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日鉄鉱業という企業はご存知でしょうか。石灰石などを中心とした地下資源の採掘や供給などを行っている企業です。石灰石は業界トップクラスの生産量を誇り、海外でも銅鉱山の開発・操業をしていて、資源事業だけでなくさまざまな事業を展開しています。
ここでは、日鉄鉱業の株主優待情報や企業情報、投資情報などについて紹介します。高額銘柄や鉱業関連の銘柄を探している方や、さまざまな事業を展開している企業に興味のある方は、参考にご覧ください。
目次
資源事業や機械・環境事業、不動産事業、再生可能エネルギー事業など幅広く展開
日鉄鉱業は、石灰石など地下資源の採掘と供給を行っている鉱山会社です。業界トップクラスの生産量を誇る石灰石を主力商品とした鉱石部門や、チリ共和国のアタカマ銅鉱山の開発・操業などもしてる金属部門、独自に開発した鉄系無機高分子凝集剤ポリテツを中心に排水処理薬剤の販売なども行う環境部門、地球にやさしい環境対策商品などを扱っている機械部門などを展開しています。
資源事業や機械・環境事業だけでなく、オフィスビルやマンション経営などを行う不動産事業や水力や太陽光などの自然エネルギーの開発に取り組む再生可能エネルギー事業なども手掛けている企業です。
なにを製造しているのか?紙製靴中敷や喫煙室用プラズマ脱臭分煙機なども製造
日鉄鉱業ではさまざまな事業で多くの製品を生産・製造・販売しています。
資源事業では、
- 石灰石や砕石
- タンカル
- 石こう
- パルプ用チップ
- ドロマイト
- 特殊紙
- 鮮度包装資材
- 紙製靴中敷「アシート」
など。機械・環境事業では、
- ポリテツやテツフロック
- ダッシュエース
- 集塵機「シンターラメラーフィルター」
- 「ジオシンター」
- 喫煙室用プラズマ脱臭分煙機「プラズマダッシュスリム」
など。再生可能エネルギー事業では地熱蒸気及び熱水など、幅広く提供しています。
「実績や歴史」設立70年以上鉱山部門が独立して設立される
日鉄鉱業は昭和14年設立で資本金は41億7,600万円、従業員数は連結1,771名(平成29年3月末現在)の企業です。昭和9年に官営八幡製鉄所を中心として民間製鉄5社の出資により旧日本製鐵株式会社が設立されます。
昭和14年に石炭や鉄鉱石、石灰石などの製鉄原料の総合開発や安定供給を目的に旧日本製鐵株式会社の鉱山部門が独立して設立されました。
その後、東鹿越鉱業所や井倉鉱業所、船尾鉱業所、葛生鉱業所などを開設します。昭和29年には東京証券取引所市場第一部に上場します。昭和43年には三井金属鉱業株式会社などの共同出資で日比共同製錬株式会社を設立します。昭和46年には鳥形山鉱業所を開設し、昭和50年にはカレザリ銅鉱山の操業を開始します。
平成元年には不動産事業部門を設置します。平成3年にはコロンビアのエル・ロブレ銅鉱山の操業を開始します。平成9年には古河機械金属株式会社などの共同出資によって、オーストラリアにポート・ケンブラ・カパー社を設立します。平成15年にはチリのアタカマ銅鉱山の試操業を開始し、平成18年には日鉄鉱業が保有するポート・ケンブラ・カパー社の株式を古河メタルリソース株式会社へ譲渡します。平成25年には鹿児島事業所を開設します。
日鉄鉱業株式会社の株価や配当
ここでは、日鉄鉱業の株価や利回りについて見ていきましょう。
株価はここ1年上昇を続けています。年初来安値も5,390円で、現在は年初来高値付近を推移しています。投資を検討する際は、特定の日の情報だけでなく最新情報や過去からの推移情報についても確認するようにしましょう。
事業の種類:鉱業 | 優待の価値:—円 | ||
---|---|---|---|
優待の種類 | 権利確定月・日 | 優待回数 | |
飲食料 | 3月末日 | — | 年1回 |
株価 | 配当利回り | 優待利回り | |
7,180円 | 1.11% | —% | |
必要投資額 | 単元株数 | 1株あたりの配当 | |
718,000円 | 100株 | 80円 |
保有株数に応じてナチュラルミネラルウォーター「仙人秘水」が貰える
日鉄鉱業の株主優待は100株以上保有で、子会社の釜石鉱山株式会社が製造している弱アルカリ性ナチュラルミネラルウォーターの「仙人秘水」を受け取れます。
■500株以上1,000株未満保有の場合、「仙人秘水」2ケース
■1,000株以上保有の場合、「仙人秘水」5ケース
※1ケース…1Lペットボトル×12本
日鉄鉱業では「鉱山」「機械」「商事・サービス」「製造加工」の4分野のグループ会社が存在します。
日鉄鉱業のグループ会社及び関連会社 |
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鉱山関係 |
