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サンセイランディックという企業はご存じでしょうか。不動産関連の仕事をしている方や、不動産投資をしている方は、知っている人もいるのではないでしょうか。
サンセイランディックは、不動産の権利調整ビジネスを行っている企業です。底地や居抜きの権利調整をし、資産価値を高め販売して利益を得ています。
サンセイランディックの株主優待はどのような内容なのでしょうか。ここでは、サンセイランディックの株主優待情報や企業情報、投資情報などについて、紹介します。
不動産関連株や10万円以下の銘柄を探している方は、参考にご覧ください。
目次
不動産権利調整のスペシャリストとして底地や居抜きの権利調整ビジネスを展開
サンセイランディックは、不動産の権利調整ビジネスを行っている企業です。複数の権利者がいて活用に制限のある不動産を買い受けて、権利関係を調整して不動産の価値を向上させたうえで販売をします。
メインとして扱っているのは複雑な権利関係が錯綜していて、不動産の中で取扱いが難しいとされる底地です。底地の他にも居抜きを扱っています。
「不動産の再生」をテーマに不動産権利調整のスペシャリストとして、底地問題を解決しています。
グループ会社のOne’s Lifeホームでは建築設計や管理、内装業・インテリアコーディネート、損害保険代理業務なども行っています。
また、社会貢献活動にも力を入れており、日本補助犬協会や子どもの未来応援基金、社会福祉法人日本点字図書館、特定非営利活動法人キッズドアなどの活動を応援・サポートしています。
設立40年以上不動産売買仲介・賃貸から始まったサンセイランディックの歴史
サンセイランディックは昭和51年設立で従業員数124名の企業です。
昭和51年に不動産の売買仲介及びマンション・アパート・ビルなどの賃貸や仲介事業を目的として、株式会社サンセイサービスが設立されます。同年、宅地建物取引業免許を取得します。
昭和62年には株式会社サンセイに商号を変更します。平成3年には底地の取扱いを開始します。
平成5年には不動産販売・仲介事業を目的として株式会社サンセイ住宅販売を設立します。平成9年には株式会社サンセイランディックへと商号を変更します。平成14年には株式会社サンセイコミュニテイを完全子会社化します。平成14年に宅地建物取引業免許を国土交通大臣免許に変更します。
平成17年には戸建の分譲を目的とした株式会社One’s Lifeホームを設立します。平成20年に底地の管理業務であるオーナーズパートナーを開始します。平成21年には株式会社One’s Lifeホームを完全子会社化します。
平成23年には大阪証券取引所JASDAQ市場に株式を上場します。平成25年には株式会社サンセイコミュニテイを吸収合併します。平成26年に東京証券取引所市場第一部へ市場変更します。平成28年に東京都千代田区丸の内へ本店を移転します。
株式会社サンセイランディックの株価や配当
ここでは、サンセイランディックの株価や利回り、必要投資金額などについて確認していきましょう。
権利確定日は6月末日で株主優待は年1回です。投資を検討する際は、下記数値だけでなく、過去からの推移や最新の業績なども確認しましょう。
事業の種類:不動産業 | 優待の価値:—円 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 6月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
767円 | 1.96% | —% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
76,700円 | 100株 | 15円 |
株主優待は100株以上保有でパンの缶詰オリジナルセット
サンセイランディックの株主優待は100株以上保有で株式会社パン・アキモトのパンの缶詰オリジナルセットが受け取れます。
■200株以上500株未満を1年未満は3缶 1年以上は4缶
■500株以上は1年未満は4缶 1年以上は5缶
サンセイランディックのグループ会社及び関連会社 |
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株式会社One’s Lifeホーム(建築設計、施工及び管理業務など) |
チェックしておきたい過去の業績、注目したい現在の業績やチェックポイント
2016年12月期業績
売上高 :123億円(前年対比+6.3%の)
営業利益:14億4,600万円(前年対比+11.3%)
経常利益:13億2,800万円(前年対比+11.0%)
利益 :8億5,300万円(前年対比+17.8%)
2017年12月期の会社予想
売上高 :144億4,800万円(+17.5%)
営業利益:14億6,600万円(+1.4%)
経常利益:13億7,400万円(+3.5%)
利益 :9億2,900万円(+8.9%)
第1四半期業績(2017年5月発表)
売上高 :21億200万円(前年同期比−11.7%)
営業利益:-1億3,200万円(前年同期は1億9,000万円)
経常利益:-1億4,500万円(前年同期が1億6,600万円)
利益 :-1億3,200万円(前年同期は8,400万円)
セグメント別の業績では、不動産販売事業は居抜きは増加したものの、底地と所有権が減少し、売上高・利益ともに前年同期比減。建築事業は戸建・リフォーム工事50件の販売により、売上高は前年同期比増、セグメント損失は4,100万円(前年同期は6,600万円の損失)。
年初来高値は817円、年初来安値は713円、PERは6.73倍、PBRは0.94倍、自己資本比率は58.7%です。
第1四半期段階で経常利益・利益ともに損失を出しており、苦しい立ち上がりです。株価は割安感がありますが、第2四半期業績でどれだけ回復できてるかによって、大きく変動しそうです。
株価は割安だが今後の業績推移を見たうえで投資判断をしたいところ
サンセイランディックの株主優待は100株以上保有で株式会社パン・アキモトのパンの缶詰オリジナルセットが2缶〜受け取れます。
必要投資金額は76,700円と10万円を切るため、負担も少ないです。株主優待目的としても十分検討できるのではないでしょうか。優待内容もパンの缶詰と実用的で、主婦や子どもにとっては嬉しい内容です。
2016年12月期は増収増益、2017年12月期も増収増益予想も、第1四半期段階ではメインである底地と所有権が減少したこともあり、経常利益や利益は損失を出しています。株価は割安感がありますが、今後の業績推移も見たうえで投資判断をしても良さそうです。少額の投資銘柄を探している方にオススメです。
10万円以下の少額の投資銘柄株主優待も飲食料品で実用的
サンセイランディックは、底地や居抜きなどの不動産の権利調整を行っている企業です。複数の権利者がいる複雑な不動産を買い受け、権利調整をして、資産価値を高めて販売しています。
サンセイグループでは、企画から土地開発、建設、施行、管理までプロデュースしています。
必要投資金額は10万円以下と手頃で、投資資金に余裕がない方や、株式投資初心者の方でも手が出しやすい銘柄です。株主優待もパン缶詰となっており悪くありません。興味がある方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。