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IT系の企業の銘柄に投資をしようとするとき、その事業内容が分かりにくかったりすることはありませんか?今回紹介するシステムインテグレータは比較的わかりやすく、実績も明確にHPなどに記載されている会社です。
なぜわざわざIT系のシステムインテグレータの情報をご紹介するかと言えば、それは株主優待でお米がもらえるからなのです。システムインテグレータの株主優待は条件が少しだけ複雑ですが、社長の故郷である新潟県のコシヒカリがもらえるのでぜひとも購入を検討したい銘柄のひとつです。
目次
ERPの請負開発とWeb関連中心のパッケージソフト販売・保守が両輪
システムインテグレータは1995年の設立以来、無借金経営を続けており、代表取締役社長は梅田弘之氏で東証1部に上場しています。事業内容は会計、販売、調達・在庫、生産管理、人事・給与などすべての業務が完全統合したERPの開発とECサイトの構築・リニューアルをするパッケージソフトの販売を手掛けています。
2009~11年にかけて、リーマンショックによる業績の落ち込みを経験しましたが、それでも無借金経営を貫き、2012年にはリーマンショック前の水準まで業績を回復しました。海外展開にも乗り出し、中国市場をターゲットに現地代理店を通じて自社の製品を販売しています。
「時間を奪うのではなく 時間を与える」ソフトウェア
システムインテグレータはベンチャー企業として1995年の創業以来、海外のソフト真似ではなく、将来を見越した独自のソフトウェアを開発しています。
1996年には日本初となるECサイト構築ソフトのパッケージである「SI Web Shopping」をリリース。さらに2004年には日本初となるWeb型ERP「GRANDIT」も企画・開発しました。続けて2008年には、過去に類をみなし統合型のプロジェクト管理システム「SI Object Browser PM(OBPM)」を発売、2013年には特許を取得した設計支援ツール「SI Object Browser Designer(OBDZ)」をリリースしました。
これらの製品はゲームやSNSなどのような人から時間を奪うものではなく、生産性の向上を目的として時間を与えるソフトウェアとして開発されており、システムインテグレータのコーポレートスローガンにもなっています。
システムインテグレータの製品の強み
システムインテグレータの製品はどれも独自のアイディアで作られており、大きな実績をあげているものも多くあります。
ECサイトの構築・リニューアルのためのパッケージソフトである「SI Web Shopping」はカスタマイズ性が高く、今後の広がりが期待されるオムニ市場に対応しています。導入実績は1,100サイトで20年以上の歴史を持つ純国産パッケージであり、中堅から大手まで幅広い業種で導入されています。導入企業にはUCCやSHIBUYA109、ELLEを発行しているハースト婦人画報社などがあります。
web-ERPパッケージも全業務対応、多言語対応「DRANDIT」は800以上の企業で使われいます。14社からなるコンソーシアム方式で製品機能を拡充しているためさまざまな業種業態に対応しています。システムインテグレータは2013年2014年と2年連続「Prime Partner of the Year」を獲得しており、ライセンス数最多販売パートナーとなっています。
株式会社システムインテグレータの株価や配当
事業の種類:情報・通信 | 優待の価値:2,000円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食品 | 2月末日 | 8月末日 | 年2回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
696円 | 1.16% | 2.87% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
69,600円 | 100株 | 8円 |
(2017年2月23日現在)
減農薬減化学肥料の特別栽培農作物のコシヒカリの新米
システムインテグレータの社長である梅田氏は新潟県の出身です。そこで、システムインテグレータでは株主優待として社長の故郷である新潟県産のコシヒカリを株主に贈呈しています。
このコシヒカリは減農薬減化学肥料で特別栽培農作物になっています。おいしい上に安心安全なコシヒカリが株主優待でもらえるのはうれしいですね。
さて、株主優待を受け取るための条件ですが少し複雑です。権利が確定するのは8月なのですが、2月末日と同じ年の8月末日の両方で100株以上を保有している必要があります。つまり、最低でも6か月は株を保有していないといけません。8月末日に株を持っていて、次の年の2月までもっている、というのも対象外です。同じ年の2月と8月に株主でいる必要があります。
もらえるお米の量は保有する株数によって変わりますのでまとめておきます。
■2,000株以上8,000株未満・・・コシヒカリ新米 5kg
■8,000株以上・・・コシヒカリ新米10kg
100株の保有に必要な投資金額は7万円弱と比較的低額になります。また8,000株以上を保有すると10kgももらえてしまいます。
業績のチェックは株の基本。株を買う前に必ずチェックしましょう
システムインテグレータは独自のアイディアで時間を与えるソフトウェア開発をしています。創業以来無借金経営をしているようですが、業績はどうなのでしょうか?株の基本は業績のチェックから、ということで過去2期の業績を見てみましょう。
2期前(2015年2月期)
売上高:3,101
営業利益:-733
経常利益:-731
1期前(2016年2月期)
売上高:3,539
営業利益:444
経常利益:447
来期(2017年2月期)会社予想
売上高:3,300
営業利益:250
経常利益:253
(単位は百万円)
今期は減収減益が予想されています。今後の海外展開や成長戦略でどのように業績を伸ばしていくかに注目したいですね。
配当、優待ともに利回りがいい
システムインテグレータは2014年に東証1部に上場しています。ERPやECサイト関連のソフトウェア開発・販売を行っており「時間を奪うのでなく時間を与えるソフトウェアを創り続ける」ことをスローガンに中国市場にも展開しています。
そんなシステムインテグレータの株を保有することでシステムインテグレータを応援できることに加え、配当や株主優待を受け取ることができます。配当は1株あたり8円で利回りは1.16%です。優待は社長の故郷である新潟県のコシヒカリの新米でしかも減農薬減化学肥料の安心安全なお米です。
単元株数は100株で現在の株価だと7万円弱の投資でシステムインテグレータの株主になれます。比較的低資金でも配当や優待を受けられる点がおすすめです。
システムインテグレータの株主になって安心安全でおしいいお米をもらおう
会社の設立以来、無借金で独自のアイディアでソフトうウェアを作り続けているシステムインテグレータの株主優待制度についてみてきました。
株主優待を受けるためには2月末日と同年の8月末日に株を100株以上保有していることが必要でコシヒカリがもらえます。このコシヒカリは減農薬減化学肥料で特別栽培農作物として安心しておいしくいただけるものです。社長の梅田氏の故郷である新潟県産ですから品質はまちがいないでしょう。