釜石鉱山株式会社(「仙人秘水」など鉱泉水の製造販売業) |
船尾鉱山株式会社(石灰石採掘販売、タンカル製造販売業) |
津久見石灰石株式会社(石灰石、タンカルの製造請負業) |
八戸鉱山株式会社(石灰石の採掘・販売) |
四浦珪石株式会社(けい石採掘販売業) |
津久見共同採掘株式会社(石灰石採掘請負業) |
葛生石灰砕石株式会社(ドロマイト、石灰石及び砕石の採掘、加工請負業) |
八茎砕石株式会社(砕石採掘販売業) |
アタカマ・コーザン鉱山特約会社(チリ、銅やその他鉱物の採掘・販売業) |
機械関係 |
株式会社幸袋テクノ(破砕機械及び電気機器製造販売業) |
津久見車輌整備工業株式会社(重土工機及び車輌等の整備・部品販売業) |
株式会社嘉穂製作所(輸送機械、電気機器の製造販売業) |
日本ボールバルブ株式会社(バルブ製造販売業) |
上海晋華環境浄化工程有限公司(中国上海、集じん機エレメントの製造業) |
商事・サービス関係 |
日鉄鉱コンサルタント株式会社(鉱山・土木等技術コンサルタント業) |
アイ総合技術株式会社(建設コンサルタント業) |
新和商事株式会社(機材の仕入・販売業) |
日鉄鉱建材株式会社(砕石販売、陸上輸送業、海運業、不動産管理業) |
日鉄鉱(上海)貿易有限公司(中国上海、機材の仕入・販売業) |
製造加工関係 |
日鉄鉱道南興発株式会社(生コンクリートの製造販売業) |
日比共同製錬株式会社玉野製錬所(製錬業) |
アテツ石灰化工株式会社(生石灰の製造販売業) |
北海道石灰化工株式会社(生石灰、消石灰の製造販売業) |
霧島地熱株式会社(地熱蒸気、熱水の供給事業の操業請負業) |
2018年3月期は減収減益予想第1Qの経常利益進捗率は約35%と比較的順調
2017年3月期業績
売上高 :1,073億2,500万円
営業利益:80億2,600万円
経常利益:74億7,400万円
利益 :72億8,900万円
2018年3月期の会社予想
売上高 :1,070億円(−0.3%)
営業利益:85億円(+5.9%)
経常利益:85億円(+13.7%)
利益 :50億円(−31.4%)
2018年3月期第1四半期連結業績(2017年8月4日発表)
売上高 :282億3,200万円(前期比+7.7%)
営業利益:28億9,100万円(前期比+101.7%)
経常利益:29億9,300万円(前期比140.6%)
利益 :18億3,100万円(前期比−38.6%)
第1四半期段階の経常利益の進捗率は約35%です。
セグメント別では、「資源事業」の鉱石部門は主力の石灰石と砕石の販売増加から売上高・利益ともに前期比増。金属部門も銅価の上昇などにより売上高・利益ともに前期比増でした。
「機械・環境事業」では、主力の水処理剤は堅調に推移したものの、一部の機械関連子会社の販売が落ち込み、売上高・利益ともに前期比減となっています。
「不動産事業」は、賃貸物件は順調に推移しましたが修繕費の増加によって、売上高は前期比増も利益は前期比減となりました。
「再生可能エネルギー事業」は、新たに太陽光発電所が稼働したこともあり売上高・利益ともに前期比増です。
2017年8月10日現在のPERは11.95倍、PBRは0.60倍です。株価はここ1年上昇局面です。
株価は割安感あり投資資金に余裕のある方におすすめの銘柄の1つ
日鉄鉱業の株主優待は100株以上保有でナチュラルミネラルウォーターの「仙人秘水」1ケースが受け取れます。必要投資金額は718,000円で、初心者には手が出し難い高額銘柄です。配当利回りも低めなことが予想されますので、あくまでも優待目的としてではなく、インカムゲインやキャピタルゲインを目的に投資をした方が良いでしょう。
2017年3月期は減収増益でしたが、2018年3月期は減収減益予想です。株価はまだ割安感がありますので、今後上昇する可能性も十分にあります。投資資金に余裕がある方や鉱業関連の銘柄を探している方におすすめです。
日本の基幹産業へ原料の安定供給を行っている鉱山会社
日鉄鉱業は業界内でトップクラスの生産量を誇り、国内外での地下資源の開発によって日本の基幹産業へ原料の安定供給を行っています。全国各地に石灰石鉱山を保有しており、石灰石や砕石、タンカルなどの鉱石関係や燃料関係、ファイン関係製品を生み出しています。株主優待を受けるには100株以上の保有が必要であり、70万円前後の投資資金が必要です。
優待内容はグループ企業が製造するナチュラルミネラルウォーターとなっています。優待利回りは決して高くありませんので、配当や売買益を狙って投資した方が良いでしょう。若干割安感もあるため、今後の業績次第ではさらに大きく株価が上昇する可能性もあります。興味がある方はぜひ検討してみましょう。