• 高見澤の株主優待は自社製品「なめ茸志賀の郷」。建設資材製造販売や燃料配送など多くの事業を展開
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優待は1,000株以上で自社製品「なめ茸志賀の郷」が貰える

2017年10月14日

高見澤という企業はご存じでしょうか。長野県を中心にした地域密着型の多角的総合企業であり、60年以上の歴史を持ちます。建設関連やカーライフ関連、住宅・生活関連の事業を手掛け、コンクリート二次製品や宅配水、ベイクドチーズケーキなど、さまざまな製品を製造販売しています。

高見澤の株主優待はどのような内容で、利回りは高いのでしょうか。ここでは、高見澤の株主優待情報や企業情報、投資情報などについて紹介します。普段から、高見澤の製品を購入したりサービスを利用している方は、ぜひ参考にご覧ください。

建設・カーライフ・住宅・生活など地域密着型の多角的総合企業

高見澤は、1951年設立で60年以上の歴史を持つ地域密着型の多角的総合企業です。
コンクリート二次製品や建設資材の製造販売を行う「建設関連事業」や、サービスステーションや軽油、灯油などの燃料全般の配送・販売をする配送センターを運営し、カーライフをサポートする「カーライフ関連事業」、宅配水クリクラやオリジナルチーズLacty Lifeの製造、不動産関連などを行う「住宅・生活関連事業」など、幅広く事業を展開している企業です。

他にも、高速道路や橋梁の補修工事や自動車整備工場の運営、きのこ加工品製造販売、ゴルフ練習場経営、チーズケーキの製造販売、青果物の販売、構造遺物の耐震補強工事、一般貨物運送業務など、さまざまなことを行っています。
また、コンクリート事業に関しては、開発研究所にて日々新製品の開発に取り組んでおり、特許権や実用新案権、意匠登録権、商標登録権なども複数の実績があります。

「高見澤では何を製造しているのか?」コンクリート二次製品や宅配水など

高見澤では、

  • 各種コンクリート二次製品
  • なめ茸を中心としてキノコ類
  • 宅配水クリクラ
  • ナチュラルチーズ
  • ベイクドチーズケーキ
  • ピッツァ

など、さまざまな製品を製造販売しています。

「高見澤の実績や歴史」昭和26年に株式会社高見澤商店としてスタート

高見澤は昭和26年設立で資本金は12億6,430万円、従業員数345名、売上高199億円の企業です。昭和26年に青果販売を目的として株式会社高見澤商店を設立します。昭和46年には合併にあたり株式会社高見澤へと社名を変更します。
同年、中野砂利採取株式会社、中野陸送株式会社、千曲生コン株式会社、高見澤興産株式会社、高見澤商事株式会社の5社を吸収合併して事業部制を採用します。

昭和49年には建設資材の販売を目的として建材事業部を開設します。昭和50年にはアップルラインゴルフセンターを開設。平成7年には日本証券業協会に株式を店頭登録します。同年、生コンクリート製造・販売を目的として、中国山東省溜博物資配套股有限総公司と合弁で溜博高見澤混凝土有限公司を設立します。

平成8年には生コンクリートやコンクリート二次製品の製造・販売を目的として、直江津臨港生コン株式会社を設立します。平成11年には産業用電気機械器具や電設資材などを取り扱う昭和電機産業株式会社を子会社化し、平成13年には農業用機械製造販売を行うオギワラ精機株式会社を子会社化します。

平成16年にはジャスダック証券取引所に株式を上場します。平成19年には請負工事事業の株式会社アグリトライを子会社化。平成22年にジャスダック証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。
平成24年には現地向け生コンクリートの製造・販売を目的に烟台森浩経貿有限公司と合弁で烟台市長野建材有限公司を中国に設立します。平成25年に東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQに上場。平成27年には株式会社ナガトクを、平成28年には不動産事業の株式会社セイブを子会社化します。

株式会社高見澤の株価や配当

ここでは、高見澤の株価や利回り、必要投資金額などについて、確認していきましょう。
高見澤の権利確定日は6月末日で優待は年1回です。実際に投資を検討する場合は、下記数値だけでなく、最新の情報や推移も確認しましょう。

