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優待は1,000株以上保有で菓子詰め合わせと通販商品割引券

2017年4月28日

正栄食品工業という企業はご存じですか。

ナッツ類や乾燥果実などを輸入したり卸売する企業として業界内では有名です。創業100年以上の老舗企業でもあります。

正栄食品工業はどのような株主優待を受けれて、投資対象としてはどれくらい魅力的なのでしょうか。ここでは正栄食品工業の株主優待情報や企業情報、投資情報について紹介します。

創業100年を超え輸入・卸販売などを行う食品専門商社の正栄食品工業

正栄食品工業は、油脂類、原料乳製品、缶詰類、製菓原材料類、菓子・リテール商品類、乾燥果実・ナッツ類など6,000種類以上の品目を扱い輸入や卸売をしています。

また、食品メーカーとしての事業や工場施設などの賃貸も行っています。
国内には4社6工場、海外に3工場を持ち、さまざまなニーズに応えれるように体制を整えています。輸出入、流通・販売、清算の3つの事業を中心に展開しており、創業100年以上の老舗企業です。

フルーツ加工品や和菓子材料、乳製品、リテール商品など幅広く製造販売を行う

正栄食品工業では

  • プルーン
  • レーズン
  • ブルーベリー
  • ストロベリー
  • レモン
  • マンゴー
  • リンゴ
  • ジンジャー
  • アーモンド
  • クルミ
  • カシューナッツ
  • ナタデココ
  • タピオカ
  • 松の実
  • サンフラワーシード
  • パンプキンシード

などの他にも、栗加工品、和菓子材料、乳製品、製菓・製パン材料、業務用食材などを製造販売しています。

創業明治37年食材専門商社の正栄食品工業の歴史

正栄食品工業は、創業明治37年、設立昭和22年、資本金33億7,973万円、従業員数1,260名(連結)の企業です。明治37年に成光舎牛乳店として開業し、昭和22年に正栄食品工業株式会社を設立します。

大阪営業所や福岡営業所、北海道営業所などを開設し、昭和48年に筑波乳業株式会社と資本業務提携を締結します。昭和49年には株式会社京まろん、株式会社モンドを設立します。
昭和52年には東京農産株式会社、常陽製菓株式会社を設立しました。昭和60年にはアメリカのオレゴン州にSHOEI FOODS(U.S.A),INC.を設立します。

昭和61年には東京証券取引所市場第二部に株式を上場します。
昭和63年にアメリカカリフォルニア州にALGODON,INC.を設立します。平成2年にアメリカカリフォルニア州にFEATHER RIVER FOODS,INC.を設立します。

平成3年には株式会社イワサを設立。平成14年には正栄菓子株式会社を設立します。
平成14年には中国山東省青島市に青島秀愛食品有限公司設立、翌年15年には中国上海市に上海秀愛国際貿易有限公司設立。

平成16年には中国吉林省延吉市に延吉秀愛食品有限公司設立します。
平成16年には創業100周年を迎え、平成18年に香港正栄国際貿易有限公司設立します。平成19年には株式会社正栄デリシィを設立。平成20年にはサンスウィート社と業務提携契約を締結します。

平成23年にはアメリカ大使館より「米国農産物ホール・オブ・フェーム」を賜ります。

なとりの株価や配当、優待の内容

事業の種類:卸売業  優待の価値:割引券
優待の種類 権利確定月・日 優待回数
飲食料・商品券 4月末日 10月末日 年2回
株価 配当利回り 優待利回り
2530円 1.19% —%
必要投資額 単元株数 1株あたりの配当
253,000円 100株 30円

  (2017年4月6日現在)

株主優待の内容紹介

正栄食品工業の株主優待は1,000株以上の保有で菓子類詰め合わせと割引券を受け取れます。
正栄食品工業の単元数は100株からですが、優待を受けるには1000株以上の保有が条件となりますので確認しておきましょう。

1,000株以上3,000株未満保有の場合は、通販カタログ掲載商品の50%割引券1枚
3,000株以上5,000株未満保有の場合は、通販カタログ掲載商品の50%割引券2枚
5,000株以上10,000株未満保有の場合は、通販カタログ掲載商品の50%割引券3枚
10,000株以上保有の場合は、通販カタログ掲載商品の50%割引券5枚

