優待は100株以上保有で1,500〜2,000円相当の青森名産のリンゴ

サンデーという企業をご存じですか。東北に住んでいない方はピンとこない人の方が多いと思います。サンデーは東北エリアを中心として地域密着型のホームセンターなどを展開している、イオンの子会社です。
東北エリアだけで100店舗近くも展開していて、地域の人にはなくてはならない存在です。

サンデーの株主優待はどんな内容なのでしょうか。また、投資対象としてはどれほど魅力があるのでしょうか。ここでは、サンデーの株主優待情報や投資情報、企業情報について、紹介します。
特に東北エリアに在住で、普段サンデーの各店舗を利用している人は、チェックしてみましょう。

Save Money Good Life（節約による豊かな暮らしの実現）をスローガンとして展開

サンデーは1975年に設立し、資本金32億4,189万円、売上高474億円、従業員数581名の企業です。ホームセンターや、ホームマート、イオンスーパーセンター、カーショップガテラを東北6県に99店舗展開しています。
イオンの連結子会社化でもあり電子マネーWAONも使えます。

「Save Money Good Life（節約による豊かな暮らしの実現）」というスローガンのもと、DIY用品を中心として、住まい、暮らし、余暇関連のリーズナブルな価格で質の高い製品を販売しています。
密度が高いドミナント戦略をとり、「あなたの街のホームセンター」として地域密着型の品揃え、店舗展開が特徴です。地元のお客さまのニーズに合わせてきめ細かいサービスや対応なども行っています。

最近では、新業態としてカーショップガテラ下田店を青森県上北部おいらせ町のイオンモール下田内に開店しました。
サンデーは、省エネのために店舗照明をLED化したり、クリーン＆グリーン活動・募金、イオン社会福祉基金、DIY・寄せ植え教室など、さまざまな社会貢献活動も行っています。

サンデーの展開する各店舗でさまざまな製品を製造販売している

サンデーでは、

• ホームセンター
• ホームマート
• イオンスーパーセンター
• カーショップ

などで、

• 園芸
• レジャー用品
• カー用品
• 作業衣料
• 木材
• 金物
• 工具
• 塗料
• ステーショナリー
• 寝具
• インテリア
• 収納用品
• 家庭雑貨
• 加工食品

など、さまざまな製品を製造販売しています。

設立40年以上で99店舗を展開しているサンデーの歴史と実績

1975年に大工用品の販売を目的に株式会社サンダイヤーズマートを設立します。同年、1号店を青森県八戸市に開店。1976年には株式会社サンデーへ商号を変更します。

1984年には物流コストを削減するために八戸市に物流センターを開設します。
1986年には顧客管理と固定客の増加を目的として自社カードである「マイカード」を導入します。1990年にはCIを導入し、1991年にはプリペイドカードである「プリカード」の取り扱いを開始し、マイカードのキャッシングも開始します。1992年には株式会社淡路商店と合併。商号を株式会社サンデーへ変更。1995年に日本証券業協会に株式を店頭登録。1996年には岩手県に物流センターを開設。2003年にはイオン株式会社と業務・資本提携を図ります。

そして2006年にはイオン株式会社の子会社になります。2007年には山形県でホームセンターを展開する株式会社ジョイを連結子会社化します。
2008年にはイオンPOSサンデー全店で導入します。2011年にはイオン株式会社がサンデー株をTOB。同年、農家向けの収穫払いカードである「アグリッシュカード」を導入します。
おして、株式会社ジョイを完全子会社化します。2012年には自社カードであるマイカードの会員が100万人を突破。2013年にはホームセンターにイオンの電子マネーであるWAONを導入。2015年に株式会社ジョイを合併。2016年には店舗数が99店舗となります。また、同年、新業態であるカー用品専門店をオープンします。

株式会社サンデーの株価や配当

・サンデーの株価や利回り、必要投資金額について把握をしておきましょう。下記は5月1日現在のものですが、年単位の株価の動向もチェックするようにしましょう。

100株以上保有で青森名産の美味しいりんごが受け取れる

サンデーの株主優待は100株以上保有の場合に下記優待を受け取れます。

サンデーは、ホームセンターや、ホームマート、イオンスーパーセンター、カーショップガテラを青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島の東北6県に99店舗展開しています。

2017年は増収増益 2018年2月期も増収増益予想でPERは38.30倍！

株価は年初来高値1,743円、年初来安値1,533円、PER38.30倍、PBR1.71倍、自己資本比率は32.0%です。
ここ半年で見ると株価は緩やかな上昇を続けています。しかし、PERなどからは割高感が感じられるため、今後の業績推移が気になるところです。

投資するのであればキャピタルゲイン目的として検討したい

サンデーの株主優待は、必要投資金額163,600円で1,500円〜2,000円相当の青森名産のりんごが受け取れます。
しかし、優待利回りは0.61%前後と高くはありません。そのため、株主優待を目的としての対象としてはややハードルが高いです。配当利回りも0.61%と高くありません。あくまでもキャピタルゲインを目的とした投資対象として考えた方が良いでしょう。

業績は増収増益と順調に推移しており、2018年2月期も増収増益予想です。株価はここ半年緩やかな上昇が続いています。
PERは38.30倍で割高感がありますので、投資をするのであれば、できれば株価が下がった段階で検討したいものです。しかし、今後の業績次第ではさらに株価が上昇する可能性もありますので、今後の四半期業績に注目する必要があります。

優待内容は主婦やりんご好きには嬉しい必要投資金額も高くはない

東北エリアを中心として地域密着型のホームセンターなどを展開しているサンデー。東北エリア在住の方にはお馴染みの会社です。株主優待は利回りは低いものの、内容は青森名産のりんごと、主婦やりんご好きには嬉しい内容となっています。

配当利回りや優待利回りは低いですので、株主優待を目的として投資をするのはなかなか難しい部分があります。
普段からサンデーの各店舗を利用していたり、応援したい方は、あくまでもキャピタルゲインを目的とした方が良いでしょう。ただし、株価は割高感がありますので、できればもっと株価が下がるまで待ちたいところです。
株式投資初心者の方でも、手が届く必要投資金額ですので、興味がある方は検討してみてはいかがでしょうか。