事業の種類:建設業 優待の価値:—円
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
飲食料 6月末日 年1回
株価 配当利回り 優待利回り
517円 0.97% —%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
517,000円 1,000株 5円

株主優待は1単元以上保有で自社製品「なめ茸志賀の郷」が貰える

高見澤の株主優待は、自社製品が受け取れます。

■1,000株以上保有の場合、自社製品「なめ茸志賀の郷」
(なめたけ、唐辛子、かきの木茸、たけのこ、山椒、野沢菜)

高見澤のグループ会社および関連会社は下記のとおりです。

高見澤のグループ会社及び関連会社
昭和電機産業株式会社(電設資材、産業機械、空調システムなどの販売)
オギワラ精機株式会社(農業用機会の製造販売など)
株式会社アグリトライ(受託の新築工事や断熱工事、リフォーム工事など)
株式会社ナガトク(漬物や乾物等を中心とした企画・製造・卸売など)
株式会社セイブ(新築一戸建て、中古住宅、マンション売買など)
株式会社スマイルハウス(新築戸建住宅設計施行、住宅リフォームなど)
溜博高見澤混凝土有限公司
烟台市長野建材有限公司
山東建澤混凝土有限公司

前期は業績大幅悪化も2017年6月期は通期予想に対して順調に推移


2016年6月期業績
売上高 :486億9,400万円(前年対比−13.0%)
営業利益:9億4,700万円(前年対比−12.2%)
経常利益:7億500万円(前年対比−46.7%)
利益  :7億100万円(前年対比−34.0%)
2017年6月期の会社予想
売上高 :515億円(+5.8%)
営業利益:7億8,000万円(−17.6%)
経常利益:8億円(+13.5%)
利益  :5億5,000万円(−21.5%)
第3四半期業績(2017年5月公表)
売上高 :407億2,800万円(前期比+10.1%)
営業利益:7億9,000万円(前期比−7.4%)
経常利益:8億200万円(前期比+7.4%)
利益  :6億3,400万円(前期比−22.0%)

通期予想に対する経常利益の進捗率は約100%、利益の進捗率は約115%と順調に推移しています。2017年6月14日現在のPERは7.90倍、PBRは0.50倍、年初来高値は623円、年初来安値は347円です。

業績が予想に対しては順調な進捗であることから株価が上昇し、ここ5年間で見ても高値圏に位置しています。しかし、前期の業績悪化や今期も利益は前期比減予想なため、まだ割安感があります。通期業績がさらに上向くようであれば、株価が大きく上昇する可能性がありますので業績推移を見守りたいところです。

必要投資金額50万円以上優待のリターンは決して高くない

高見澤の株主優待は1,000株以上保有で自社製品「なめ茸志賀の郷」が受け取れます。食料品なため主婦には嬉しいですが、必要投資金額は517,000円であり、投資額に対してリターンは高いとは言えません。
前期業績が悪かったですが、今期は第3四半期段階で通期予想に対して利益進捗率115%と順調です。株価は上昇するも、それでもまだ割安感のある状態で推移しています。通期でどれくらい上振れできるか次第で、業績の回復の兆しが見え多くの投資家に買われそうです。

必要投資金額も50万円以上で配当利回りも低いため、あくまでも優待や配当を目的とするのではなく、売買益を目的とした投資対象として検討した方がいいでしょう。投資のタイミングに関しては、できれば業績の回復の兆しが見えてから判断したいものです。投資資金に余裕のある方や、日頃から高見澤製品やサービスを利用している方にオススメです。

株主優待目的としてはややハードルが高い銘柄あくまでも売買益を狙いたい

高見澤は長野県を中心として地域密着でさまざまな事業を展開する多角的総合企業です。主軸の建設関連事業以外にも、青果物の販売、構造遺物の耐震補強工事、一般貨物運送業務や、宅配水クリクラ、ナチュラルチーズなどの製造販売も行っています。株主優待は自社製品でもある「なめ茸」になっています。

必要投資金額が高めなので、投資資金に余裕がないと手が出せません。前期の業績が悪かったこともあり、今後の業績次第ですが、中長期で保有して売買益を狙いたいところです。興味がある方は、ぜひ検討してみてください。

著者情報
株主優待が大好き。 桐谷さんのように優待だけで生活するのが夢。 でも不動産投資やFXにも魅力を感じている今日この頃。

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