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OUGホールディングスは国内最大規模の水産加工物卸売業です。
水産加工に関する多くの事業を展開しています。OUGホールディングスは、どのような株主優待内容で、投資対象として魅力的なのでしょうか。ここでは、企業情報や優待情報、業績関連情報など、紹介いたします。
目次
OUGホールディングスという企業の紹介
OUGホールディングスは、大阪市中央卸売市場の卸売業者として創業、平成18年にOUGホールディングス株式会社として持株会社となりました。
新しい水産物流通サービス業を創造するべくさまざまな事業を展開
OUGホールディングスは、様々な事業を展開しています。
- 荷受事業
- 食品加工事業
- 市場外事業
- 物流事業
- 養殖事業
- 保険・リース事業
大阪市中央卸売市場本場や和歌山市中央卸売市場などで卸売を行う水産物の荷受事業やサーモンを主に鮮魚や冷凍魚、米飯等の加工・販売など行っている食品加工事業、東北や関東、九州などの拠点で水産物の卸売を行う市場外事業を中心としています。
物流事業は大阪港舞洲食品流通センターでチルド加工品や水産物を仕分け・配送していて、九州近海漁場でマグロやブリ、ハマチなどの養殖事業、グループ会社の保険業務を主に行う保険・リース事業などです。
「水産物をコアとし、お客様に価値ある商品とサービスを提供することにより、食文化の発展に貢献する」という経営理念を元に、生産者から消費者までの水産物流通のトータルシステムを提供しています。
またグループ会社にて魚の養殖などを行っています。グループ会社の株式会社兵殖にて、マグロやブリ、ハマチなどの養殖、ダイワサミット株式会社にて寿司やおにぎりなどの米飯加工、株式会社トウニチ水産にて刺身のケンなどを製造・加工しています。
設立60年以上、東証一部上場で国内最大規模の水産物卸売り企業
OUGホールディングスは、設立昭和21年6月で資本金64億9,500万円の企業です。
昭和21年に株式会社大魚組を創業し、昭和36年には大阪証券取引所市場第二部へ上場します。昭和43年にコンピュータ管理システム、48年にはオンライン売上システムを導入。
昭和53年には大阪魚市場株式会社北部支社を設立し、56年には東部支社を設立。昭和63には売上高が3,000億円を突破します。平成3年には大阪証券取引所市場第一部へ上場します。平成18年には会社分割により持株会社体制へ移行します。
社名をOUGホールディングス株式会社へ変更します。
翌年19年には、子会社の大阪魚市場株式会社が、滋賀県魚市場株式会社と和歌山魚類株式会社を吸収合併をして、株式会社うおいちへ商号を変更します。同年、大栄太源株式会社を完全子会社化します。
平成20年には、株式会社スイチョク、大栄太源株式会社、やまは食品株式会社の3社が合併して、株式会社ショクリューが発足されます。平成25年には東京証券取引所市場第一部へ上場します。
OUGホールディングス株価や配当、優待の内容
株価や配当を表にまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。
事業の種類:卸業 | 優待の価値:3,500円相当 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 9月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
265円 | 2.26%% | 1.32% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
265,000円 | 1000株 | 6円 |
(2017年3月15日現在)
株主優待の内容紹介
OUGホールディングスの株主優待は1,000株以上で3,500円〜相当の水産加工品を贈呈しています。
5,000株以上保有の場合、7,000円相当の水産加工品(炭火蒲焼うなぎセットor塩紅鮭姿切)
OUGホールディングスは水産物事業や食品加工事業など多くのグループ会社を持ちます。
OUGホールディングスのグループ会社及び関係会社 |
---|
株式会社うおいち(水産物荷受事業) |
株式会社ショクリュー(市場外水産物卸売事業) |
株式会社兵殖(養殖事業) |
関空トレーディング株式会社(食品加工事業) |
ダイワサミット株式会社(食品加工事業) |
株式会社トウニチ水産(食品加工事業) |
舞洲流通センター株式会社(物流事業) |
株式会社トップ(保険・リース事業) |
OUGホールディングス業績について
OUGホールディングスの2016年度の業績は、売上高は前年対比+0.9%で3272億7,300万円、営業利益は前年対比+69.4%で19億7,500万円、経常利益は+49.8%で19億2,300万円、利益は前年対比+11.1%で11億1,000万円で増収増益です。
2017年3月期の会社予想は売上高+0.8%の3,300億円、営業利益は−3.8%の19億円、経常利益は−6.4%の18億円、利益は+8.1%の12億円です。
2017年2月に発表された第3四半期の業績は売上高は2,503億3,000万円、営業利益24億6,900万円、経常利益は20億8,500万円、利益は16億4,600万円です。
通期計画に対して経常利益は進捗115%、利益は137%と既に計画を捉え、このまま推移すれば上振れが間違いありません。
販売力・調達力の強化や業務の効率化などを積極的に行った結果です。
しかし、食品加工事業や物流事業などが売上・利益ともに増加しているのに対し、メインの水産物荷受事業や市場外水産物卸売事業の売上は前年同四半期比でマイナスとなっています。
養殖事業においては売上・利益ともにマイナスです。PERは12.16倍、PBRは0.71倍です。
OUGホールディングスはこんな投資家にオススメ
PER、PBRからは割安感のある銘柄なので中長期でじっくり持ちたい方にオススメです。
OUGホールディングスは、営業利益、経常利益とマイナス予想でしたが、第3四半期段階で前年同四半期業績を上回る業績です。
PER12.16倍、PBR0.71倍なので割安感があります。
今後の業績にもよりますが、割安感があるタイミングで判断しても良いでしょう。配当利回り2.26%、優待利回り1.32%と悪くありません。
いかに割安感のある内に保有し、インカムゲイン、キャピタルゲインを得れるかがポイントです。短期売買ではなく、中長期でじっくり持ちたい銘柄です。
株主優待は1,000株以上で3,500円相当の水産加工品と魅力的!
OUGホールディングスの株主優待は、持株数に応じて変わり、1,000株以上で3,500円相当の水産加工品(天然海老セットor干物セット)と魅力的です。
株主優待目的としても、十分恩恵を受けれる銘柄で、必要投資金額もそこまで高くありません。
また、配当利回りも低くなく、売買益も十分に狙えます。新鮮で美味しい飲食料が貰える銘柄ですので、投資対象として検討してみてはいかがでしょうか。