が従来の葬儀社の葬儀価格の不透明さや会社の方針に反発して創業しました。翌1998年1月には第一号店であるティア中川がオープン、2002年には名古屋市外での初出店となるティア西枇杷島をオープン。翌年2003年にはティアのフランチャイズ展開を開始しその後も会館を次々にオープンしました。
2006年には関西第一号店、2012年に関東第一号店をオープンすると、2014年には東証1部銘柄に指定、中部地区では葬祭業者としては初の出来事でした。同じく2014年には40号店をオープンし、2015年、年間売上100億を突破、2016年には東京都内に初出店するなど、これからの成長が楽しみな企業です。
株式会社ティアの株価や配当
事業の種類:サービス業 | 優待の価値:— | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食品 | 9月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
747円 | 1.09% | — | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
74,700円 | 100株 | 8円 |
約7万円でお米が3kg、毎年届く
ティアの株主優待は、飲食料品の優待の中でも人気の高いお米です。単元株数100株以上を9月末日時点で保有する株主に11月下旬ごろから順次発送されるようです。もらえるお米の量は3kg~10kgで保有する株式数によって変わります。
以下が保有する株数ともらえるお米の関係です。
■1,000株以上3,000株未満保有の場合 お米5kg
■3,000株以上保有の場合 お米10kg
もらえるお米の銘柄については正式には発表されていませんが、北海道のゆめぴりかがもらえるという情報もあります。
業績のチェックは株の基本。株を買う前に必ずチェックしましょう
東京都内にも出店し、これからの成長が楽しみな中部地区発祥のティアです。株主優待が比較的低投資で受けられ、しかも優待内容がお米ですから、気になる人も多いのではないでしょうか。株を買おうと考えているのであれば、まずは業績のチェックですよね。
株式会社ティアの直近2期分の業績と今期の予測を簡単にまとめてみました。
2期前(2015年9月期)
売上高:10,205
営業利益:1,077
経常利益:1,022
1期前(2016年9月期)
売上高:10,594
営業利益:1,094
経常利益:1,072
来期(2017年9月期)会社予想
売上高:11,420
営業利益:1,175
経常利益:1,150
(単位は百万円)
直近の2期は増収増益を達成、今期もまた増収増益が見込まれています。この第1四半期の経常利益進捗率は35%と順調に来ているように思われます。
約7万円の投資でお米が3kg
ティアの株主優待は100株以上の保有からもらうことができます。お米は最大で10kgまでもらうことができますが、そのためには3,000株を保有する必要があります。投資効率で言えば、100株でお米を3kgもらって方が断然お得だと言えます。
株式会社ティアの株は7万円程度の少額で購入できることから、少額で複数の銘柄の株を持つ投資家や、まずは株を始めてみたいという人におすすめできます。もちろん株主優待は日本人の主食お米ですので、もらって損はないと思いますよ。
ティアの株主優待、企業情報まとめ
ティアは葬祭業の不透明な慣習を打ち破ろうと、現社長の富安氏が「葬儀価格の完全開示」「適正な葬儀費用」を提唱し創業しました。創業以来順調に葬儀会館ティアを展開し、2015年には年間売上100億円を突破し、2016年には東京都内にもオープンしています。業績も増収増益が続いており、今後の見込みもよく、成長が楽しみな企業の1つだと言えるのではないでしょうか。
そんなティアの株主優待委ではお米がもらえます。100株の保有でお米が3kg、1,000株では5kg、3,000株以上になると10kgのお米がもらえます。株主優待だけを考えるのであれば、投資効率としては100株で3kgもらうのが一番効率がいい方法です。
少ない投資額で株を購入したい、いろいろな銘柄の株を持っていたいという人には低投資額で優待まで受けられるティアがおすすめできます。