正栄食品工業は国内・海外に加工会社や販売会社を多く展開しています。
正栄食品工業のグループ会社及び関連会社は下記のとおりです。

正栄食品工業のグループ会社及び関連会社
国内関連会社
株式会社正栄デリシィ
(チョコレート、ビスケット、クッキーなどの製造)
株式会社京まろん
(マロングラッセ、果実加工品、小売用商品などの製造)
株式会社ロビニア
(チョコレート菓子、原料用チョコレート製品などの製造)
筑波乳業株式会社
(練乳、粉乳、缶詰クリームなどの製造)
近藤製粉株式会社
(上新粉、もち粉、導明寺粉などの製造)
株式会社イワサ
(製菓・製パン用材料、製菓用機器などの販売)
海外関連会社
青島秀愛食品有限公司
(糖上げ加工、糖置換加工、レトルト殺菌・包装など)
延吉秀愛食品有限公司
(松の実の加工、各種ナッツ・シード類の加工など)
上海秀愛国際貿易有限公司
(製菓・製パン用原材料の輸出入、国内販売など)
上海秀愛国際貿易有限公司深圳分公司
(製菓・製パン用原材料の国内販売など)
上海秀愛国際貿易有限公司北京分公司
(製菓・製パン用原材料の国内販売など)
香港正栄国際貿易有限公司
(製菓・製パン用原材料の輸出入、国内販売など)
ShoEi Foods(USA),Inc.(SUSA)
(クルミ加工、プルーン加工など)
ShoEi Foods(USA),Inc.アルゴドン農園
(プルーン)(プルーン、くるみなど)

正栄食品工業の業績について

通期予想に対しての進捗率は、経常利益が約38%、利益が約38%で推移しています。
第1四半期セグメント別の業績では、国内はナッツ・ドライフルーツ、チョコレート製品などが販売増、乾果実類は販売堅調も売上は減、乳製品も前年実績を下回り、結果売上高は前年同期3.1%減、利益は前年同期21.8%増です。

2016年度の業績
売上高:1,016億8,900万円(前年対比−4.7%)
営業利益:47億500万円(+40.4%)
経常利益:46億2,700万円(+28.7%)
利益:29億8,100万円(+14.6%)
2017年10月期の会社予想
売上高:1,020億円(+0.3%)
営業利益:48億円(+2.0%)
経常利益:48億円(+3.7%)
利益:30億5,000万円(+2.3%)
2017年3月に発表された第1四半期業績
売上高:276億2,200万円(前年同期比−2.5%)
営業利益:18億1,100万円(+23.9%)
経常利益:18億3,600万円(+28.0%)
利益:11億7,200万円(+26.0%)

アメリカにおいては、為替の影響もありましたがクルミ事業が増収のため、利益は前年同期18%増です。
中国では、製菓・製パンなどの販売は堅調に推移したものの、為替換算の影響から、売上高は前年同期7.5%減、利益は前年同期122.1%増です。

株価の年初来高値は2,779円、年初来安値は2,098円、PERは14.14倍、PBRは1.28倍、自己資本比率は49.2%です。
株価はここ半年ほど上昇トレンドとなっていますが、まだ若干の割安感があります。

第1四半期業績においては、比較的順調に推移しています。今後の四半期業績をしっかりと注視したいものです。

正栄食品工業はこんな投資家にオススメ

優待目的でも利益目的としても投資対象として検討し得る銘柄です。
正栄食品工業の株主優待は、1,000株以上保有で受け取れ、必要投資金額は253,000円です。配当利回りは1.19%です。

優待内容は菓子詰め合わせと通販の割引券となっており、嬉しい内容となっています。第1四半期業績は比較的順調に推移しており、株価は上昇を続けています。
まだ若干割安感がありますので、株価は上がる可能性があります。

第2四半期業績も順調の場合は、通期予想を上振れする可能性が高くなりますので、業績推移を注視したいところです。
優待目的としてもキャピタルゲイン・インカムゲイン目的としても、投資対象として検討できる銘柄の1つです。

為替リスクなどもありますが、割安なタイミングで保有し利益を狙いたいところです。

株主優待は嬉しいお菓子と割引券業績も比較的順調に推移

菓子の詰め合わせと通販カタログ掲載商品の50%割引券を株主優待では受け取ることができ、主婦やお菓子好きな方にとっては嬉しい内容となっています。

第1四半期業績については、比較的順調で株価も上昇を続けています。
必要投資金額もそこまで高くはなく、株主優待目的の投資も十分検討できる銘柄です。ぜひ検討してみてください。

著者情報
オールマイティなトレーダーを目指して日々奮闘中 投資で5000万円貯める事が目標。 基本ビビりなので日々可愛い利益をコツコツ貯めています。

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